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7月最後の週末、親を連れて白馬を訪れた。白馬周辺の山々と高山植物の美しさを見せたかったのだ。去年は、一人旅で栂池自然園と八方尾根を訪れたが、今回は白馬五竜を追加。初日は、白馬五竜のアルプス平自然遊歩道を歩いてみることにした。白馬五竜テレキャビンで白馬五竜高山植物園まで行き、さらにアルプス展望リフトを乗り継いで向かったのだが、期待していた山岳展望は、残念ながら雲が多く観ることが出来なかった。それでも、遊歩道沿いには多くの高山植物が咲いていて、景色が望めなくても十分に楽しめた。<br /><br />(2022.08.02投稿)

今年も白馬へ【1】~白馬五竜・アルプス平自然遊歩道~

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2012/07/28 - 2012/07/28

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旅猫

旅猫さん

7月最後の週末、親を連れて白馬を訪れた。白馬周辺の山々と高山植物の美しさを見せたかったのだ。去年は、一人旅で栂池自然園と八方尾根を訪れたが、今回は白馬五竜を追加。初日は、白馬五竜のアルプス平自然遊歩道を歩いてみることにした。白馬五竜テレキャビンで白馬五竜高山植物園まで行き、さらにアルプス展望リフトを乗り継いで向かったのだが、期待していた山岳展望は、残念ながら雲が多く観ることが出来なかった。それでも、遊歩道沿いには多くの高山植物が咲いていて、景色が望めなくても十分に楽しめた。

(2022.08.02投稿)

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
4.0
交通
3.5
同行者
その他
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 新宿駅を8時ちょうどに出発する特急『スーパーあずさ5号』に乗り、一路松本駅へと向かう。途中、天気は良かったものの、南アルプスや八ヶ岳は雲の中であった。

    新宿駅を8時ちょうどに出発する特急『スーパーあずさ5号』に乗り、一路松本駅へと向かう。途中、天気は良かったものの、南アルプスや八ヶ岳は雲の中であった。

  • 松本駅には、10時38分に到着。ここから、11時51分発の名古屋駅からやって来た白馬行の臨時特急『しなの81号』に乗り換え、大糸線の神城駅へ向かう。しかし、大糸線に入っても、山は雲の中で、北アルプスもご機嫌斜めであった。

    松本駅には、10時38分に到着。ここから、11時51分発の名古屋駅からやって来た白馬行の臨時特急『しなの81号』に乗り換え、大糸線の神城駅へ向かう。しかし、大糸線に入っても、山は雲の中で、北アルプスもご機嫌斜めであった。

  • そして、11時56分に神城駅に到着。駅前から、白馬五竜テレキャビンのとおみ駅があるエスカルプラザへのシャトルバスに乗り換える。エスカルプラザまでは、駅から3分ほどであった。早速、テレキャビンに乗り、白馬五竜高山植物園のあるアルプス平駅へと向かった。

    そして、11時56分に神城駅に到着。駅前から、白馬五竜テレキャビンのとおみ駅があるエスカルプラザへのシャトルバスに乗り換える。エスカルプラザまでは、駅から3分ほどであった。早速、テレキャビンに乗り、白馬五竜高山植物園のあるアルプス平駅へと向かった。

  • アルプス平駅までは8分ほどであった。目の前に広がっていたのは、白馬五竜高山植物園である。その中で、一番目立っていたのはヤマブキショウマの白い花であった。夏を彩るヤナギランも咲き始めていた。

    アルプス平駅までは8分ほどであった。目の前に広がっていたのは、白馬五竜高山植物園である。その中で、一番目立っていたのはヤマブキショウマの白い花であった。夏を彩るヤナギランも咲き始めていた。

  • アルプス展望リフトの乗り場へ向かう途中では、ササユリも咲いていた。

    アルプス展望リフトの乗り場へ向かう途中では、ササユリも咲いていた。

  • アルプス展望リフトに乗り、さらに上へと向かう。リフトの終点には、一周約30分ほどのアルプス平自然遊歩道がある。歩き始めると、しばらくは上り坂であった。遊歩道とは言え、五竜岳への登山道の一部なので、結構きつい。標高は1,600mほどで、爽やかな風も吹いて来るので、日差しが強くてもそれほど苦では無い。足元には、色とりどりの高山植物も咲いているので、疲れも忘れる。

    アルプス展望リフトに乗り、さらに上へと向かう。リフトの終点には、一周約30分ほどのアルプス平自然遊歩道がある。歩き始めると、しばらくは上り坂であった。遊歩道とは言え、五竜岳への登山道の一部なので、結構きつい。標高は1,600mほどで、爽やかな風も吹いて来るので、日差しが強くてもそれほど苦では無い。足元には、色とりどりの高山植物も咲いているので、疲れも忘れる。

