48. 北朝鮮潜入一週間 Day3-1 「金親子の遺体を見に行く」

2014/09/05 - 2014/09/12

☆2014/09/05(Day1) NRT-PEK 北京の旅行社Koryo Toursでブリーフィング
☆2014/09/06(Day2) PEK-FNJ 万寿台大記念碑
★2014/09/07(Day3) 錦繍山太陽宮殿 大城山革命烈士陵 金日成広場 開城へ移動
☆2014/09/08(Day4) 開城観光 板門店 平壌に移動 主体思想塔
☆2014/09/09(Day5) 建国記念日！ 地下鉄乗車 凱旋門 祖国解放戦争勝利記念館
金日成広場付近を散歩 サーカス他鑑賞 遊園地
☆2014/09/10(Day6) 鉄道博物館 人民大学習堂 トロリーバス乗車
☆2014/09/11(Day7) 51/K28列車で平壌から北京へ
☆2014/09/12(Day8) 北京着、解散 北京鉄道博物館 PEK-NRT


NRT-PEK JL863 1045-1350 B737
PEK-FNJ JS222 1330-1600 Tu204
PEK-NRT JL864 1520-1955 B737


旅行社：Koryo Tours 　http://www.koryogroup.com/index.php
ツアー名：National Day Short Tour 2014
ツアー中の言語：英語
ツアー料金：EUR1,550.00
現地での主な使用通貨：CNY
その他広く使用可能な通貨：USD EUR (JPYも使えるが、CNY USD EURを用意した方が無難）

参考：今回の旅に掛かった金額
EUR+22.00 + JPY303,498 ＝ ツアー代(JPY213.932+EUR22.00)＋NRT/PEK航空券JPY52,720＋北京宿泊JPY6,831＋CNYキャッシングJPY30,015
（ツアー代のEUR22.00は、ツアー代振込時のレート変動による差額調整の為に旅行社で現地払いしたもの）

写真は別の場所にも投稿している場合あり

エリア ピョンヤン(北朝鮮)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

泊まっている羊角島ホテルのベッドはこんな感じ。
寝心地は普通。
たいてい疲れて帰ってくるので、毎晩ぐっすり眠れた。

羊角島国際ホテル ホテル

今日は目覚めた瞬間から北朝鮮である。
天気はいまいちだが、バスに乗って観光を始める。

海外のツアーに参加するのは人生で3回目。
初回は修学旅行のパリ・ローマで、
二回目は学生時代に行ったシンガポール。
どちらも、ツアーの利点は「観光地と観光地を最短距離でダイレクトにノンストップで移動できるので時間の節約になる」であった。
（同時にデメリットもいくらでもあった）
しかし今回の北朝鮮ツアーは今までのものとは違った。
北朝鮮のツアーバスが走れる道はある程度決まっているようで、必ずしも最短距離で移動ができるようではなかった。

ツアー全体で何十回も通った道もあり、なんとなくその周辺を覚えてしまった。


写真のバスは、その辺を走っていたもの。ツアーのバスではない。

トロリーバスに興味はないが、このレトロ具合はなんとなくそそられる。

朝だからか、大量のバスが走っていた。

何度この碑（？）の前を通っただろうか。
バスはこの碑の前で止まることはなく、いつも素通りだったので、特に重要なことが書いてあるわけでも、何か大きな意味があるわけでもないのだろう。

整備された川。

北朝鮮の整備された部分の風景は、なんとなく中国っぽい。
中国の資本が入っているのか、共産主義的な思想故似てしまったのかはわからない。

バス待ち。
みたところ、平壌中心部のバスは高確率で立ち客が出るほどの乗車率だった。

団地前の遊具（トレーニング機か？）で遊ぶ子供が、外人集団（9割白人）の我々のバスに向かって手を振る。
きっと恵まれた家庭の子なのだろう。

最初の目的地は錦繍山太陽宮殿。

錦繍山太陽宮殿は、金日成、金正日両名の遺体が保存加工された上で安置されている宮殿であり、彼らに関する展示も多数ある。

もともと金日成の宮殿であった上、両名の眠る場所だけあって、非常に豪勢なつくりになっているし、展示品も興味をそそられるが、残念ながら写真撮影は不可である。

将軍専用車両とかシャンデリアとか安置室とか撮りたかったのにな。

金親子の眠る場所まではただっぴろい敷地を足腰に弱い高齢者にも優しい超低速の動く歩道に乗っていく。動く歩道の上を歩くことは許されず、私語も禁止である。
黙って整列し、ひたすらゆっくりと進み、金親子に近づいていく。
いつかみんな「早くつけよ！」と思うようになり、それが「早く金親子に会いたい」に変わっていく人も中にはいるのだろう。

この国は、金一族を良く見せる才能に長けている。

ちなみに、入場する際にはフォーマルな服装が要求される。
この写真くらいで全く問題ないが。

というか、Tシャツの外人もいた。

現地民は錦繍山太陽宮殿に来るためだけに作られた路面電車に乗って来ることができる。
（外人が乗れないのかは不明だが、今回のツアーでは乗らなかった）

現地の参拝者

大城山革命烈士陵に移動する。

共産主義的石像

大城山革命烈士陵は北朝鮮建国の功労者が葬られている墓のようだ。

ガイドはしきりに彼らは"Anti-Japanese Soldiers"であると強調し、ツアーメイトの興味が自分に向けられる。
ツアーメイトの視線は決して「日本人はなんて悪い奴らなんだ！」という中国・（南北）朝鮮人的な目線ではなく、どちらかというと「こいつらなんでこんな馬鹿の一つ覚えみたいに日本を悪にしたてあげるんだ？」といったものである。

自分は正直、最初はどんなに朝鮮人が日本を悪く言っても全く気にならなかった。

自分が日本を信じる根拠はそれなりにリーズナブルであり、
彼らが日本を悪く思う根拠はあきらかに虚構であるとわかっていたからだ。

でも日本下げが一日に何十回も、そしてそれが何日も続くと流石にイライラしてきた笑

バスで昼食会場へ移動。途中のトンネルの入り口が立派！

草むしりのおっさん。

レトロなバスが多いので、バス好きには堪らないのだろう。

混雑するバス乗り場

TAXIが走っていることに驚き。

平壌には日本の中古バスが大量に走っている。

左の黄色いバスは朝鮮国際旅行社の日本製中古バス。北朝鮮は右側通行にも関わらず、日本製中古バスは左側仕様のまま走っている。
道端で乗降する時、乗客は車道側に降ろされる訳で、とても危ない気がするが・・・・

昼食。
白人達はキムチを殆ど食べないので、自分が処理係。

北朝鮮のキムチは美味しい。
日本で売ってるキムチは好きじゃないが。

よくわからんが、なんとなく中華寄り。

多国籍で鍋をつつく。