上海食品見本市会場の見学

2005/11/14 - 2005/11/19

　　　　　　

仕事仲間と合流して会場を手伝うということで上海で開催された国際食品見本市会場を見てきた。観光はなかったけれど上海の雰囲気だけ味わってきた。

この時期私は韓国ドラマ「チャングムの誓い」をＮＨＫのＢＳで毎週木曜日には欠かさず見ていました。それまで韓国映画には興味がまったくなかったがこの番組にはハマりました。中でも主人公チャングムの師となる女優がとても気に入っておりましたが
なんと私は本人を見本市の会場で間じかに見ることができたのです。しかも彼女が自らの手で料理したものを試食するというおまけつきまで経験したんです。これなども旅すればこそ出会うことだﾈ。

エリア 上海(中国)

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国東方航空

岡山空港〜上海行きの機内食。

写真を見ながら記憶をたどってみたが特に感じたことはなかった。ライスは柔らかく日本産だったようだ。

上海航空到着。

私のよくいくマニラ空港とは違った印象をうけた。入国審査の行列では趣味である「マンウオッチング」は
前の人の背中ばかり凝視していたように記憶している。周囲は日本人ばかりなので当然か。

国際食品見本市会場。

急速な高度成長が続く中国では各都市で様々な業種の国際見本市が開催されている。会場となる広大なエリアはよく整備されていた。会場入り口には荷物運搬専門の人が大勢待ち構えている。（もちろん有料！）

見本市・５号館ブース入口。

入場開始時刻になると、ものすごい人数の人であふれた。私たちは出展者用の名札を付けて専用入り口を使用できたので展示場の棟内のレストランなどへの行き来も助かりました。

見本市・日本ブースエリア付近。

日本も各地方から農産品・加工食品・健康食品・酒造会社・海洋深層水など多くの出展者のブースがあった。各国のものを見て回る時間はなかったが巨大な体育館７棟全部は1日では回りきれまい。私は付近の日本からの出店ブースで提供されている試食コーナーで三度の食事を済ませました。（笑）

見本市会場での催し物。

見本市・韓国ブースエリア

６号棟の韓国エリアに今大人気の韓国宮廷料理のブースがあるというので立ち寄った。ゆっくり見ていたら30分もしないうちに大変な人だかりになった。何かイベントの始まる様子、一番前に陣取ったまま身動きが取れなくなってしまった。そのうちしばらくしたら韓国の有名女優が来場するんっだてわかったんだ。

現れたのはヤンミギョンさん（梁美京、Yang mi-kyung)

「チャングムの誓い」での役どころは宮廷の料理を司る部署の料理長「ハン尚宮」。大勢のファンがいるだろうと思いますがこの人の醸し出す魅力は男女を問わず年配の人ならおおむね良い印象だろうﾈ。会場でもさかんにハングルの大声援であった。「ヤンオンニー」と聞こえたんだけどﾈ。

ヤンミギョンさんの料理。

伝統料理なんだと思いますが、大根の薄切で巻いた酢の物を作って会場にいた人たちにふるまったんだ。当然そんなに沢山は作らないから20個ぐらいはあったかﾅ最前列の私のところへも持ってきてくれた。韓国語で声をかけてくれて。感激しましたねほんとﾆ。

自慢の証拠写真。

白くたおやかなヤンミギョンさんの手、優雅につまんで「ハイ　あなたー。食べてみてー。」と言ったかどうかはいや言ったと思い込んでるんだけど、あとから思い出せばほんとラッキーだったね。間じかで見た感じのこの方とても1961年生まれとは思えないね。まず10歳は若く見えました。

手づくりの料理を手のひらに。

私の手のひらにヤンミギョンさんの手で乗っけてくれたんだﾖ。写っている手は右手だから私はとっさに左手でシャッターを押しているんだネー。だからこのあたりの写真はみんな接写じゃあなくてボケボケなんだﾖ。
とにかく周辺は押すな々の大騒ぎでありました。

