夏の九州ファミリー旅行その４

2007/08/13 - 2007/08/18

　いよいよ旅も佳境に入った。長く過ごした宮崎の地を久しぶりに再訪し、両親にやっと来てもらうことが出来た。急ぎ足で何も紹介できないまま通り過ぎたのは残念だが、少なくともこの地に来たという証しだけは残す事が出来、ホッとしている。
　旅は宮崎霧島（実際は鹿児島であるが･･･）〜宮崎市に入り、高鍋の地を踏んだ後延岡へ。ここでレンタカーを捨て、特急に乗り込んで最後の地、別府に向った。
　別府で最後の贅沢な旅を終えて小倉から静岡へ。長くも短い旅は終結した。
　本当に疲れたが、この旅を実行して本当によかった。これからも旅は続けていきたい。

エリア えびの・生駒高原(宮崎)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル

　昨日は霧島神宮から少し離れた山奥の貸し別荘「ひめしゃら」に泊まった。
http://www17.ocn.ne.jp/~himeshar/
子供がここをとても気に入ったらしく、大喜びだった。今度また別荘に泊まろうね！という始末。まぁ値段的には助かる。しかし思ったよりアフターが大変なのが弱点だ。特に身の回りや食事、掃除に気を使うから主婦系は嫌がる。上げ膳据え膳が主婦にはありがたい。旅の中まで主婦をしたくないのが本音。こういう時はやはり普段ふんぞり返っている男性陣がしっかりしないともう旅なんてゴメン！と言われかねない。別荘利用は注意しないとダメですね。
　残念ながら虫取りは大ハズレ。しかし野生の鹿が群れで見られた。しかもウリ坊まで････。これにはさすがにビックリした。
　私の記憶ではこんな鹿の生息は聞かなかったからいつからこんな状態になったのだろう？鹿はいわゆるバンビちゃん型の感じだったから人工的に生息させたものが野生化したのだろうか？それとも過剰な保護？よくわからないが、観光客は喜ぶけどこれは大変な事だぞ！と、感じた。私がよく旅した頃でも鹿の被害はよく問題になった。
　夜は友達から薦められた「さくらさくら温泉」に行った。最近は泥湯がフィーバーらしいが･･･。
http://www.sakura-sakura.jp/
　この温泉も出来てまだそんな経ってない。でも人気があり、訪れる人も多い。私達が行った時は時間も遅く、ギリギリだったのでかえってのんびり入れた。
　霧島らしく、いい温泉だった。泥は硫黄を含んだもので、お湯は普通に感じた。この辺りはいろんな温泉が楽しめて最高だ。子供はわたしがジャングル風呂も予定してたのでそっちを想像してたらしく、泥遊びは喜んだが不満だったみたい。
　朝のお散歩は中々良かった。結構寒く、今までの猛暑がウソみたいだった。
　今日は延岡までの大ドライブ！そのあと特急に乗り換えて別府と忙しい。早々に別荘を出て霧島高原へ。なつかしい風景だった。

　霧島高原内にある地獄谷。と言ってもかわいいもんだが･･･しかし火山性ガスなので油断は禁物。
　以前はすごい噴煙が出ていたのだが、見る影もなく、岩山といった感じでそびえていた。どうもこの辺りは温泉が枯れ始めているみたいだ。残念でしょうがない。

　霧島高原で少し気分を満喫した後、生駒高原に向った。生駒高原も懐かしい所。
　その少し下った霧島高原入り口ともいうべき所に悲しい場所があった。家族には少し待ってもらい、一人でその地を訪れた。
　「えびの高原市営露天風呂」http://www.city.ebino.lg.jp/kanko/ebinokogen_roten.html
　一番新しい記憶でも、長い長い年月が経つ。最後に入ったのは私が免停を喰らった大学4年の時。お金もなく、時間だけがあった日々。その時、せっかくの休みなのに下宿でボーっとするのも嫌で山岳部の後輩が霧島でゴールデンウィークの合宿（新入生歓迎合宿）をやるというので友達からツーリングタイプの自転車を借り、初めて自転車ツーリングをしたときだ。
　その時、決定的な怪我をしてしまった。古傷の膝を再び痛めてしまったのだ。
　その時、さすがに観念して後輩の合宿を終えてから一人温泉療養に数日使ったのが最後となった。
　こんな看板見たくなかったなぁ。立ち入り禁止になっていたが、どうしても最後に終わりを見ておきたかったので見学させてもらった。

