2015/08/31 - 2015/09/01
39位(同エリア214件中)
ピオニーさん
フランスに行こうと決めて、真っ先に思い浮かんだのが南部にある都市・カルカッソンヌ。
「進撃の巨人」に大ハマリした2013年に居ても立ってもいられずドイツのネルトリンゲンに行ったんですが、その旅の下調べ中にカルカッソンヌにも「壁」があると知って、ずっと気になっていたんです。
カルカッソンヌへは、パリからトゥールーズへ飛んで、そこから電車で向かいました。
生で見るシテ(城壁)はやっぱり圧巻で、ミーハーな私の聖地巡礼魂は大満足。
そのほかにも、両岸の並木が心地よいミディ運河や、中世からの変わらぬ雰囲気の残る街角など、カルカッソンヌはゆったり、きちんと、穏やかな時間が流れる、魅力の詰まった街でした。
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※シテやミディ運河など含めて街の雰囲気が気に入ったことと、パリから頑張って行ったということで、思い入れの強い旅となり、私史上最高に写真の多い旅行記となってしまいました。カルカッソンヌに行ってみたいという情熱をお持ちの、誰かの参考になれば幸いです。
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【日程】
2015/8/30(日)?9/4(金)《4泊6日》
【搭乗便】
往:JAL415便 14:00成田→19:30CDG
復:JAL46便 20:30CDG→15:25羽田
【宿泊先】
8/30 Villa Fénelon @パリ(40euro)
8/31 Hotel des Trois Couronnes@カルカッソンヌ(¥16,663)
9/1 Le Relais Du Roy @MSM(89euro)
9/2 Hôtel Jardin le Bréa @パリ(90euro)
【旅行記】
8/30 夜景ツアーで手軽にParisイントロダクション
(http://4travel.jp/travelogue/11142071)
8/31-9/1 LCCに乗って♪城塞都市Carcassonneで浪漫に浸る …今回はここ!
9/1 移動の合間に♪薔薇色の街Toulouse散歩
(http://4travel.jp/travelogue/11149945)
9/1-9/2 夜景を観に♪潮満ちる巡礼の地・Mont Saint-Michelへ
(http://4travel.jp/travelogue/11156505)
9/2-9/3 Paris初心者につき♪行く先々が観光スポット
(http://4travel.jp/travelogue/11173080)
9/3-9/4 ずっとここに来たかった、Le Raincyのまちの小さな教会。
(http://4travel.jp/travelogue/11244487)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- イージージェット
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅2日目の今日は、フランス南部の都市カルカッソンヌへ向かいます。
カルカッソンヌは、中世の城壁が残る街。
城壁と言えば、進撃の巨人。
いつか聖地巡礼したい!と思っていたんです。
カルカッソンヌまでは、パリから電車で8時間弱。
私が旅を決めたタイミングではすでに夜行列車の切符がかなり高額になっていたので、飛行機で近くのトゥールーズという街まで行き、そこから電車でカルカッソンヌを目指すことにしました。
旅のルートはこんな感じ。
果たして辿りつけるのかドキドキ。 -
朝5時半にホテルをチェックアウト。
外はまだ真っ暗でした。
ホテルの目の前には教会がありましたが、入るチャンスはなく、さようなら。 -
まずはシャルル・ド・ゴール空港へ行くため、オペラ座のロワシーバスのバス停を目指します。
大通り沿いを歩きますが、この時間は車通りも少なく、歩道には2〜3名のホームレスを見かけました。
スーツケースの音で彼らを起こしてしまいそうで、正直結構怖い。 -
途中見かけた建物。
-
案内看板。
あとでgoogle先生に翻訳してもらうと撮ったんですが、今の今まで放置中。(私の旅あるある) -
5:47、まだ夜は明けず。