  • 10分少々歩くと、標高1,676mの地蔵ケルンに辿り着いた。そこでは、凛としたクルマユリが出迎えてくれた。

    10分少々歩くと、標高1,676mの地蔵ケルンに辿り着いた。そこでは、凛としたクルマユリが出迎えてくれた。

  • 近くには、キバナカワラマツバも咲いていた。黄色い小さな花がたくさん付いている花で、あまり目立たい感じの植物であるが、実際には、いたるところに咲いていたので、かなり目立っていた。

    近くには、キバナカワラマツバも咲いていた。黄色い小さな花がたくさん付いている花で、あまり目立たい感じの植物であるが、実際には、いたるところに咲いていたので、かなり目立っていた。

  • 花々を観ていると、遊歩道にキアゲハが舞い降りて来た。

    花々を観ていると、遊歩道にキアゲハが舞い降りて来た。

  • 地蔵ケルンのある地蔵の頭からは、本来なら唐松岳や八方尾根を眺めることが出来るのだが、雲に隠れて拝むことは出来なかった。何とか山岳展望をと思っていたが、結局、雲は最後までとれなかった。それでも、遊歩道沿いには、多くの高山植物が咲き競い、夏山の美しさを十分に楽しめたので悪くは無かった。

    地蔵ケルンのある地蔵の頭からは、本来なら唐松岳や八方尾根を眺めることが出来るのだが、雲に隠れて拝むことは出来なかった。何とか山岳展望をと思っていたが、結局、雲は最後までとれなかった。それでも、遊歩道沿いには、多くの高山植物が咲き競い、夏山の美しさを十分に楽しめたので悪くは無かった。

  • ふと足元を見ると、淡い紫色の小さな花が咲いていた。八方尾根などに分布しているハッポウタカネセンブリであった。近くでは、ミヤマコゴメグサも観られた。

    ふと足元を見ると、淡い紫色の小さな花が咲いていた。八方尾根などに分布しているハッポウタカネセンブリであった。近くでは、ミヤマコゴメグサも観られた。

  • 地蔵ケルンの先で、登山道との分岐に差し掛かる。時間があれば、小遠見山まで登りたいところだが、親も連れていることなので、今回は地蔵ケルンで引き返す。分岐から少し歩くと、道は木道となり、脇にはニッコウキスゲが咲いている。

    地蔵ケルンの先で、登山道との分岐に差し掛かる。時間があれば、小遠見山まで登りたいところだが、親も連れていることなので、今回は地蔵ケルンで引き返す。分岐から少し歩くと、道は木道となり、脇にはニッコウキスゲが咲いている。

  • この辺りは、花が多く、なかなか良い。クガイソウも咲いていた。

    この辺りは、花が多く、なかなか良い。クガイソウも咲いていた。

  • その先に、地蔵の沼という小さな沼があった。5月には、水芭蕉が咲くそうだ。モリアオガエルも生息しているそうで、オタマジャクシも観られるそうだ。

    その先に、地蔵の沼という小さな沼があった。5月には、水芭蕉が咲くそうだ。モリアオガエルも生息しているそうで、オタマジャクシも観られるそうだ。

  • 7月の終わりなのに、もう色付く葉があった。季節外れの秋色である。

    7月の終わりなのに、もう色付く葉があった。季節外れの秋色である。

  • この地蔵の沼周辺は、ニッコウキスゲが多いそうだ。

    この地蔵の沼周辺は、ニッコウキスゲが多いそうだ。

  • 地蔵の沼を過ぎ、リフト乗り場へと下って行く。遊歩道の脇では、シモツケソウやアザミの仲間が多く観られた。

    地蔵の沼を過ぎ、リフト乗り場へと下って行く。遊歩道の脇では、シモツケソウやアザミの仲間が多く観られた。

  • リフトとテレキャビンを乗り継ぎエスカルプラザへ戻り、食堂で遅めの昼食とした。冬はスキー客で賑わうであろう食堂は、夏休みだというのに、我々を含めて3組6人しかいなかった。味わったのは、地元で採れた野菜を使ったかき揚げを載せた冷やし蕎麦。期待はしていなかったが、思ったよりも美味しかった。

    リフトとテレキャビンを乗り継ぎエスカルプラザへ戻り、食堂で遅めの昼食とした。冬はスキー客で賑わうであろう食堂は、夏休みだというのに、我々を含めて3組6人しかいなかった。味わったのは、地元で採れた野菜を使ったかき揚げを載せた冷やし蕎麦。期待はしていなかったが、思ったよりも美味しかった。

