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チャイティヨーからバゴーを経て夕方4時過ぎにヤンゴンの中心部にあるマーチャントホテルに到着、まずは日没時のシュエダゴン・パヤーを撮影するためタイ人の同僚を伴って出掛けた。今回は彼らがホテルや車の手配を一切してくれたので、ありがたかった。ところでヤンゴンはもちろんミャンマー最大都市で人口は約250万人、1989年にラングーンから「戦いの終わり」を意味するヤンゴンに改称された。首都の座は2006年にネーピードーに譲ったが、経済の中心であることは変わらない。ホテルには日本語の無料の情報誌が各種置いてあり、日本企業の進出が目覚ましいことが窺われる。<br /><br />シュエダゴン・パヤーはヤンゴン最大の見所、黄金に輝くストゥーパ(仏塔)の高さは約100m、その高さと輝きは他を圧倒している。約2600年前に建てられ、地震によって何度も破壊され、現在の仏塔は15世紀ころ再建されたものであるという。境内には60余りの仏塔や廟が林立しており、多くの参拝者、観光客が訪れている。境内は広大で、他の寺院と同様入り口で靴を脱ぎ裸足でかなりの距離を歩く必要があり、足の裏の皮が厚くなることは避けられない。境内には仏足石、多くの仏像と聖人の像、釣り鐘、種々の仏塔などの見所があり、一回りするだけで数時間かかる。日没を迎え、徐々に暗くなっていく空を背景にライトアップされた仏塔を撮影して、ゆったりと流れる時間を楽しんだ。<br /><br />翌日早朝、もう一度シュエダゴン・パヤーを訪れ、朝日に輝くストゥーパを撮影してホテルに戻った。坂道を昇り降りして汗だくになったため、シャワーを浴びてからゆったりと朝食を取って、チャーターしたタクシーで市内の名所を巡った。街の南側のダウンタウンの十字路の中心にはスーレー・パヤー寺院が鎮座する。これははミニ・シュエダゴン・パヤーで、黄金色の仏塔の高さは46mと約半分、仕事を終えた市民が気軽に参拝に訪れる場所だ。スーレー・パヤーの横には独立記念碑が立つ公園があり、その回りは市庁舎、最高裁判所などの官庁街、また証券取引所、キリスト教会など歴史的建造物が並ぶ。<br /><br />この日は月曜日で、残念ながら市内の国立博物館、宝石博物館、アウンサン博物館、アウンサンマーケットなどは全て休館、ボーダタウン・パヤー、チャウッターヂー・パヤー、メーラムー・パヤーなどを巡ったが、少々時間を持て余して、インヤー湖に面するインヤーレイクホテルで時間調整をして空港に向かうことにした。少々無理をしてでも世界遺産のスリ・クシェトラを目指すべきだったかな、とも思ったが、ここはタイ人たちの意向を尊重することにしよう。なお、ミャンマーは右側通行で、タイや日本とは逆になる。一方自動車はほとんどが日本製で、日本から運ばれてきたと思われる中古車、中には昔懐かしいモデルが多く走っている。当然右ハンドルで、助手席に座った同僚は、すれ違い時にしばしばヒヤヒヤさせられた。市街で見覚えのあるバスが走っていると思ったら、丸八マーク、つまり名古屋市バスの中古がこの街で現役で活躍しているのだ。<br /><br />さて成長するミャンマーを象徴するヤンゴン国際空港 RGN は2016年3月にリニューアルオープンしたばかり。国際線の第1、第2ターミナルと、国内線の第3ターミナルから成り、免税店も多く並びASEAN他国の首都空港と比べても遜色ない。この国を訪れるのは最初で最後、と思っていたが、意外とそうではないかもしれないと思うようになった。

ミャンマー滞在記No.2:旧首都ヤンゴンのシュエダゴン・パヤーと市内の名所を巡る

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2017/06/12 - 2017/06/13

217位(同エリア1433件中)

