1995/04/27 - 1995/05/04
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yamada423さん
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ロアール最大のお城 シャンボール城
この旅行記は今から15年前の1995年の春、勤続25周年の記念に会社から支給された旅行クーポン券で行ったロンドン・パリ旅行のものです。
初めての夫婦でのヨーロッパ個人旅行で選んだ行き先は、出張の際に何度も訪れたロンドンと学生仏工業視察団で1ヶ月以上滞在したことのあるパリでした。
4月末から5月初めの気候は東京近郊とあまり変わらず、日差しが強いと汗ばむほどでした。
ロンドンのハイドパークでは様々な形の花壇にデザインして植えられたチューリップ、パンジー、デイジー、キンセンカ、芝桜などが目にも鮮やかでしたが、一番印象に残ったのはハイドパークコーナーの柵の外側の雛壇のような傾斜面にびっしり植えられた真っ赤なチューリップでした。表紙のの写真は画面の遠くに見える公園内の木々はようやく芽吹き始めたばかりなのにチューリップは早や満開を迎えた、季節の一瞬を捉えた一枚です。
宿泊したホテルはロンドン塔に近いテムズ川に面したタワー・シスル・ホテルで、テムズ川と反対側はドックに面しており、船が係留されている私の好きな光景が見られました。
近くに有名なパブ、ディッケンズ・インがあり、夕食はそこへ行きました。
個人旅行なので盛りだくさんの観光名所をめぐるわけではなく、大英博物館、ウェストミンスター寺院、リージェン・トストリート散策、ハイドパーク、リバティーなど巡りました。
またホテルのレストランで、舌平目のムニエルを注文し、Off the bone? Yes please. を試したら、きれいに骨を外し、皿に盛りつけてくれました。
(ここまでがロンドン編)
ロンドンからパリへは空路1時間、時差も1時間でした。
ホテル・ニッコー・ド・パリに到着してすぐにツアー・デスクで、翌日の「ロアールのお城巡り」ツアーを申込んだら一杯で断られてしまいました。
パリへ来たのはそのツアーが目的だからと言って他のツアーを探してもらい、なんとか予約出来た。ほかにも何人か断られた状況だったので、みな救われたと喜ばれました。
翌日のフランス人男性による日本語ガイド・ツアーは天気にも恵まれ楽しい一日でした。バスで出発時のツアー代金支払い確認で「山田さん、あらいましたか?」(払いましたか、であるがフランス人はHを発音出来ないので)には今でも思い出し笑いすることがあります。
パリからロアール地方のお城めぐりツアーで出会った真黄色の菜の花畑が地平線の彼方まで続く光景は今でも瞼に残っています。シャンボール城の帰り、白く乾いた道が先で曲がって行く様は東山魁夷の「道」を思い起こさせます。そのあとブロア城、シュノンソー城などをめぐり、芽吹いたばかりの鈴懸の並木や満開の藤など、季節感を満喫しました。
パリでは凱旋門屋上、モンマルトルのサクレクール寺院、オルセー美術館、チュイルリー公園などをめぐりました。
パリ市内の公園ではマロニエの白い花が満開で緑陰という言葉がぴったりです。木々が芽吹き始めたモンマルトルの丘に登る長い石の階段で思い出すのは、昔アランドロンがダーバン(東レのブランド)のCMで、この坂でつぶやいたコピーを今でも覚えています。
「D'urban c'est l'elegance de l'homme moderne」(1971)
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「パリとロアールのお城」をご覧いただきありがとうございました。私のホームページ「旅行写真展示室」(文字検索容易です)には旅行以外の「四季折々の風景」、「食べる頁」、「随想録」など豊富なコンテンツを公開していますので、よかったらお立ち寄りください。
クチコミ「スリの被害に遭わないための予防策」2011.3.28
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- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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勤続25年の記念旅行での記念写真
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イチオシ
シャンボール城へつながる白い道は先が曲がっている様子がかすかにわかり、東山魁夷の「道」を思い起こさせる、撮影者が気に入っている1枚。
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シャンボール城の裏側。日のあたる表の豪華さとは異なる趣もなかなか味がある。
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勢い良く流れるロアール川