-
パリのユニクロ発見。
鉄格子の曲線がおしゃれ。さすがパリ。
と思いながら、バス停へ急ぎます。 -
5:55、バス停に到着。
6:00発のロワシーバスに乗ろうと、先客も数名いました。 -
オペラ座から35分ほどで空港に到着。
バスはターミナルごとに停車してくれますが、間違って違うところで降りてしまったので、空港内を移動。
ターミナル2Dを目指します。 -
トゥールーズへ向かう飛行機のキャリアは、オレンジ色が目印のeasy jet。
欧州のLCCです。
チケットは事前にeasy jetのHPから購入しました。
欧州の鉄道でよくあるように、飛行機も早めに予約した方がお得です。
【搭乗便】
8/31 8:25 Paris CDG → 9:50 Toulouse
9/1 8:20 Toulouse → 9:40 Paris Orly
【オプション】
・往復とも座席指定あり
・預入荷物1個
【料金】
オプション含め計135.80euro
同時期に調べたパリ→カルカッソンヌまでの夜行列車は、片道だけで100euro超だったので、時間とお金の節約をしました。 -
トゥールーズは晴れ、気温22度のようです。
預入荷物の受付は6:25〜7:45の間。
6:00のバスに乗ったので空港到着は7:00過ぎのつもりでしたが、バスが思いのほか早くて、6:45にはやることは一先ず終了。
出発まで1時間半ほどフリータイム。 -
6:50、空が夜から朝に変わるところ。
-
搭乗口近くの売店があったので、ここで朝食を取ることにしました。
パンを買って待合席でかじるくらいはできるかな、と予想していたんですが、ちゃんとカフェスペースもありました。嬉しい。 -
クロワッサン、タルト、カフェオレ。
どれも私の大好物。
特にチェリー&ピスタチオのタルトは、甘さ控えめで美味しかったです。 -
水色の空に、ピンクの雲。幻想的な朝の風景。
気付いていないだけで、もしかしたら毎日こういう景色なのかもしれない。 -
8:25、ちょっと小さめの飛行機で、定刻どおり出発。
人生初のLCC、普通に快適な空の旅でした。 -
予定より10分早い9:40に着陸しました。
タラップでトゥールーズ上陸です。 -
荷物をピックアップしたら、バスでトゥールーズの鉄道駅まで向かいます。
小規模な空港で建物の構造は分かりやすいんですが、駅に行くバスが出てるバス停が分からなくて、空港のインフォメーションに聞きに行きました。
英語で話しかけると、インフォメーションのお姉さんが日本語でお返事してくれてびっくり!
以前、日本語を勉強していたそうです。
フランス南部で、フランス人の日本語を聞けるとは。やっぱり旅って面白い。トゥールーズ ブラニャック空港 (TLS) 空港
-
インフォメーションのお姉さんのおかげで、トゥールーズの駅行きのバス停に無事にたどり着けました。
メインエントランスを出たところにバスの案内所があり、そこのすぐ裏手の乗り場でした。 -
バスに揺られること20分、トゥールーズ・マビタオ駅前に到着。
-
赤みがかった煉瓦でできた建物が立ち並ぶトゥールーズ。
そのため、「バラ色の町」という異名を持ちます。 -
駅前に流れる水路は、ミディ運河。
ミディ運河は、トゥールーズのガロンヌ川から、地中海の港町セートまでの全長240kmの水路で、17世紀に塩税徴収請負人ピエール=ポール・リケにより作られました。
当時、大西洋〜地中海沿岸間の貨物輸送のためには、ジブラルタル海峡を通過せねばならず、フランスはスペインにその通行税を収めていましたが、ここに運河を作ることによって、ジブラルタル海峡を通過することなく、貨物輸送が可能になったのです。
1996年に世界文化遺産に認定されました。 -
カルカッソンヌに行く前に、そのミディ運河に浮かぶ小舟にちょっと立ち寄ります。
-
この小舟は、La Maison de la Violette(ラ・メゾン・ド・ラ・ヴィオレット)というスミレグッズの専門店。
トゥールーズはスミレの栽培地としても有名なんです。野の花が好きなので、是非にと思って寄りました。 -
木のぬくもりがたっぷりの店内は、スミレ色だらけ。もちろんスミレのいい香りが漂ってます。
こちらの店員のお兄さん、私を見るなり「ニッポンカラ?」と声を掛けてきました。
トゥールーズに降り立って1時間もしないうちに、2人の現地の方から日本語を聞けるとは!