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ハンク

ハンクさん

チャイティヨーからバゴーを経て夕方4時過ぎにヤンゴンの中心部にあるマーチャントホテルに到着、まずは日没時のシュエダゴン・パヤーを撮影するためタイ人の同僚を伴って出掛けた。今回は彼らがホテルや車の手配を一切してくれたので、ありがたかった。ところでヤンゴンはもちろんミャンマー最大都市で人口は約250万人、1989年にラングーンから「戦いの終わり」を意味するヤンゴンに改称された。首都の座は2006年にネーピードーに譲ったが、経済の中心であることは変わらない。ホテルには日本語の無料の情報誌が各種置いてあり、日本企業の進出が目覚ましいことが窺われる。

シュエダゴン・パヤーはヤンゴン最大の見所、黄金に輝くストゥーパ(仏塔)の高さは約100m、その高さと輝きは他を圧倒している。約2600年前に建てられ、地震によって何度も破壊され、現在の仏塔は15世紀ころ再建されたものであるという。境内には60余りの仏塔や廟が林立しており、多くの参拝者、観光客が訪れている。境内は広大で、他の寺院と同様入り口で靴を脱ぎ裸足でかなりの距離を歩く必要があり、足の裏の皮が厚くなることは避けられない。境内には仏足石、多くの仏像と聖人の像、釣り鐘、種々の仏塔などの見所があり、一回りするだけで数時間かかる。日没を迎え、徐々に暗くなっていく空を背景にライトアップされた仏塔を撮影して、ゆったりと流れる時間を楽しんだ。

翌日早朝、もう一度シュエダゴン・パヤーを訪れ、朝日に輝くストゥーパを撮影してホテルに戻った。坂道を昇り降りして汗だくになったため、シャワーを浴びてからゆったりと朝食を取って、チャーターしたタクシーで市内の名所を巡った。街の南側のダウンタウンの十字路の中心にはスーレー・パヤー寺院が鎮座する。これははミニ・シュエダゴン・パヤーで、黄金色の仏塔の高さは46mと約半分、仕事を終えた市民が気軽に参拝に訪れる場所だ。スーレー・パヤーの横には独立記念碑が立つ公園があり、その回りは市庁舎、最高裁判所などの官庁街、また証券取引所、キリスト教会など歴史的建造物が並ぶ。

この日は月曜日で、残念ながら市内の国立博物館、宝石博物館、アウンサン博物館、アウンサンマーケットなどは全て休館、ボーダタウン・パヤー、チャウッターヂー・パヤー、メーラムー・パヤーなどを巡ったが、少々時間を持て余して、インヤー湖に面するインヤーレイクホテルで時間調整をして空港に向かうことにした。少々無理をしてでも世界遺産のスリ・クシェトラを目指すべきだったかな、とも思ったが、ここはタイ人たちの意向を尊重することにしよう。なお、ミャンマーは右側通行で、タイや日本とは逆になる。一方自動車はほとんどが日本製で、日本から運ばれてきたと思われる中古車、中には昔懐かしいモデルが多く走っている。当然右ハンドルで、助手席に座った同僚は、すれ違い時にしばしばヒヤヒヤさせられた。市街で見覚えのあるバスが走っていると思ったら、丸八マーク、つまり名古屋市バスの中古がこの街で現役で活躍しているのだ。

さて成長するミャンマーを象徴するヤンゴン国際空港 RGN は2016年3月にリニューアルオープンしたばかり。国際線の第1、第2ターミナルと、国内線の第3ターミナルから成り、免税店も多く並びASEAN他国の首都空港と比べても遜色ない。この国を訪れるのは最初で最後、と思っていたが、意外とそうではないかもしれないと思うようになった。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.0
交通
3.5
同行者
友人
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
タクシー 徒歩 飛行機

