2013/09/06 - 2013/09/12
14位(同エリア94件中)
Matt Yさん
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2013年に行った北朝鮮旅行、準備編です
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 高麗航空 ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
小学生の頃からあの半島には興味を持っていた。
南北とも良くラジオを聞いていたし、関連する本なども良く読んでいた。
15年前位から南だけでなく北にも観光旅行が比較的容易に行けることは分かっていたが、近い割に猛烈に高い料金ゆえそれほど食指はそそられなかった。
最近中国の旅行会社を経由(=朝鮮総連にピンハネされない)することによりかなり値段も下がってきて候補に入ってきた。
しかし政治情勢等先方の都合に左右されること、
ビザなどかなり事前に準備しなくてはならないため予定を早く決めなくてはいけないこちら側の都合等が上手くかみ合わないと行くことができない。そして今年は両方がかみ合いそうなので行くなら今でしょということになった。
正直日本人がかの国に渡航することは議論があるのは承知している。国として経済制裁を課し事実上渡航禁止を求めている国に行くことは国民としてどうなのか、外貨を落とすことによって核開発などを支援することではないのか、拉致問題を抱えているの等々。
しかしどういう国か知った上で議論をしても遅くはないし、研究者的といったらおこがましいが、自分は一般観光客とは違うんだということを言い訳にして自らを納得させることにした。
因みに私は政治信条的にはどちらかと言えばライトウイングなので、往事の友好万歳的な事実に目をつぶる盲目的レフトウイングの立場からは一線を画す。自分に素直にとにかく見てこようと思った。 -
現在日本人が北朝鮮に行く場合
①中外旅行社など日本の総連系旅行会社に手配を依頼する
②金橋旅行社や金華旅行社など中国の本来中国人向けの旅行会社に手配を依頼する
③欧米人向けの旅行会社に手配を依頼する
という3つのチャンネルがある。それぞれ(①では情勢上、今は個別手配のみでツアー形式の団体旅行はやっていないようだが)旅行会社が主催するグループツアーに参加するか、それと日程が合わない場合オーダーメードの個人ツアーを手配することになる。
北朝鮮では外国人は一人で自由に歩き回ることは出来なず、ガイド兼監視員(しかも複数)の元で観光することになる。一人では行きたい所のリクエストは出せるが、自分以外の費用も全て自分で負担しなくてはならないため、割高になるだけでなくガイドからの監視度も高い。グループツアーだと行くところはあらかじめ決められてしまうけど費用も監視度も分散される
友人に一緒に行かないかと声をかけてみたものの物好きな人はいないか日程が合わないかで、結局一人で行くことにしたのだが、上記を踏まえグループツアーに参加することにした。中国系の旅行社では日本人向けのツアーもやっているのだが、なぜか私が休みが取れる時期には開催されていなく、当初は北京ベースで欧米系ではメジャーなKoryo Tours(http://www.koryogroup.com/)の往復空路利用のツアーに申し込むことにした。
しかし申し込んだ後で、ほぼ同じ日程だが現地滞在が一日短い代わりに帰り鉄路利用で500ユーロも安いYoung Pioneer Tours( http://www.youngpioneertours.com/ 以下YPT)のサイトを見かけしまった。なぜかオフィスが西安にあり申し込みフォームもKoryoと比べるとちゃっちい造りで申し込みができているのかできていないのか、反応もなかったこともあって一抹の不安があったものの、電話をしてみるとしっかり回答してくれてすぐ資料と申し込み書をメールで送ってくれたので、Koryoには申し訳ないけどキャンセルしてYPTに申し込むことにした。
結局代金は北京からで980ユーロ、うち40%を1ヶ月前、残金を1週間前までに支払う。決済は銀行送金も利用できるがPAYPALだとネット上で簡単に決済出来るのでPAYPALを利用した。(ただし3.3%の手数料はかかる)。ツアー代金には北京からの往路の航空券、帰りの鉄道切符、ツインルームの部屋代(一人参加は同性とシェア)、特に指定がある場所以外の入場料(具体的にはアリラン祭のマスゲーム、遊園地の乗り物、主体思想塔は別途支払う)、三食(ただし追加でビールなど頼んだ文は別途)が含まれている。つまり追加の飲み物や土産以外は全て含まれていることになる。 -
事前に注意事項として
・パソコン、携帯電話(衛星を除く)は持ち込みOK、ただしGPS機能がついているデ ジカメは禁止
・プロ用ビデオカメラは禁止だが家庭用ならOK
・デジイチのレンズは250mm以下まで
・電子ブックはOK、朝鮮に関する本もOKただし批判的なもの、聖書やコーランなど の宗教書はNG
・現地通貨は使えないのでユーロ、人民元、ドルを持参。レートはユーロが一番良いが細かいお釣りなどの関係で使い勝手が良いのは人民元とのこと
・ガイドに一日あたり7ユーロ相当のチップと時刻から食品、煙草(推奨はキャメル かセブンスター)、化粧品などのギフトを強制ではないが、あげると全てがスムーズに行くので強くお願いする
・最低でもスマートカジュアルの服装を一式(金日成の遺体参拝時)を用意
・朝鮮側のガイドと友好関係を保つこと、彼らとの関係が良いと我々の希望もより 叶えてくれる。もしセンシティブな事が聞きたくなら同行する西洋人のガイドに まず聞いてくれれば、聞いても良いか答えるとのこと。、
・出発日9/7の前日9/6の14時に説明会があるのでなるべく来ること(来れないときは要連絡) などと案内された。
PAYPALで2回に分け代金を支払い、申込用紙、ビザ申請用紙、写真をe-mailで送信。写真の背景が城でなくてはいけないと連絡があって送り直した以外はスムーズに手続きは進んだ。
一週間前に日本の総連系旅行会社である中外旅行社から電話がかかってきて、名前生年月日、住所の確認をされる。ビザを発行するために、朝鮮側の受け入れ機関である朝鮮国際旅行社の依頼を受けてのこと。総連に監視されている感は正直有る・・・あとは行くまで。直前に訪朝した友人から情報を仕入れたりと結構慌ただしかった。
入国までのチャネルは色々でも結局入国してしまえば外国人は基本的に朝鮮国際旅行社が扱うので基本的には扱いはそれほど変わらない。
北京まではANAで特典航空券を確保し、いざ北京へ。
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