2008/06/01 - 2008/06/07
718位(同エリア988件中)
えすてるさん
コッツウォルズのドライブ2日目。
本日の予定は、Kiftsgate--Toddington(GWRailway)--Cheltenham--Toddington--Winchcomb--Sudley Castle--Cleevehill--Snowhill Manor--Snowhill Lavander Farm--Broadway--Kiftsgate
昨日の大雨で延期したGuiting Powerの散歩も、どうしても入れたくて、少々強行軍の1日。お天気も上々で、欲張りたくなってしまう。では、出発!
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旅行第4日は輝くような上天気。
そして、楽しみにしていた保存鉄道に乗るのです!
駅はToddingtonにあり、ナビくんの案内に従って、裏道を走ります。自分ではとても通れないような田舎道です。一面の緑の牧場の横を通り、思わず車を止めて記念撮影です。 -
これも途中の道。
道の両側の垣根や並木がまるでトンネルのようです。
すれ違うのがやっとの道では、対向車が来ると、レンタカーで外国人であることを察すると、向こうからよけてくれます。ちょっと手を上げてお礼をします。 -
羊と、緑の牧場と、青い空と、白い雲。
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「えっ、本当にこの道でいいの?こんなとこ走っていいの?」という道に入ってしばらく行くと、隣はじゃがいも畑。昨日の雨で絶好の植え付け日和です。家族で作業中でした。
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「えっ?」という道は、ナビくんの言うとおり、ちゃんとToddingtonへの近道であり、一番味のある道でした。2頭の馬に出会いました。すれ違えないので、よけて待っていてくれました。あわてて振り返って写真を撮りました。ドライブもいいけど、乗馬もいいでしょうねえ。
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さて、保存鉄道(Gloucestershire Warwickshire Railway)の駅に着いたはずなのに、表通りに面しては何も案内がありません。
通り過ぎてしまってから、すぐ近くのドライブインで聞くと、「さあ、ずいぶん前にはあったと思うけどねー、今もあるのかしら。あるとすれば、あそこだと思うけどねー。」と不安な返事。
園芸ショップのある入口がそうだと思うので、引き返すと、やっぱりそうでした!いくら近所でも、興味のない人には全く興味がないものなんですね。 -
保存鉄道というのは、廃線になった鉄道を、ただ純粋に「走らせる」ことを目的に、ボランティアによって運営しているものです。
イギリスにはかつて網の目にように線路が張り巡らされていましたが、現在は車の発達で鉄道はすっかりすたれてしまいました。その線路を使って、このGWRと同様に運営されている保存鉄道が何十とあるそうです。
切符売場の係、蒸気機関車の運転手、車掌、売店の販売員、機関車の整備に至るまで、すべてボランティアによって運営され、資金源は寄付によっています。 -
2等車内と切符。
内装は木で、居心地のよい車両でした。 -
駅員さんと。ボランティアはみなさん、年配の年金生活者という感じ。でも、みんな、列車が大好きな子どもがそのまま大人になって、嬉々として列車ごっこをしているという雰囲気で、とても楽しそうでした。
私もイギリスのおばあさんだったら、必ずここにいるだろうなー、と思いました。 -
切符にパチン!とはさみをいれさせてくれた車掌さん。楽しそうでした。「すじがいいね!僕より上手だ。かわりにやるかい?」と言われて、思わず「いいんですか?」と本気になりかけてしまった…。
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Toddington駅のホーム。一度は朽ち果てそうにになっていた駅舎に手を入れて、きれいに作り直したものだそうです。
列車は、Toddingtonを出ると3つの駅を通ってCheltenhamの郊外にある競馬場の駅まで約30分で走ります。それぞれの駅に行くには車しか手段がないので、全く実用的ではありません。ほとんどの人が、ただ往復するか、観光バスに乗ってきた人々は、バスが先の駅に行って待っているようです。
つまり、この鉄道に乗っている人々は、ただ蒸気機関車に乗っているのがうれしいので乗っている、という鉄道好きばかりという訳。いい話じゃありませんか! -
列車は、平凡な田舎の風景の中を、ゆっくりゆっくり走ります。
ずっと先の先頭に、蒸気機関車がついています。煙がわかるでしょうか? -
Cheltenhamの駅で。なかなか格好いい機関車でしょう!機関車トーマスの生まれた国というのも、わかる気がします。
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お願いして、機関車の釜焚きの様子を見せてもらった。本当に、大きな石炭をくべている。
どこかの国で機関車に乗ったとき、実は機関車の煙はカモフラージュで、本当は電気で走っているのを知らされ、がっかりしたことがあります。でも、これは正真正銘の本物でした。 -
亡くなったおばあちゃんが、「昔の列車は、トンネルに入る時は、みんなあわてて窓を閉めたものだよ。さもないと、煙とすすが入ってきて、顔が黒くなるんだよ。」という言葉が忘れられなかった私。チャンス!とばかり、トンネルで窓から顔を出し、煙を浴びました。
結果。顔にすすが点々と着き、お気に入りのかばんには、消えないすすのしみができました。でも、大満足です。 -