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近隣の主要都市名トゥール、アンジェーなどが書かれた道路標識
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ブロア城の中庭。この日はこのように見学者が多かった。
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ブロア城の出入口の装飾
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ブロア城の城壁の上からの眺め。左前方はロアール川
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イチオシ
ブロア城の外観の装飾
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昼食に立ち寄った田舎のレストラン入口。
この日は暑かったので冷えた白ワインが美味しかった。ロアールは白ワインの主産地で、かすかに黄色味を帯びて、シャブリとは違って独特の渋みがある。 -
ランチで立ち寄ったレストランの入り口でツアーの同行者と一緒に撮りました。
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ブロア城からシュノンソー城へ向かうバスの車窓から、遙か地平線(オーバーですね)まで続く、満開の菜の花畑。飛行機から見たこの黄色い模様も印象的でした。フランスはドイツと並びヨーロッパの農業大国なのだ。
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ロアールの名城の中でも屈指の美しさを誇るシュノンソー城。代々の主が女性だったことから別名「6人の奥方の城」とも呼ばれた。中でも有名なのが16世紀アンリ2世の愛妾ディアーヌ・ド・ポアチエと正妻カトリーヌ・ド・メディシス。王の死後の二人の争いは・・。
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イチオシ
シュノンソー城はその一部がロアール川の支流であるシェール川の中に突きでるように立っている。
水面に映る城も趣がある。
夏は涼しくて気持ちイイだろうなー。 -
シュノンソー城への参道は鈴懸の木(プラタナス)の並木の芽吹きの季節で、明るい日差しに包まれていた。1Kmくらいあったような記憶がある。城のすぐ近くに駐車場が無いのがよい。
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参道の横に目をやると、緑一色の光景に、身も心も洗われる。
ゴルフ場や牧場でもない、このような緑に覆われた広い土地を日本で見た記憶がない。 -
緑一色の風景の中で満開の藤の花が彩りを添える。
観光地ではいろいろな世代の人々を見かける。 -
パリで宿泊したホテル・ニッコー・ド・パリ(その後ノヴォテル・トゥール・エッフェルに改名)から見たセーヌ川。右端に自由の女神像が見える。(近くの写真は後から見せます)
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Sous le pont Mirabeau coule la Seine・・ミラボー橋の下をセーヌは流れる・・
1913年作のアポリネールの詩によるシャンソンが有名なミラボー橋。1895年に造られた緑色の鉄製の橋。
手前にラッパを吹く乙女の裸像が見える。 -
オルセー美術館のモネの代表作。
クロード・モネが後に義理の娘となるシュザンヌ・オシュデをモデルに描いた「日傘を持つ女」の二つのヴァージョン。(左向きと右向き)モネはこの作品の中で、自分の視線がとらえた瞬間的印象を描きだそうとしている。(シルヴィ・パタン著 Monetより) -
チュイルリー公園のマロニエの緑陰から遠望したルーブル美術館。小説「ダヴィンチ・コード」の中で、GPS付きの発信機をトラックに投下したのは道路に面したこの建物の端の2階のトイレから・・・。
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チュイルリー公園の満開のマロニエの花。
単身赴任でしばらく住んでいた宇都宮(栃木県)の街中の並木や御料牧場でよく見かけた懐かしい光景だ。秋には栗に似た栃の実がたくさん落下し、車は走行注意だ。 -
チュイルリー公園のマロニエの緑陰。
中央の椅子で新聞を読んでいるのは同行者。
個人旅行ののんびりしたひと時。 -
凱旋門屋上からの眺め①
南東方向の中央には市内で一番高いモンパルナスタワーが見える。距離は4Km -
凱旋門屋上からの眺め②
東の方向にはシャンゼリゼ通りとその先のチュイルリー公園(緑の林)とルーブル美術館が見える。距離は2.5Km
シャンゼリゼ通りは片側4車線で歩道側に黄色い××の駐車禁止表示も見える。 -
