2013/09/06 - 2013/09/12
39位(同エリア94件中)
Matt Yさん
- Matt YさんTOP
- 旅行記265冊
- クチコミ649件
- Q&A回答46件
- 685,130アクセス
- フォロワー139人
2013年 北朝鮮旅行記 その6
9/6 東京→北京
9/7 北京→平壌
9/8 平壌(←いまここ)
9/9 平壌
9/10 平壌→板門店→平壌
9/11 平壌→(列車)→新義州→丹東→
9/12 北京→東京
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
PR
-
朝起きると出発は7:45と言われていたのに、もう7:15だ。
外の景色はもやっていた。滞在中ずっとスモッグとも朝霧と着かないもやもや感がする空だった。
下の建設現場では朝礼が行われていて、体操が行われていたが、やる気なさそうにだらけた体操ぶりにかえって親近感を感じた。(焦っている割にはのんびり観察しているわけだが) -
朝食は昨晩と同じメインホールでのビュッフェ。
朝食は毎食ここで食べることになっていた。
昨晩同様作り置きであまり美味い!って感じはしないが、朝食としてはまぁ仕方がないというか文句は言えないだろう。紅茶、コーヒーはバカ丁寧に接待員同士がついでくれるのだが、それ故に長蛇の列。
飲み物は他に色が付いて甘いだけの気の抜けた炭酸水があるだけだった。
集合時間の45分に間に合うようかきこんでバスに向かったのだが・・・誰もきてはいない。というか、食堂でツアーメイト悠長に食事していた時点で気がつくべきだったが・・・
この辺はさすが多国籍軍。時間にはルーズだった。加えて朝鮮側も綿密に計算しているようで案外ルーズで昨日もアリラン祭は予定を変えて今日見る!と言ったと思ったらやっぱり今日じゃないとか予定変更がしばしば。 -
とはいえ予定より30分くらい遅い8:15分過ぎに出発。
写真は大同江を渡り、羊角島に向かう羊角橋の通勤風景
今日のメインイベントは金日成と金正日の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を参拝することだ。 -
金日成広場の周辺には昨日見た旗竿のようなものを持った集団が腰を下ろしていた。
-
万寿台の銅像は丘の上にあって、そこから見下ろしている形で、正面から来る人々に畏敬の念を抱かせる仕組みになっていた
-
お、これは京急バス?
-
錦繍山太陽宮殿は市内の外れにあって結構時間がかかった。といっても20分くらいだけど。日曜日と木曜日の午前中しか開放されない。現在平壌を訪れている全外国人観光客が全員集合と言った感じ。
旅行会社によってスーツにネクタイが必要と言うことだったがうちの旅行会社基本ターゲットがバックパッカーと言うこともあってか、うるさくは言われなかった。むしろ初日のミーティングで私の普段の格好でいったらその格好でOKと言われていたくらい。しかし自分でもレベル感が分からなかったので、私も背広の中で一番カジュアルっぽいもののスラックスに革靴、半袖ワイシャツにネクタイをバッグに忍ばせていた。
日本人の団体では、ばっちりスーツの一行もいたが、本当にスマートカジュアルであれば良い感じ。 -
因みにガイドはこんな感じ中央の二人がバスA,Bのメインガイド、左の男性が研修中のヘルプ要員の学生、右側がバスAのオーストラリア人ガイドのRowanである。
屋根が着いた長い廊下で4列になるように言われる。が我々ガイジンは結構ダレダレ。スタートが遅れた我が一行は外国人の中でも最後になってしまいかなり待たされた。 -
我々ガイジンはバスで来てガイジンの列に並ぶのだが、内国人は特別の路面電車で来る。恐らくそこに乗る段階で参拝に来る人しか乗れないようになっているのだろう。
乗客が降りると車内点検の上最敬礼して見送る軍人が警備している。
我々にはちょっと機械仕掛けに見えてしまう。 -
内国人は最正装して緊張のおもむきでしずしずと整然と進んでいく。
その様子にワクワクな我らガイジン達 -
1時間待って地下のクロークでカメラ等を預けセキュリティチェックを通って、5分もかかる長い長い動く歩道その1と3分くらいのその2に乗って、やっと宮殿本殿昇殿を許される。
