2012/04/26 - 2012/05/06
165位(同エリア209件中)
緑子さん
5年前、知人と2人で南仏からパリまでドライブ旅行をしました。
http://4travel.jp/traveler/tripper/album/10144363/
あのとき心残りに思ったことをやりきるために、
ほぼ同じルートで回りました。
(ニース→カルカソンヌ→ボルドー→パリ)
いわばリベンジ(無念返上)の旅です。
今回、悩んだのが持っていく服。
5年前は終始ポカポカの天候でしたが
今年のフランスは4月の後半になってもまだ寒そうでした。
しかし、途中で気温が上がる可能性は大。
経験から言うと、暑くなった時に対応できないとけっこう辛いです。
ということで、春服の重ね着作戦でいくことにしました。
列車、ホテル、レンタカーは、あらかじめ日本から予約。
気ままな旅にあこがれますが、そこは勤め人の悲しさ、
短い休暇を効率よく使うための選択です。
早くに予約関係をすませて安心していたら、
気がつけば1週間前になっていて、
準備のほとんどを週末と前日の3日間でやるはめになりました。
実はこの旅の計画は1年前に立てていました。
ところが大震災の余波ですべてキャンセル。
半年以上たって再度計画を立て直しました。
そのせいかどこか集中力を欠いてしまったようです。
一方で、少し前からフランス語を習いはじめました。
おかげで本旅のフランス語使用率は90%に。
(初心者なので内容は推して知るべし)
余興で会話のメモも残してしておきますか。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
カルカソンヌは嵐。
でも雨は降りそで降りません。 -
到着が夜でなくてよかった。
宿までの道は
暗くなるとひっそりとしています。
治安が悪いというわけではなく
単純に心細くなるような道でした。 -
通りには
おそろいの雨どいが
並んでいます。
カワユス。 -
「駐車禁止」
読める!
読めるよ、先生! -
今夜の宿もYHですが
元修道院の建物で
独特の雰囲気があり
カルカソンヌに来たら
ぜひ泊まってみたい宿でした。 -
チェックインはすべてフランス語で。
、、、と言うと
なんだかカッコいいですが、、、 -
レセプションの
食堂の説明はチンプンカンプン。
部屋の説明は、
「まっすぐ行って右に曲がれ」
はわかりましたが、
実際は
「まっすぐ行って、
階段を2つあがり、
右へ」
が正解でした。 -
同じ階の共同の洗面所です。
清潔感が漂います。
(対面にトイレとシャワールーム) -
部屋はこんな感じ。
-
私の部屋は15人部屋です。
シングルベッドが4つあったので端をゲット、
ラッキーと思ったのもつかのま、
コンセントがひとつしかなくて、
それは先客(オーストラリアン男性)のベッドの脇でした。
それが何とも決まり悪くて、、、
結局、15人部屋にその男性と2人きりでした。
ドミはワヤワヤしているのが正しいと思いました。 -
窓の外に中庭があります。
もと修道院ならではの雰囲気です。 -
中庭の向こうに
カルカソンヌのお城が見えています。 -
少し休んだ後
シテへ繰り出しました。
宿のすぐ向かいなので
簡単に行くことができます。 -
私がカルカソンヌに寄ったのは
ライトアップされたお城を見るのが目的です。 -
5年前、この地を単なる中継地として訪れて、
レストランを探して車でうろうろしていた時、
突然、ライトアップされたお城が遠くに見えました。
丘のふもとまで近づきましたが、
どうしてもお城への入り口が
探せなかった思い出があります。 -
あの時、車から降りて
少し散策すれば中に入れたのに、、、
この「歴史的城塞都市カルカソンヌ」が
世界遺産ということは
帰国してから知りました。
http://4travel.jp/traveler/tripper/pict/12119994/ -
なにしろお互い疲れていたのと空腹とで
運転手との間に険悪な空気が流れ始めていて
それ以上、自分の主張を押し付けられませんでした。 -
いずれにしても、あの夜は
カメラのバッテリーが上がっていたので、
やはりリベンジは必要だったのかもしれません。 -
城壁の中はシテと呼ばれ
土産物屋とレストランがあります。 -
宿の夕食の予約時間に間に合わなかったので、
まず食事をとることにしました。
Auberge de Dame Carcas -
GARMINに登録していたカスレ料理のレストランが
思いのほか簡単に見つかったので
せっかくだから入りました。
お客もスタッフも気取りのない感じのいい店で
とてもにぎわっていました。
あらかじめ調べておいたムニュ(定食)なので
注文はスムーズでした。
前菜、カスレ、デザートで15ε
赤ワイン 2ε -
カップルにはさまれたテーブルで
カメラを持ち出すのは恥ずかしかったのですが
