2013/09/06 - 2013/09/12
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Matt Yさん
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2013年 北朝鮮旅行記 その8
9/6 東京→北京
9/7 北京→平壌
9/8 平壌
9/9 平壌(←いまここ)
9/10 平壌→板門店→平壌
9/11 平壌→(列車)→新義州→丹東→
9/12 北京→東京
この日は共和国創建65周年の記念日でした。
予定に無かったパレードを見学でき大興奮
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 高麗航空 ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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レストランに着席し、トッポキなどが出てきてさあ食べようかという時、パレードが始まったと言われ外に飛び出す。
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すると凱旋門の方から軍用トラックの車列がやってくるではないか。沿道には造花の飾りを持った人々が動員されているようだ。
当然私たちのテンションもMAXに・・・ -
トラックには「労農赤衛軍・閲兵式」とある。
あとでわかったのだが、この日の閲兵式は7.27の「戦勝」60周年の時が朝鮮人民軍という正規軍が主力で、戦車や装甲車も登場したのに対し、この日は「労農赤衛軍」という予備役と民兵の混合のような組織が主力だったので軍事パレードといっても歩兵の分列行進が主力だったらしい。 -
7/27が朝鮮戦争「勝利」を祝う軍のお祭りだったのに対して9/9は共和国創立記念日なので国民が中心いう位置づけだったのようだ。
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そしてこのパレードはパレードに参加した兵士達がメインイベントのパレードの後に市内をパレードすると言うべきものだと言うことも分かった -
パレードの様子
因みに金日成広場で行われたパレード本体はこんな感じだったらしい
http://www.youtube.com/watch?v=BlBT0Yv83DA
5:53あたりで敬礼をサボっていた金正恩がお付きの人に敬礼するようたしなめられているのがかわいい -
このように群衆が切れ目無く配置される
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予備役に近い性格からか、女性兵士の割合が高かった気がした
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野暮ったい人から結構オシャレな人までまちまちなのが印象的
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私が録った映像
http://www.youtube.com/watch?v=oQT_RBECwbQ
パレードは30分ほど続いた。
後で知ったのだが外国人観光客で招待客ではない一般旅行者がパレードを見学できたのは2例目なんだそうだ(もう一回はその前の7月27日の「戦勝」60周年) -
昼食時の様子。モランボン楽団のビデオが流れる
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食後レストランの周りをぶらぶらしていたらちょっとした事件が起こった。結構暑かったのだがちょうどソフトクリームの屋台があって、人民元でいくらか聞くと人民元では売ってくれず、レストランに行けばウォンに換えてくれるというので、レストランの手前の輸入電化製品を売っているような商店の人に聞くとウォンに交換してくれた。
2013年現在、北朝鮮では外国人は現地の通貨を使うことは禁じられている。以前は外貨から両替した場合は、昔の中国の外貨兌換券のような特別の紙幣を使ったらしいが、今は直接外貨を使うことが求められている。従って普通は現地のウォン紙幣を目にすることすらないのだが、私と数人は流れではあったが、禁を破ってしまった。
因みに人民元5元(=80円相当)が7000ウォンくらいになった。ソフトクリームは4000ウォンだった。昨日金日成広場でのぞいた商店では500mlペットボトルのソーダ水に2650ウォンの値札が貼ってあった。 -
因みにホテルに掲示してあったレート表によると1人民元=16.18ウォンなので公定レートと実勢レートの間には86.5倍の差が有ることになる。表の経済と裏の経済とこれだけ格差があるというか、それだけ表の経済が崩壊していることになるのだが・・・表の経済の物価だけで生きていればそれは生活費は安くあがる。地下鉄の運賃は3ウォンだそうだ。しかし裏というか、こちらの方が実態なのだがで生活するとなると、とてつもない物価高となりとても「地上の楽園」ではなくなる。
外国人に今は現地通貨ウォンを使わせない理由の一つに、こういった事情を知られたくないということが挙げられると思う。
我々が美味そうにソフトクリームを食べていると他のツアーメイトも欲しがり、バスAの崔ガイドにしれることになってしまった。ガイドは屋台の売り子に、中国元を受け取らせるよう叱りつけ他のツアーメイトもソフトクリームを食べることが出来たのだが・・・ -
食事後すぐ近くの凱旋門へ。既に移動の時何回も通過していたので、正直もはや見慣れた感。
