台北旅行記(ブログ) 一覧に戻る
腹ごしらえを終え、府中駅に戻り、次の目的地”国立国父記念館”に向かう。<br /><br />”国立国父記念館”には康運板南線を乗り換えることなく、最寄り駅・国父記念館で降りる。<br /><br />駅前の信号を渡り、路沿いに左に進むと中山公園の入り口に出る。<br /><br />そこから角が反り返ったような屋根が特徴の”国立国父記念館”が見え、その上から重い雲を背負ってはいるものの、台北一の超高層”台北101”の見下ろす姿がはっきりと望める。<br /><br />「孫逸仙図書館」と記されている”国立国父記念館”の東入りロ前のロビーでは、中国将棋を楽しむ人が群れる。<br /><br />記念館内の正殿では、中央の孫文の坐像を両脇から衛兵が守護していると云うのに。<br /><br />国父史蹟展覧室で孫文が蒋介石を従えて写っている写真や、宋美齢夫人とツーショットの写真なども有り、興味深く観覧。<br /><br />私はかって中国・広州の孫文記念堂を訪れた際用意した、かって孫文が来日した際、現熊本県荒尾市の宮崎家を訪れ、宮崎滔天の一族郎党と一緒に撮った写真のコピーを持参していた。<br /><br />実は孔子廟での周松村さんに付き添っておられた李さんとの会話の中で、この写真をお見せしたところ、”国立国父記念館”に行って記念館の職員にこの写真を是非お見せなさいと進言されていた。<br /><br />たまたま展覧室で、西洋系の容貌の女性の方がインフォメーションの席に居られたので、運よく英語が通じ、此の写真を見せた所、「日本語が出来る職員がいますので少しお待ちください」と連絡を取ってくれた。<br /><br />そして現れたのが日本語ペラペラの女性の方。<br /><br />紹介を受けて知ったのだが、名は劉碧蓉さん。<br /><br />日本の学芸大学の大学院を出られ、現在は”国立国父記念館”で、「敬請指教」と云う役職がお有りの研究員。<br /><br />驚いたことに、劉さん曰く。「私この写真を持っています」。<br /><br />案内された事務所で、紹介された劉さんの上司の王秉倫さんともご一緒の席で、劉さんの話は一層私を驚かせ、喜ばせた。<br /><br />劉さんは孫文の革命を助けた日本人の一人”宮崎滔天”のことを勉強して居られ、その一環として、日本の熊本県荒尾市にある「宮崎兄弟資料館」を訪ねておられた。<br /><br />その際荒尾市長から贈呈されたという写真が、私が持参してきた写真そのものであった。<br /><br />まさか台湾でこの写真に出会うとは・・。<br /><br />劉さんは、その荒尾市長から贈呈された写真も掲載されている、劉さんが纏められた研究論文収録の、”国立国父記念館”発行の「館刊(第三十四期 中華民国1012年夏季号)」を、劉さんの論文の表題にサインしてプレゼントして下さった。<br /><br />別れに際し、劉さんは記念館の入り口まで送ってくださったが、そこの受付の背後の壁一杯に架けられている、孫文を中心にした、孫文が特別な友人と指名した人々の写真を指で示して云った。<br /><br />「この中に日本人が三人います。その中の一人が右端に立つ滔天です」<br /><br />ここにも日本との歴史と日本人に好意を寄せ下さる方が居られた。<br /><br />台湾が益々見近に感じられる様になった旅のひと時。<br /><br />劉碧蓉さんの論文が中国語なので、読むことが出来ない。<br /><br />読むことが出来れば多分もっと劉碧蓉さんに近づけただろうと思い、残念でならない。<br /><br />”国立国父記念館”を出ると 正面の広場は「中山碑林」と案内柱があり、中央に孫文の坐像、その後方に孫文の立像が置かれていた。<br /><br /><br />*参考<br />歴史と文学と情熱と愛と蜜柑の香る金峰オレンジロード<br />http://4travel.jp/travelogue/10516828<br /><br />第33回”世界アマチュア囲碁選手権大会”in 広州の旅10,広州散策その4中山記念堂<br />http://4travel.jp/travelogue/10761010

台北囲碁親善旅行同行記2;台北一人歩きその3”国立国父記念館”で”宮崎滔天”研究者に出会う

7いいね!

