ミャンマー 1日目 黄金に輝くシュエダゴン・パゴダへ

2015/09/19 - 2015/09/23

シルバーウィークの休日をまるまる使って、読売旅行のツアーで4泊5日ミャンマーへ。

初日はかつての首都ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダを訪れました。

エリア ヤンゴン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 読売旅行

まず、なぜミャンマーに旅行しようと思ったかを簡単に・・・
今年は終戦70週年ということで、第二次大戦にちなんだ番組もたくさん放送されていますが、その第二次大戦のさなか、歩兵第十六連隊の一員として、私の祖父はミャンマーに送られていたのでした。
ほどなくして、祖父は傷を負ってしまい、倒れていたところを現地の人に助けられたそうです。祖父がミャンマーで命を落としていたら私は存在していなかったと思うと、一度はミャンマーを訪れてみたいと思っていました。

今年になって、旅行に誘ってくれる友人がいて、その夢がかなったのです。

写真は、軍医としてミャンマーの戦線に参加していた方の回顧録。献本として、生前の祖父がいただいたものです。

11時初のANAでいざ、ヤンゴン（ラングーン）へ。ミャンマーは、地名の呼び方が昔とは変わっているので、本で読む地名と現在の地名が異なることが多く、合致させるのに苦労します。

ヤンゴン国際空港 (RGN) 空港

11時に成田を発ち、7時間の飛行を経て13時半頃にヤンゴン空港到着。
緑がいっぱいです。

建設中の建物が目立ちました。

無事到着したものの、まさかの停車位置調整というアナウンスが流れ、通路で待っていたお客さんもいったん席に戻り、再調整。飛行機でもそういうことあるんですねー。ちょっと笑っちゃいました。

今回はすべての工程をバスでまわってもらうツアーです。お客さんは１０人のみと思ったより少人数だったので、ほっとしました。日本から随行してくれる添乗員さんと現地の添乗員さん２名態勢です。

荷物スペースがないバスのようで、最後の列にスーツケースを積んでいます。日本ではなかなかない光景に、いよいよ旅が始まった感が。

ミャンマーを走る車の9割が日本車だそうで、日本語の会社名が入った中古のトラックやバスがばんばん目に飛び込んできます。
なんでも、日本語をそのまま残しておいた方が状態がよい証拠になると、本にもありました。
中古車に携わる知人の会社では、現在輸出先として最大の国がミャンマーなのだそう。

シュエダゴン・パゴダに到着。エレベーターに乗って上にある回廊から向かうようです。

シュエダゴン パゴダ 寺院・教会

エレベーターのある建物の入り口

おみやげもの屋さん。ドル表示でした。ヒスイのブレスレット、漆器、Tシャツなどオーソドックスな感じ。

ちなみに、入り口を入ると靴はおさらばで、脱いで籠の中に入れました。雨ざらしのところを歩くので、ウェットティッシュは必須です。

また、特に注意書きは見かけませんでしたが、肩、足が出るような格好はNGなようです。裸足でないといけないので、靴下もNGです。どこのガイドブックにも書かれているだけあって、厳格に守られていました。

このエレベーターに乗っていきます。

アウンサン・マーケット

上に着くと、花を売っているおじさんがいます。

仏像にお供えするお花です。花をひもでつないだもので、腕にぶら下げて持ち歩きます。500チャットなり。1円がだいたい10チャットなので、日本円だと50円程度。
南国らしいいい香りがしました。

回廊から下を見た図。

廊下を抜けて、パゴダの近くへ。

菩提樹が何ヶ所かあり、その一つです。前にはゴールデン仏様。ミャンマーは銅やレンガなどで造られるものが多いそうです。そういえば日本では金ピカな仏像は見かけないなあと思いました。仏像ひとつとっても、国によって違います。

