2015/10/16 - 2015/10/17
1474位(同エリア4061件中)
小黒狗さん
台北・台南に引き続き、高雄一泊二日の弾丸旅行記です。
台北ほど有名観光地はない印象ですが、台北には無い南国の風情があります。
椰子の木の海岸など心地よいので、機会があればさらに南の恒春などにも行ってみたいです。
関西空港からピーチ航空を使えば、初日は14時頃から遊べて、帰る日は昼12時頃まで遊べます。
関西空港第2ターミナルも高雄国際空港も小さくて空いてて楽ちんです。
ピーチ航空おすすめです。
時間割(台湾での時刻は現地時間)
【往路】
11:10 関西空港発(ピーチMM035)
13:30 高雄空港着
【復路】
14:00 高雄空港発(ピーチMM036)
18:00 関西空港着
尚、旅行記中での台湾ドル(元)から日本円への換算は、当日為替レートの1台湾ドル=3.7円で計算してます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ピーチ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ピーチ航空を利用するのは、4月に行った台南旅行に続いて2回目ですが、なんと言っても安いです。今回、往復で座席指定料金を含めて13,440円でした。台湾行きLCCは安いといっても通常2〜3万円ですので今回格安でした。
機内食は無いですが、台湾についたら美味しいものをたくさん食べなければいけないので無い方が良いです。
座席は綺麗で快適で、狭いですけど私は身長が低いので問題ありません。
背が高い方は最前列の足を伸ばせるシートとかも追加料金で選択できますから利用すると良いでしょう。
定刻通り11時10分に関空を飛び立ち、持参した文庫本でも読みながら少しうとうとして3時間。
眼下に港湾の風景が見えてきます。
この風景は台北行きでは見られない港町高雄ならではです。
翼の近くの席だったのでジェットエンジンが写ってますが、ピーチのピンク色のエンジンはなんだか可愛いです。 -
現地時間13時30分(日本時間では14時30分)高雄国際空港に到着。
高雄国際空港は小さい空港なので入国手続きの行列も短く、すぐに終わります。13時50分頃には空港を出ていました。
空港から地下鉄に乗り、15分くらいで美麗島駅です。
乗車賃は30元(111円)。
美麗島駅は高雄の地下鉄2路線の乗換駅で、高雄の中心とも言えます。
美しいステンドグラスで飾られた天井と柱で有名で、世界で2番目に美しい駅だとか。
今回、この美麗島駅の近くにホテルを取ったので、この光景を何度も繰り返し見ることになりました。
時刻によっては音楽が鳴って色が変わったりします。美麗島駅 駅
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美麗島駅10番出口から地上に出て2, 3分歩くと、康橋商旅(Kindness Hotel)の六合夜市店です。
この康橋商旅は高雄を中心に台湾南部に多数の支店があり、台南に行ったときも泊まりましたが大変快適だったので、今回もここにしました。agodaで予約して朝食付き6,183円でした。南部の方が物価がかなり安い印象で、台北だと同じレベルのホテルで1万円前後だと思います。
このあと街を歩いていると、この付近だけでもう二軒の康橋商旅を見ました。
チェックインは2時半少し前。着陸から1時間未満です。ラ ホテル ベースボール テーマ ホール ホテル
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部屋はこんな感じ。
窓なしのスタンダードダブルですが、すごい広い。
無駄に広い。
ベッドは大きくソファーがありバスルームも広い。
台北では7,000円以下のホテルというとかなり狭くて古いものに当たったりするので、用心してあまり安いところは避けているのですが高雄で6,000円でこの豪華さ。
物価がかなり違うので、高雄では5,000円以下で探しても良いかも知れません。 -
チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いたら早速、外へ行きます。まずは再び地下鉄に乗り、美麗島駅から二駅の塩埕埔駅まで行きます。乗車賃20元(74円)。台湾の交通費は大変安いです。
写真は高雄地下鉄のマナー向上キャンペーンのキャラクターのようで、このような萌え系の絵が至る所にあります。この手の絵柄は、日本と台湾以外には見たことがありませんので日本の輸出品と言っても良いでしょう。