話を聞くと、スミレグッズの営業で、東京と京都に行ったことがあるとのこと。東京では渋谷のセルリアンに泊まったよ〜、などなど、茶目っ気たっぷりに語ってくれました。
こちらの店員のお兄さん、私を見るなり「ニッポンカラ?」と声を掛けてきました。
トゥールーズに降り立って1時間もしないうちに、2人の現地の方から日本語を聞けるとは!
話を聞くと、スミレグッズの営業で、東京と京都に行ったことがあるとのこと。東京では渋谷のセルリアンに泊まったよ〜、などなど、茶目っ気たっぷりに語ってくれました。
ここでは、スミレの砂糖漬け、紅茶、ポプリ、スミレモチーフのキーホルダー等を購入しました。お兄さんがおまけでスミレチョコレートを付けてくれて、これがなかなか美味しかったです。
ちなみに、ここで買ったスミレグッズにより、この旅中、スーツケースはスミレの香りが充満することに(^^) -
スミレグッズを買うという目的を果たしたら、駅に戻ります。
-
カルカッソンヌへは、11:49発のマルセイユ行きの電車で50分ほど。
-
ランチは、駅構内のPAULで調達。
日本で買うと200円はするカヌレが、ぱくぱく行けちゃうサイズと値段で危ない。 -
車窓から見えたひまわり畑。
世界の車窓からのBGMが聞こえてくる〜。 -
12:31、カルカッソンヌ駅に到着。
ここで降りる乗客はあまりいませんでした。
電車は座れましたがそこそこの混み具合。皆マルセイユまで行くのかな?カルカソンヌ駅 駅
-
カルカッソンヌ駅前にも、ミディ運河が流れています。
運河クルーズのツアーが何社かから出ています。
これには後で参加することにして、まずはホテルを目指します。 -
ちょっと歩いたところで、駅を振り返って。
-
ホテルはカルカッソンヌの城壁に近いところにとったので、10分ほど街中を歩きます。
町の雰囲気は、全体的にのんびりムード。大好き。 -
このご立派な建物は、インフォメーションセンター。
カルカッソンヌの地図をもらいつつ、ミディ運河のボートツアーの時間をチェック。ここでも職員さんが優しく対応してくれました。南仏、人が温かい…! -
カルカッソンヌの生活感ある街並みといえばこんな感じ。
-
街角の泉の像。
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カルカッソンヌでお世話になるホテルに到着。
旧橋近くに建つ、ホテル・デ・トロワ・クーロンヌ。トライブ カルカソンヌ ホテル
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落ち着いた雰囲気のフロント。
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せっかくなので、ベランダからシテ(城壁)が見えるお部屋をお願いしました。
-
バスルームも清潔。
バスタブがあるのが嬉しいですね。 -
早速ベランダもチェック。
広くはないけど、テーブルと椅子があります。 -
そしてこの眺め。
シテ(城壁)viewです! -
シテとホテルの間にはオード川が流れています。
古めかしい謎の建物もありました。 -
荷物を置いて、早速シテへ向かいます。
まずその前に、ホテルの目の前にあった建物を覗いてみます。 -
小さな教会でした。
案内文もあるので、誰かがちゃんと手入れをしているんでしょう。
ちなみに、暫くしてまたこの教会前を通ったときは、入口のところにホームレス?のようなおじいさんがいました。
ちょうどいいタイミングで入れてよかった。 -
続いて、道路を挟んで反対側の建物。
薔薇窓みたいな窓があるので、むしろこっちが教会かと思っていたんですが…… -
扉は開きませんでした。
いや、私が勝手に教会と思い込んでいただけで、教会じゃないとしたら扉をガチャガチャやってしまったわけで、非常に申し訳ない…。
敷地には、何かの実が成ってました。 -
旧橋を渡って、シテへ。
橋の街灯は、簡素だけど味があります。
新橋はこの橋よりも左手側にありますが、名前のとおり大きくて綺麗で車もビュンビュン走れる道路です。
旧橋の方がホテルや市街に近くて便利だったので使わずじまいでした。古い橋 (カルカソンヌ) 建造物
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右手側。
のどかだなー。川を見ると落ち着きます。 -
橋の上から見える、そびえるシテ。
歴史的城塞都市カルカッソンヌ 史跡・遺跡
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いよいよあそこに行くんだな! と期待とテンションが上がります。
-
橋を渡った先がいきなりシテというわけではなく、お店や住宅が並ぶ街角が
あります。
雰囲気は観光地というより、のんびりした田舎町といったところでしょうか。
カルカッソンヌに着いたときから感じてるんですが、この街の時間の流れ、人の数、田舎っぽい雰囲気がすっごく自分に合っていて、本当に心地いい。 -
緩やかな坂を上ることしばし。
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途中から既にこのシテが左手にあるんですが、入口まではまだ少し先。
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道路を挟んでみえた左手の建物はホテルみたい。
シテの近くに泊まると言うのも素敵だなぁ。
この通りの街灯も可愛いです。 -
そしてついに
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到着!
