５；京都寸描５−３；平安神宮・神苑

2015/09/18 - 2015/09/18

昨夜、鴨川納涼川床での夕食の際、鴨川に纏わる幾つかの逸話が話題となり鴨川辺りだけを旅するのも悪くないなと思った。

それもあってか、朝先ず足が向いたのは京都の旅を始めるには相応しい、昔の東海道の起点終点・三条大橋。

橋の欄干に鏡餅のような形の銅製の装飾が施された擬宝珠（ぎぼし）が目に付く。

五条大橋にも擬宝珠が有るらしいが、両橋とも秀吉の命により出来たもので、他の橋には無いらしい。

三条通りを東に進み、白川橋り、三条神宮通りの交差点を北に向かうと、間もなく平安神宮の大きな朱の大鳥居りが現れる。

琵琶湖疎水に架かる朱の欄干橋を渡り、大鳥居を潜ると、右は私立美術館、左はいかにも”洋館造り”との単語が似合う府立図書館。

その先が平安神宮境内の入り口で、正面に豪壮な応天門が待ち構える。

門を潜った先に広がる美しい景観は”神宮”と云うよりはまさに”宮殿”と云う言葉が相応しい。

中央にご社殿・大極殿。

翼を広げたような回廊の両端は、屋根に華麗な３楼が頭を出す楼屋で、右が蒼龍楼、左に白虎楼。

案内文によると「平安神宮のご社殿（両翼の楼も含め）は、桓武天皇が開かれた当時の平安京の正庁、朝堂院が、８分の５の規模で再現されています」との事。

神苑の入口は白虎楼の奥に有り、本殿の裏側に本殿を取り囲むように造園されており、時計周りに廻り、東側の神楽殿の脇から蒼龍楼の南側に戻る。

神苑には３つの池が配置されており、道順に沿って、白虎池、蒼龍池、楢鳳池。

白虎池の淵を辿っている際、パリ近郊のジルヴェ―で目にした、モネが造った日本庭園は、ここをモデルにしたのかと思わせるような、蓮の花と菖蒲の浮かぶ池。

「臥龍石」と云われる池の中の飛び石とお休みどころのある蒼龍池。

楢鳳池に架かる「泰平閣」名付けられた渡り橋と対岸に浮かぶ様に建つ「尚美館」。

１時間余りの回遊時間はあっと云う間に過ぎ去った。



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http://4travel.jp/travelogue/11076754

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

＊参考
モネの庭園の池
場所：フランス・ジヴェルニー
撮影：2006年6月

＊参考
モネの庭園の池
場所：フランス・ジヴェルニー
撮影：2006年6月