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オランダ坂の南端で大浦石橋通りに突き当たる。すぐ右手は路面電車の終点「石橋」。<br /><br />大浦石橋通りの西側が大浦南山手居留地区で、東山手居留地は住宅と共に領事館の建物も多かったが、南山手地区は大半が住宅であったらしい。<br /><br />「石橋」駅の逆方向に大浦石橋通りとほぼ直角南西に向かう小道があり、グラバースカイロドと称するエレベータと動く歩道で、大浦南山手居留地区のシンボル・グラバー園の第2ゲートへ通ずる。<br /><br />エレベーターと、動く歩道を乗り継いで、券売所のある旧三菱ドッグハウスからグラバー園に入る。<br /><br />この辺りはグラバー園の南東端に当たり、通常の観光ルートからは一番奥となり、私もこの奥まで来たのは初めて。<br /><br />目の前に展望広場があり、今歩いてきた東山手地区から長崎港ターミナルまで見渡せる。<br /><br />現在ここには洋風木造住宅の第1号といわれるグラバー邸の他3棟の洋風住宅が建つ。<br /><br />その最初の所有者はいずれもイギリス人で、幕末から明治の初期にかけて、いい意味でも悪い意味でも日本の近代化の歴史には欠かせない人たちであった。<br /><br />オバマ大統領は長崎には足を延ばされなかったが、訪れた広島で長崎にも触れられた。<br /><br />長崎の人たちは、オバマさんにもイギリス首相のキャメロンさんにも、グラバー邸の庭から眺める長崎港と、日本の近代産業復興の象徴とも云える、造船工場の林立する大クレーンも見て貰いたかったのではなかろうか。<br /><br />しかし芭蕉が夢見、支考が旅した長崎の景観にはこの景色はまだ無い。<br /><br />支考は「梟日記」に夜の長崎港を舟遊びしたとある。<br /><br />支考が眺めた景観とはもちろん違うだろうが、五島列島への旅での船のエンジントラブルのおかげで、船が長崎港を周遊し、船上からたっぷり長崎港を眺める幸運(?)に恵まれた。<br /><br /><br />第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼02エキゾチックな雰囲気漂う長崎港埠<br />http://4travel.jp/travelogue/10809216<br /><br />第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼03フェリーのエンジン不調のお蔭で長崎港周遊<br />http://4travel.jp/travelogue/10809225<br /><br /><br />傘寿旅行・「海の細道」周遊旅情10,芭蕉が夢見た長崎(目次)へ戻る<br />http://4travel.jp/travelogue/11129855<br /><br /><br /><br /><br />

10,芭蕉が夢見た長崎10,-4グラバー園大浦南山手居留地区

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2016/01/28 - 2016/01/28

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WT信

WT信さん

オランダ坂の南端で大浦石橋通りに突き当たる。すぐ右手は路面電車の終点「石橋」。

大浦石橋通りの西側が大浦南山手居留地区で、東山手居留地は住宅と共に領事館の建物も多かったが、南山手地区は大半が住宅であったらしい。

「石橋」駅の逆方向に大浦石橋通りとほぼ直角南西に向かう小道があり、グラバースカイロドと称するエレベータと動く歩道で、大浦南山手居留地区のシンボル・グラバー園の第2ゲートへ通ずる。

エレベーターと、動く歩道を乗り継いで、券売所のある旧三菱ドッグハウスからグラバー園に入る。

この辺りはグラバー園の南東端に当たり、通常の観光ルートからは一番奥となり、私もこの奥まで来たのは初めて。

目の前に展望広場があり、今歩いてきた東山手地区から長崎港ターミナルまで見渡せる。

現在ここには洋風木造住宅の第1号といわれるグラバー邸の他3棟の洋風住宅が建つ。

その最初の所有者はいずれもイギリス人で、幕末から明治の初期にかけて、いい意味でも悪い意味でも日本の近代化の歴史には欠かせない人たちであった。

オバマ大統領は長崎には足を延ばされなかったが、訪れた広島で長崎にも触れられた。

長崎の人たちは、オバマさんにもイギリス首相のキャメロンさんにも、グラバー邸の庭から眺める長崎港と、日本の近代産業復興の象徴とも云える、造船工場の林立する大クレーンも見て貰いたかったのではなかろうか。

しかし芭蕉が夢見、支考が旅した長崎の景観にはこの景色はまだ無い。

支考は「梟日記」に夜の長崎港を舟遊びしたとある。

支考が眺めた景観とはもちろん違うだろうが、五島列島への旅での船のエンジントラブルのおかげで、船が長崎港を周遊し、船上からたっぷり長崎港を眺める幸運(?)に恵まれた。


第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼02エキゾチックな雰囲気漂う長崎港埠
http://4travel.jp/travelogue/10809216

第3部五島列島(長崎)の小さく質素だが美しい教会群巡礼03フェリーのエンジン不調のお蔭で長崎港周遊
http://4travel.jp/travelogue/10809225


傘寿旅行・「海の細道」周遊旅情10,芭蕉が夢見た長崎(目次)へ戻る
http://4travel.jp/travelogue/11129855




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