ナルボンヌ門(Porte Narbonnaise)が入口になっています。 -
門の前からはこんな可愛い乗り物が出ています。
オーディオガイドを聞きながら、城壁をぐるりと一周できます。 -
大人1人:7euro
次の出発時間は13:45。タイミングがちょうどよかったので乗ってみます。 -
おっちゃんに代金を払い、乗り込みます。
音声ガイドは日本語にも対応。 -
最終的にほぼ満席になったところで、ちょうど定刻になりいざ出発。
時計回りに一周するので、右側に座っててラッキーでした。
当たり前だけど、
いきなり城壁!浪漫!素敵! -
街側からは見えない裏手はこのような感じ。
往年と変わらぬ風景ではないでしょうか。 -
平坦な道ばかりではなく、細い道を通ったり、急な坂を下ったりとなかなかアクロバティックな道中です。
半周を過ぎたころに、建物が見えてきました。 -
サン・ナゼールバジリカ聖堂(Basilique St-Nazaire)です。
11世紀からの歴史を持ち、13〜14世紀のステンドグラスがあるとのことですが、このあとミディ運河ツアーに参加したため、この旅では見ることができず残念でした。
そんなに大きくなく、外観は女性的で優しい感じです。サン ナゼール バジリカ聖堂 寺院・教会
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30分ほどでツアーは終了。
次はいよいよ門の中へ。ナルボンヌ門 建造物
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城壁は全長3kmに及ぶとのこと。
-
門の中では、馬車ツアーもありました。
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城壁が2重3重とあるので壁の間を延々と歩くことも可能。
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観光客は欧米系多めです。
私が行ったときはアジア系は全く見かけませんでした。 -
ここが城壁内。
お土産物屋さんが立ち並んでいます。 -
あとは、敵襲を避けるためか、こんな感じの細く入り組んだ道も至るところにありました。
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城内に行く前に、右をきょろきょろ、左をきょろきょろ。
どこのお店でも、カルカッソンヌの風景が描かれたお皿などが定番品として売られてました。ザ・土産物ですな。 -
南仏だけあって、ラベンダーのポプリや、エルブ・ド・プロヴァンスと呼ばれる乾燥したハーブをミックスしたものも多数ありました。
母から頼まれていた乾燥ラベンダーとエルブ・ド・プロヴァンスはカルカッソンヌで買いましたが、ご覧のとおり、エルブ・ド・プロヴァンスは麻布に入れられてるので、衛生的にちょっと怪しい。その後、パリのスーパーで素敵な缶に入ったものを見つけたので、そっちも購入しました。結果、ここで買ったエルブ・ド・プロヴァンスは、お風呂用ハーブに…。 -
石鹸屋さん。
カラフルで目に鮮やか!
そういえばマルセイユ石鹸も南仏のお土産として有名ですね。 -
駄菓子屋さん。
樽いっぱいの飴がファンタジー。 -
左右に気を取られつつも、ちゃんと前進もしてました。
チケット売り場の看板。
意外にもスタイリッシュ。 -
案内板も綺麗で見やすい。
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チケット(8.50euro)を買って、コンタル城(Chateau Camtal)に入場。
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シテに最初の砦が築かれたのは紀元前3世紀。以降、地中海と大西洋を結ぶ要衝として、対ムスリム、対スペインとの闘いや国家戦略の舞台になりましたが、スペインとの国境が西に退いた17世紀からは要塞としての意味を失い、19世紀には廃墟となりました。
しかし1850年代より地元の名士による修復が始まり、歴史的価値が再認識され、1997年には「歴史的城塞都市カルカッソンヌ」として世界文化遺産に登録されました。 -
橋の下には花壇が。
一応手入れされているようで、お花を愛でてるご婦人などがいました。 -
入〜城〜〜!