写真の看板には「高捷少女 Let's go !!」 と書いてありますが、別のところのポスターではこれに「すすめ!たかめしょうじょ」と日本語でフリガナが付いていました。台湾への日本文化の浸透は恐ろしいほどです。塩テイ埔駅 駅
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さて塩埕埔駅までやってきたのは、事前に食べたいものを調べていて見つけた店があるからです。
台北や台南では見たことが無いのですが、高雄には焼肉飯(シャオロウファン)という食べ物があります。ジャンクフードというかB級グルメというか庶民の味です。街中の至る所に焼肉飯の店がある、とのことで、事前に調べたらこの「老周牌焼肉飯」が古く、たくさん支店があって有名なようだったので、ここに行くことにしました。
塩埕埔駅の2番出口から地上に出て巨大な猫の置物を通り過ぎて北へ。公園が見えたら左折して、駅から5分ほどで写真の目立つ看板が見えます。老牌周記焼肉飯 (鹽埕店店) 地元の料理
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お店はドアも壁も無くて屋外に椅子と机が置いてあり半分屋台みたいな感じ。
当日の高雄は30℃を超える暑さですがさわやかな風が吹いていて、気持ち良い天気だったので外で食べるのもなかなか良い感じでした。
「内用請写単(店内飲食は注文票に記入してください)」との注意書きがあったので、注文票を取って、記入して店員さんに渡します。
席に座って待つことしばし。テーブルに運ばれてきたのは焼肉飯(小)35元、空心菜30元、蛤仔湯(アサリのスープ)40元です。合計105元なのですからたったの390円ですが、激うまです。
焼肉飯は肉が香ばしくタレが甘辛く食欲が増す感じで、空心菜は肉を炒めた油で炒めているのか肉片が入ってて脂が濃厚です。アサリのスープは大粒アサリがたっぷりでショウガが効いてて、甘辛い焼肉飯や空心菜とよく合います。
この後いろいろなものを食べますが、結局、今回の高雄訪問で最も美味しかったものはこれでした。 -
焼肉飯を堪能した後、さらに街の散策へ。高雄は港町なので、せっかくだから海が見たいと思い旗津半島へ行くことにしました。旗津半島というのは名前は半島ですが、独立した小島です。昔は半島だったけど港湾整備で船の通り道を作るために切り離されたとか。
海水浴場とか海産物レストランなどの並ぶ観光地だと言うことなので、フェリーで渡ってみることにしました。塩埕埔駅から再び地下鉄に乗り、もう一駅西へ。
西子湾駅で降りて少し歩くと、写真のフェリー乗り場「皷山輪渡站」につきます。写真で見えているのは出口ですから、右へ回って入り口に行きます。
切符とかは特に無く、料金箱に直接25元(93円)を投入します。小銭を用意しておいた方が良いですが、無ければ料金箱の手前のカウンターで両替してくれます。
この時ついでに帰りの小銭も作っておくと便利です。鼓山輪渡站 (鼓山フェリーターミナル) 船系
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フェリーはどんどん来ますので目の前で出航されても焦らすに。写真は私がフェリーに乗り込んで出航した直後、すぐに乗り場に入ってきた次のフェリーです。
2階は普通に人が乗る座席があり、1階は自転車やバイクがそのまま乗り込めるようになってます。
待ち時間5分程度、乗船時間10分程度見込んでおくと良いでしょう。 -
フェリーの上から見た高雄市街です。
大変綺麗です。
実は私は最初、この反対側の海側の方向を見て写真を撮っていたのですが、そのときに側にいた台湾人の女性が何か話しかけてきました。私が日本人だと気づくと日本語で言い直して「向こう側の方が綺麗ですよ」と教えてくれました。
台湾では一人でいるとよくこんな感じで親切な人が色々と教えてくれますが、大都会の台北よりも、南方の地方都市である高雄や台南の方がより親切なように感じます。旗津フェリー 船系
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さて旗津半島につきました。
旗津半島側のフェリー乗り場は、写真のようになんだか風情のある建物です。カフェなども併設されているようです。旗津輪渡站 (旗津フェリーターミナル) 船系
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旗津半島のフェリー乗り場を背に、少し歩いて行くと旗津天后廟があります。天后廟は航海と漁業の安全を司る神様の媽祖を祀る廟で、台湾にはたくさんあるし横浜にもあったはずです。