　当時の値段表。ずい分高くなった。それでもまだ安いほうか・・・・。温泉ブームに乗ってあちこちで観光客が押し寄せていた頃、ここも例外ではなかった。その頃から急に値段が高くなっていき、施設もどんどん改善されていった。
　その後、湯布院や黒川温泉が観光地化していったのもこの頃からだ。

　露天風呂から見た風景。バックは韓国岳。懐かしいなぁ〜。

　ちょっと見ずらいけどメインの男性・女性混浴風呂。バックに見えるのが宿泊棟と女性専用風呂。
かつての豊かだった温泉がウソのようだ。

　湯船から流れ出ていた今は冷泉となった温泉。今も冷泉だけは何事も無いかのように流れている。かつてはこの下流域にも天然の川の温泉があったが、もうダメなんだろうなぁ。
　湯船や源泉の余り湯が川を流れ、それを竹などを組んで打たせ湯にしたりホースから取り込んだお湯を他に回したりしていた。
かつての名残りを見届けた。

　今は空となった湯船。しかし････！この姿を見て泣けてきた。実はこれは私の知っている湯船の姿ではなかったからだ。いつからなんだ？？こんな浅ましい姿になったのは！本来は何も手が加えられてなくて岩のごつごつした割れ目から温泉は湧き出ていてこんなブロックや囲いなど無かった。

　もうここに来る事もないんだろうな。いつかまた復活する事を祈り、ここの温泉に別れを告げた。さようなら、私の大好きだった温泉。

　生駒高原まで下りてきた。懐かしい風景が再び現れた。少しイメージが変わっていた。どこも同じだなぁ。
懐かしの丘を探したのだが、いろいろ複雑になっていたのであきらめてそのまま小林から高速に入った。
　皮肉な事に、途中で入ったSAからの景色がよかった。ここで昨日からの残りで朝食をとった。
さすがに暑くなってきた。高原のひんやりした空気が懐かしい。
　休憩も終わり、ちょっとこだわって青島海岸を目指した。高速から日南道路へ。懐かしい風景をここでも眺めながら一気に飛ばした。
　青島で一番目に付いたのはパイナップルの串刺し。ここの名物だ。久々にお目にかかった。
　土産物屋では面白いものが。。。やっぱりそのまんまひがしさんですかね〜宮崎は。

時間的にかなり厳しい事は覚悟していたのだが、やはりかつての全国的な人気を博した南国宮崎、青島を連れて行かないわけにはいかないだろう。
　ドライブ中、ラジオから地震と津波警報が出た。まさか〜！まあ大したことは無かったのだが、海水浴場はシィ〜ンとしていた。津波警報発令中で警戒警報のため、遊泳禁止との事。せっかく楽しみに来ていたお客さんは気の毒だ。
　しかし･･･誰もいない海とカラッと晴れ渡った青空は最高の一言！それにしても暑い。。。。

　新婚旅行第一位となったかつて誰もが憧れた宮崎・青島。さっそく行ってきました。
　本当は簡単にサッと行って帰ってくる予定だったのだが、父親も行くと言い出して結局のんびりと観光するハメになった。
ま、これも想い出だ。今日の青島は暑かったが、実に素晴らしい景色だった。
　一週コースは現在工事中で一部のみ歩ける。

　日南海岸で有名な鬼のせんたく岩。本当に不思議。写真では分かりずらいね･･･
　歩いていて本当に懐かしかった。
工事車両や出店が無ければもっと感傷に浸れたんだけどなぁ〜。

　島と海と橋と。
私はこんな風景が大好きなんだよね！結構しびれます！特に島を渡る両サイドが見渡す限り海でその真ん中に橋や道路があって、そこを歩いたり車やバイクで走ったりするのが実に感動的で･･･。

　久しぶりに再訪の青島神社。何となく感じ方も気分も違っていた。年月も関係あるのかな？
家族の無事と健康を祈ってお参り。

　青島にひと際異色の雰囲気をかもし出すお宮。訪れる観光客もやはり多い。

　宮崎も民話のふるさとである。数多くの伝説や語り継がれてきたお話しも多く、せっかく宮崎に来たらそんな風に触れたいものだ。
　私は宮崎で一番おおー！と、感動したのは「舌切」という名。宮崎から延岡に向かう途中にある川南町で、矢研の滝（やとぎ）という地元では知られた憩いの場があるのだが、その途中に「舌切」という地名がある。昔話に出てくる舌切すずめのお話はここが舞台と知ったときだ。

　青島神社の更に奥を歩くと奥社がある。熱帯の植物に囲まれ、固有種まである。
　縁結びの神様で、私も拝んできた。

　奥社にある縁結びの紐を買い、それをご本尊につながるロープに願いを込めて結ぶとその願いがかなうという。
私もやったが、結構みんな真剣に結んでいた。
　昔は回りに木々にコインを打ち付けたりして問題になったのだが、今ではそんな事も無くなって来ていた。それでも少しその名残りは見かけた。

　青島でかなり時間をロスしてしまった。宮崎には知人やお世話になった人、友達もいてあいさつまでは出来なかったかもしれないが、せめてその当時の懐かしい場所までは案内したいなと思っていたのだが、それも出来なくなってしまった。仕方なく一つ葉有料道路をひた走る。ここは風景も浜名湖沿いの風景に似ていて違和感がない。ここはどこを走っても魅力はあるが、とにかく時間が無い！一番最短で行った。
　宮崎市内をパスし、佐土原ルートもパス。ここら辺は少し変わっていた。巨大なお荷物と言われたシーガイアも外だけ見た。大体地元に暮らして実情など分かっていれば、周りの環境やどこまで手を入れていいか分かりそうなもんだが････。
　しかし･･･西都に高速が出来るとは驚きだ！しかも佐土原付近が2車線に！かえって道に迷いそうになった。
　あわててはいたが、どうしても寄りたい所があった。それが一躍全国区になった南九州大学。ドラマのおかげだが、両親にはどうしても寄ってもらいたい所だった。学内を一周し、下宿を回り、懐かしい高鍋の町を少し走って最後の寄り道、チキン南蛮弁当を買った。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%AD%E3%83%B3%E5%8D%97%E8%9B%AE
　とにかく変わっていた。すべてが・・・。学校も、下宿も、町も。そして大好きだった「宝船弁当」も無くなっていた。ここのチキン南蛮弁当は大人気で一番の売りだった。今現在残っているのは京屋の弁当だけになった。ここは宝船で買えなかった時によく使っていた。それでも何とかチキン南蛮を買った。ここに来てチキン南蛮を食べないなんて････何しにきたのか分からないではないか！
　大分寄り道してしまったが、川南で再度寄り道。お世話になった岩崎牧場に行きたかったのだが、道がわからなくなってしまい、いろいろお世話になった広大な地をそのまま離れた。せめて他にもお世話になった牧場が見つかればよかったのだが、さすがに土地勘がズレていてもうダメだ。裏道もなぜか外れてしまい、仕方なく正規のR10を北上する。
　途中で弁当を食べ、一気に延岡を目指した。今日は最高に暑く、本当にぐったり来た。

　別府の宿の朝食の風景。なかなか手が混んでいて美味しかった。これが今回の旅最後の豪華な食事。出かける際にはラウンジでコーヒーサービスがあり、展望のきく最上階からとても優雅なひと時を味わえた。本当にいい旅でした。

　延岡駅に到着したのは特急乗車予定時刻の30分ほど前だった。もう冷や汗ものでぶっ飛ばしたのだが、道がだんだん整備されてきていたおかげで助かったのだ。昔の道路事情だったらアウトだった。まあいろんな事もあろうかと、事前に調べてはいたが・・・。今回はとにかく道路に助けられた。
　問題はまだあった。家族を駅に向わせ、私はレンタカー返却の為、数キロ離れた会社まで走って手続きをした。事情を説明し、駅まで何とかならないか聞いたら乗ってきな、という。本当にギリギリのところで助かった。ふぅ〜♪
　今回借りたのはマツダの何だったかな？とにかく2000クラス位（かな？）のいい車だった。燃費は最悪！！このご時世なのでとにかく安い車、燃費のいい車順に使われてしまうという。まあ納得。おかげで私達は安い値段で上級レベルの車になったというわけだ。
　乗り遅れても次もあったし打ち合わせはしておいたが、間に合ってよかった。
　お盆のしかも途中駅からの乗車だというのに車内は混んでいなかった。むしろ余裕さえあった。これが現実なのか・・・・？
　懐かしの山間部を越えると大きな街並みが現れた。大分だ！そして別府湾が現れ、観光地らしい風景が広がってきた。
別府は本当に大観光地だ。景色も空気も違う。本当に何もかもが懐かしい。
　別府駅に着き、そのまま鉄輪温泉へ。バスは古びた感じのものだった。ちょっとでも長く止まると完全にエンジンを切る。ここまで旅してきてはじめての経験だった。冷房も止まるので暑い！
　バスを降りるとさっそく宿探し。ちょっと迷ったが、すぐ見つかった。やれやれ・・・・
　宿はとても目立ち、こっちがたじろぐくらい盛大なお出迎えを受けた。最後の旅路の宿としては最高に良かった。
　夕食もとてもいいものだった。
別府鉄輪温泉「黒田や」
http://www.kurodaya.info/