門の内側には、シンボリックな木がわさわさと梢を揺らしていました。 -
そして正面を見上げると壁!
壁です! -
壁に上るために、まずは建物の中に入りました。
カルカッソンヌの歴史らしきVTRが上映中。 -
模型。
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そしてついに城壁へ♪
気分は駐屯兵団?
とりあえず、街は平和そうです。 -
城壁から眺めるチケット売り場。
グッドデザイン賞でも取れそうなくらいオシャレです。 -
皆でぞろぞろ壁の上。
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さっき通ってきた中庭。
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壁から壁を臨む。
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んーそれにしてもいいお天気です!
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オレンジ色の屋根の家々が立ち並ぶ姿は、ずっと変わらなかったのかな。
カルカソンヌ城の城壁 建造物
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周りに高い建物がないので、ひたすらカルカッソンヌの世界観に浸れます。
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城の内部。
怪しげな壁の装飾。顔が並んでいて怖い。 -
水盤。
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200年ほど打ち捨てられていた時期があったのと関係しているのか、左側の柱の上のモチーフが欠けてました。
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十字架ほか。
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お墓みたいだけど、何だろう。
アルビジョワ十字軍の拠点になったこともあるので、その関係かな。 -
ここにも水盤。
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火炎土器に似た何か。
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建物内部を見て回ったあとは、なかなかに充実したショップへ。
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最早カルカッソンヌ関係ないだろと言いたい勇者モノや姫モノもありました。
これはこれで可愛い。 -
さて、そろそろ街に戻りましょうか。
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さっき見た花壇。
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ラベンダーが植えられてました。
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まずは一旦さようなら。
夕方にまた、今度はナルボンヌ門ではなく、川の正面のオード門から訪れることにします。 -
ナルボンヌ門のところにあった誰かの像。
名前見るの忘れちゃったけど、シテを修復した人かな(適当) -
すぐそばで可愛い雑貨屋さんを見かけました。
いつもなら入るのに、今はちょっと急いでるの! -
ナルボンヌ門の前に並ぶ微妙にアーティスティックなオブジェにもばいばい。
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来た道を駆け足で下る。
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急いでるといいつつ、こういう何気ない風景や
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街中の看板に心惹かれて、気付いたらシャッター押してました。
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シテに向かう坂の入口にあった建物。
その前にはマリア像。 -
旧橋まで来た。
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近くにはお散歩に良さそうな公園。
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視線を上げると、シテ。
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心惹かれながらも、旧橋を渡ります。
向こうに見えるのが、新橋。 -
さっき私が扉をガチャガチャした建物。
アパートというより、何かの施設っぽい。
と思って、地球の歩き方を見返したら、病院のようでした。 -
オード川のこののんびり感、好きだな〜と思いつつ、旧橋を渡ってました。
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ホテルに向かう途中に見た像は、こんな街角に立ってます。
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この建物は、音楽系の学校みたい。
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静かな街中。
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入口に掲げられた人の顔が怖すぎてつい写真に収めてしまった。
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そんなこんなで、たいぶ駅の方に近付いてきました。
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広場もなんだか賑やか。
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目的地に到着。カルカッソンヌ駅前のミディ運河です。
ミディ運河 滝・河川・湖
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運河クルーズに参戦です!
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15:45、いざ出航〜!
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まずは水門。
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ボートが通れる水位になるように、水を堰き止めたり解放したりと調整する様子を見せてくれます。
ゴオオォォと水音が上がり、迫力大! -
こちらは水位を下げて、舟が通れるようになったあと。
-
カルカッソンヌが見えるスポットまで連れて行ってくれました。
靄がかった様子が幻想的。 -
続いて、来た順を引き返し始めたボート。
-
あれ、もう終わり?