「カスレは初めてなので」
とフラ語でいいわけしながら撮りました。
ものすごいボリュームで豆を食べるが精一杯。
個人的には肉類は不要でした。
カスレの味は、、、
「名物にうまいものなし」を実感、、、 -
デザートに選んだ
「カテージチーズ・ラズベリー添え」は
とーてもおいしかった。
ほんとにヨーロッパは乳製品がおいしいですね。 -
店を出ると
あたりはちょうど
ライトアップにふさわしい
宵闇に包まれていました。 -
ニースに比べると
少し肌寒いのですが -
冬の寒さとは違います。
-
いい気分で
写真を撮りまくりました。 -
やはりライトアップは
城壁の外からが映える。 -
ということで
-
どんどん遠ざかって行きます。
-
最後には橋の上から。
-
5年前
夜空に浮かんだ景色が
目の前に広がっていました。
リベンジ達成です。 -
翌日はなんとなく8時起床。
今日はゆっくりできます。
朝食は団体客のせいで
かろうじてクロワッサンが1個だけ残っていました。 -
コーヒーはこれまで泊った
ヨーロッパの宿の中で最低。
設備はいいけれど、
食事には気をつかってない感じ。
夕食、食べなくて正解だったかも。
こんなんで5ε -
TGVの出発(19:30)まで時間もたっぷりあるし
もう一度、昼間のシテを見に行きましょう。
もちろん荷物は宿に預かってもらいます。
ここは念入りに練習したフラ語で。
「夕方まで私の荷物を預かって頂けますか?」 -
シテはもう動き始めていました。
-
いかにも城塞都市
といった土産物がいっぱい。 -
日光江戸村・ヨーロッパ版
といったところでしょうか。 -
何となく
人だかりができている所を見つけたので
一番前に行き
門の中を覗いていたら -
門が開きました。
-
そのまま人の流れに乗って進みます。
なにしろガイドブックの類を持ってないので
その時点ではそこが何なのか知りませんでした。 -
チケット売り場で
どうやらお城の本丸らしい
と知った次第。 -
これはラッキーでした。
-
中庭に出たあと
-
建物に入ります。
-
その昔、女領主カルカスの一計で
侵略者との戦いに終止符を打ち、
その勝利の鐘を鳴らしたことから
「カルカスが鐘を鳴らしている
(Carcas sonne ; カルカ・ソンヌ」
という伝説が名前の由来になったという。 -
「製作途中の雨どいです」
と日本のガイドさんがツアー客に
説明しているのを聞きました。
こういう時、ガイドさんは
「無料で私のガイドを聞くつもり?」
みたいな顔をするので
そそくさと場を離れます。 -
室内の展示物には
さして興味をひく物はありませんが -
回廊から見渡せる
外の眺めが素晴らしい。 -
スレート屋根の向こうに
-
カルカソンヌの街が広がっています。
-
昨日は春の嵐でしたが
-
今日は
ピーカンとは言えないまでも
いい天気です。 -
のどかで美しい景色が続きます。
-
北側の塔に行ってみました。
-
こちらまでくる観光客は
あまりいないようです。 -
城壁が低くなって
民家が近くなってきました。 -
遠くに出発点が見えます。
-
結局、2時間近く
歴史的建造物内を散策して -
北の出口から出ました。
-
カフェで休憩。
クロワッサンとカフェオレ。
8.5ε -
シテ内は狭いので
もう見るところがなく、
駅前へ出ることにしました。 -
夕べ、写真を撮った橋の上です。
カルカソンヌ城の全貌を見渡せるため
パンフレットなどの
撮影ポイントになっている所です。 -
春の風が
川辺の草を
波立たせています。 -
私がヨーロッパの街が好きなのは
古くて美しいからなんだなと改めて感じました。
もともと美しいからこそ
年月を経ても変わらない真価を持つものと
古くなることで美しさを増すものがある。
その両方ともが好きなんです。 -
そんなことを考えながら
駅前まで来ました。 -
ここにも貸し自転車が。
でも、シテは坂道だからなー。
マクドナルド前から出ている
ミニトレインがいいかも知れません。 -
駅前の川から
観光用のボートも出ています。
今回は、風が強いせいか
運行してないように見えました。 -
通りのインテリアショップに
ふらっと入りました。 -
日本では見かけない柄の
リネンが売ってます。 -
気が付けば
大判バスタオル1枚
大判テーブルクロス4枚
買ってしまっていました。
まだ3日目なんですが、、 -
16時には
何もやることがなくなって
出発までの時間を
修行僧のように待ちました。
こういう時
払い戻し不可のチケットが
うらめしくなりますね。 -
さようならカルカソンヌ。
もう思い残すことはありません。
ボルドーへ続く
http://4travel.jp/traveler/tripper/album/10676055/
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