　夕食のメニューの一部。ここは元々一度潰れているのだが、現在のオーナーが立て直した。そこのオーナーが肉屋をやっていたものだからお肉がいいらしい。今回は牛しゃぶが出てきた。
　今日はとにかく旅の最後。ゆっくり温泉に浸かり、明日の長旅に備えた。

　別府鉄輪温泉の朝。いい朝を迎えた。

　ちょっと目線を横にすると街並みが・・・・

　旅館からすぐ隣が白池地獄だった。今日の唯一の観光だった。
　この旅館からほとんどの地獄巡りができる。一部離れているが、やってやれない事は無い。しかしまあ今回はピンポイントでやめておいた。子供は血の池地獄が見たいといっていたが、何とかやめさせた。それに暑くて動くのもつらかったのでやめる理由も簡単に見つかって助かった。
　地獄巡りもやれば何だー☆ってことになるのだが、一度はやはり憧れる。今回客引きのタクシー運ちゃんにずっと絡まれながらの観光でさすがにうっとうしかったが、さすがに私の旅なれた対応に最後は引っ込んだ。
　両親は白池を見て旅館でゆっくりしてもらった。ここら辺は旅館に感謝！じつに対応が良かった。

　ここからは子供と二人で散歩する。地獄巡りも結構お金が掛かるのだが、まあしょうがない。これも最後かもしれないのだから。
　鬼山は要は吹き出す水蒸気を地獄に見立てている。そして鬼がシンボルの場所。

　鬼山地獄の温泉の光景。すごい水蒸気の轟音と共に温泉が勢いよく噴き出している。

　ここの売りは温泉よりもワニのようだ。温泉熱を利用してワニが沢山飼育されていた。
まるで伊豆の熱川バナナワニ園のようだ。
　この剥製はここで飼育されていた超巨大なワニ。有名らしい。今は二世ががんばっているようだ。

　運良く餌やりのショータイムに巡り会った。ワニが続々と集まってきた。知っているのだろう。

　ちょっと見づらいが、餌を取り合っているところ。中々の迫力だった。

　おまけというか････赤ちゃんワニに触ろうという企画があり、これまた運良く参加する事が出来た。遠くで見るとかわいいが、近くで見ると結構するどい目をしていて殺気立っていた。まあ無理もないよなぁ。

　さっそくワニタイム。みんなでワニを触った。想像以上にごつごつしていて固かった。まあいい経験が出来た。

　最後にかまど地獄を見て帰る事にした。

　かまど地獄はこの園内にかなりの種類の源泉が存在し、ちょっとお得な場所だった。時間の無い人、ちょっと見ればそれでいいという方にはここをお薦めする。
　気が付いたのは韓国や中国人の多いこと！特に韓国人はすごかった。聞けば現在日本ブームなのだそうだ。近いし簡単だし旅行もしやすいのだろう。以前より割安感もあるらしかった。韓国の友達は今頃どうしてるのかなぁ〜？ちょっと思い出してしまった。
　案内にはハングル文字、漢字、英語そして日本語と4種類もある。ビックリだ。