と思いきや、ぐんぐん進みます。 -
運河の両脇の並木を通して降り落ちて来る木漏れ日が気持ちいいです。
-
このままどこまでも行きたくなるくらい、穏やかな時間。
-
一体どこまで行くんだろうと思っていたところで、船長さんから下船指示。
このお店でちょっと休憩ですって。
わーい! -
お店ではクレープが売っていたので、迷わず購入。
注文したのは生地にカスタードとチョコを挟んだだけのシンプルなクレープですが、生地がパリパリしつつもモチモチで美味しい!
こんな素敵な寄り道があるなんて知らなかった。 -
お店の裏手は、葡萄畑になってました。
-
皆思い思いに休憩中。
-
帰りものんびりクルーズ。
着いてしまうのが残念になるくらい、楽しい運河ツアーでした。
私が参加したのは2時間くらいのツアーでした。
時間の取れる人にはおすすめです! -
ボートツアーに満足したら、再び街歩き。
フランスのスーパーのチェーン、モノプリがあったので、寄ってみます。 -
シテがラベリングされたワインが可愛い!
ロゼを一本購入。
これ飲みながらシテの夜景を眺めよう。 -
ミディ運河もいいけど、オード川も好きです。
ということで、旧橋とはまた別のあたりの川べりに戻ってきました。
この花、なかなかセンスありませんか? -
道端の花壇も素敵。これがフランスのセンスってやつか。
と一人溜め息。 -
ちょっと気になる門。
-
シテのサン・ナザール・バジリカ聖堂に行きたかったけど、17:00クローズとインフォメーションセンターでもらった地図に書いていたので、まだ開いているサン・ミッシェル大聖堂へ。
-
中の様子。
17:00を過ぎているからか、薄暗いです。 -
人の気配がすると思ったら、女性達がいました。婦人会の集まりみたいな雰囲気。
-
ステンドグラスが綺麗。
蒼いステンドグラスを見ると、ドイツのマインツの教会を思い出します。 -
大聖堂を出たところは、空き地になっていますが、そこに一人たたずむ少女の像。
ジャンヌ・ダルクです。 -
道路の真ん中に立つおじさんの像。
-
さっき見た花をもう一度。
無作為なのか、計算されてるのか分からないけど、調和が取れてる不思議。 -
今度はこの門をくぐります。
-
カルカッソンヌの街中は基本こんな感じ。
-
歩き方だと、主にシテの説明が中心ですが、インフォメーションセンターでもらえる地図には歩き方に載っていない見どころも掲載されています。
で、これ、なんだったっけかな…。 -
これもインフォメーションセンターの地図に載っていた建物。
すでにこの日はクローズされていて入れませんでした。 -
カルカッソンヌの街の空気感が好きで、とりあえずうろうろ歩きます。
-
さっき寄ったモノプリ。
-
ミディ運河に行く途中に見た学校。
-
公園に咲いていたバラ。
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メルヘンな公園でした。
-
明日は早朝にカルカッソンヌを発つので、存分に街中を歩きまわりました。
そしてまた、旧橋へ。 -
空が少し暗くなってきました。
-
再びシテに向かいます。
-
カルカッソンヌに来るのは人生でこれっきりかも……と思うと、堪能せずにはいられず。
-
今度は、このオード門から入ってみます。
-
足を渡ったところに、でかでかとシテの看板がありました。
さっきは気付かなかった。 -
旧橋を渡って真っ直ぐ行くとナルボンヌ門ですが、オード門に行くには右に曲がります。
-
意外と近い。
すぐに城壁まで辿り着けました。 -
ナルモンヌ門よりオード門側から見るシテの方が迫力あります。
オード門 建造物
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ちなみに現在、19:30。
全然人に会いません。 -
ひっそりと静まり返ったシテを一人歩きます。
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シテが城塞として使われていた時代に一体化した気分。
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そんなことに思いを馳せながら、思い思いに歩きました。
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誰もいない。
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昼間の賑わいが嘘のように、静まり返っています。
-
城を見上げて。
-
街の様子。
-
昔は小さい四角い穴から槍を跳ばしてたのかな。
-
喧騒も聞こえず、本当に静か。
-
いつまででも見ていられます。
-
遠くに見える塔は教会?
