2016/10/01 - 2016/10/01
15位(同エリア62件中)
FUKUJIROさん
- FUKUJIROさんTOP
- 旅行記347冊
- クチコミ132件
- Q&A回答95件
- 386,884アクセス
- フォロワー274人
JR北海道の廃線の歴史を見るとき、忘れてはならないのが幌内線です。
幌内線は、1882年(明治15年)に国内3番目の鉄道として手宮駅(小樽市)から道央の幌内炭坑までを目指した路線で、6年後には終点の幾春別駅(三笠市)まで開通しました。
国内最初の鉄道である新橋~横浜間や、続いて開業した大阪~神戸間は、どちらかといえば物見遊山の乗客を目的としていて、その時点では経済性などは追求されていませんでした。
一方、幌内線は石炭を主とする貨物輸送のための路線で、富国強兵を実践するための鉄道でした。
終戦後まで日本の基幹エネルギーであった石炭を運び続けましたが、国鉄分割民営化が行われた1987年(昭和62年)6月19日に最後の石炭列車(表紙写真)が運行し、そして7月12日に「さよなら列車」が運行しました。
翌13日付で全線を廃止し、国鉄からJRに移行しての最初の廃線という記録を残しています。
当時の三笠駅があった場所は、現在「三笠鉄道村」になっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 徒歩
PR
-
連日の宴会続きでこの日の朝もゆっくり起床です。
早起きしたら留萌線に乗って、廃線が決まっている留萌~増毛を「乗り鉄」したかったのですが、起床が遅れてしまったので、これから出発すると18時の懇親会に遅刻してしまいます。
ということで、留萌線をあきらめて、自動車なら約40分と聞いていた三笠鉄道村へ列車とバスで向かうことにしました。
まずは札幌駅からJRで岩見沢駅へ移動。岩見沢バスターミナルへ行き、インフォメーションのお姉さんに三笠鉄道村へ行きたいと伝えると、1分後にバスが出るというので、慌てて券売機で乗車券を購入、ギリギリ間に合いました。
お姉さんからは三笠市民会館で下車するように言われたので、降りたところのすぐ裏で市営バスのバス停を見つけました。
札幌から岩見沢までが840円。岩見沢BTから市民会館まで440円です。 -
これが三笠鉄道村へ向かう市営バスの時刻表です。
この日は土曜日、全部で8本です。
11時44分に乗ります。 -
市民会館から岩見沢バスターミナルへ向かう時刻表です。
2時間に1本です。15時9分に乗る予定を立てました。 -
市民バスは料金前払い。200円です。
-
乗客は私だけです。
市民税を納めていないのに、一人で乗って申し訳ありません。 -
ホテルを出てからおよそ3時間、ようやく到着しました。
免許のある方はレンタカーを使った方が良いですよ。 -
とりあえず、帰りの時刻を確認します。
14時41分に乗れば、市民会館で15時9分に乗り継ぎできそうです。 -
駐車場は広いです。もちろん、無料です。
たぶん、バスを利用する人はほとんどいないでしょう。 -
「鉄道発祥の地」のモニュメントです。
-
SLが黒い煙を吐いています。
-
近づくと、乗客の視線が私に来ます。
案内係の人が「乗りますか?」と聞くので、「はい」と応えて急ぎます。
乗車賃は300円。
私を待っていてくれました。 -
乗車体験は片道3分ぐらい。出発場所に戻っているところです。
-
S-304号機関車。
-
燃料はコークスのようです。
-
S-304号機関車。
-
慌てて飛び乗ったのは、正午発の始発列車でした。
-
鉄道記念館に入ります。
入館料は530円。 -
頂いたパンフレットです。
-
皆さんはホームページをチェックしてからお出かけください。
-
地質調査を行ったベンジャミン・スミス・ライマン。
ここから幌内炭田の採掘が始まります。 -
幌内鉄道の建設を指導したジョセフ・U・クロフォード。
水運で石炭を運ぶ案が有力の中で、鉄道の有利さを説得しました。 -
橋梁工事のジオラマ。
-
展示室。
-
昔、教科書に載っていた弁慶号の写真がありました。
-
弁慶号の説明。
-
往時の鉄道路線はこんな感じのようです。
-
2階は巨大ジオラマとビデオコーナー、休憩コーナーです。
昭和62年6月19日。
最後の石炭列車。スクリーンを写したので、画像は不鮮明です。 -
昭和62年7月12日。
幌内線、最後の列車。
そのときの記録映像をNPO科学映像館のホームページで見ることができます。
「さらば栄光の幌内線―その104年の光と影―(改訂版)」41分29秒。
http://www.kagakueizo.org/movie/industrial/5358/ -
昔の食堂車「ポロナイ号」を使用している食堂。
-
辛味噌ラーメンを食べました。
北海道らしく(?)羊味のスープでした。 -
蒸気機関車も展示してあります。
早くも14時半。バス停へ移動します。 -
今は誰も住んでいない炭坑住宅。
-
三笠市民会館に戻りました。
向かい側の公園にあった記念碑。
ここが「北海盆唄」の発祥地だそうです。 -
ご婦人が踊りの練習をしていました。
-
公園に立つ男性像。子羊を抱いています。
-
岩見沢駅に戻ってきました。
駅につながる「岩見沢市交流プラザ」、2007年に竣工、2009年にグッドデザイン賞を受賞した建物です。
バスターミナル側からの写真です。 -
「岩見沢市交流プラザ」には、北海道各地から集められたレールが使われています。
-
これは1907年製のレール。
-
こちらは2601年製のレール。
話題を呼んだ「未来のレール」です。 -
レールマニアには堪らないと思います。
-
岩見沢市交流プラザ。
-
中島公園駅に戻ってきました。
翌朝はここからバスで新千歳空港に向かう予定だったのですが・・・ -
日曜日の朝、中島公園の周辺は「札幌マラソン」のため交通規制されていました。
バスも走りません・・・ -
新千歳空港に到着後、昼食。
この牛さんがお迎えしている「竈」でハンバーグランチを食べました。札幌滞在中はほとんど海鮮系の食事だったので、ことさら美味しく頂きました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
北海道の旅
-
小さな旅、札幌と小樽
2013/06/12~
小樽
-
世界でたった一つのばんえい競馬に挑戦しました
2015/05/11~
帯広
-
日本一の秘境駅・小幌駅で過ごした30分間の記録です。
2015/10/01~
虻田・豊浦
-
一年振りの旅行で札幌のパワースポット・北海道神宮にお参りしました
2016/09/30~
札幌
-
石炭列車の夢の跡~三笠鉄道村を訪ねて
2016/10/01~
三笠・南幌
-
早春の小樽は、ゆっくりと暖かくなっていました
2018/03/25~
小樽
-
キウス周堤墓群を見る前に、千歳市埋蔵文化財センター展示室を見学しましょう
2019/06/20~
千歳・新千歳空港
-
野付半島をレンタカー&徒歩で堪能しました
2019/06/21~
標津
-
知床峠は霧の中で羅臼岳が見えなかったけれど、知床半島は楽しかったよ。
2019/06/21~
網走・知床・紋別
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 北海道の旅
0
45