全日空の１日乗り放題で北海道へ・・・

2003/03/01 - 2003/03/01

去年の１２月に続いて、２回目の１日乗り放題に参加しました。１便目の到着地羽田に着いた時、大変な事が・・・

エリア 千歳・新千歳空港(北海道)

昨年の１２月に続いて、２回目の１日乗り放題参加です。今回は、関空−羽田−根室中標津−千歳−稚内−札幌丘珠−函館−羽田−関空というルートを考えましたが、函館−羽田がどうしても取れず、札幌丘珠から千歳に陸路移動して、千歳−羽田−関空というルートに変更して、なんとか予約を入れることが出来ました。

今回も早朝の関空発なので、堺の友達の家に泊めてもらいました。大阪の天気は１２月の時に続いて雨です。前回は大阪以外雨が降ることはありませんでしたが、今日はどうなるのでしょう？１日乗り放題の専用のカウンターでチェックインろマイルの登録を済ませ、搭乗口へと向かいました。

最初の１区間目は全日空９７２便東京行きです。全日空便ですが、エアーニッポンの機材・乗員による運航です。この時、掲示板には何の表示も出ていなかったので、このあと大変な事が待っていようとは思いもしませんでした。

全日空９７２便の使用機材はＢ７３７−５００です。この機種は前回の時も７区間中、５区間も乗った機種です。

１時間程で曇り空の東京に到着しました。着陸してターミナルに向かってる途中、離陸待ちの飛行機がかなりの数並んでいましたが、朝のラッシュと思っていました。しかし、いざ飛行機から降りてみると、航空管制システムのトラブルで、羽田空港の離陸が完全にストップしているようです。次の便の搭乗口で聞いても今後の予定はどうなるのか全く分かりません。

自分の不注意以外で予定の便に乗れなかった場合は、後日振り替えてくれるのですが、期限が３０日以内とことで、他に行ける日がないので今日のうちに行けるところまで行くとにしました。次の出発時間はいつになるか分からないので、とりあえずカツサンドの朝ご飯を食べることにしました。

人で溢れかえってる待合室で待っていると、搭乗口の変更があり、変更された搭乗口は大阪からの便が着いた場所でした。結局、定刻の２時間遅れで根室中標津行きエアーニッポン８３７便は羽田を出発しました。大阪からと同じ機体ということで、乗務員の人も当然のように同じ人でした。

羽田から根室中標津までは約１時間５０分のフライトです。少しウトウトしていましたが、目が覚めて外を見ると、一面の雪景色が広がっていました。着陸の少し前には、はっきりと摩周湖が見えました。

飛行機を降りると、空港の外へ出て空港の名前が分かる場所で写真を撮りました。天気は雲一つ無い青空の快晴でしたが、道路脇には除雪した雪の固まりがたくさんあり、気温もかなり低くて寒かったです。

根室中標津空港は就航しているのがエアーニッポンだけなので、建物自体もそんなに大きく無いし、カウンターもこじんまりとしたものでした。

待合室は木をふんだんに使ったデザインで少しおしゃれな感じがしました。ここでの乗り継ぎ時間は、これまでの遅れを取り戻すためか、予定の時間よりかなり短いものになりました。

千歳行きの機材は先程羽田から乗ってきた機体なので、大阪から千歳まで同一機体ということになります。千歳での乗り継ぎ時間は２時間ほどあったので、羽田の遅れを取り戻せるかもと思いながら、飛行機に乗り込みました。

飛行機を降りると、稚内行きの搭乗口へと走って行きましたが、１０分程前に出たとの事でした。これで、千歳−稚内、稚内−札幌丘珠の２区間は乗ることが出来ません。仕方がないので、空港の外へ出て写真を撮ることにしましたが、千歳の文字が入った場所を見つけることが出来ませんでした。

乗れなかった区間について聞こうとカウンターに行くと、長蛇の列が出来ていました。乗ることの出来なかった区間については、３０日以内であれば後日振り替えてくれるのですが、千歳−稚内−丘珠の２区間だけのために千歳まで来る訳にいかないし、休みも取れそうにないので諦めることにしました。しかし、納得がいかなかったのは区間ごとに取られていた保険料も払い戻ししてくれなかったことです。

予約してる羽田行きの便は１８時３０分発ですが、今の状況では何時に出発出来るか分からないし、その時間まではまだ数時間あります。札幌市内まで行って帰ってくることも出来ますが、いつどのような状況に変わるか分からないので、空港内で過ごすことにしました。とりあえず昼食でもと、北海道らしい豪華な海鮮丼を食べました。その分値段の方も豪華でした。

空港内の土産物屋や滑走路が見える喫茶コーナーなどで時間を潰しながら、僕達が乗る便の情報を逐一チェックしていました。予約している全日空６８便は定刻１８時３０分発が１９時１０分発の予定になっていました。昼の便でもまだ出発出来ていない便もあるし、機材繰りのために欠航になっている便もあるので、それらと比べると僕達はまだましな方かもしれません。

案内板に搭乗口が表示されていたので、搭乗口へと向かいました。搭乗口周辺は修学旅行と思われる学生の集団で大混雑していました。現段階で定刻より４０分遅れの状態なので、これ以上遅れると羽田で関空行きの便に乗れないことになります。機内への案内は１９時前から始まったので、なんとか間に合うかもしれません。

１９時前に機内に乗り込んだものの、離陸したのは１９時半を過ぎてからでした。これで、羽田の乗り継ぎには完全に間に合わないと思っていたら、飛行中にＣＡが席まで来て、僕達以外にも同じ便に乗り継ぐ人が何人かいるので、関空行きの９７５便は６８便が羽田に着くまで待っていると言ってくれました。これで一安心です。

羽田では沖止めになるので、乗り継ぎの人専用の車が待っていて、ターミナルまで乗せていってくれるとも言っていたのに、タラップを降りてみるとそんな気配はありません。他の人達と一緒のバスに乗り、ターミナルへ行き、予定されていた搭乗口へ行ってみると、搭乗口近辺はひっそりとしていて、９７５便は出発した後でした。

近くのカウンターにいた係員に事情を説明すると、次の便のキャンセル待ちになり、それで乗ることが出来なければ、翌日になると言われました。僕達以外にも何人かいて、今日中じゃないと困ると詰め寄ると、あっさりと乗ることが出来ました。機内に乗り込むと、キャンセル待ちと言ってたわりに満席ではありませんでした。

嵐のような雨の中、羽田を離陸した９７７便はかなり揺れながらも無事関空に到着しました。予定の時間よりかなり遅れましたが、なんとか家路につくことが出来ました。今回はトラブルに巻き込まれ散々な目に遭いましたが、再びこのような機会があれば、是非とも参加してみたいと思います。