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一人この空気を堪能していたら、カップルがやってきました。
怪しい動きしてなくてよかった。笑 -
日が落ちて、空が綺麗なブルーに染まってきました。
-
私も戻ろう。
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名残惜しく、シテを眺めながら、坂道を下って行きました。
-
途中見かけたオシャレレストラン。
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さっきの看板。
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旧橋に戻ってきたころには、すっかりブルーアワー。
-
橋の上で、しばし待ちます。
-
シテが……
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ライトアップされていきます。
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徐々に明かりが灯り、それに比例して、空の青が段々深まっていきます。
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イチオシ
なんでしょう、この幻想的な光景……
言葉が出ない。 -
誰もいないのは分かってるけど、誰かいそうな気配もする。
-
イチオシ
空が青から藍色に近付いてきました。
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堂々と構えるシテ。本当にここに来て良かった。
-
だいぶ暗くなってきたので、そろそろ引き上げます。
それと、空からポツポツと降って来るものが…。 -
旧橋の正面に見えるのがホテル。
足早に急ぎます。 -
ホテルに着くまでの間、あっという間に雨粒が大きくなっていました。
トライブ カルカソンヌ ホテル
-
部屋に戻ったら、すぐにホテルのレストランへ。
最上階にあり、大きな窓からはシテを眺められます。
食事中に雨は段々本降りに…。雷まで光り出してきました。
一人なのでボリュームを考慮して、名産のフォアグラとカスレを注文しました。
まずはフォアグラのプレート。おしゃれ!!
右手前の3枚がフォアグラです。
白い入れ物の中は、ドライトマトの甘い千切りみたいなもの。これもすっごく美味しかったです。
ちなみに奥にある棒に着いたお肉は、完全に焼き鳥でした。 -
続いて、メインのカスレ。
フランス南西部の郷土料理で、白いんげん豆とお肉やソーセージを煮込んだ料理です。ここでいただいたのは、更にオーブンで表面をこんがりとさせていました。
カソール(cassole)という深い土鍋に入れて作ることから、カスレとの名前が付いたとのこと。これは土鍋というより、鉢に近いぞ。
ちなみに、トゥールーズ、カルカッソンヌ、カステルノダリーが三大カスレの町だそうです。
ご覧のとおりがっつり骨付き肉入り。さらにもう一つ、大きな肉の塊が入っていました。トマト風味で、豆がごろごろ。一人で食べるにはなかなか根性が必要です。 -
満腹になったところで、部屋に戻ってきました。
-
日中、モノプリで買ったロゼとヨーグルトとモモ。
シテを眺めながらベランダで晩酌の予定でしたが、雨で断念。
大人しく部屋の中からシテを眺めることにしました。 -
ピカッ、ゴロゴロゴロ……と雷が鳴って、シテが完全に魔王の城状態でした。
これはこれで貴重な体験。 -
24:00頃まで晩酌をしながら、旅2日目が終わって行きました。
昨日パリに着いて、翌日には南部のこんなところまで来ちゃうとは、自分でプランを立てておきながらも感慨深いです。 -
翌朝は6:30にチェックアウト。
まだ寝静まった街を、スーツケースを転がしながら駅へ向かいます。 -
駅前のミディ運河まで来るころには、夜明けの空が見えるようになってました。
-
西側はまだ夜の空。
-
夜明けの空の青も綺麗でした。
-
少し時間に余裕があるので、立ち止まって空を眺めてました。
-
まだ月が隠れていません。
-
後ろ髪を引かれつつも、駅へ。
カルカソンヌ駅 駅
-
黄色いマシーンで切符を購入。
7:02発の電車でトゥールーズへ。 -
売店ももう開いていました。
-
駅のホーム。
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すでに数人、同じ電車を待つ人がいました。
-
街を離れるとき、駅名の表示を見るととうとう出発するんだな、と切ない気持ちになります。
