全日空の１日乗り放題で日本半周

2002/12/01 - 2002/12/01

全日空の１日乗り放題を利用して、出来るだけ多くの路線に乗るため、苦労してプランを練り、予約を入れました。前日から友達の家に泊まり込み、早朝から関空へと向かいました。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

全日空が創立５０周年記念に１日乗り放題１万円というのを発売することになりました。搭乗日は１２月から３月までの各月１日で合計４回です。発売２ヶ月前の１０月１日に裏技等も駆使しながら、最大の９区間を取ろうとしましたが、７区間取るのが精一杯でした。購入金額はチケットレスにして、保険込みで１２６００円でした。マイルはボーナスマイルという形で、区間の半分が貰えます。

発売前に時刻表とにらめっこしながら、ルートを考えたので、スタート地点は朝７時前の便がある関西空港発となりました。出発時間は６時４０分なので、当日家を出るとなるとかなり早くなるため、前日は堺の友達の家で泊まりました。空港には１日乗り放題専用のカウンターがあり、全区間のチェックインとマイルの登録を済ませました。

７区間のうち最初に乗るのは、関空発羽田行きの全日空９７２便です。関空発の国内線の中では一番早い時間の便のようです。チェックインが終わった後は、搭乗口へと向かいます。

全日空９７２便はエアーニッポンの機材・乗員による運行で、機材はＢ７３７です。飛行機に乗る頃には東の空も少し明るくなってきましたが、天候は土砂降りの雨です。搭乗口付近で待っていると、１日乗り放題に参加する人達と思われる声が、周りから聞こえてきました。

定刻通りに離陸すると、しばらくは雲の中を飛んでいました。窓から何も見えない外を眺めていると、平衡感覚がおかしくなってきたので、目を閉じていました。しばらくウトウトした後、目を開けると窓の外には幻想的な景色が広がっていました。こんな時間に飛行機に乗ることは滅多にないので、しばらく外を眺めていました。

羽田に到着し、飛行機を降りると、次に乗る長崎行き全日空６６１便のゲートへ向かいます。今日は出来るだけ多くの区間に乗るため、極力乗り継ぎ時間は短くしているので、ドアが開くとすぐに降りられるように、座席は出来るだけ前方を押さえていました。羽田での乗り継ぎ時間は４０分でしたが、搭乗口に着いてもまだ搭乗は始まっていませんでした。

長崎行きの便はボーディングブリッジからの搭乗ではなく、バスで移動しての搭乗となりました。この便の機材はＢ７７７−３００で、全日空では一番新しい機種です。当然、僕も乗るのは初めての機種です。

東京は今にも雨が降り出しそうな天気でした。離陸してしばらくの間は厚い雲の中を飛んでいたので、かなり揺れるし、景色も見えないので、しばらくウトウトすることにしました。しばらくして目を覚ますと、窓の外には、空の青さと雲の白さがくっきりと分かれた幻想的な風景が広がっていました。こんな状況だったので、どの辺りを飛んでいるのかは分かりませんでした。

約２時間のフライトで長崎へと到着しました。飛行機を降りると、空港の外へ出て場所が分かるように名前が入っている部分をバックに写真を撮りました。次の便の出発までは４０分ですが、チェックインは済ませてあるので、お土産売り場を覗いてみることにします。長崎といえば、カステラということでカステラを買いました。

本日３区間目は長崎発沖縄行きのエアーニッポン９５便です。乗り継ぎ時間は４０分でしたが、あまり大きくない空港だと、空港の外へ出て写真を撮り、お土産を買ってから搭乗口へと向かってもかなりの余裕がありました。

エアーニッポン９５便で使用される機材はＢ７３７−５００で通称スーパードルフィンと呼ばれ、エンジン部分にはイルカの絵が描かれています。大阪は雨、東京は曇りの天気でしたが、長崎はほぼ雲一つない快晴です。これ以降、最終関空に到着するまでこの天気が続いてくれると良いのですが・・・

沖縄でも飛行機を降りてすぐに外へ出ました。空港の向かいにある駐車場の屋上から那覇空港いう文字が見えたので、そこで写真を撮り空港へ戻りました。沖縄での乗り継ぎ時間は５０分なので、昨日泊めて貰った友達からの頼まれ物の黒糖原酒を入手するため売店に向かいました。

頼まれ物の黒糖原酒はすぐに見つかったので、支払いを済ませて宅配で友達の家へ送ってもらうことにしました。それ以外には自分達用に沖縄名菓「ちんすこう」を買いました。沖縄の次はエアーニッポン１１４便で鹿児島に向かいます。

