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白馬の旅の二日目。この日は、栂池自然園を散策する。南小谷駅から村営バスに乗り栂池高原へ向い、栂池パノラマウェイの栂池ゴンドラリフト『イヴ』と栂池ロープウェイを乗り継いで栂池自然園へと向かう。この日も天気は良かったのだが、やはり山には雲がかかり、肝心の白馬三山は、昨年に続きまたも見ることができなかった。<br /><br />(2022.08.04投稿)

今年も白馬へ【2】~栂池自然園~

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2012/07/29 - 2012/07/29

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旅猫

旅猫さん

白馬の旅の二日目。この日は、栂池自然園を散策する。南小谷駅から村営バスに乗り栂池高原へ向い、栂池パノラマウェイの栂池ゴンドラリフト『イヴ』と栂池ロープウェイを乗り継いで栂池自然園へと向かう。この日も天気は良かったのだが、やはり山には雲がかかり、肝心の白馬三山は、昨年に続きまたも見ることができなかった。

(2022.08.04投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
3.0
交通
3.5
同行者
その他
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 6時前に起き、まずは朝風呂を使う。温泉宿に泊まった時は、朝風呂が楽しみである。朝食後は、部屋で一休み。今回の宿は、良い宿であった。車で平岩駅まで送ってもらい、列車の時刻まで駅前を散策する。

    6時前に起き、まずは朝風呂を使う。温泉宿に泊まった時は、朝風呂が楽しみである。朝食後は、部屋で一休み。今回の宿は、良い宿であった。車で平岩駅まで送ってもらい、列車の時刻まで駅前を散策する。

  • 8時53分発の普通列車に乗り、南小谷駅へと向かう。前日に来た道を、今度は戻って行く。そして、南小谷駅には9時18分に到着した。

    8時53分発の普通列車に乗り、南小谷駅へと向かう。前日に来た道を、今度は戻って行く。そして、南小谷駅には9時18分に到着した。

  • 南小谷の駅前からは、9時25分発の小谷村営バスに乗り換え、栂池高原へと向かう。乗客は、私たちだけであった。バスは、長閑な集落をいくつか通り過ぎ、30分足らずで栂池高原バス停に到着した。

    南小谷の駅前からは、9時25分発の小谷村営バスに乗り換え、栂池高原へと向かう。乗客は、私たちだけであった。バスは、長閑な集落をいくつか通り過ぎ、30分足らずで栂池高原バス停に到着した。

  • バス停から少し歩いた場所にある栂池パノラマラインのゴンドラリフト『イブ』に乗り、栂の森駅へと登って行く。このリフトは、全長4,120mもあり、所用時間は20分である。起伏もあり、かなりの乗り応えがある。期待はしていなかったが、やはり上の方は雲の中であった。

    バス停から少し歩いた場所にある栂池パノラマラインのゴンドラリフト『イブ』に乗り、栂の森駅へと登って行く。このリフトは、全長4,120mもあり、所用時間は20分である。起伏もあり、かなりの乗り応えがある。期待はしていなかったが、やはり上の方は雲の中であった。

  • 栂の森駅から森の中の道をしばらく歩くと、栂池ロープウェイの栂大門駅に着く。そこからロープウェイで5分ほど登ると自然公園駅である。駅を出ると、ハクサンチドリが出迎えてくれた。

    栂の森駅から森の中の道をしばらく歩くと、栂池ロープウェイの栂大門駅に着く。そこからロープウェイで5分ほど登ると自然公園駅である。駅を出ると、ハクサンチドリが出迎えてくれた。

  • 坂道をしばらく登ると、栂池自然園の入口に至る。ここに来るのも、もう何度目だろう。相変わらず、登山客や観光客で賑わっていた。自然園に入り、木道を歩き始めると、足元に変わった花が咲いていた。

    坂道をしばらく登ると、栂池自然園の入口に至る。ここに来るのも、もう何度目だろう。相変わらず、登山客や観光客で賑わっていた。自然園に入り、木道を歩き始めると、足元に変わった花が咲いていた。

