2013/07/01 - 2013/07/02
56位(同エリア209件中)
クッキーさん
アヴィニョンからモンペリエ乗り換えでカルカソンヌへ。
途中の車窓からは南仏の街並みを楽しめました。
アヴィニョンを早くに出たので、予定通りに、まずはミディ運河クルーズを。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6:50にホテルをチェックアウト。
早朝のアヴィニョンの街を駅へ。 -
こちらの脇道をたどる時間はなかったなあ。
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サン・マルティア寺院。
遺跡っぽいけど。 -
7:10、アヴィニョン・サントル駅に到着。
人も車も少ないので、ようやくきれいなレピュブリック門が撮れる。 -
7:15
カルカソンヌ行きだから、ローカル線ということなのかな。
駅の構内では、エスプレッソではなく、アメリカンコーヒーをようやくゲット。 -
7:20
電光掲示板でホームを確認することにも慣れた。
ホームはC、改札の左手の階段を下り、地下通路の端まで歩き、エレベーターでホームまで上がる。
写真を撮ったりしてもたもたしていたら、私の切符を見ながら、2等はあっちだよ、と親切に教えてくれた若者(訊いたわけではないのだけど、私がよっぽど頼りなく見えたのかな)。
もう少しで1等に乗るところだったかも。 -
7:38発の電車は、定刻に発車。
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7:56
Tarascon タラスコンの街。
アヴィニョンから一旦ローヌ川沿いに南下したみたい。 -
タラスコンの駅。
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いい雰囲気のお城が見える。
タラスコン城かな。 -
8:13
タラスコンから西に向かって、ここはニームの街だったかな。 -
TERだからか、列車はけっこう揺れる。
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8:25
ニームから南西に進んで、Luneru ニュネルの街 -
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8:52
モンペリエには8:45に到着し、ここで乗り換え。
列車を降りた後、階段を上って、ここで駅スタッフにホームを訊き、エレベーターで下のホーム D へ。 -
待つこと、ほんの数分で列車に乗り込む。8号車2F席。
時間的にギリギリという乗り継ぎを心配していただけに、ほっと一安心。
列車の予約を一覧表にまとめたものを準備していたので、個々のチケットを見せて尋ねるよりもわかりやすかったのは収穫と言える。 -
9:20
Sete セットの駅。 -
海なのかと思っていたのだが・・・
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トー湖という湖だった。
この時には気付かなかったのだけど、湖の反対側は地中海だったみたい。
地中海とトー湖に挟まれた細い砂州の上を走っていたのか。 -
セットは、『ラングドックのヴェネツィア』と呼ばれており、港湾と地中海に面したリゾート地であるらしい。
ミディ運河の東の出発点。 -
9:26
運河?湿原?
こんな風景を見られるなんて思いもよらなかった。 -
9:37
ブドウ畑が広がる。 -
Beziers ベジエ。
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9:42
ベジエの駅。 -
ベジエは、ガリア人の町として建設されたのに始まり、ローマ都市として栄えた街。
4世紀から1802年までは司教座が置かれ、サン・ナゼール大聖堂は司教座聖堂であった。
そんな歴史を偲ばせるような光景が車窓から見られるなんてラッキー。
ミディ運河とオルブ川の交差地で交通の要地として発達、ワインやブランデーの集散地・産地として栄え、ワイン博物館があるのだとか。 -
ローマ時代の面影が残された地中海沿いの街を、一つ一つたずね歩くのも素敵だろうな。
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ナルボンヌの駅では数分の停車。
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10:26、ほぼ定刻にカルカソンヌに到着。
3時間近くの列車の旅で車窓からの風景を堪能。 -
駅を出て、運河の風景を眺めていると、運河クルーズのチケットブースを発見。
一度ホテルにチェックインし再び出向くのは大変だ、と思っていたが、スーツケースを預かってくれるというので、急いでチケットを買いすぐ船に乗り込む。
その後も、運河の坂道を急いで下りてくる何人かの人を待ち、クルーズ船は10:35に出発。
トゥールーズでガロンヌ川から分岐し、地中海に面したトー湖にいたる全長 240 km 、支流部分も含めた総延長では 360 km に及ぶ水路と、閘門(ロック)、水路橋、橋、トンネルなど328の構造物をもつミディ運河。 -
『17世紀、南仏の経済発展の基礎となる物流を助けるため、徴税師ピエール・ポール・リケが発案した、地中海と大西洋を結ぶ大運河計画。
1666年に開始された工事は、当時の土木技術の最先端を駆使したものであった。標高差のある運河全域に水を供給するため、最も高度の高い位置にサン・フェレオール貯水池を築き、ここから水路を通して運河の最高地点であるノルーズの分水嶺へと水を導き、さらに途中にいくつかの人造湖を築くこととで、まんべんなく水を行き渡らせることに成功した。
さらに起伏の多い地形を克服するために運河橋を架け、トンネルを掘り、100を越える水門を築いた。なかでも標高差 21 m を7つの閘門(ロック)で1時間かけて上下させるフォンセランヌの7段ロックは、この運河のハイライトとなっている。』
『この運河の完成で、運河沿いの地区の産物の流通が盛んとなり、ボルドー、サンテミリオン、ラングドック地方のワインは飛躍的に生産量を伸ばした。その結果、リケの故郷ベジエはワイン交易の中心地として大いに発展した。』 -
『運河の発案者ピエール=ポール・リケが建築美と景観美にこだわったため、技術的に素晴らしいだけでなく、優れた芸術作品ともなった。