  • 15時10分のシャトルバスで神城駅へ戻り、15時24分発の普通列車で南小谷駅へと向かった。南小谷駅からはJR西日本となる。16時11分発の糸魚川行に乗り、今日の宿がある平岩駅へ向かう。南小谷駅から先の大糸線は電化されていない。たった1両の列車は、姫川沿いにのんびり走って行く。両側に山が迫り、よくもこんなところに鉄道を引いたものだと感心してしまった。そして、平岩駅には16時32分に着いた。

    15時10分のシャトルバスで神城駅へ戻り、15時24分発の普通列車で南小谷駅へと向かった。南小谷駅からはJR西日本となる。16時11分発の糸魚川行に乗り、今日の宿がある平岩駅へ向かう。南小谷駅から先の大糸線は電化されていない。たった1両の列車は、姫川沿いにのんびり走って行く。両側に山が迫り、よくもこんなところに鉄道を引いたものだと感心してしまった。そして、平岩駅には16時32分に着いた。

  • 駅前には、頼んでおいた宿の車が待っていた。そして、駅から2,3分で宿に着いた。玄関の先には囲炉裏があり、こんにゃく鍋が吊られている。自由に食べて良いと言うので、特製の味噌を付けて熱々をいただいたが、なかなか美味しかった。

    駅前には、頼んでおいた宿の車が待っていた。そして、駅から2,3分で宿に着いた。玄関の先には囲炉裏があり、こんにゃく鍋が吊られている。自由に食べて良いと言うので、特製の味噌を付けて熱々をいただいたが、なかなか美味しかった。

    姫川温泉 ホテル国富翠泉閣 宿・ホテル

  • 部屋で少し休憩した後、貸切風呂が無料で入れると言うので、受付で訊いてみると、ひとつだけ空いていたので入ってみることにする。眺めは大したことはなかったが、湯船は広く、寛ぐことが出来た。

    部屋で少し休憩した後、貸切風呂が無料で入れると言うので、受付で訊いてみると、ひとつだけ空いていたので入ってみることにする。眺めは大したことはなかったが、湯船は広く、寛ぐことが出来た。

  • 夕食は、久しぶりに良かった。どうも宿の食事は、あまり好きではないのだが、この宿の料理はなかなかである。たこしゃぶ、太刀魚の焼き物、越の丸茄子の揚げ煮、越後もち豚の角煮など、どれも美味しかった。お造りは要らないと事前に伝えておいたのだが、代わりに蟹が出て来たので驚いた。しかも、半身もあったので、食べ応えがあった。

    夕食は、久しぶりに良かった。どうも宿の食事は、あまり好きではないのだが、この宿の料理はなかなかである。たこしゃぶ、太刀魚の焼き物、越の丸茄子の揚げ煮、越後もち豚の角煮など、どれも美味しかった。お造りは要らないと事前に伝えておいたのだが、代わりに蟹が出て来たので驚いた。しかも、半身もあったので、食べ応えがあった。

  • 酒は、地元上越糸魚川の田原酒造の『雪鶴』を選んだ。その酒は、越後の酒にしては、少々甘口であった。

    酒は、地元上越糸魚川の田原酒造の『雪鶴』を選んだ。その酒は、越後の酒にしては、少々甘口であった。

  • 最後に出て来た山ブドウのゼリーは、特に美味しかった。それは、今までに無い味であった。食後、部屋で休んだ後、大浴場で寛ぐ。姫川温泉の湯は、肌に合い、なかなかであった。

    最後に出て来た山ブドウのゼリーは、特に美味しかった。それは、今までに無い味であった。食後、部屋で休んだ後、大浴場で寛ぐ。姫川温泉の湯は、肌に合い、なかなかであった。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • DANAさん 2012/08/31 19:18:35
    お花もこんにゃくも、美味しそう?
    いい色してますね。花の色は移りにけりな…。
    お酒も、枡に入ってる。
    質問。枡に入ったお酒のグラス。どうやって召し上がっていらっしゃいます? いつも悩んで適当にいただいてますが…。

    枡酒、高山で飲めるところが幾つかありました。テーブルに塩を盛った皿が置いてありましたが、最近の若者は枡酒注文しておきながら、「なんで塩が置いてあるの? ここは酒しか飲めないだろう?」と仲間と話していました。娘に話しかけるふりしつつ、「枡酒の角に塩を盛って、それをつまみに飲むのが本当のノンベイなんだって〜」と言ってやった…。恐る恐る枡の角に塩をのせて酒を飲む若者の姿を見ながら笑ってしまいました。

    DANA

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/09/01 18:44:04
    RE: お花もこんにゃくも、美味しそう?
    DANAさん、こんばんは。
    書き込みありがとうございます!

    枡酒の飲み方ですか〜
    週に一度は飲んでいますが、特段気にしたことは無いです(^^:
    コップのお酒を3分の2ほど飲んだ後、枡のお酒をコップに移していただいていますよ。
    塩は無し。

    日本酒は美味しいですよね〜
    旅猫

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