2013/12/12 - 2013/12/12

21716位(同エリア28155件中)

WT信

WT信さん

腹ごしらえを終え、府中駅に戻り、次の目的地”国立国父記念館”に向かう。

”国立国父記念館”には康運板南線を乗り換えることなく、最寄り駅・国父記念館で降りる。

駅前の信号を渡り、路沿いに左に進むと中山公園の入り口に出る。

そこから角が反り返ったような屋根が特徴の”国立国父記念館”が見え、その上から重い雲を背負ってはいるものの、台北一の超高層”台北101”の見下ろす姿がはっきりと望める。

「孫逸仙図書館」と記されている”国立国父記念館”の東入りロ前のロビーでは、中国将棋を楽しむ人が群れる。

記念館内の正殿では、中央の孫文の坐像を両脇から衛兵が守護していると云うのに。

国父史蹟展覧室で孫文が蒋介石を従えて写っている写真や、宋美齢夫人とツーショットの写真なども有り、興味深く観覧。

私はかって中国・広州の孫文記念堂を訪れた際用意した、かって孫文が来日した際、現熊本県荒尾市の宮崎家を訪れ、宮崎滔天の一族郎党と一緒に撮った写真のコピーを持参していた。

実は孔子廟での周松村さんに付き添っておられた李さんとの会話の中で、この写真をお見せしたところ、”国立国父記念館”に行って記念館の職員にこの写真を是非お見せなさいと進言されていた。

たまたま展覧室で、西洋系の容貌の女性の方がインフォメーションの席に居られたので、運よく英語が通じ、此の写真を見せた所、「日本語が出来る職員がいますので少しお待ちください」と連絡を取ってくれた。

そして現れたのが日本語ペラペラの女性の方。

紹介を受けて知ったのだが、名は劉碧蓉さん。

日本の学芸大学の大学院を出られ、現在は”国立国父記念館”で、「敬請指教」と云う役職がお有りの研究員。

驚いたことに、劉さん曰く。「私この写真を持っています」。

案内された事務所で、紹介された劉さんの上司の王秉倫さんともご一緒の席で、劉さんの話は一層私を驚かせ、喜ばせた。

劉さんは孫文の革命を助けた日本人の一人”宮崎滔天”のことを勉強して居られ、その一環として、日本の熊本県荒尾市にある「宮崎兄弟資料館」を訪ねておられた。

その際荒尾市長から贈呈されたという写真が、私が持参してきた写真そのものであった。

まさか台湾でこの写真に出会うとは・・。

劉さんは、その荒尾市長から贈呈された写真も掲載されている、劉さんが纏められた研究論文収録の、”国立国父記念館”発行の「館刊(第三十四期 中華民国1012年夏季号)」を、劉さんの論文の表題にサインしてプレゼントして下さった。

別れに際し、劉さんは記念館の入り口まで送ってくださったが、そこの受付の背後の壁一杯に架けられている、孫文を中心にした、孫文が特別な友人と指名した人々の写真を指で示して云った。

「この中に日本人が三人います。その中の一人が右端に立つ滔天です」

ここにも日本との歴史と日本人に好意を寄せ下さる方が居られた。

台湾が益々見近に感じられる様になった旅のひと時。

劉碧蓉さんの論文が中国語なので、読むことが出来ない。

読むことが出来れば多分もっと劉碧蓉さんに近づけただろうと思い、残念でならない。

”国立国父記念館”を出ると 正面の広場は「中山碑林」と案内柱があり、中央に孫文の坐像、その後方に孫文の立像が置かれていた。


*参考
歴史と文学と情熱と愛と蜜柑の香る金峰オレンジロード
http://4travel.jp/travelogue/10516828

第33回”世界アマチュア囲碁選手権大会”in 広州の旅10,広州散策その4中山記念堂
http://4travel.jp/travelogue/10761010

同行者
友人
交通手段
鉄道 観光バス 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

PR

この旅行記のタグ

7いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

台湾で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
台湾最安 145円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

台湾の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP