2023/10/02 - 2023/10/02
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tzpapa10さん
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国慶節休暇を上海で過ごしたため市内の広富林文化遺跡公園へ行った。市内中心部から地下鉄で30分程度で近いので1日空けば行けます。知人に国慶節は何も予定がないので何か面白いところはということで聞いたところ教えてもらいました。上海松江区にあり、初めて松江区まで足を延ばしました。簡単に言うと、広い敷地に、歴史民俗博物館のようなものがあるという感じですが、公園なので半日は過ごせます。国慶節期間で天気も良く、結構人が多かったです。
1958年に村民が広富林村民が川を開いたときに大量の遺物が発掘され、翌年上海市が調査し新石器時代の梁祝文化片と殷周時代の土器を採集し、遺跡が確認。1961年上海市文物管理委員会考古部門と北京大学考古学部の学生らが試掘のために現地を訪れ、4つの溝、10個の試掘孔、73㎡を発掘。その後継続的な発掘により、宋澤文化1ヶ所、梁祝文化32ヶ所、広富林文化8ヶ所の埋葬地が発見。各時代の灰穴、灰溝、井戸、宴点などの遺跡が300余り。広富林遺跡の文化層は三層に分けられ、上層は春秋戦国時代の武烈文化層、中層は夏殷時代の馬橋文化層、下層は新石器時代の良渚文化層があることも発見。上層からは、印刷が施された硬質陶器や原始磁器が多く出土し、陶器の表面には小さな四角形や麻の模様が多く見られる。中層で出土した遺物は主に印刷陶器であるが、陶器は火質が低く、文様は籠文と筵文が多い。
下層で出土した遺物は主に無地の土器で、砂入りの平足土器の三脚や、粘土質の灰色や黒色の土器の豆や甕などがある。
敷地24000㎡に渡って発掘が行われ、1977年に「上海市文物保護単位」に、2013年には「全国重点文物保護単位」に認定され、2018年6月に広富林文化遺跡 としてオープンしたところです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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上海地下鉄9号線の南西部にある「松江大学城」駅に到着。上海松江区にあり、大学城という名前が示すように、この地域は大学が多数ある地域になっている。
大学城はUniversity Townということで大学かなり多い。 -
3号出口をでると地下鉄駅前はこんな感じ。
広富林へはバスも出ている。滴滴出行(アプリ)で呼ぶタクシーで移動。7-8分。 -
広富林文化遺跡公園に到着。入口前の道路を挟んだ対面には大学。東華大学とありました。他にも上海外国語大学なども近いようです。
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入口の朱雀門。
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入ってすぐある釣鐘のある建物「金鐘台」。
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文化遺跡内はさらに奥へ行くとこんな感じで整備されています。
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ツーリストサービスセンター(游客服務中心)
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中には水路があり綺麗です。
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同じくきれいな水路風景。右側の建物は宝物流通処。
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「集賢坊」扁額の牌坊に向かう。手前の橋は「集賢橋」。
「集賢殿」というものは、集賢殿書院をさす場合が多く、図書典籍を収集し、また典籍の修撰を行ったところらしい。内部に宝物流通処などがあるので、この扁額があるのだろう。内部は集賢園といわれ、明、清2朝時代の資料を展示している。 -
中に進むと障壁がある。集賢園内部。
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中央に丸い通路のある障壁。内部は上海松江地区の歴史著名人の紀念展示スペース。
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酔輝皇とあるのはレストラン
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集賢園内の建築物。中にはいかず。
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集賢園出口部の門。「状元門」
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天牛柱。頂上に獅子のようなものが4頭います。その下部には象や馬などの動物がいます。
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左に天牛柱をみて正面にあるゲート。ゲートに入ると、秦漢台、春秋台というエリアがある。さらに奥へ進むと骨針広場へ。
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内部は緑がきれいな広場になっている。
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真っすぐ進むと写真の用なオブジェがある。
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このような像もあります。
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骨針広場。中央のモニュメントが針のようなだけでだだっ広いだけの広場でした。
丁度文化遺跡広場の中央付近に針が刺さっているような感じです。 -
骨針広場横にはこのような銅像も。
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更に奥に進むと丸い石の通路があり、保護地区へ行きます。
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保護地区廻りは水路があります。
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同じく水路。ここから「広富林遺跡核心保護区」として自然を保護しているところになり、農園がある。
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荷花鑑賞区、つまりハスの花の鑑賞エリアになります。
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水晶梨の展示エリア
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有機水稲の展示エリア
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金の牛像「金天牛」
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水稲エリアを横断しながら見える建物群
合掌造りみたいな形をしている。
このエリアは「合掌度假村」。 -
中央にある円形の部分が、「広富林考古遺跡展示館」。まずそちらに向かう。
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「広富林考古遺跡展示館」へ行くまでにある全体案内図。
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「広富林考古遺跡展示館」に到着。木の橋(干欄橋)を渡れば到着。
かなり特徴的な形の展示館。 -
前の池面には船もある。
文化展示館までも水路が繋がっているので水路移動もするのだろう。
右に見える新しい建物は「広富林ヒルトンホテル」 -
広富林文化遺跡の案内マップ。QRコード読込んでおかなかったのはミス。
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「広富林考古遺跡展示館」入口。
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入口すぐに展示されていた土器。
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内部には土器が多く展示。
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外から特徴的なカタツムリ上に見えた部分の内部。土器などの展示エリア。
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昔の住居模型も展示。これは高床式住居みたいな感じ。
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映像による昔の産業(金属精錬など)の紹介。
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建築用部品として龍の瓦?みたいなものも展示。
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出口から出て展示館を撮影。
土器などの展示で日本の縄文・弥生時代の展示物のような感じで、外観ほどのインパクトはなかったです。 -
考古遺産展示館を出ると合掌造りのような建物群は非常に近い。
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「広富林文化展示館」へ向けて歩く。緑も多くリラックスできる。
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水上に浮かぶ「広富林」の扁額のある牌坊
文化遺跡北東にある。 -
水路沿いの道を更に進む。水路左側の建物は「広富林ヒルトンホテル」
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途中にあった看板。
画舫遊船とあり、9:00~16:30に運営しているようです。
文化展示館を水路から眺めるのも良いだろう。 -
文化展示館に行くまでには食事や喫茶するところもあり、写真のような牌坊もあります。
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「富林照壁」
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富林照壁には写真(上の写真の向かって左)のような説明があり、概要説明があります。右には設立時期などの説明がありました。中文しかないので細かい意味は不明。
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「広富林文化展示館」に近づくと、この水没したようなデザイン建築が特徴的。
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「皇甫春暁」という扁額のある牌坊。文化展示館の向かい側には書院や木芸展示館などもあり、そちらへ向かうエリアの入口にあります。
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「広富林文化展示館」。水路沿いに歩く。
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通りの反対には「租帖閣」という建物。
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奥のカラフルなのは屋台。飲み物や食べ物を販売中。
この屋台部分は「広富林国際文化交流中心」の手前にある「三庁広場」になる。 -
三庁橋を渡り三庁広場へ
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モンゴル串焼きの店。これを食べました。羊肉串焼き。
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串焼きはこんな感じに積んである
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他にも海鮮焼き、ラムチョップ、韓国式チーズポテトスティック、臭豆腐などや、ソフトクリーム、コーヒー、ジュースなどもあり。20店舗くらいはあった。
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水没部分を近くで見るとはこんな感じ。
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三庁広場からいよいよ「広富林文化展示館」へ。
これは入口ゲートのようなもので、奥の丸い建物が出入口になっている。 -
丸い建物は正面。右の建物は「三元宮」という儒道佛文化展示エリアの建築物です。
池は「三庁港」と呼ばれている。 -
入口ゲートを通過後、丸い建物の奥から入場する。文化展示館を右手に見て入る。
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「広富林文化展示館」の説明看板
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出入口付近。快晴ならかなりキレイだろう。
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向かい側の儒道佛文化展示エリアの全景。
手前が「三元宮」で、高いのが「富林塔」 -
丸い文化展示館出入口部の天井。出てくるときは地下から上がってくることになる。
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上海の説明
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発掘現場の説明
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中からは普通に水が見えるだけでした。水族館のように中から水中が見えると思いきや、全然それはなかった。
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水面下部には昔の発掘時の様子が人形などを用いてありました。日本の民俗博物館とかのイメージです。
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広富林文化に関する説明
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昔の人の暮らしを人形などで表しています
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楽器を演奏している人形
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豆腐屋
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昔の学校。
歴史民俗文化博物館でよく見かけるものでした -
1856年振華造船所とあります。振華という会社は今もあるが巨大企業です。
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内部見学して地下から丸い建物1階へあがる階段
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文化展示館から出てすぐはこんな感じ
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橋上から見る文化展示館
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文化展示館を出て、三庁広場へ。右手にあるのが「広富林国際文化交流センター」で、この時は近代彫刻展示を行っていた。
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入ると十二支の腰かけのようなものがあり。
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こんな絵も。
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中央に4手の白い像。周りの金色のものが上の写真のようなもので、ポケモンのような創造生物や動物のような感じのものが多数。
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全景
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こんなオブジェ(高さ15~20cm程度、人は高さ3cmくらい)みたいな小さいですがかなり多数あり。多分100種類以上は余裕でありました。
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プロジェクションマッピングのような光のアートみたいなものもありました。
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「三元宮」入口門。
儒道佛文化展示エリアに入ります。 -
中央が「霊官殿」
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「霊官殿」鞭を持っている。
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「綱維三界」の扁額の牌坊
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「元辰殿」
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六十甲子。拝んでいる人の前に配置図があります。
こちらに三十甲子 -
反対側にも三十甲子
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弁財天か?
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「長正殿」(正面)前の広間
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「長正殿」
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「富林塔」
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「長正殿」に向かって右側にある「慈航殿」
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「懲悪勧善」の扁額。「長正殿」背面から。
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長正殿入口の碑
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「三元宝殿」
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三元宝殿入口の碑
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赤い短冊に願いを書いて結んでます。
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「法堂」
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「富林塔」
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中のスペースには射的などの出店もあり。
国慶節休暇中なのでこのようなレジャーがあったのかは? -
「法堂」前のスペース
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富林塔の説明看板と碑
三重塔で正面には四角形の富林池がある。 -
儒道佛文化展示エリアへの富林塔側からの入口
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西側にある民族文化展示エリアの方へ向かう。途中左に屋台のような店の並んだ通り。
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水車とボート乗り場。
天牛橋近くにあります。 -
湖面のボート
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「富林少年村」。この中にはバーベキューしたり、テントを張って休憩している人らもいました。また、喫茶店やレストランも近くにあり。
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これも少年村にある陶芸の工房のようなところ
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子供らが色々なことにトライしてます。
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更に進むとこんな感じ。奥へ行くと階段を上がる。
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階段を上がると広場があり、そこにテントなどを張る人らがおり、その道向こうには合掌造り家のような度假村エリアです。
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「天牛橋」。奥にあるのは入ってすぐに見た「天牛柱」。
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「天牛橋」を渡りながら、南西の天牛塘(池の名称)向こうに祠を発見し近くまで来て撮影。
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「民俗文化展示区」にある「魁星楼」
扁額には「魁皇殿」 -
「魁皇楼」の反対側から
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「筆点文斗」の扁額
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近くの建物
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内部の様子
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「玉地殿」?
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名称は不明です。扁額には「富冠海内」のように記載ある。
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「龍玉殿」
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「關帝殿」
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「関帝廟」の主門
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「城堭廟」ゲート。
右側入口上には「除凶」とあるので厄除けですね。知らずに通りましたが。 -
内側から見る「城堭廟」ゲート。反対通路は「剪悪」とある。
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「城堭廟」内の舞台みたいな施設?
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「縣城堭殿」とあります。
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こちらは「府城堭殿」とある。
府の方が縣より豪華です。 -
「富林殿」
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「民俗文化展示区」を出ると、正面に清龍池がある。
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「城隍廟」入口門と手前のストリート「廟会街」
「民俗文化展示区」と「清龍池」の間のストリート。 -
「廟会街」説明。
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民族文化展示エリアを出て撮影
手前の池は「清龍池」。位置的には、右の牌坊は「迎舟坊」。
正面は「書香楼」「胡?楼」と思われる。
2本の煙突みたいなのが目立つ。 -
「城隍廟」(中央奥)と手前の池
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「御賜橋」
西側を入場した朱雀門の方へ南下するとある。 -
「御賜橋」近くから下流側(南方)を望む風景
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「御賜橋」近くに停泊している木造船
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