2015/09/01 - 2015/09/20
6552位(同エリア16417件中)
いわさとさん
夏休みを利用してフランス(一部ドイツ)へ。
パリを拠点に、アルザスの中心都市ストラスブール(+日帰りでドイツのケール)を絡めた計画。
◇前回はこちら
(7)_ケーキも総菜も美味い「ジュラール・ミュロ」
http://4travel.jp/travelogue/11066066
■主な目的
◇美味いものが食べたい
◇モンドールが食べたい
◇友人に会いたい
◇アルザスに行きたい
今回の旅は、
◇美味いものが食べたい
が目的の1つにあります。
我が家にとって美味しいものとは何ぞや?と言いますと、フランスでイメージするなら
「肉・乳製品・お菓子・お酒(自分のみ)」
が四天王なのであります。
どれが最強で最弱かなど順位付けは不可能です。
ぐーちょきぱーのじゃんけんみたいなもの。それぞれが一長一短、時と場所、場合によってコダワリは変わります。
訪仏中、全て外食だと相当な出費になります。
かといって、自炊だと時間がもったいない。
そこで頼ったのが、中食です。
お惣菜なんかをお目あての店やモノプリなんかで買ってきて部屋で済ませる。
滞在したアパルトマンは、キッチンや台所用品は一通り揃っていたので助かりました。
IHクッキングヒーターやレンジもあるので、リヒートしたりするのもOK。
ここぞとばかりに色々なもの・・・と言いたいところですが、結構食べたいモノは偏るし、実際に食べたモノも偏ってるんですよね。
基本「肉」、「酒」、そしてレバノン料理。
まずは、
「イベリコハムと泡汁」
これが基本方針です(笑)。
あとは「レバノン料理」。
パリでは、中東系の料理を総じてレバノン料理で括るみたいです。
細かくは違うのでしょうけど、中東系の料理屋さん、食材屋さんには大抵「Libanais」とか「Liban」って看板出てます。
このレバノン料理屋さんですが、パリであちこちで見かけるんですね。
普通に根付いている感じ。日本の中華料理屋さんみたいなレベル。
ともすれば、これだってフランスの料理と言えるんじゃないかと。あと日本では食べる機会もあまり無いし。
で、かなり美味しいです。ハマります。
野菜も多いしね。味付けも当然スパイシーですが、あまりクドくない。酸味があるものも多くて、日本人の口にあってるんじゃないかと。
ということで、滞在中は「肉」と「酒」、そして「レバノン料理」のローテーションだった気がします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ある日の食卓・・・「肉とチーズと酒」がパッケージですね。
これはオペラ座界隈で買いました。 -
「イベリコ豚、超うめー」
この時、ハムは2種類買ったのですが、圧倒的にイベリコ豚が美味い!
口の中でしゅわーっと溶ける脂、と鼻に抜けるほど良い熟成肉の香り。
すかさず泡汁で口をさっぱりにして、チーズをカジったりしてみて、リスタート。
ハムに戻る。
イベリコハムも、この量で10ユーロほど。
たった10ユーロです。1400円って・・・高いかもしれないけど、松屋銀座のKODAMAで20g800円だったのを考えると・・・。 -
サラダはお馴染み「PAUL」で買いました。
普通のサラダなんですが、すり身が入ってるのが興味深かったです。
「Surimi」はフランスで市民権を得ていると聞いていましたが、なるほど。 -
別の日の食卓・・・「肉とチーズと酒」ですね。
「チーズ」は路面店のフロマージュ屋さんで買ったもの、それと「イベリコハム」に「グリルドパプリカ」、「ラザニア」です。 -
これを食べに訪仏しても良いわ(スペインでも可。できればフランス)。
-
ちゃんとどんぐり喰わせてるらしいです。
-
グリルドパプリカは冷凍品。
ここも一度行きたかった冷食専門店「Picard」のもの。 -
冷食と侮ることなかれ。
グリルドパプリカもラザニアも、かなりレベルが高くてびっくり。
ラザニアは山羊のチーズとほうれん草がたっぷり。2人分はあるかな。
でもレンジの温度を800℃とか900℃の設定でチンしろってのは少しビックリ。
我が家のは600℃までしかないんで。 -
「Picard」の店内。
冷凍食品ばっかりでしょう(笑)。潔くてヨロシイ。 -
既出ですが、ローストポークやローストチキンも。
街中のあちこちでローストチキンがぐるぐる廻っているのを見ると、一度は食べないといかんと思ってしまいます。
まんまと乗せられました。 -
マンゴーはセネガル産と書いてあったので興味津津で買いました。
日本ではまず手に入りませんので。
お味は・・・程よい酸味と汁け。甘さ、香りはまあまあかな。台湾の愛文には勝てないかなぁ。
まあ、でも美味しかったです。 -
オランダ発のHEMAも行きました。デンマークの「FlyingTiger」とか「無印良品」みたいなものかな。
プライスラインが揃っていて、しかもどれもかなり安い。
このポテトチップスは0.98ユーロだったかな。
結構美味しかったですよ。ビールに合うわ。 -
今回、ブーランジェリーはほとんど行かなかったので、あまりパンは食べてない印象。
初日にマルティル通りの「アルノー デルモンテル」に行ってバゲットのハーフサイズを1つだけ買ってきて、ベイユヴェールのバターをたんまりつけて食べました。
そりゃもう、美味しかったです。これでバゲットは満足しました。 -
このクロワッサンは、ポンピドーセンターの近くにあった「MARNEY」というパン屋さんのもの。
バゲットコンクール2013うんたらかんたら・・・とあったので、試し買い。
お味は普通でしたな。
このバゲットコンクールなるものも、台湾の「牛肉麺コンクール冠軍」的な若干の怪しさがあるんだけど、それは失礼?