まず金正恩が参拝したとかニュースとかでよく撮られている父子の立像が建つ長い長いホールへ。像の前で一礼させられる。荘厳なトーンの「金日成将軍の歌」がBGMで流れる。申し訳ないけど金正日の顔が若干漫画チック。
そのあとは二階へ。カラーの軍服姿の金日成などに新鮮に思っているとクリーンルームなどに入るとき使う日本製の埃を吹き飛ばす装置を通ったりしていよいよご遺体拝謁。
暗い照明、三軍の儀仗兵が警備している部屋の真ん中のガラスケースに薄明かりのスポットライトに照らされたご遺体が浮かび上がっている。
足もと→左側→頭→右側の順で4人一組にさせられてタイミング合わせて一礼→しばし観察→移動といった段取り。なかなか一礼するのにタイミング合わなかった(と言うより礼は最小限にしてよくご遺体を観察したい私と他の人とが合わないだけではあるのですが)
同様の保存された遺体を展示するというのは毛沢東とレーニンを見たことがありますが、ここはここに至るまでの「行列・お預け理論」の通り待たされた分もあってなんか神々しさ感は一番強かったですね。今にも起き出してきそうと、出来としてはよいできばえ。
金日成の髪は美化されている肖像画のようなロマンスグレーでは無く、日本のオジ様方が良くやる、染めたものの茶色くなってしまった、と言った感じだったのもそれはそれでリアル。
遺体安置室は独特の重苦しさがあるので、部屋を出るとなんかほっとしてしまいます。
遺体安置室の隣には専用乗用車、お召し客車が展示してある部屋と各国からもらった勲章展示室があった。専用客車内、随行員の椅子の近くには日本製の住宅用呼び出しが一つ一つ用意されていて、なんか他の調度品と比べた浮き具合が印象的でした。
階段を下りると今度は金正日の間。金日成の時と違って部屋に入るまでのプロセスが短く、心の準備がなくいきなりご対面といった感じ。手順や部屋の構造は金日成の時と全く同じ。ただし金正日の方は専用ボートまであり。
ご遺体参拝を終えると宮殿正面にもう一つお辞儀スポットがあってそこを抜けるとまた動く歩道で出口へ。クロークで預けてあったカメラを取ると外観を見に行くという流れ。
内部は写真撮れないので
http://www.youtube.com/watch?v=SSNDDEKyUG4&list=HL1391442958&feature=mh_lolz
で、でも。ご遺体そのものは写っていないけどその他はよく特徴を捉えていると思います。 -
記念撮影の案内
-
記念撮影する人々を横からパチリ
-
この建物は晩年の金日成の執務室を利用したものなんだそう
-
次に向かったのは大城山革命墓地。
-
社会主義リアリズムの石像が萌え萌え。
-
山の中腹と頂上の二カ所「参拝」ポジションがあって一列になって一礼させられる。
-
団体で参拝している人たち
-
この墓地に埋葬されているメインは金正日の母親の金貞淑
-
他に金正日の後見人的立場だった呉振宇の墓なんかも有りました
-
大同江沿いの道路から見える大同門。ソウルから来るときは平壌にはここから入ったそう。この川沿いの道は何回も通った。
-
一旦ホテルに帰って昼食。最上階の回転レストランで食べる
-
回転レストランの様子
-
お昼もビュッフェ形式なのだが、正直美味しい!と思えるものがないのはいつものパターン。ただ、不味いかと言われるとそうでもない、なんか社食とかで食べている感覚だ。
-
食べたい人の割に供給量が少なくて、足されるとわっと群がる・・・
-
回転レストランからも十分展望は楽しめたのだが、その下に外に出られるスペース発見
-
ガラス越しではなかったので眺めを堪能こちら側は南側
-
こちら側は北側、市内中心部
-
平壌駅方面
高麗ホテルのツインタワーが見える。向こうも回転レストラン付き -
よく見ると古い家屋が残っている一角が結構ある
-
こういう風に古い家屋が残っている。
-
逆にこういうところ今なら観光地に重宝されるのに、北の当局は全く分かっていない。連れて行くところはコンクリートジャングルばかり。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Matt Yさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
32