  • その先では、立山竜胆が可憐な花を咲かせている。

    その先では、立山竜胆が可憐な花を咲かせている。

  • 唐松草も咲いていた。

    唐松草も咲いていた。

  • そして、白根人参も、その可愛い花を見せてくれた。

    そして、白根人参も、その可愛い花を見せてくれた。

  • しばらく歩くと、栂池自然園の見どころの一つである水芭蕉湿原に着いた。春先には水芭蕉が咲くのだが、この季節は一面の緑である。

    しばらく歩くと、栂池自然園の見どころの一つである水芭蕉湿原に着いた。春先には水芭蕉が咲くのだが、この季節は一面の緑である。

  • 水芭蕉湿原からワタスゲ湿原へ向かう途中には、夏でも冷風が吹き出ている風穴がある。その入口には、氷があり、とても涼しい風が吹いて来た。

    水芭蕉湿原からワタスゲ湿原へ向かう途中には、夏でも冷風が吹き出ている風穴がある。その入口には、氷があり、とても涼しい風が吹いて来た。

  • 道沿いでは、キヌガサソウがちょうど見ごろであった。

    道沿いでは、キヌガサソウがちょうど見ごろであった。

  • ワタスゲ湿原に出た。そこは広々としていて、湿原らしい景色が観られた。しかし、周囲の山は雲の中である。

    ワタスゲ湿原に出た。そこは広々としていて、湿原らしい景色が観られた。しかし、周囲の山は雲の中である。

  • その湿原には、食虫植物のモウセンゴケの群落があった。その群落のあちこちに、イワイチョウも咲いている。

    その湿原には、食虫植物のモウセンゴケの群落があった。その群落のあちこちに、イワイチョウも咲いている。

  • ワタスゲも白い綿毛を付け、チングルマはもう種になっていた。

    ワタスゲも白い綿毛を付け、チングルマはもう種になっていた。

  • ひと際鮮やかな黄色い花を咲かせていたのは、シナノキンバイである。

    ひと際鮮やかな黄色い花を咲かせていたのは、シナノキンバイである。

  • 赤紫のタカネバラは、すでに見頃を過ぎていた。

    赤紫のタカネバラは、すでに見頃を過ぎていた。

  • イワカガミもそろそろ終盤であった。

    イワカガミもそろそろ終盤であった。

  • ゴゼンタチバナやマイヅルソウは、満開である。

    ゴゼンタチバナやマイヅルソウは、満開である。

  • そして、クルマユリも、緑の中で鮮やかに咲いていた。

    そして、クルマユリも、緑の中で鮮やかに咲いていた。

  • 白馬三山は顔を出しそうにもないし、親も連れていることなので、今回は展望湿原へは行かず、途中の銀命水で引き返すことにした。銀命水は、栂池自然園の中にある水場である。沢の水を、直接汲んで飲むことが出来るのだ。その水は、とても冷たくて美味しかった。

    白馬三山は顔を出しそうにもないし、親も連れていることなので、今回は展望湿原へは行かず、途中の銀命水で引き返すことにした。銀命水は、栂池自然園の中にある水場である。沢の水を、直接汲んで飲むことが出来るのだ。その水は、とても冷たくて美味しかった。

  • 戻る途中にある浮嶋湿原を目指す。足元には、アカモノが小さな花を付けている。

    戻る途中にある浮嶋湿原を目指す。足元には、アカモノが小さな花を付けている。

  • イワイチョウもそこかしこに咲いていた。

    イワイチョウもそこかしこに咲いていた。

  • 木道を歩いて行くと、ワタスゲの群落が見えて来た。

    木道を歩いて行くと、ワタスゲの群落が見えて来た。

  • その先には、池塘も点在し、湿原らしくなって来た。木道脇には、ニッコウキスゲもちらほらと咲いている。

    その先には、池塘も点在し、湿原らしくなって来た。木道脇には、ニッコウキスゲもちらほらと咲いている。

  • そして、浮島のある大きな池塘が見えて来た。浮島湿原の由来となっている場所である。とても美しい景色で、しばらく見惚れていた。

    そして、浮島のある大きな池塘が見えて来た。浮島湿原の由来となっている場所である。とても美しい景色で、しばらく見惚れていた。

  • 浮島湿原から入口へと戻る。途中、最後に白馬三山が見える場所で振り返ってみたが、やはり雲の中であった。今回は、結局、白馬三山の雄姿は拝めなかったが、多くの美しい花々に出会えたので良かった。

    浮島湿原から入口へと戻る。途中、最後に白馬三山が見える場所で振り返ってみたが、やはり雲の中であった。今回は、結局、白馬三山の雄姿は拝めなかったが、多くの美しい花々に出会えたので良かった。