　泥の温泉。最近のブームに乗って人気が高い温泉だ。坊主地獄を見なくてもここで堪能できる。

　飲泉まであった。これは中々いいものだった。

　水蒸気を出している源泉。これがここのシンボルだ。

　園内は地獄の何丁目という風に回る順番が出来ていて面白い。白乳色の温泉は白池地獄を思わせる。

　規模は小さかったが、白乳色の白池地獄と同じだ。効きそうな温泉だ。

　これがどうもかまど地獄の本来の源泉らしい。コバルトブルーのいかにも熱そうな温泉だった。

　かまど地獄の一番規模の大きい源泉の池。全体を撮ってみました。

　かまど地獄を見ていよいよ本当に旅も終わりに近づいた。まだまだ旅が続けられればいいのだが、時間もお金も底を着いた。
　今度こそ旅館に待機していたタクシーを利用してお昼に向った。
行った先はこれまた旅友達に教えてもらった有名な食事処「平家」http://www.heike.jp/
　ここは地元でも有名らしく、大体何かあっていいところというと、ここを使うらしい。
店の始まる11時ジャストに入った。一番乗りで中に通された。
　お薦めとあっただけあってすごい店だった。値段も安いし内容ボリューム共によかった。
残念だったのは、宿の食事がよすぎて食べ過ぎていた為、残してしまった事だ。う〜ん、くやしー！
　食事を終え、再びタクシーで別府駅へ。ここから一旦大分駅へ向った。大分発の特急自由席に乗る為だ。
　ここで実は大誤算をしていたのだが、ゾーン切符の有効期限が切れてしまった。私はトータルで日数が合えばいいと思っていたのだが、実は違っていて周遊内はそのゾーンの有効期限までに出なければいけなかったのだ。まあそうはいってもせっかくの旅に時間で縛られたくない。おかげで今回は大誤算による出費がかなり出てしまった。

　ちょうど24時間テレビの募金活動をやっていた。こんな光景も見るのが珍しくなった。
最近の私は余り興味もなく、やってることすらわからないときがある。
それにしてもよく続いてるよなぁ〜。

　別府駅の表玄関の街の風景。ずい分変わった。もう想い出の風景はないなぁ。

　小倉駅にて････懐かしの新幹線が続々入線してくる。子供は電車が大好きなので大喜び。
　こちらはいろんな新幹線が活躍してていいなぁと思う。

小倉駅にて･･･ひかりレールスター。本当だったらこれに乗る予定だったんだけどなぁ〜。飛行機に化けてしまいました。初めて見て私も感激！

小倉駅にて･･･新型N700系のぞみが入線してきた。これまた初物。まるで新幹線の発表会みたいだ。これで０系が来ればなぁー。しかし無理でした。

エピローグ･･･新幹線のぞみ500系が小倉駅に入ってきた。切符はあらかじめ指定を取っていたから安心して乗れる。
　500系もあと少しの命と聞く。乗っておいてよかった。よく揺れるという噂があったが、全然そんな事なかった。
　この旅を通していろんな事が学べた。子供も旅を通してどんどん成長するし、両親にとっても思いもかけない旅行が出来たと感じてくれたし私は想い出の一つ一つをかみ締めながら旅が出来た。
　お金はハッキリ言ってかなり痛い出費だった。でも旅はそれ以上に大切なものと私は思っている。
　夕暮れが近づいてきた頃、神戸を抜けた。友達の住むこの神戸は懐かしい場所でもあり、今また新しい思い出のよりどころとなった場所でもある。美しい夕日が辺りを照らし、やがて闇に包まれた。新大阪でひかりに乗り換えた。ここで少しの時間を利用して弁当を子供と一緒に駆け足で買いに行った。
　この動作でいかに子供の旅が大切かがハッキリわかる瞬間だ。まさしく旅人になっている。いつまでこんな旅が出来るのか？それはわからない。でも、やり続けられる限り、私は全力でファミリーの旅はこれからも続けていく。
　静岡に着いてやや小雨が降る中、タクシーで自宅へ戻った。
何日もあけた我が家はちょっと湿った空気が支配していたが、ああ、帰ってきたんだな、と実感した。

大分駅にて･･･特急由布院。大分も結構電車を見ていて楽しい。

大分駅にて･･･特急ソニック。
子供はこれに乗りたがった。かもめと同じ車両は嫌だと言う。かなりマニア！。。。というか、振り子式の電車はどうも揺れて気持ち悪くなるので嫌らしいのだ。でも時間の関係でスーパーソニックになってしまった。白いソニックというのかな？本当は。
　始発で乗ったので何とかゆとりを持てた。
　大分から乗り継ぎでそのままのぞみに乗る切符を買っていたのだが、ここでも変な規則で大誤算！乗り継ぎは駅の構内から出られないのだそうだ。初めて知った。これでは何の為に早く大分を出たのかわからない！小倉で少し遊ぼうと思ったから早めに出たのになぁ〜。おかげで小倉駅でかなりの足止めを喰ってしまった。まあいい経験だ。
　まぁ、おかげさまでいい旅が出来ました。　END