ホテルの窓から。

夜遅くなってから現地スタッフにつれてきてもらったホテル。高級感はあったけど周りを散歩する時間もなかったﾈ。見渡すと高層の建物も多くて洒落た建物が眼についた。これでコバルトブルーに空が透きとおると
すばらしい眺めだろうﾅきっと。

ホテルの窓から。

煉瓦の工場かﾅ？。しばらく観察。運河の上流からここまで大量の日干し煉瓦を運んできて一度おろし積み上げてストック。7，8人ぐらいの男たちが運搬金具を使い2、30ｍ離れた所にきちんと方形に積み上げる。そこへかなり傷んだ平ボテトラックがやってきて積み替え建築現場へ、すべて作業は人力作業だﾈ。今、日本の中古の建設機械はここ中国に極めて大量に輸出されています。

ホテルの窓から。

この日も早くから展示会場の手伝いが始まる。
バイキングの朝食だった。写真はないが料理はたくさんの料理が並べられていた。トマト・生野菜類はちょっとﾈ。結構高級感のあるホテルだったが北京オリンピックや上海万博のころまでにはホテルスタッフの教育やサービス体制を向上させるようお願いしたいと、そう感じたﾈ。

晩飯。

夜遅く帰ってきて、ホテルの前の大きな通りから少し離れた一角に勤め帰りの人たちが利用する庶民的な店があった。そこで隣の人と同じものを注文した。日本でいう「中華どんぶりのピリ辛版」ってとろかﾅ。これを食べながらチンタオビールをぐいっとやるんだ。「いやーっ！これはうまかったﾈ。」他のトラベラーのグルメ諸氏が見たらさぞケーﾍﾞﾂするﾝかな。そこで生活する地元の人々の食感はこういうことで判るんだがﾈ。

最後にもう一枚。

この旅は展示の手伝いやらなんかで大変だった。それでも民族衣装で宮廷ドラマそのものの雰囲気の「ヤンミギョン嬢」にあえて忘れられない思い出深いものだった。　

この旅行記へのコメント （9）

• momotaさん 2008/02/21 02:40:35

  お手製ですか〜〜〜！

  たぬち庵さん、こんにちは！
  
  いいなぁ〜！！ハン尚宮様にお会いできて羨ましい〜!(^^)!
  私もチャングムのなかでヤン・ミギョンさん一番好きでしたぁ。
  せっかくお互いの関係がわかったその後にあんな仕打ちにあい
  大泣きしましたよ。
  
  お手製のお料理お味はいかがでしたか？
  尚宮様の料理なんて王様しか食べられませんよ〜（＾ｕ＾）
  
  貴重な体験よかったですね☆

  たぬち庵さん からの返信 2008/02/21 09:16:49

  4トラ期待の大型新人「momota」さんへ

  見てくださっったんですね。ありがとう。
  
  ところがﾈー。よく聞かれるんですがこれがまったく味がどうだったのかよく覚えてないんです、正直。酢の物だったと書いているようにﾁｮｯﾄ酸っぱい感覚だけをおぼえてるるﾝですけどね。
  
  だけどね、私はね、みんなが「ハン尚宮」に抱いている、ずば抜けた味覚を持ち医食同源の真髄のほどを極め、チャングムを育て導いたこの方のイメージをね　いい加減な気持では語れないと。そう思ったんです。
  
  友人：　「で美味かったのかい？。」
  
  たぬち庵：　「　そりゃーもう、何と表現したらよいのか。甘酸っぱくて、薄く切った大根は柔らかくはんなり、味はまったりとして・・。」
  　　
  　　≪このあたりで思い出すように・・・目を閉じるたぬち庵≫
  　
  そこで一言、　「あっ。あれはあの時の受け継がれてきた　あの酢に違いない。それであんなに美味しかったのかー。」
  
  そう何人もの友人に話しているうちそれが事実だったように今は思っています。
  
  旅行記、すごいペースで精力的に取り組んでいるご様子　頑張ってネ。
  近いうちにきっと４トラのトップページ左の方に出てくる方だとおもっています。愉しみにしていますﾖ。　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとう　たぬち庵