  • どんどん下って行くと、旧栂池ヒュッテの紅い屋根が見えて来た。栂池自然園に来たなと思う光景である。その屋根が見えてくれば、そろそろ入口も近い。

    どんどん下って行くと、旧栂池ヒュッテの紅い屋根が見えて来た。栂池自然園に来たなと思う光景である。その屋根が見えてくれば、そろそろ入口も近い。

  • 外へ出てすぐの場所に建つ村営栂池山荘で、野イチゴソフトを購入。少し酸味のある味が特徴的であった。ロープウェイとゴンドラを乗り継いで栂池高原へ降り、15時50分発のバスに乗り、八方バスターミナルへと向かう。バスは混み合い、十数人が乗り切れなかったほどである。この後、宿の車に乗り換え、今宵の宿へと向かった。

    外へ出てすぐの場所に建つ村営栂池山荘で、野イチゴソフトを購入。少し酸味のある味が特徴的であった。ロープウェイとゴンドラを乗り継いで栂池高原へ降り、15時50分発のバスに乗り、八方バスターミナルへと向かう。バスは混み合い、十数人が乗り切れなかったほどである。この後、宿の車に乗り換え、今宵の宿へと向かった。

  • この日の宿も温泉だが、前日の宿が良かったので、少々がっかりであった。それでも、受付時に無料で食べることが出来るかき氷はかなり嬉しかった。しかも、自分で氷を削って作るので、面白くて、3回もいただいてしまった。夏山の後のかき氷は身に沁みる。明日は、八方尾根へ向かう予定である。

    この日の宿も温泉だが、前日の宿が良かったので、少々がっかりであった。それでも、受付時に無料で食べることが出来るかき氷はかなり嬉しかった。しかも、自分で氷を削って作るので、面白くて、3回もいただいてしまった。夏山の後のかき氷は身に沁みる。明日は、八方尾根へ向かう予定である。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • 前日光さん 2022/08/26 22:41:22
    かわいい花々ですね。
    こんばんは、旅猫さん。
    最近朝方は涼しくなってきましたが、昼間よりも夕方、夕食の準備をする頃になると蒸し暑いという日があります。
    それでも、あの6月末から7月にかけての猛暑、7月末からお盆の終わる頃までの猛暑は、今年の夏の特徴ですね。

    こうして、旅猫さんの今から10年前の旅行記を拝見していると、高山植物の可愛らしい花々に涼しさが感じられます。
    旅猫さんの旅行記に度々登場する「池塘」を、私が実際に見たのは月山に行った時が初めてでした。
    湿原に現れる池塘というものに、なぜか惹かれます。
    周囲の植物の緑と山々、小さな高山植物たちの可愛らしさ、足腰が丈夫だったら行ってみたいところですが、腰痛がひどいので、もっぱら旅行記でその気分にさせていただいております。

    野イチゴのソフトって、初めてみました!
    ずいぶん鮮やかな色ですね!
    そしておいしそうです!(^^)!
    山歩きの後のかき氷!
    しかも無料でおかわり自由、これは素敵なサービスですね!
    翌日の八方尾根も、元気に歩かれたことでしょう(^-^)


    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/08/28 08:48:52
    RE: かわいい花々ですね。
    前日光さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    最近、夕方の方が暑いような気がします。
    最高気温は、15時に記録することが多くなりましたし。
    夕涼みと言う風習は、無くなってしまいそうですね。

    大糸線の西側に連なる北アルプスは、スキー場があるので比較的容易に高山が楽しめるので気に入っています。
    リフトを降りれば、高山植物に出会えますので。
    しかも、2千mを超えているので、夏でも涼しいのも嬉しいです。
    湿原と言えば、木道と池塘。
    その風景には、昔から惹かれています。

    野イチゴのソフトは、たまに見かけます。
    色がかなり濃いです。
    酸味が強くて、夏にはおすすめですよ。

    宿のかき氷のおもてなしは、とても良かったです。
    夏には最高です。

    旅猫
  • ねもさん 2022/08/04 22:41:47
    きれいな花々
    旅猫さん 昔の旅行記に失礼します。
    当たり前でしょうと叱られそうですが(笑)、旅猫さんがこんなに山の花に詳しいとはおみそれしました。山を歩いている人の平均値をはるかに超えています。
    しかも撮り方が上手なのでしょう、画像がとても鮮やか!

