秋の休日　蘇我氏の足跡めぐり

2016/11/05 - 2016/11/05

11月　秋晴れの日に、蘇我氏の足跡を求めて飛鳥と樫原を　プチ散歩してきました。
しかーし、ヘタレな私はハイキングでもサイクリングでもなく、文明の利器＝バスでの飛鳥散歩です、はい～。

エリア 飛鳥(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は前々から　お天気がよければ飛鳥・橿原に遠足を♪と思っていたのに、前夜の深酒が祟り　家を出たのはかなり遅め。
近鉄電車に乗って　日帰り遠足に出発です。

橿原神宮駅から見る奈良の風景。
でも線路越しに見る山々は、飛鳥時代から変わらずそこに在ります。

飛鳥駅からバスに揺られて石舞台古墳に到着。

小学生の教科書にも載っているこの石舞台古墳は、7世紀に隆盛を誇った蘇我氏の総帥、蘇我馬子の墓と言われています。
（一説には、その父である蘇我稲目の墓とも）

奈良や大阪に点在する天皇陵、皇族陵は宮内庁の管轄で立ち入りはできませんが、この石舞台は豪族の墓であるため、一般公開されています。

嘗てはこの石の周りに盛り土が敷かれていたのですが、いつの頃からかこの石棺がむき出しとなり風雪にさらされてきました。

石室内に入ることもできます。

石舞台の第一ミッションをクリアしたので、とりあえずランチタイム。
鶴橋駅近くの焼肉屋さんで買った　すき焼き弁当を食します。

お次は、蘇我氏の氏寺として創建された飛鳥寺。
残念ながら　6世紀末に建てられた飛鳥寺は火災により焼失しており、現在の建物は江戸時代に再建されたものです。

こちらは、聖徳太子16歳のお姿を映したとされち木像。
（実際は室町時代の作です）

こちらが　飛鳥時代に建立された飛鳥大仏。
蘇我馬子と聖徳太子の発願にもとづき、609年　鞍作鳥によって造られた日本最古の仏像です。

阿弥陀如来像。

飛鳥寺から甘樫の丘を目指して歩きます。

銀杏の木も色づき始めました。

時間が有れば甘樫の丘展望台に上りたいな～と思っていましたが、今回はパスして次の目的地に急がないと･･･。

日本武尊によって「たたなづく青垣」と詠まれた　大和の大地。
いにしえのロマンを感じながら----。

30分に1本しかない　かめバス、でも春と秋以外は1時間に1本です、うげげ。

かめバスさん、いらっしゃ～い♪

近鉄電車に乗り畝傍御陵前で下車して徒歩5分、ここが橿原考古学研究所付属博物館です。

イメージキャラクター「イワミン」がお出迎え。

本日の遠足のテーマ、蘇我氏の発掘物を展示した展覧会が開かれているのです。

蘇我氏発掘物の説明はこちらをどうぞ～。
http://www.kashikoken.jp/museum/top-koushin/tenrankai/pdf/2016%20soga.pdf

弥生時代、古代の人々も可愛がっていた愛犬を埋葬していました。

石見遺跡の埴輪くん、なんと顔面タトゥーをしています。

ユーモラスな副葬品たちに　癒されます。
あっでも　イワミン君は釜山に出張中とのこと、ざんねん～。

古代の甲冑です。

藤の木古墳から出土した金銅製の履（うわばき）

復元したら　こんなにゴージャスになりました。

同じく冠を復元すると・・・

おお、ド派手なティアラだわ～。

太刀も笏も馬の鞍も　ぴかぴかのゴールドです。

博物館見学を終えて、奈良観光は終わりです。

さてと、晩ご飯だ～♪♪♪

鶴橋駅近くの　エノテカ・アルキミスタで晩ご飯です。

前菜その1　鱈の白子のクリーム仕立て。

前菜その2　モッツァレラと蛸のマリネ

前菜その3　牡蠣と鮪のカルパッチョ仕立て

牡蠣はジュレで頂きます。

戻り鱧と松茸のスープ、今回のお料理で一番気に入ったメニューでした。

ポルチーニ茸と蟹のパスタ

アンガス牛のタリアテッレ、もうお腹いっぱいですぅ～。
（お昼ごはんがすき焼き丼だったし）

デザートはカシスのムースとバニラアイス、最後はエスプレッソです。

蘇我氏巡りとイタリアンで過ごした　秋の遠足の一日でした。