• M-koku1さん 2008/02/19 10:12:29

  有名人との遭遇

  たぬち庵さん
  
  素晴らしいチャンスでしたね。
  本当にボケた写真でもハンさんの美しさが伝わってくるし、
  それ以上に、たぬち庵さんの興奮状態が伝わってきますよ。
  普段の心がけがよかったんですよね、きっと。
  
  私の人生もだいぶ長くなってきたので、それなりに出くわす時があります。
  アンディーウィリアムズとイギリスの田舎(ロンドンではない!!!）のレストランでであった時はびっくり。なぜアメリカ人のこの大歌手が、こんな田舎に！と驚きましたが、たぬち庵さん同様、写真がみんなボケていました。
  
  食品関係のお仕事ですか?
  中国餃子の影響を受けていませんか?
  大変な問題になっていますね。
  関係ない餃子やさんの店からも人影が消え、ちょっとびっくりです。M
  

  たぬち庵さん からの返信 2008/02/19 21:51:49

  有名人との遭遇したら・・・。

  　この時以来しばらくの間ﾈ。今だから白状するんだけどね。
  ヤンミギョンさんとの偶然の遭遇以来ねー、友人などと話をするときにこのとっておきの　「話題」が自然の会話の流れからね　出てきてさりげなく話すという具合にね。話したくてずいぶんあっちこっちの友人と話すきっかけを作ってﾈｰ・。「チャングムの誓い」ファン　から羨ましがられて一人悦に入ってましたよ。
  
  　自分のほうから「聞いてﾖ！聞いてﾖ！スゲーだろう！」なんてそういうのはちょっとできなかったねー。素直じゃないのかねー性格的に・・・。
  それでもって「さりげなく」の演出が・・・・。（笑）
  
  TAMkoku1(女神姫）さんの場合はスケールからいっても数学的確率においても遭遇度からいっても、ナンにしても　もっとスゴイな。私なんかの年代の　いやもっとすべての年代の世界の人々に愛されて、永遠に歌いつがれる名曲を世に出したアメリカを代表する偉大な歌手なんだからﾈ。
  　ムーンリバーなんかのメロディー耳にすると青春のころのこと思い出して「胸キュン！」だね　哀愁のメロディーと甘い歌声・・・ほんとに青春の思い出があるねこの人の曲は！。「素晴らしい遭遇」をしましたねﾈ。
  
  　昔は報道されなかったからなのかね？平素食べるものは自国で充分間に合っていたからね。「食品の安全」なんてあまり考えなかったね。日本の食糧自給率は50％を大きく割り込んでるんだってね、まだまだどんどん入ってくるよ外国から。「どげんかせにゃいかんﾅ。」
  
  若い頃、とくにたぬち庵など田舎育ちだからね。　裏の畑でとれた野菜類と油揚げと豆腐とおからとこんにゃくそれから煮干しで生活してたからね。和牛の産地が近場にあったから、牛肉はよく食ったけどね。
  
  ぎょーざあれって、手軽にできるんだね　手の込んだ料理がチンすれば。
  冷凍食品は家じゅうで食っていても絶対に食べない私は大丈夫なんだけどね。でもその他の加工食品などの原料から中国産のものを排除したらね
  日本中の人が飢え死にするって　立派な評論家が書いてたよ。どっか自給自足でゆったり暮らしてみたいﾅ。よほどの覚悟がいるだろうねソーユーのは。
  
  ながーいこと話しこんじゃって！　話し相手がいるとつい嬉しいﾓﾝだから。
  仕事は、食品ではない貿易関係の仕事を手伝っとりますﾝﾖ。　　
  　
  　　　　　　　　　　　　　　そいじゃ　また！。　　　　たぬち庵　　　　　　　　　　　　　
  
  