    いつも感じるのですが、ゴンドラのニックネームがイブだのアダムだのノアだの…… 一般には好評なんでしょうか!?

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2022/08/05 08:18:19
    RE: きれいな花々
    ねもさん、こんにちは。

    古い旅行記を読んでいただき、ありがとうございます。
    コロナ禍で、そうそう旅にも行けないので、過去の旅を書き直しています。
    写真も文書も変えているので、ほぼ新作です。
    花の名前は、以前、よく山で知ったので、未だによく覚えています。
    とは言え、調べないと思い出さないものも多いですよ。
    写真は、まったくの素人ですが、学生時代からカメラを持って旅をしていたので、いつしか、対象を綺麗に写すことが出来るようになったみたいです。

    ゴンドラの名前は、スキー場の施設なので、盛んだった頃の流行なのでしょう。
    夏山で利用すると、今となっては違和感がありますよね。

    旅猫
  • ツーリスト今中さん 2012/09/10 07:13:37
    キヌガサソウ
    おはようございます

    すっかりご無沙汰しています<m(__)m>
    栂池は行ったことがありません。
    八方白馬に昔昔スキーで行っただけ。

    キヌガサソウ、多分北海道にはありません。
    (北海道の植物図鑑には載っていません)
    表紙の写真、「何だろう!?」って。
    綺麗ですね!

    イワイチョウもあまり多くない(北海道は西側にのみと図鑑に)
    :道内で見たことなくって立山で初めて知りました!

    共通のものも沢山ありますが。
    お母様との高原の旅、良いですね!
    山が見えずに残念でしたがまたいらっしゃいと言うことでしょうか。

    我が家は母がすっかり歩けなく(歩かなく)なってしまいました
    秋の終わりに上高地お泊まりに引っ張り出すのがせいぜい、、
    羨ましいです。
    親孝行して下さいね



    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/09/11 01:24:29
    RE: キヌガサソウ
    ツーリスト今中さん、こんばんは。
    いつもありがとうございます♪
    こちらこそ。

    栂池は未踏とは意外。
    白馬三山縦走の下山口として初めて訪れて以来、
    結構頻繁に訪れています。

    キヌガサソウは北海道には無いのですね!
    栂池には、これでもかってぐらい咲いていますよ。
    イワイチョウもかなりメジャーです。

    うちの親は、夫婦ともに元山ヤ。
    歩くのはお手の物です(笑)
    今回も、3日間、かなり歩きましたが疲れ知らず(^^;
    来月は、木曽駒ヶ岳に連れて行きます。

    旅猫
    ※週末の岡山は中止になりそうです。
  • rokoさん 2012/09/07 21:45:10
    今年も白馬へ〜♪
    旅猫さん  こんばんは〜


    今年も白馬へ親孝行かねての旅をされたのですね。

    白馬五竜のアルプス平自然遊歩道と白馬栂池自然園
    どちらもお花がいっぱいで散策にはいいところですね。

    トップのキヌガサソウの画像 いいですね〜
    ハクサンチドリもすごくきれい

    湿原と木道はいい感じ
    こんなところ歩くのは気持ちいいですね、大好きです。

    お宿もよさそう、お食事も美味しそうだし、山ブドウのゼリー食べてみたいです。

    もう一泊されたのですか、八方尾根にも行かれたのですね。


    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/09/09 18:07:02
    RE: 今年も白馬へ〜♪
    rokoさん、こんにちは!
    いつもありがとうございます。

    去年一人で白馬山麓を旅しましたが、今年は、親を連れて再訪でした。
    でも、見せたかった北アルプスの雄大な景色は拝めず。。。
    いつかまた、連れて行きたいと思います。

    五竜は初めてでしたが、小遠見まで登るともっと良さそうですよ。
    次回は、一人で登ってみたいと思っています。
    花は、どちらも良かったです。
    でも、やはり八方尾根には敵いませんね。

    一軒目は、『ホテル國富 翠泉閣』という宿でしたが、
    温泉も料理もとても良かったですよ。
    露天風呂で、もう10年も通っているという方に出会いました。
    静かなのが魅力だそうです。
    立派な宿なのですが、心地よいところでした。

    二軒目の宿は、、、でしたが、八方尾根を八方池まで歩いてきました。
    白馬三山が顔を出してくれず残念でしたが。

    旅猫

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