素敵な一日をありがとう、カルカッソンヌ。城壁への情熱を2年半越しに思い出して、ここに来て、素敵な思い出が沢山できました。 -
定刻どおり、電車が到着。
-
カルカッソンヌではまだ空席が目立っていましたが、途中駅から通勤の人の姿が増え始め、最終的にスーツケース持っててすみません状態になってました。
1時間乗ってる間に、すっかり空は白み、無事トゥールーズに辿り着けました。
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2015年夏 フランス一人旅
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この旅行記へのコメント (6)
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- ひよこ@ぴょこさん 2018/03/07 16:31:22
- はじめまして
- 5月にカルカッソンヌへ行こうと思いこちらの旅行記にたどり着き
何度かペタペタと足跡だけお邪魔していました。(ごめんなさい)
とても詳細に記録されているので是非、参考にさせていただいて
行ってみたいな・・・と思っています。
道、迷わなかったですか?(苦笑)
昨年の秋に初めてパリへ一人旅をしましたが
何度もgooglemapさんでシミュレーションをしてからになっちゃいました。
また何度かお邪魔させていただく事になりそうですが
どうぞよろしくお願いします。
- ピオニーさん からの返信 2018/04/24 22:01:50
- RE: はじめまして
- ひよこ@ぴょこさん、こんばんは。
メッセージをいただいてからだいぶ時間が経ってしまってすみません。
5月のカルカッソンヌへ向けて、準備は順調ですか?
カルカッソンヌは私にとってまさに冒険そのもので、とても思い出深い町です。おかげで旅行記もボリュームたくさんになってしまいました^^
ひよこ@ぴょこさんの旅が楽しいものとなりますようお祈りしています。
-
- ドロミティさん 2017/11/12 10:24:32
- はじめまして♪
- ピオニーさん、はじめまして。
ライトアップされたカルカッソンヌのお写真に惹かれて、
ピオニーさんの想いが詰まった200枚を越える旅行記を
じっくり拝見させていただきました。
カルカッソンヌは、遙か昔、新婚旅行で訪れたのですが、
原因は思い出せないけれど、夫と大げんかをしてしまい、
別行動で散策もそこそこになり、中途半端な訪問地となって
しまいました。
城壁の外から眺めたライトアップされた城壁の美しさだけは
目に焼きついております。
こちらの旅行記を拝見して、久しぶりに当時を思い出して
感慨に耽りました。
素敵な旅行記をどうもありがとうございました。 ドロミティ
- ピオニーさん からの返信 2017/11/12 11:12:54
- Re: はじめまして♪
- ドロミティさん、はじめまして。
長々とした旅行記をご覧いただきましてありがとうございました。
ドロミティさんもカルカッソンヌに行かれたことがあるのですね。
城壁の夜景、とても美しいですよね。
旅先でのマイナスな出来事も、時間が経つと、不思議とその旅の思い出としてフラットな気持ちで思い起こす経験が私にもあります。
趣味全開のつたない旅行記ではありましたが、ドロミティさんの思い出の補完ができたのでしたら嬉しいです。
-
- オスカーさん 2017/06/11 21:12:30
- 初めまして。
- ピオニーさん、初めまして。
カルカッソンヌ旅行記にお邪魔させていただきました。
ヨーロッパのお城や教会が好きなので、
カルカッソンヌはぜひ行ってみたい場所なのです。
ピオニーさんの愛情溢れる旅行記、とても参考になりました。
行くならパリから列車の旅で!と考えていたのですが、8時間もかかるんですか…
LCCなら時間とお金の節約になりますよね。
プラン作成の参考にさせていただきます!
他の旅行記にもお邪魔させていただきますね^_^
それでは。
- ピオニーさん からの返信 2017/06/12 22:27:30
- RE: 初めまして。
- オスカーさん、始めまして。
このたびは旅行記をご覧いただきましてありがとうございます。
カルカッソンヌへの旅の一助になれば幸いです^^
仰るとおり、LCCは時間とお金の節約になるのでオススメです!
でも、フランスの風景を見ながら列車の旅というのも楽しそうですね。
オスカーさんがどのようなルートにされるか、楽しみにしています。
私もオスカーさんの旅行記、拝見させていただきます。
スペインやライン川は、私もいつか行ってみたいところなので、参考にさせていただきますね。
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