  M-koku1さん からの返信 2008/02/21 23:30:35

  RE: 有名人との遭遇したら・・・。

  たぬち庵さん
  
  ＞ながーいこと話しこんじゃって！　話し相手がいるとつい嬉しいﾓﾝだから。
  
  こちらこそ、なが〜くお話いただいて楽しいです。
  会社でもサンザンしゃべっているわけですが、
  4trでのおしゃべりは、まったく違った意味で楽しいですね。
  皆さん行った事もない異国の地へいらしていて、貴重な経験を色々書いてくださっているわけで、面白くないはずがないですよね。
  
  たぬち庵さんの、ハンさんとの遭遇だって、「エーッ！」という情報でした。実は、2年前に亡くなってしまった上司が、チャングムの大ファンだったので、私自身はところどころしか見ていなかったのですが、なんだかこの旅行記を見ていて、上司が生きていたらたぬち庵さんの旅行記のことを教えてあげられたのになあ、と、ちょっと感傷的に見ていました。
  
  餃子の輸入業者さんでなくってよかったです。
  JTフーズは赤字転落とか。
  お仕事に影響があったら大変ですものね。
  
  風邪で今週は最悪でしたが、、来週台湾出張なので、早く治さないと困ります。今一生懸命栄養を取っています。　（＾0＾)//
  
  ではまたおしゃべりをしてくださいね。
  楽しみにしています。　M

• Mugieさん 2008/02/17 18:22:24

  素敵な偶然♪

  私は上海へ行ったとき、豫園でたまたま知り合いに会い、ものすごく
  驚きましたが、女優さん、それも自分が好きな女優さんに海外で
  出会えるなんて信じられないくらいのラッキーですね！
  とってもうらやましいです(^・^)
  

  たぬち庵さん からの返信 2008/02/17 19:39:29

  映像より美人だったﾖ。

  Mujieさん　あるんですねー。こういうこと普通想像もしませんﾅ。
  
  韓国の旅行をした場合ならロケ地に行き当たったりとかあるかも知らないが
  上海だったからﾈ。　こりゃーかなりの偶然だろうね。しかも会場は大きな体育館ほどもある棟が７会場もあるところでﾈ　しかもわかっていたかのように大勢人だかりになる前から陣取っていたんだからねー。素晴らしい偶然に出くわしたもんだﾅ　ほんと。
  
  やっぱりナンだねーこの旅行記なるものは味付けになるようなスクープらしきネタなどあるといいﾝだねー。朝から訪問客のかたでにぎやかなんです。
  持病の「ノーコーソク」の治療にいいサプリ効果だねこりゃー。
  Mujieさん　時々おじゃまします。　　訪問と書き込みをありがとう
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たぬち庵

• 夏への扉さん 2008/02/17 12:13:50

  ハン尚宮様！

  ご訪問、ありがとうございました。
  
  うぁー、ハン尚宮様にお会いして、手ずから料理をいただいたなんて、
  なんてラッキーなんでしょう！
  私はチャングム地上波放送になってから見始め、早く先が見たくなってレンタルビデオで一気に見ました。
  チャングム好きで昨年チャングムツアーに行ったり、東京ドームのチャングムのイベントに行った友人に、
  たぬち庵さんの旅行記、教えてあげます。

  たぬち庵さん からの返信 2008/02/17 15:00:18

  鏡の中の謎の美女さまへ

  いいタイミングで見てくださって、そして書き込みをありがとう。
  
  この時は、年甲斐もなくちょっと興奮気味だったﾈ。
  お気付きのように、この年になってもやはり「興味をそそる女人」というものには心躍りうちなるものがあるﾝだね。ヤンミギョンさんはそういう中でも好もしい俳優さんだなと思っていたから余計に嬉しかったねー。
  
  多くの方の旅行記・写真見ているうちに始めたばかりの自分のものが退屈でくすんでいる様に感じたので、ちょっとインパクトのありそうなものを以前のものから探してはさんでみたﾝです。楽しんでいただいてありがとう。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たぬち庵