Toddingtonで蒸気機関車と別れ、道を南下してWinchcombeの街へ。今日はレストランに入る時間も惜しいので、パン屋さんでキドニーパイとスコーンを買いました。更に10分程歩いて、聖ペテロ教会へ行きます。
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教会の入口わきにある墓地。なかなか味があります。
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教会の内部。ステンドグラスがすてきです。
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母を教会の前で待たせておき、私は歩いて駐車場から車を取ってきます。街のメインストリートをそのまま南下すると、Cleeve Hillという丘を越えます。その途中に、ささやかな駐車スペースが道のわきにあって、眺望を楽しめるようになっています。
ガイドブックにも出ているのですが、5台位しか止められない狭さで、何も看板がないので、走り過ぎて丘を下り始めてしまってから気づいて引き返しました。お天気もよく、何が見えるわけでもありませんが、ただ見晴らしがよく気持ちのよいところです。 -
Cleeve HillからWinchcombeまで引き返し、今度は街の東側に抜けて、Sudley Castleへ行きます。
このSudley Castleもわかりにくくて、表には何も看板が出ていません。かなり通り過ぎて、おかしいな、と思い引き返してやっと入口に気づきました。
Winchcombeから坂を下り切ったところの右に入口があります。お城の巨大な立派な門(でも開いてない)まで行ってしまったら行きすぎです。
お城の敷地内では、モダンアートの展示会が開かれていて、これは巨大な手のアート。 -
Sudley Castleの庭園。
城の内部を見るには、1日3回のガイドツアーに参加しなければならない。時間が合わず、次回のお楽しみにして、今日は庭園と屋内展示だけを見る。
これはその有名な庭園。きっちり刈り込まれた植木が何ともイギリスらしい。「どこかで見たことがある」と思ったら、切手の図柄だった。見ごたえあります。 -
朽ちてしまった建物の内側に、庭園が作られている。
庭園はひたすら美しいのですが、残された建物の外壁が、昔ここに住んでいたであろう人々の思いを運んできて、何だか感傷的になります。 -
これも同じ、外壁と庭園。どこを撮っても絵になります。
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Sudley Castleから、Fordを見にGuiting Powerに行く。昨日そのFordを見る散歩を1時間位するつもりだったのが、大雨であきらめて、今日来た。しかし時間がないので、車で行けるところまで行こうと考えたら、2つのFordのところまで行き着くことができた。
これは、その1つめのFord。Guiting Powerの村から、手で開けて通る門のある道を通り、親切な犬連れのランニング中のおじさんに教えてもらいながら、たどり着いた。
深さはほんの10センチ程で、楽々渡れる。川の中で止まって記念撮影。でも、説明しなければただの水溜りですよね。今回の旅行で最高にご満悦の写真。 -
これは、2つ目のFord。ここを見ている間に、後ろに車高の高いRV車が来て、「公道をふさぐな!」と怒られて、シュン…。
Scenicには通れない深さですが、車高が高い車なら当たり前に通り抜けられるのです。しかもUターンして道を空けるのに四苦八苦。忘れられない思い出です。
でも、Upper Slaughterのと合わせて3つのFordを見られました。旅の目的1つ達成です。 -
次に、予定にはなかったCotswolds Farmparkに行きました。どうしても農場の動物にさわってみたくなったからです。
ナビくんに載っていなくて、小さな看板を頼りに走り回り、奇跡的(!)に入口にたどり着きました。
囲いの中の羊やヤギ、ウサギにえさをやり、さわることができます。建物の中には、ブタやウサギの赤ちゃんもいて、抱っこはできませんがなでることができます。 -
やぎ。かわいい。
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コブタたち。元々生きものは大好き。至福のときです。
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園内で売っているえさをやると、あっという間にこのような状態になる。
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最後の目的地、Broadway。ここは、母が見たいと言っていたTeddy Bear Museumを見るために来た街。駐車場と反対側にあるはずのMuseumを探して歩くこと30分余り。通りかかった人に尋ねると、1年前に閉館してなくなったと聞かされ絶句。
母が見たいというから、Snowhill Manorをカットしてもやってきたのに。そう言えば、場所を探そうとしてネットでTeddy Bear Museumと検索しても何もヒットせず、おかしいなーと思ったことを思い出した。日本のガイドブックには、新しいものにもことごとく載っているのに。最新情報が大切だと気づいた経験でした。 -
相当がっかりしながらも、気を取り直してお買物を楽しむ。これは、最後のお買物をしたCandy Store。メリーポピンズのお話に出てくるような、紙の三角の袋にキャンディを入れてくれる。
「これは、おいしくないの。こっちの方がいいわよ。」何種類も試しておみやげを選んだ母と私に、忍耐強く相手をしてくれた店の人。ありがとう。 -
Kiftsgateに帰ってきました。
今日もよく遊びました!
明日はいよいよ、Bathまで2時間のドライブです。
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