鹿児島行きの機材も先程と同じＢ７３７−５００で、１時間ちょっとのフライトです。離陸して水平飛行に入ったあたりで、那覇空港の売店で買ったサンドウィッチを食べることにしました。すると、それに気づいたキャビンアテンダントの人がドリンクサービスの前にもかかわらず、コーヒーを持ってきてくれました。

サンドウィッチを食べると、朝が早かったこともあって少し眠たくなってきたので、少し睡眠を取ることにしました。目が覚める頃には着陸態勢に入っていました。これまでと同じように空港の外へ出て、鹿児島の文字が入る場所で写真を撮ってから空港内へ戻りました。

鹿児島からの５区間目は名古屋行き全日空３５６便です。２ヶ月前に予約を取ろうとした時は、那覇から石垣島へ行き、石垣島から名古屋へ向かうというルートが取りたかったのですが、石垣−名古屋間だけがどうしても予約が取れず、那覇−鹿児島−名古屋というルートになりました。

全日空３５６便はエアーニッポンによる運航で、機材も本日４回目のＢ７３７−５０です。鹿児島での乗り継ぎ時間は約５０分でしたが、搭乗する前にはしっかりと鹿児島名物である、薩摩揚げを買いました。最初は手ぶらだったのに、飛行機を乗り降りする度に手荷物が増えていきます。

これでいよいよ九州ともお別れです。九州はずっと良い天気でしたが、名古屋はどうでしょう？離陸してしばらくすると、飛行機は完全に雲の上を飛んでいます。当然、雲の上は良い天気ですが、日も段々と傾いてきました。この頃には奥さんは昨日の夜更かしがたたったのか、完全に寝ていました。

鹿児島から名古屋までは１時間ちょっとのフライトでした。着陸した頃にはまだ太陽が出ていて、夕焼けの態でしたが、空港の外へ出て写真を撮る頃にはかなり暗くなってきました。

名古屋からは全日空２３５便で福岡に向かいます。名古屋での乗り継ぎ時間は約４５分あったのですが、特別これを買おうという物もなかったので、外で写真を撮った後は早めに搭乗口へ行き、機内への案内が始まるのを待っていました。

福岡行き全日空２３５便に使用される機材はエアバスのＡ３２１です。Ｂ７７７、Ｂ７３７に続いて、今日３機種目の機材です。飛行機に乗り込む頃には、完全に日が暮れていました。

名古屋からの機中ではほとんど寝ていました。福岡はターミナルが３つもあり、写真を撮る場所を探すのに少し苦労しました、なんとか撮ることが出来ました。福岡では１時間ちょっと乗り継ぎ時間があるので、少しはゆっくり出来そうです。

本日、最終の７区間目は関空行き全日空４８６便です。使用機の到着が遅れているので、出発時間が２０分遅れるとのことでした。今日初めての遅れですが、最終区間なので何の影響もありません。時間に余裕が出来たので、博多ラーメンを食べて辛子明太子を買いました。ここの売店には九州各地の物が売っていて、僕達が今までに買った物も全て売っていました。

全日空４８６便もエアーニッポンによる運航で、本日５回目のＢ７３７−５００です。福岡を定刻より２０分遅れで出発し、約５０分で関空に到着しました。後は２時間半程かけて、車で家に帰るだけです。今日はかなり疲れもしましたが、楽しかったです。１、２月の１日は行けないので、３月１日には再び１日乗り放題しようと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• 快特さん 2006/02/21 21:59:36

  乗り放題

  私もこの日乗り放題しました。
  石垣島-那覇　那覇-鹿児島　鹿児島−羽田　羽田−千歳　千歳−羽田
  
  千歳空港滞在時間４０分　（搭乗機遅れのため）
  もう一度　乗り放題したいな！！
  
  ちなみに　３月１日　石垣−沖縄−広島−羽田　乗りました
  この日はダイヤ乱れて大変でした！　那覇で５時間待ちました！
  広島到着したら　羽田行き飛ばない？　沖縄からの機体が羽田行きになりました。

  falcoさん からの返信 2006/02/22 05:30:37

  RE: 乗り放題

  僕もこの日は石垣に行きたかったのですが、
  那覇−石垣は予約が入ったものの、
  石垣−名古屋が予約が入らず
  那覇−名古屋というルートを取りました。
  
  ３月１日は朝一羽田に到着した段階で大変なことになっていました。
  定刻から２時間程遅れて出発したのですが、
  この２時間が響いて、予定していた
  千歳−稚内、稚内−札幌丘珠の２区間は乗ることが出来ませんでした。
  
  トラブルもありましたが、確かにもう一度やってみたい企画ではありますね。