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  • この日の宿 マーチャントホテル

    この日の宿 マーチャントホテル

  • マーチャントホテルの正面の街並み

    マーチャントホテルの正面の街並み

  • マーチャントホテルからの眺め

    マーチャントホテルからの眺め

  • シュエダゴン・パヤーのストゥーパと寺院

    シュエダゴン・パヤーのストゥーパと寺院

  • シュエダゴン・パヤーの黄金の仏像

    シュエダゴン・パヤーの黄金の仏像

  • シュエダゴン・パヤーの100mのストゥーパ

    シュエダゴン・パヤーの100mのストゥーパ

  • 仏像の背光は電飾されている

    仏像の背光は電飾されている

  • シュエダゴン・パヤーの参道

    シュエダゴン・パヤーの参道

  • 夕暮れのシュエダゴン・パヤーのストゥーパ

    夕暮れのシュエダゴン・パヤーのストゥーパ

  • シュエダゴン・パヤーの仏像たち

    シュエダゴン・パヤーの仏像たち

  • 日没のシュエダゴン・パヤーのストゥーパ

    日没のシュエダゴン・パヤーのストゥーパ

  • 仏教に帰依した少年たち

    仏教に帰依した少年たち

  • 日没後のストゥーパと寺院

    日没後のストゥーパと寺院

  • 完全に陽が沈んだシュエダゴン・パヤー

    完全に陽が沈んだシュエダゴン・パヤー

  • 祈りを捧げるタイ人の団体

    祈りを捧げるタイ人の団体

  • ろうそくを捧げる女性

    ろうそくを捧げる女性

  • 暗闇を背景にしたストゥーパ

    暗闇を背景にしたストゥーパ

  • ホテル近くの夜店

    ホテル近くの夜店

  • スパイシーな夜店の食べ物

    スパイシーな夜店の食べ物

  • 早朝の参道

    早朝の参道

  • 黄金の仏足石

    黄金の仏足石

  • 居並ぶ仏像たち

    居並ぶ仏像たち

  • 朝日を浴びるストゥーパ

    朝日を浴びるストゥーパ

  • マハーボディー寺院、インド様式

    マハーボディー寺院、インド様式

  • マハーティッサダの釣り鐘

    マハーティッサダの釣り鐘

  • 聖人ボー・ミン・ガウンの像

    聖人ボー・ミン・ガウンの像

  • 居並ぶ仏像たち

    居並ぶ仏像たち

  • オッカラバ王の像

    オッカラバ王の像

  • オッカラバ王の父の像

    オッカラバ王の父の像

  • マハーガンタの釣り鐘、イギリスに持ち去られたが後に戻された

    マハーガンタの釣り鐘、イギリスに持ち去られたが後に戻された

  • 市庁舎

    市庁舎

  • キリスト教会

    キリスト教会

  • 銀行になっている歴史的建造物

    銀行になっている歴史的建造物

  • スーレー・パヤー寺院の入り口

    スーレー・パヤー寺院の入り口

  • スーレー・パヤーの46mのストゥーパ

    スーレー・パヤーの46mのストゥーパ

  • 壮麗なスーレー・パヤー寺院の装飾

    壮麗なスーレー・パヤー寺院の装飾

  • 独立記念碑とマハバンドゥーラ公園

    独立記念碑とマハバンドゥーラ公園

  • 独立記念碑

    独立記念碑

  • 最高裁判所

    最高裁判所

  • マハバンドゥーラ公園に面する歴史的建造物

    マハバンドゥーラ公園に面する歴史的建造物

  • ボーダタウン・パヤーの黄金のストゥーパ

    ボーダタウン・パヤーの黄金のストゥーパ

  • ボーダタウン・パヤーの内部

    ボーダタウン・パヤーの内部

  • 金箔が貼られたボーダタウン・パヤーの内部

    金箔が貼られたボーダタウン・パヤーの内部

  • 仏陀と従う弟子たちの像

    仏陀と従う弟子たちの像

  • メーラムー・パヤーの仏像

    メーラムー・パヤーの仏像

  • チャウッターヂー・パヤーの寝仏

    チャウッターヂー・パヤーの寝仏

  • チャウッターヂー・パヤーの寝仏の足の裏

    チャウッターヂー・パヤーの寝仏の足の裏

  • ブッダの生涯を描いた壁画

    ブッダの生涯を描いた壁画

  • 丸八マークのついた旧名古屋市バス

    丸八マークのついた旧名古屋市バス

  • 近代的な新空港ターミナルビル

    近代的な新空港ターミナルビル

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