日本の神社とは違って正面にお賽銭箱とかはないようだったので、横にあった寄進箱に1元投入して拝んでおきました。旗津天后宮 寺院・教会
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天后廟を通り過ぎて進んでいくと、写真のような海産物の市場や、海鮮レストラン、サザエやイカを焼いている屋台が並んで、観光地っぽくなってきます。
旗津海産店 シーフード
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屋台のイカ焼きにはかなり興味を引かれましたが、まずは海まで出ようと思いさらに進みます。お店や屋台の喧噪から突如抜け出て、椰子の木が立ち並ぶ砂浜に到着します。海水浴場になっていて、大勢の人が海に入って遊んでいます。
爽やかな風が吹いていて、実に心地が良いし海を見ながら休憩できる屋根のあるベンチもたくさんあります。しかももうすぐ日が沈む時間です。
さっきの屋台に戻って、イカ焼きとビールなどを買ってきて、夕陽を眺めながら一杯やろうと思い立ち、元来た道を戻ります。旗津海岸公園 / 海水浴場 広場・公園
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イカ焼きの屋台はやたらにたくさんあります。
どこも同じような感じですが、さっき焼肉飯を食べたばかりなので小さいのが売ってないかと探しました。台湾では大体、量の少ない食べ物を探す方が大変です。
だいたいの店が、イカ焼き(大)が50元、イカ焼き(小)は2つで同じく50元、という感じの品書きで、小さいのを一つでは売ってません。と思ってたら写真の屋台は、大、中、小がそれぞれ1つ50元、40元、30元で売っていて、ちょっとだけ食べたい私にぴったりです。
早速、隣のコンビニでビールを買って戻って来て、イカ焼き(小)を一つ注文しました。旗津焼きイカ屋台 露店・屋台
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イカ焼きは、注文してから焼き始めます。こんな感じで網の上で焼いて、香辛料を振りかけます。
屋台の前にぼーっと立っていたら、後ろから声をかけられました。
振り返ると、先ほどフェリーの上で「反対側の方が風景が綺麗だ」と教えてくれた女性でした。どうやら私が屋台の前でうろうろしていたためにイカ焼きを買いたいけども買えなくて困っているのでは無いかと思って再び声をかけてくれたみたいです。
高雄の方ですか、と聞くと、元々は高雄の出身だけど、今は台北で働いていて、今週末ちょっとこっちに帰ってきているとのことでした。南国の人は本当に親切です。というかこの方は特に親切でした。 -
さてようやく獲得したイカ焼きとビールを手に、海岸のベンチに戻ります。
イカ焼きは、屋台の人が「小さくカットしようか?」と聞いてきたので、その方が食べやすいかなと思い「OK」というとこのようなポリ袋入りになりました。食べやすいけど見栄えは悪くなりました。台湾のお店ってこういう、食べ物を直接ポリ袋に入れるのが普通なのですがなかなか慣れません。
ビールはコンビニ(ファミマ)で売ってた台湾ビールプレミアム。 -
椰子の木の間から見える海に沈んでいく夕陽をのんびり眺めながらゆっくりビールを飲みます。
イカ焼きは、日本の屋台のイカ焼きに似ているようで少し異なる甘みと香辛料の味です。
台湾ビールプレミアムは、あっさりした普通の台湾ビールと違い、麦芽の味が濃くて苦みの強いビールでした。
台湾でこういうしっかりしたビールを飲んだのは初めてです。
美味しいです。
意外に侮れない台湾ビール。 -
さて、17時半頃に旗津半島について、散歩して夕陽を眺めてビールを飲んで1時間くらい過ごした後、そろそろ戻ろうと思いフェリー乗り場に戻ると、長蛇の列でした。とはいえ、フェリーはどんどん来るので15分弱しか待ちませんでしたが。
この日は金曜日でしたが、休日はもっと混むという噂なのでスケジュールには余裕を持って行った方が良いかもしれません。 -
帰りのフェリーに乗って出航すると、夜景が綺麗で来るときとは全く違う趣でした。これはなかなかおすすめです。
このほかにも高雄には愛河という市街の中心を流れる河川を船で夜景を見ながらクルーズするツアーなどがあるそうです。私は時間が無くていけませんでしたが、こういう水辺の夜景は台北などには無い高雄の魅力だと思いますので是非。 -