凱旋門屋上からの眺め③
真南にはエッフェル塔が見える。距離は1.8Km -
凱旋門屋上からの眺め④
北東方向に望むモンマルトルの丘とサクレクール寺院。
こうして四方を眺めるとモンマルトルがパリ市内で一番高い場所であることがよくわかる。 -
パリ8区の典型的なアパルトマンの中庭に面した側。
5階+屋根裏部屋といったところで、1階(フランスでは1階とは呼ばずにrez-de-chausseeレドゥショッセ。
1er etageは日本の2階)は大概お店になっている。ここでも寒く長かった冬が過ぎ、やっと春が来て芽吹を迎えた。 -
キャスチングリオン通りの先にヴァンドーム広場の記念塔が見える。
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グルネル橋側の「白鳥の小径」先端に立つ自由の女神。小柄な女神像はアメリカ独立100周年記念にフランス政府が贈ったニューヨークの自由の女神の返礼として、フランス革命100周年の1889年にパリに贈られた。
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八百屋の店先 ヨーロッパでは野菜や果物は量り売りまたは1個売りが一般的で、パック詰めの商品は殆ど見かけない。中央に日本では殆ど食べないアーティチョークが見える。アーティチョーク(和名:朝鮮あざみ)はイタリアやフランスではポピュラーな食材でつぼみを食べる。
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ホテルの近くの花屋の店先
真っ赤なチューリップが春を感じさせる。 -
コンコルド広場に建つ高さ23mのオベリスクは、時のエジプトの王族モハメッド・アリからシャルル10世に贈られたもので、もとは3300年前のルクソールの遺跡にあったもの。
遠くにエッフェル塔が霞んで見える。 -
モンマルトルの丘の上に建つ白亜のサクレ・クール寺院。パリの風景の象徴の一つになっている。
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サクレ・クール寺院までは登山リフト(フニクレール)で登ることもできる。パリ交通共通1日券で利用できる。
この斜めのリフトは万座プリンスホテルの本館と南館を結ぶ斜めエレベータに似ています。(こちらはむき出しですが) -
イチオシ
木々が芽吹き始めたモンマルトルの丘に登る長い石の階段 春の日差しが眩しい。
ここで思い出すのは、昔アランドロンがダーバン(東レのブランド)のCMで、この坂でつぶやいたコピーを今でも覚えています。
D'urban c'est l'elegance de l'homme moderne
(以上がパリ・ロアール編です)
パリ、ロアールの旅の写真をご覧いただきありがとうございました。yamada423のホームページ「旅行写真展示室」http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamada423/にも豊富なコンテンツが展示してありますので、ぜひお立ち寄りください。 -
特別追加画像(参考)
モンマルトルの生地屋さん
この周辺は東京の日暮里駅東口ほどではないですが、生地屋がたくさんあります。
私は自分で裁縫などしませんが、生地を見るとその国の雰囲気が伝わるような気がして、写真を撮りたくなります。
この旅行記のタグ
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この旅行記へのコメント (2)
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- kovaさん 2011/03/22 10:18:12
- マロニエではありません。
- マロニエは幹が緑で葉はもみじと同じです。
これは栃の花です。 栃の花には白とピンクがあります。
秋に硬い実をつける。 これも栃の実です。
- yamada423さん からの返信 2011/03/22 19:27:23
- マロニエではありませんか。
- ご指摘ありがとうございます。
私の旅行記にはマロニエに類似の樹木の写真がいくつも掲載しています。
私は植物学者ではありませんのでフランスで見たものはマロニエと書いています。
ご指摘の写真がどれなのか明確にしていただければ訂正したいと思います。
2箇所の「これ」とはどこでしょうか。
また「マロニエの幹は緑」というのは理解できません。チュイルリー公園に多数のマロニエが植えられていますが、私の目には黒茶色に見えます。
私の知識の範囲で幹が緑なのは青桐があります。yanada423
> マロニエは幹が緑で葉はもみじと同じです。
>
> これは栃の花です。 栃の花には白とピンクがあります。
>
> 秋に硬い実をつける。 これも栃の実です。
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