ガイドさんによると、特別な菩提樹なので、葉っぱにしっぽがあるのだそう。可愛らしい形をしています。

像の向こうに黄金に輝くパゴダ（仏塔）登場！！テンションが上がります。

今年修復したばかりだそうで、輝いていました。

小さなお堂や塔が所狭しと並んでいます。人々も思い思いのところで祈ったり、おしゃべりしたり、、

夕方なのでだんだん暗くなってきました。パゴダのまわりは、時計回りにまわるそうです。一周ぐるりとまわりましたが、けっこう時間がかかりました。

小さな祠一つ一つにも仏像が祀られています。

脇には獅子がいます。

どのお堂でも、人々が祈りを捧げています。

開いている時間は、4時から22時までとのこと。

絨毯に見えますが、床に絨毯の絵が描かれています。金色の部分は盛り上がってました。

こんな感じ。

奥に仏像が納められていますが、うわさ！？の電飾をバックに背負った仏像です。肉眼だと目がチカチカするのですが、こうして見ると本当に後光が差しているようです。

天井も見事です。

こちらでは人が集まって、話を聞いていました。

電飾仏像第二弾。んー・・・

寝釈迦仏も。

所狭しと仏像が並んでいます。敷地内にいったい何体あるのか想像もつきません。

ミャンマー語で説明書きがありますが、なんと書いてあるのか分かりません。

このような時、英語がほしいと切に思います。日本を訪れる外国人が、日本は英語の看板が少ないと言うそうですが、気持ちが少し分かりました。

境内はとても広いです。

ちょっとした門も、豪華に装飾されています。

パゴダを建てた時に厄除けとして建てられた像で、ところどころで見かけます。半人半獣のスフィンクスのような姿をしています。

こちらには像も。翌日、バスで移動している時に、道端で像に載っている人をを見かけました。東南アジアならではの光景でした。

中は中空ではないそうです。

イギリスに持ち去られそうになった鐘です。運んでいる最中に川に落としてしまったそうで、戦後ミャンマーの人達によって引き上げられました。

鐘さんは、イギリスに持っていかれるのがよっぽどいやだったのでしょう。鐘のそばには、物語が描かれた絵がかかっています。

パワースポットと言われた祭壇。
祭壇の周りでは数多くの人が祈っていました。

パゴダの頂上。あのてっぺんには、宝石たちが・・・

パゴダの頂上などを撮影した写真が飾られている部屋があり、肉眼では見られない頂上の写真を。昔のインドの商人がおさめた75カラットのダイヤモンドがてっぺんを飾っています。豪華！

その他も、寄進された宝石が山のように。。。

上から撮った写真も。こんなに高いんですね。修復の度に高くなり、現在105メートルだそうです。

空撮？美しいですね。

寄進された宝石が無造作にくくりつけられています。

写真が飾られていた部屋にも仏像。優雅なたたずまいです。

写真には、富士フィルムの協力があったと記述されていました。

こちらはお兄さんパゴダ。こちらのパゴダが出来る前に作られたもののようです。

ブッダの遺髪を安置する前に洗ったとされる井戸があった場所です。井戸はこの建物の内部にあるようです。

特に説明はありませんでしたが、ガイドブックによると、インドのブッダガヤにある仏塔を模したものだそう。

だいぶ夜が近づいてきました。

ミャンマーでは、八曜と言われる曜日の分類があり、曜日ごとに祭る神様や動物が異なるそう。パゴダのまわりには、曜日ごとの神様が祀られていて、その曜日に生まれた人が神様や曜日の動物に水をかけています。自分の年齢とのことですが、私たちははしょって3回ずつかけました。

さきほど購入したお花を、ここで仏像の肩にかけてあげます。

パゴダは、全部円形なのではなく、下は八角形で上に行くと途中で円形になります。てっぺんの方はチューリップなど、部分部分に名前がついているようです。

金箔を売っていたので、見せてもらいました。

獅子を横から・・・
だいぶスラリとした獅子です。なんとなくインドネシアっぽい感じも？

別のスフィンクス。ではなくて厄除けの像。よーく見ると顔の大きさが違ったりと、個性がありますね。

こちらが入場券。入る時にぺたっと貼られます。
ツアーで行ったので料金はまったく気にしてませんでしたが、1000円弱くらいするようで、日本の拝観料と比べても決して安くはないです。

夜は、麺料理のレストランへ。

ごく普通のレストランな感じが安心感をもたらします。

ジュースの種類が豊富！

ミャンマービールをいただきました。

お値段は、1800チャット。日本円にして約200円。安いっ！
味の方も、フルーティーで普通においしいです。

甘めのしょうゆだれ？の焼き鳥っぽい感じ。食べやすいです。

クウシンサイの炒め物。ニンニクが効いておいしいです。日本の居酒屋にもありそうなお料理になんだかほっとします。

見えませんが、ヌードルです。

豚の脂を油で揚げたものだそうです。カリカリで、中華料理で食べるようなエビせんのような味で、微妙にクセがあるくらい。手前のタレをつけるとおいしいです。

デザートの焼きバナナ。

この日はこれにて終了。明日はバゴーへ・・・

ミャンマー2日目① ビルマの竪琴の舞台バゴーへ
http://4travel.jp/travelogue/11058824