暑い中を歩き回りかなり疲れ、汗もかいたし海岸で砂っぽくなったので、一旦ホテルに戻ってシャワーを浴び仮眠しました。ちなみに康橋商旅の今回泊まった部屋にはシャワーだけで湯船はありません。暑いので湯船につかりたい気分では無いから私は平気ですが、湯船に入らないと不満な人にはおすすめできません。
写真が、部屋のシャワー設備ですが、お湯の出が良く使いやすくて非常に快適でした。 -
シャワーを浴びて休んだ後、再び街へ。
夜市に行くつもりでしたがまだ19時なので、ちょっと寄り道することにしました。
写真は暗くて写りが悪いですが、シックな感じの煉瓦造りの建物に入ったレストランで、明るく光る看板には「月読女僕珈琲」と書かれています。
「女僕珈琲」とは、メイドカフェです(笑) -
高雄の「月読(つくよみ)」五福店はメイドカフェと名乗ってますが割と普通のレストランで、食べ物も高雄の物価からすれば割高ですが日本のレストランの感覚では普通料金、おまけに味は良く量も多く良心的です。
「月読」一号店は高雄駅の近くにあり、そちらは普通のカフェで、ここ二号店である五福店はレストラン的な店だそうです。
店に入るとメイド姿で流暢な日本語を話せる女の子が迎えてくれました。後々、分かりましたがメイドさんの日本語レベルはかなり個人差があり、最初に出迎えてくれた人はかなり上手い方でした。
まずは台湾ビールを注文します。 -
ビールに合う食べ物で、あまり量の多くないものはどれか聞いたところ、ミックスフライ(小)が良いと薦められました。ミックスって何のフライ?と聞いたら日本語で説明しかねたのか、「マクドナルドみたいなの!」と言われましたが、注文してみたらなるほどフライドポテトとチキンナゲットでした。
ポテトは普通でしたがチキンは日本のナゲットとは異なる独特の香りがあります。士林夜市で食べた豪大大鶏排とかに似た香りです。多分、台湾ではこれが普通のチキンの味なのでしょう。私は好きです。
ミックスフライ(小)が140元、ビールが95元×2で190元。
合計330元(1200円)です。
特にイベントがあったり掛け声をかける分けでも無く、普通に落ち着いてご飯が食べられて、適当にメイドさんが構ってくれます。
初めは他に目立った客がいたこともありあまり構いに来てくれませんでしたが、一本目のビールが空く頃、突然何人もが席に来て話し始めました。
日本人だと分かると「ジャニーズ知ってますか?NEWS大好きです」「きゃりーぱみゅぱみゅ好きですか?」「この子はAKB大好きなんです」など口々に自分の好きな日本のアイドルをぐいぐい推してきます。
きゃりーが好きだといった子は、きゃりーの特集が載っているぴあmookをどこからか持ってきて「きゃりー可愛いですよね!」と言って見せてくれました。
ここにいる子たちは、そもそも日本のサブカルチャーであるメイドカフェで働こうという人たちなので特別なのかもしれませんが、それでも日本のサブカルチャーの台湾への浸透ぶりと熱狂ぶりを目の当たりにしてちょっと感動しました。
あと、プレステ4の話なんかもしてましたね。
結構落ち着いて飲んだり食べたり出来る店で、現地の人と日本語で話が出来るというお得な店だと思います。
オタクっぽい男性客ももちろんいますが、女性客もいました。 -
月読は結構おもしろかったので、軽く一杯のつもりがビールを二本空けて二時間くらい居座ってしまいました。9時で閉店だとのことなので、お勘定して当初の目的の夜市へ繰り出します。
高雄には他にも夜市があるみたいですがとりあえず有名な六合夜市へ行きました。六合夜市は昼間は車の通る広い道を通行止めにして夜市にしているので、道幅が広くて歩きやすいです。とりあえず、東の端から入って順に見ながら西まで抜けようと思って歩いて行きました。六合夜市 市場
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何を食べようか物色しながら歩き続けます。色々あって目移りしますが、もう間もなく西の端まで行き着こうという寸前で、写真の麺の店を見つけました。
前に台南で食べようと思ってたら閉店してて食べられなかった意麺です。早速、意麺(小)を一つ注文。40元を渡して「ここで食べる」というと屋台の裏の席で座って待て、と手振りで示されました。 -
意麺です。
きしめん的な平打ち麺に、肉ともやしが入ってタレがかかった汁なし麺です。
上に赤いものが少し乗ってるのは辣油みたいに辛い味噌のような辣醤です。テーブルにおいてあってセルフで付けるんでしょうけど、麺を運んできてくれたおばちゃんが「これ要る?」みたいな手振りをするので頷くと、おばちゃんがトッピングしてくれました。