モンドセレクションとかと似たニオイがするんだが。 -
お店にはひっきり無しにお客さん来てました。
サンドウィッチやケーキなんかも美味しそうでしたよ。少し安めの価格設定だった印象です。
マレとかに行ったら立ち寄れると思います。 -
続いて「酒」。
フランスはどの店に行っても、ワインがずらりと揃ってますね(当たり前か)。
こんなに売れるの?ってぐらい。
「モノプリ」や「モノップ」「フランプリ」みたいなコンビニ的位置づけの店舗でも、すごい量のワインが並んでますね。
お値段手頃なものから、ボランジェあたりが冷やされて普通に置いてたりしてビックリ。
水より安いとはよく言ったものです。実際は水のほうが安いと思いますが(笑)。 -
興味深かったのが、ロゼも種類多く並んでいたこと。
フランス在住の友人に聞いたら、
「夏だからね。まあ、もうすぐ入れ替わると思うよ」
とのこと。なるほど、ロゼは夏向けなんですか。 -
「ボランジェ」で乾杯。
特別な日ではなくて晩酌扱いでボランジェってのが贅沢。
連れは、
「このシャンパンの香りは苦手。モエ・エ・シャンドンの方がいい。」
との感想。人それぞれですな。
自分は勝手に007の気分に浸りました。 -
モノプリで買った「ビオワイン」。
味は覚えてないや・・・。 -
「G.H.マム」はF1でお馴染みですね。
結構フルーティーなお味でした。 -
「ドゥラモット」はパリで会った友人の差し入れ。
JALのCクラスで提供されてたっけ?
辛口で美味しかったです。 -
パリで20年振り位に再会した友人とグラスを傾けました。
会った瞬間、変わらぬ笑顔で言葉を交わせるなんて良いですね。
会う前のドキドキなんか、一瞬ですっ飛んでしまいます。
パリで努力や苦労を重ねて、業界の第一線で活躍している友人の姿はとても刺激になりました。
そんな友人が惜しげもなく、色々なワインを蔵出ししてくれました。
栓を開けたワインのエチケットをデジカメにおさめて帰国したのですが、かなり良いモノ揃いだったみたいです。申し訳ないなと思いつつ、再会を祝ってくれたことに素直に感謝します。あと自分もそんなシュッとした人間になりたいものです。
5大シャトーの我々の生まれ年ワインも気前よく・・・後でググって目玉がすっ飛びそうになりましたよ。バイク買えるんじゃないの?その場では酔ってるんで、「わー嬉しい。」なんて軽口を叩いていたわけですが何と恐れ多い・・・。そのヴィンテージワインの味ですが、ブランデーのような香りと丸みがありましたね。ありがとうございました。
今度は磯自慢の大吟醸か森伊蔵ぐらいは持って訪仏しないとな。 -
国内はおろかEU圏内のビールは概ね安くて、無数の種類が出回ってますね。
500mlが標準みたいですね。350mlとかじゃないんですね。
ビールはどれも安かったですね。カフェでビール飲んでる人多かったし、やっぱ安いんですね。これはオランダのビール。 -
そして訪仏中ハマっていたのが「レバノン料理」です。
どこの国に行っても、如何に野菜を摂取するかが大事ですね。
台湾に行ったら自助弁当屋、東南アジアに行ったらタイ料理とか、ハワイに行ったらベトナム料理を食べるとか。
色々工夫をするわけですが、フランスではレバノン料理で積極的に野菜を取っていました。
基本スパイシーなので、食欲も増進。かといって味は濃すぎないので、疲れてきた胃腸にも優しいのです。
バターや砂糖の方が、疲れた胃腸には辛かったりします。
アパルトマンはマレ地区周辺だったのですが、レバノン料理屋があちこちにあって色々試せて楽しかったです。
このあたりから東駅や北駅に向けて北上するエリアが、中東の人たちが多く住む地域みたいですね。
そのあたりは街を歩いている人たちの顔つきもぐっと変わります。
レバノン料理屋といっても、きちんとしたレストランスタイルの店は多くなく、店頭のショーケースに並んでいる総菜を選んでサンドウィッチにしてもらったり、タッパに入れて持ち帰ったりする形式が一般的です。
店内には簡単なカウンターやテーブルもあるので、そこでもいただけます。凄まじいアウェイ感の中、視線を感じながらの食事になりますが(笑)。色々(親切に)口出ししてきたりして楽しいですよ。最初は(笑)。
総菜だけいただいても、ホブスと言われる薄焼きのパンをつけてくれます。ピタパンだと思ってましたが、厳密には違うようです。
このパン、非常に薄いのですが布のように破れにくく、水分も通しにくくて、総菜を載せたりくるんだりするのに最適です。良く考えられてます。