当時の水力、地形測量、幾何学、建築技術のを結集したミディ運河は、今もなお人々の驚嘆の的となっている。』 -
また次の橋。
先程乗ってきた列車が通る橋。
17世紀の産業革命を支えたミディ運河は、鉄道の登場と共にその役割を終える。
現在、運河は観光客を乗せて遊覧船が行き来し、また船を引く馬が通った運河沿いの側道では、ジョギングや散歩を楽しむ人々で賑わっている。 -
日差しは強すぎるが、気持ちの良い川辺。
トゥールーズからはガロンヌ川並行運河(ガロンヌ運河)を経て大西洋に達する。
地図で確認すると、大西洋側のボルドーと地中海側のセットをつなぐ運河が、船舶で結ぶ大量輸送ルートであったことがよくわかる。 -
水はきれいとは言い難いが、川辺の緑は目に優しい。
動力を持たない当時の船舶を人や馬が引くために運河の両側につけられた道には、日差しを遮るために45,000本ものプラタナスや糸杉が植えられており、心地よい水辺の散歩道となっている。 -
運河沿いの側道を走る人。
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サイクリングをする人。
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家族でお散歩。
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10:55
装備も万全に。 -
家族でクルージング。
自転車も載せてどこまで行くのかな。 -
水門の開閉のために、船が集まってくる。
上手にスペースを作りそれぞれがぶつからないように。 -
水門は閉められ、水が満たされていく。
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橋の向こうに広がる青空。
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イチオシ
運河の向こうに見える丘、豊かな平野。
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11:20
この辺りで船はUターン。 -
開かれた水門の中へ入っていく。
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家族でのクルーズ船。
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次の船も入ってくる。
バカンスを楽しむ人たち。 -
船を固定。
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陸上では女の人も活躍。
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水門が閉じられる。
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水が勢いよく満たされていく。
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こんな光景を見ていると、子供のようにわくわくする。
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クルーズ船の中はこんな平底タイプ。
乗客が少ないので、右に左に移動が可能。 -
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遠くにシテが見える。
この後訪れるのだから、わざわざカメラを向けなくてもいいのだけど。 -
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子供たちだってお手伝い。
こうやってバカンスの楽しみ方を覚えるんだね。 -
水門が閉まっていく。
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この水はどこから?
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12:00
約1時間半のクルーズを終えた。 -
駅前から市内方面を。
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運河に架かる橋の下にはのんびりとした光景。
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観光客がそぞろ歩きをする通り。
ここだけは賑やかな通りなのだが、ホテルに向かう通りは、シャッターの下りた店も目立ち、どことなくさびれた雰囲気も感じられる。 -
歴史的な趣が感じられる。
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こんな雰囲気のいい建物が目に入る。
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壁面の装飾が素敵。
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Ecole de Filles とあるから女学校?
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このカーブの具合が何とも言えない。
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ガンベッタ広場の西にある堂々とした建物はたぶん美術館。
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広場の角にあるこの建物は銀行か郵便局のはず。
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12:33
あちらこちらでフォトストップをするものだから、駅から20分余りもかかってしまった。
ホテルはイビス・ホテル。 -
イビスらしい機能的な造り。
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部屋に荷物を置いてすぐシテをめざす。
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