40元ですから148円くらいですね。味は素朴ですが辣醤やニンニクがきいて美味しいです。麺は平打ちで独特のコシがあるのですが、何に似ていると言われると、カップうどんの麺の感触に似ているでしょうか。あれよりもっと味がある麺ですが、歯ごたえは似てます。
なんというかもう一度食べたい癖になる味です。私にとっては、こういうのを食べるために台湾に来たんだなあと感じる味です。 -
麺も食べ色んな屋台を除いて、夜も遅くなったしそろそろホテルに帰って明日に備えて寝ようと思いましたが、帰り道にコンビニに入って、マンゴービールを買いました。
台湾にはマンゴー、パイナップル、パパイヤ、葡萄などのフルーツビールがあります。前から気になってたのですが飲む機会がなかったので、食事も終えて最後デザート代わりに買って帰りました。
ちなみにこういうのを買おうとしたら、セブンイレブンやファミマよりも、台湾の地元コンビニHi-Lifeの方が品揃えが良いです。セブンイレブンにはパイナップルと葡萄のビールはあったけどマンゴーはありませんでした。
ホテルに帰ってシャワーで汗を流して、マンゴービールを開けます。
マンゴーの味が濃いです。
ジュースだと甘くて飽きますがビールの苦みが良いアクセントになり、意外に飽きの来ない旨さです。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、私は結構好きです。
チューハイとかよりこっちの方が美味い。
飲み終わったら、歩き回って飲んで疲れたので早々に寝ました。 -
翌朝。
早起きして観光するつもりが、ちょっと寝過ごして7時でした。ホテルの朝食は省略し、顔を洗って着替えたらすぐに外出です。美麗島駅に向かい、一駅向こうの市議会駅。
一番出口から地上へ上がると、市議会堂、なのかな?椰子の木が植えられた綺麗な建物です。ここを左手に見ながら北上します。市議会駅 駅
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市議会駅から歩くこと5分ですぐに見えてくるのが写真の赤い看板。赤い看板は果貿来来豆漿というお店です。
豆漿は豆乳のことで、台湾では普通朝食に飲むものなので店の名前に豆漿と付いていれば、それば油條(揚げパン)や焼餅、肉まんと一緒に豆乳を出す朝食のお店です。
今日の私の目当てはこの果貿来来豆漿ではなく、その右の黒い小さな看板の興隆居です。こちらも同じく豆乳を出す朝食のお店で、両店とも有名なのですが二店並んでやっていけるのはすごいと思います。両方行列してます。興隆居 地元の料理
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興隆居の前まで来てみると、結構な行列です。
列は二列になっていて、左に「湯包等候区(湯包を待つ場所)」、右には「焼餅等候区(焼餅などを待つ場所)」と書いてます。「湯包」は、小籠包のように中の具にスープが入った肉まん(包子)で、この店の名物だと聞いていたので左に並んでとりあえず湯包を獲得。
そのまま奥に進んで、豆乳とかを注文して、合計金額を支払います。支払いが済んだら右手に進めばテーブル席なのですがすごく混んでるので相席だろうと思ってましたが、巧い具合に空いてるテーブルがありました。 -
この日の朝食です。
こういう台湾の典型的な朝食が私は大好きです。日本でもこれが食べられる店があれば絶対に行きます。
右が鹹豆漿。私はこれが特に大好きです。豆乳にネギや小エビなどの薬味が入ってて、お酢を少し加えることでスープのようなおぼろ豆腐のようなとろっとした飲み物になってます。クルトンのように油條が浮いてます。最初は液状で、だんだんとろみが出て、食べ終わる頃にはおぼろ豆腐のように変わっていきます。
左の奥が隠れてますが湯包。左の手前が蛋餅。
蛋餅は薄いクレープのような小麦粉生地と薄焼き卵を重ね焼きしてくるくる巻いたようなものです。
この店の湯包はなるほど美味しいです。気をつけないと小籠包のようにかじったとたんにスープがこぼれてくるので、手がベタベタになります。
蛋餅は、美味しいですがまあ他の店と同じでこの店の特徴は無いですね。
鹹豆漿はお店ごとに味が違い、辛さ、濃さ、固さが異なって人それぞれ好みがあるのでしょうが、この店のはとろりとした感じが強く私はかなり好きな味です。
勘定は、豆漿が20元、湯包15元、蛋餅15元で合計50元(185円)です。
激安です。それなのに美味しくてお腹いっぱい食べられます。 -