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待機しているガイドがいて、1925年に平壌を発ち、1945年に凱旋した等々とおなじみの説明をするが、グループ旅行の利点はその間もほぼ好き勝手行動できること、と言うわけで正直あまり聞いていませんでした。
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パリの凱旋門より高いんだぜという自慢や「凱旋」の意味よりはこういう「革命的」レリーフに萌えるのが本音。
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ここは前述の通り金日成が平壌市民の前に初めて現れて演説した所なのでその時の様子を描いたモザイク画もある。もっとも当時はソ連軍将校に付き添われ、今は南の国旗である太極旗をバックに演説したことは「なかった」ことになっているが。
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続いて焼肉でおなじみ(笑)なモランボン(牡丹峰)公園を見学することになった。凱旋門のすぐ脇の金日成スタジアムの横の道を上っていくのだが、ちょうどこのあとスタジアムでは共和国創建記念日記念のサッカー試合が行われるようで、福利厚生的に観戦する軍人が入場を待つ間、道ばたに沢山座り込んでいた。そんな道を私たちは進んだのだが、私のルームメイトの、ロバートは身長2m超、推定体重120kg超、長髪長髭、ぶっとい二の腕には入れ墨・・・という姿なので兵士達の注目を浴びていた。
有るものは無関心を装いつつも目だけロックオンとか、もろガン見とか、ただただあんぐりとか、ロバートの後ろを歩き彼らを観察するのがとても面白かった。
北朝鮮の軍人は栄養状態もあって、身長も低く体格も貧弱な人が多い。ロバートの姿はビジュアルだけでこりゃかなわないや的なショックを与えたに違いない。 -
モランボンの頂上のあずまやから大同江の眺めを堪能・・・するはずだったが木々が茂っていて視界があまり望めず・・・
ツアーメイトのマラワが大きな荷物を背負っているのでこれは何?と聞くと袋に入ったフラフープという。この時まで知らなかったのだが彼女はプロのフラフープエンターテイナー
http://marawatheamazing.com/
で、公園行くならフラフープでしょと言うことで持ってきたんだそうだ。 -
頂上から少し降りていくと屋外ステージのようなものがあり、婦人会の出し物的な演芸が行われていた。
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演目はコミカルで場内の笑いを買っていた
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お年寄りが多かったが実に楽しそうだった
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また周辺ではバーベキューをしている人もいた
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野遊会が大好きなこの民族の根っこにあるものは南も北も同じなんだと改めて思った
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飲んでいるものは炭酸飲料と焼酎が多かった
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いくつかの演目を楽しんだが、ガイドが話をつけてマラワが飛び入りでフラフープパフォーマンスを披露することになった
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さすがプロ、観客釘付け
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チマチョゴリ姿のおばあさんも
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洋服姿のアジュンマもトライしてみる。上手く出来ないところがまた笑いを買っていた
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観衆は心底楽しそうな表情をしていたのが印象的だった
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しばらく楽しんだ後バスに戻り次の見学地へ移動・・・のはずがここでまた事件が。ツアーメイトの一人が行方不明になってしまったのだ。
先ほどの野外公園場では確かにここから出てはいけないとかそういう規制はなかったのだが敢えて自分から離れていかなければはぐれると言うことはあり得ない状況だったのだが、ガイドが手分けして探す事に。その間待ちぼうけを食らわされた我々はマラワのフラフープで遊ぶことに。 -
それを見る駐車場で居合わせた人々の表情がまた良かった
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私たちの二人目のガイドも技を披露
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案外地元の人ともふれあえたし、このモランボン公園でのひとときがこの旅行で一番楽しかったかもしれない。
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