真ん中にあるシチューだけはレバノン料理ではありません。 -
これはモノプリで買ったPBのビーフシチューです。
いわゆるレンジでチンするだけの簡単スープなのですが、なかなか侮れない美味さです。
3ユーロ前後だったかな? -
ちゃんと牛ダシ(フォン)も効いてるし、お肉も野菜もゴロゴロ入ってます。
ジャガイモが多いので、おなかにかなりたまりますが美味しいです。
オススメ。 -
「シャワルマ(ドネル)」
みんなの憧れ、あのぶら下げられたアブリ塊肉を、ナイフでこそいだものです。
最近ではお祭りの屋台でも見かけますね。アキバではお馴染みのアレです。
ラムかチキンを選べます。ミックスも可能です。
これには「ラブネ」とかいう、にんにくの効いたヨーグルトディップが付いてきます。
つけたほうが美味さアップですね。 -
「タブレ」
今回の訪仏の大本命です。
パセリやハーブ、トマト、玉ねぎのみじん切り、クスクスをどっさり混ぜた酸味のあるサラダです。
これが美味かった。いまだかつて、パセリが主役のサラダ、いや食べ物って出会ったことが無かったんです。
パセリの立ち位置って、常に添え物じゃないですか。
パセリ独特の苦みと香りがふんだんに効いたサラダ。ここまでパセリがメインをはるとは・・・素晴らしい出会いです。
ありがとうレバノン。超おススメです。 -
「ムサッカ」
見ての通り、ナスとひき肉、チーズの重ね焼きです。
とにかくナスがでかくて、食べでがあります(笑)。
ひき肉はスパイシーなんで、これで中東風な味付けに仕上がっています。 -
別の店で買ったレバノン総菜。
左奥からお馴染み「タブレ」、右が「チキンケバブ」、手前が「いんげんのトマトソース和え」です。
ケバブは、鉄串に刺した鶏肉を焼いて外したものです。こういう調理法がケバブと言うのか、味付けでケバブと言うのか、よくわかりません。
いんげんは、非常に食べ応えがあるしっかりした食感でした。これはあまりスパイシーではなく、見た目そのままの味でしたね。少し甘めかな。 -
これも別の日のレバノン惣菜。
中東パン「ホブス」の上にオカズを乗せて、くるくる巻くのが基本みたいですね。
自分はちぎって食べましたが、結構しっかりしていて、包むためのパンなんだなと認識。
これにファラフェルを包んだら、イスラエルの定番サンドウィッチですね。 -
右から「ラムの炒めもの」
スパイシーだけど、ほのかに甘くてライムっぽい酸味があった。
名前は聞いたけど失念。文面の通りの味付けと調理法。
例のヨーグルトディップをつけるように店員さんにアドバイスされた。
真ん中「タブレ」。
この店のタブレが一番おいしかった。理由はパセリが山盛りのため。
左「ファスーリエ」
いんげん豆のトマト煮込み。ニンニクが効いていて、しっかりしたお味。 -
これも別の店のレバノン惣菜。
右から「ファラフェル」。
ひよこ豆をマッシュしたコロッケ。
真ん中「フェタチーズのサラダ」
フェタは塩味の強いチーズで、生野菜と合いますね。
和えものはパプリカとかオリーブとか。
地中海料理と言っても良いのかな?
左「チキンケバブ」
この店のケバブが一番大きかった。
お値段も一番高かったけど。
お店ごとに、スパイシーな味付けも微妙に違うので面白いです。
自分の好みを発見できるので、食べ比べがおススメです。 -
これは最終日のレバノン総菜。
食べ収めということで、少しだけ豪華(笑)。
右奥から「コフタ」。
羊肉のミンチと玉ねぎ、スパイスをこねて焼いたもの。
スパイシーなハンバーグですね。
真ん中奥「チキンケバブ」
左奥「タブレ」
手前「ファラフェル」
これらに禁断のビールを合わせれば・・・至福です。 -
「コフタ」を買ったら、ポテトをつけ合わせてくれました。
何気ないのですが、こういうサービスと言うか、盛りつけのセンスは良いなと思います。 -
レバノン料理屋さんは、どこもこんな感じです。
ここは、マレ地区に入ったランビュトー通りにあるレバノン料理屋さん。
有名なブーランジュリー「プラリュ」さんの隣です。
https://www.chocolats-pralus.com/
我が家は、ここの店の料理が一番気に入りました。
店員さんも親切だし、なにより美味しいです。
また訪仏の時にはお世話になると思うなぁ、この店&レバノン料理。
「肉」と「酒」と「レバノン料理」。
これを目的にまたフランスに行こう。
(旅行記は続きます)
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