食べ終わった時点でまだ9時でした。今日は、14時の飛行機で帰国なのであまり時間が無いと思ってましたが、以外に時間がありそうです。朝出かける前にホテルで確認したらチェックアウト時間は12時とのことなので3時間くらい時間があります。
というわけで、少し遠いのであきらめていた龍虎塔へ急遽行くことにしました。それほど面白いものでは無いかもしれませんが、高雄観光と言えば必ず紹介される有名どころなので。
龍虎塔は、地下鉄の生態園区駅からさらにバスに乗らなければいけないのですが、時間が惜しいのでタクシーです。生態園区駅から龍虎塔まで105元(390円)ですから、1人でも全然高くは無いですし、もし2〜3人なら迷わずタクシーをおすすめします。
地下鉄生態園区から地上に上がったらその辺にタクシーが停まってますから、運転手に「請到龍虎塔」と書いて見せればOKです。10分くらいですぐに着きます。左営蓮池潭/龍虎塔 滝・河川・湖
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龍虎塔は、龍の口から入って、虎の口から出れば、罪が浄められるとかいうことらしいのですが、見れば見るほど間抜けでユーモラスで、そういう神秘的な感じや神々しい感じは皆無です。
とりあえず龍の口から中に入ります。 -
龍の口から中に入ると、入り口付近に曼荼羅のような装飾がありますが塔の中には何も無くただ螺旋階段があるだけです。
これがひたすら六階まで続きます。
結構きついですが、上は景色が良いので頑張って上ってみましょう。
ちなみに全く塔に上がること無く、龍の口から入ってそのまま一階を通り抜けて虎の口から出ることも可能です。 -
六階から見た蓮池潭の風景です。
蓮池潭は人造湖で、龍虎塔以外にも遠くに見える春秋閣とかなんとかいろんな建物があるらしいですが、結構遠いようなので今回は龍虎塔だけであきらめます。
登るのは結構大変ですが、上は眺めが良く風が心地よく、登って良かったなあと思えます。 -
龍の塔の上から見た入り口の九曲橋です。
中国では死霊はまっすぐに進むことしか出来ないという言い伝えがあり、道教や仏教の寺院の入り口にはよくこういう橋があります。
蓮の葉がたくさんありますが、これが蓮池潭の名前の由来なのかもしれません。人工湖だと言うから名前を先に付けて後から蓮を植えたのかもしれませんが。 -
龍の塔を降りて、隣の虎の塔に移動します。そのまま出ても良いのですが、せっかくだから虎の塔も上まで登りました。
虎の塔六階から見た風景です。左手に龍の塔が見えていルこと以外は龍の塔から見る眺めとあまり代わり映えしませんが、龍の塔より良いことが一つあります。
誰も人がいません。
多分、龍の塔を登ったら意外にきついので多くの人が虎の塔に登るのはあきらめてしまうのでは無いでしょうか。絶景を独り占めです。 -
無事に虎の口から出てこれました。
これで私も浄化されたのでしょう。
逆光がきつくて、虎の塔も少しは神々しく見える、かも知れません。
道路に出るとちょうど目の前でタクシーが観光客を降ろしています。
これ幸いと、運転手に「一番近い地下鉄駅まで行ってください」と言って乗り込みました。
結論から言うと、これが失敗。
生態園区駅の駅名を咄嗟に思い出せなかったことと発音しにくかったことと、などから面倒くさくて一番近い駅って言ってしまいましたが、運転手は知ってか知らずか、一つ向こうの左営駅に送り届けられてしまいました。運賃は135元で来たときとの差額は30元(110円)だから、たいした損害では無いですが。 -
左営駅から地下鉄に乗り、ホテル最寄りの美麗島駅に向かおうと思いましたがもう少し時間がありそうなので、途中の高雄駅で降りることにしました。高雄駅の近くには、写真のような日本統治時代の旧駅舎が保存されています。
現在、高雄駅の地下化工事が行われていて、そのために現高雄駅の直ぐ側にあったこの旧駅舎をそのままの形で80mほど動かしたそうです。高雄駅地下化が終わったら、この旧駅舎をまた動かして地下駅の入り口に使うとか。
日本が作った建築を、美しくて貴重だからという理由でこんなにも大切にしてくれているというのは本当にありがたいです。高雄車站 旧駅舎 史跡・遺跡
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旧高雄駅の中には無料で入ることが出来ます。現在は、地下化工事に関係した建物やモニュメントなんかのデザインコンテストのような展示がたくさん置かれていて、訪問者にアンケートを書いてもらってます。
