下町浅草が1日だけブラジルになった日　　　　浅草サンバカーニバル２０１４　　Vol.1

2014/08/23 - 2014/08/23

下町浅草に夏の終わりを告げる風物詩として、すっかりおなじみになった浅草サンバカーニバル。
毎年8月の最終土曜に開催されるカーニバルも今年で33回を迎え、東武浅草駅から雷門に向かって繰り広げられる、パレードは50万人もの人であふれ、本場リオのカーニバルのように熱気に包まれ、下町浅草が1日だけブラジルに変貌を遂げる日になります。
これを見ないと夏が終わらないという、絶対に外せないイベントの一つで、ここ数年は、サンバを見た後に高円寺に行って阿波踊りを見る。ブラジルと日本の伝統的な踊りのイベントを楽しむ1日になっています。
今年も浅草のサンバ思いっきり楽しんできました。
たくさん写真を撮ったので3部構成で紹介します。
Vol.1では地域の小学生たちを中心とするコミュニケーションリーグと企業チームによるテーマサンバリーグを紹介します。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

今年で３３回目を迎える浅草サンバカーニバル

三社祭り、隅田川の花火大会と並ぶ浅草の三大イベントの一つとして・・・

また夏の終わりを告げる風物詩としてしっかり定着していますね。

今年も49.5万人もの観客を集め盛大に開催されました。

ここ数年毎年見に行っているのですがよく見える席を確保するのが大変

昼過ぎから始まるパレードを最前列で見るためには、朝の早い時間から場所取りをしないとダメ。

この日は浅草に到着したのは12時少し前

パレードの行われる東武浅草駅から雷門に向かう通りはすでに人で溢れていました。

こりゃあ今年は場所の確保は無理かなと半ば諦めていたら、道路の反対側に人がまだまばらな場所を発見。

流石に座ることはできないものの2列目なので立ってみれば障害物なし

なんとか今年もうまく場所の確保はできました。

結局この日はこの場所に居座りパレード終了まで5時間立ち続けることに。

観客を50万人も集めるサンバカーニバル。

出場者も大変な数になります。

なんとその数、ことしは４７００名程だったとか。

そして参加するチームは4つのリーグによって構成されています。

最初にスタートするのはコミュニケーションリーグ。

これは地域の小学生や消防署などのブラスバンドなどが中心になります。

２つめはアサヒビールなどの企業チームで構成される、テーマ・サンバリーグ

この2つのリーグは採点の対象になりません。

残りの2つはS2リーグとS１リーグ

この2つのリーグはパレードの内容をコンテストで競います。

野球で言うとS2が2軍　　S1が１軍のチームになります。

S1リーグとS2リーグは、10名の審査員の採点により順位が決定。
以前はモバイル投票をいていた気がしますが・・・
10名という少数の審査では、それぞれの好みで左右されてしまいそうですね。

その結果が翌年に反映され、S２の優勝チームとS1の最下位チームが入れ替えとなります。

パレードの順番も前年の成績順となっていて、後のパレードほど内容が充実していく感じにになります。

エスコーラ・ジ・サンバといわれる大規模なチームによって順位が競われるのですが、毎年テーマが違うため大がかりな山車の制作や衣装の準備結構大変そうです。

衣装は本場ブラジルに発注しているようで、チームにはスポンサーがついているわけでもなさそうなので参加者の負担大変なのでは。

毎年見ているので、年々見ているだけでなくて参加したいという思いが強くなっています。

実際地元品川と目黒を中心に活動しているチームがあったので確認すると、常時メンバーの募集はしているものの、練習時間を合わせることが不規則な時間となってしまう私の仕事の関係と合わず断念。

もっぱら今後も見てるだけに専念するしかなさそうです。

いかんせん休みが少ないのに趣味が多すぎてやりたいことありすぎなもんで・・・

Ｓ１、Ｓ２のリーグについて、それぞれ色々規制を定めているようです。

参加できるチームは20チーム以内。
これは、パレードの時間の関係の規制でしょうかね。

今年はＳ２が7チーム、Ｓ１が9チームなのでまだ4チーム分は枠が余っているようです。

でもＳ１については9チーム、Ｓ２が11チームの計20チームが上限のようなので、当然のこととしてＳ２から上位に上がって最終的に入れ替えでＳ１に昇格していくことになるようです。

参加人数にも規制があるようで、Ｓ１になるとチームの構成人数は150名以上とし上限も300名としているようです。

Ｓ２のチームの構成人数は、概ね30名以上150名未満を原則としているようです。

また、ダンス・演奏・歌についてはチームの自演を必須となります。

曲についてもチームオリジナルのサンバ楽曲を使用することがＳ１の場合は必須

Ｓ２についてはチームオリジナルのサンバ楽曲以外の使用も認められているものの著作権者の事前の使用許可を得ることが必須になっているそうです。

アレゴリアと呼ばれる山車についてはＳ１リーグは必須項目

Ｓ２リーグについては、逆に禁止事項になっています。

審査の基準はどうなっているのか調べてみると

審査は6つの項目から評価されます。

１番目にパレードの構成がしっかりと設定されているテーマを表現しているか。

２番目が躍動感
テーマに合わせたパレードの盛り上がりと躍動感、それが周りの観客にも伝わっているかどうかを評価

３番目が衣装
テーマに沿った表現・デザイン、色のバランスやデザインセンスまでを総合的に評価

４番目は演奏
楽曲としての評価とパレードにおける打楽器、歌、弦など演奏全体の総合的な評価を行います。

5番目はダンスそのもの
テーマに沿った表現をしているか、サンバにあわせた動きになっているか、元気があるかなどを評価します。

最後は総合評価

演奏、ダンス、衣装、アレゴリアを含むパレード総体の評価とパレードが滞りなく進行しているかについても評価。

多分この子ラモスの娘さんのFABiANA？

写真にリンクしていないコメントが続きましたがこのパレードは地元企業　アサヒビールのパレード

最後のアレグリアには、必ず毎年登場するのはこのスーパードライ缶

ここからは昨年のＳ２リーグの優勝チームICU ラムズ（アイシーユー ラムズ）

今年のパレードのテーマは 『天地創造』

今年は見事Ｓ１リーグに昇格しました。

学生らしくさわやかなパレードでした。　　VOL.2に続く