時間が無いのでアンケートはやめておこうと思ったのですが、係のおばちゃんがすごい熱心で、また私が日本人だと分かると、この美しく貴重な旧高雄駅舎を日本が作ってくれて感謝していると熱弁するので、協力することにしました。
アンケートを書いたら記念の鉛筆、しおり、クリアケースをくれました。おばちゃんありがとう。 -
旧高雄駅舎の見学を終えて、ホテルに戻るために美麗島駅に戻ってきました。
ちょうど11時でしたが、ステンドグラスのホールには音楽が鳴り、照明が色とりどりに明滅してました。時々こういう風に変化するようですが、どういうタイミングでこのイベントが発生するかは分かりません。
なかなか壮大で、いつもこの場所はみんなが写真を撮っていますが、このときは大勢が動画を撮ってるようでした。美麗島駅には地元の人はいなくてみんな観光客なんでしょうか。 -
ホテルに戻ってシャワーを浴びて、チェックアウトしました。
そのまま地下鉄に乗って空港へ向かいました。
空港到着は12時15分頃。
14時発の飛行機なので余裕だと思ってたら、チェックインカウンターが長蛇の列でした。高雄空港も混むことがあるのですね。油断してました。
列は長く見えましたが30分も経たずに無事チェックイン。高雄でも関西空港と同じように自動チェックイン機を入れてくれたら良いんですけど。高雄国際空港 (KHH) 空港
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保安検査、出国手続きを早々に済ませ、飛行機に乗る前に腹ごしらえをします。
前回、台南弾丸旅行で高雄国際空港を利用の際に見つけたHomee Kitchenに向かいます。前回は保安検査の前に外で食べてしまったので、ここでは食べられませんでしたから、次に来たら帰りはここで食べようと決めてました。台湾っぽい食べ物がたくさんあるのです。好饗廚房 (高雄国際空港店) カフェ
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一番シンプルなセット、肉燥乾麺+貢丸湯組合餐(汁なし肉そぼろ麺と肉団子スープのセット)にしました。
細打ちのうどんのような麺に肉そぼろと青梗菜、ねぎが乗っていて、シンプルで屋台で売ってそうな麺で、美味しいです。が、空港の店であるせいか、上品というか癖が無さすぎるというか、やや物足りない味ですね。スープは、刻んだセロリが薬味に加えられていてなかなか良かったです。
今回、麺をあまり食べる機会が無かったですが、最後に食べられて良かったです。100元(370円)は、空港にしては安いですしね。好饗廚房 (高雄国際空港店) カフェ
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さて、これで今回の高雄弾丸旅行はおしまいです。
駆け足でしたが、美味しいものがたくさん食べれて、名所も見れて、フェリーのお姉さんやホテルのフロント人、メイドカフェのメイドさんやタクシーの運転手や旧高雄駅舎のおばちゃんや、何人もの高雄の親切な人たちと触れ合うことが出来て、充実した旅になりました。
高雄は良いところです。もうちょっと長居したい居心地の良さですし、まだ行きたいところもたくさんあります。打狗英国領事館跡とか、85大楼とか、愛河クルーズとか、瑞豊夜市とか、糖業博物館とか、もっと時間があるなら恒春でリゾートとか。再び弾丸で来るか長居するかは分かりませんが、再訪すると思います。
台湾と言えば台北ばかりの人が多いと思いますが、絶対に南部にも行った方が良いと思います。私の弾丸旅行は他人にはお勧めしませんが、もう一泊付け加えて二泊三日で訪問すれば相当遊べルと思います。
最後にまた今回の旅行費用を書いておきます。
関西国際空港−高雄国際空港(往復)13,440円
宿泊代(康橋商旅 六合夜市店)6,183円
現地で使ったお金 1325台湾ドル=4,903円
合計24,526円
今回、宿泊はダブルルームに一人で泊まってます。台湾のホテルはツインやダブルの場合は一人でも二人でも同一料金です。なので、2人なら二泊三日にしても一人当たりは上記とあんまり変わらない費用で行けると思います。
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この旅行で行ったホテル
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ラ ホテル ベースボール テーマ ホール
3.43
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