パリ＆ロンドン　2011夏　ヴェルサイユ宮殿－庭園編－　～癒しの空間散策は体力勝負！～

2011/08/14 - 2011/08/14

2度目のヴェルサイユ宮殿訪問の目的は2つ
1.誰もいない鏡の回廊へ行くこと
2.庭園、プチトリアノン、王妃の村里を散策すること

いずれも初回訪問時、ツアーでは実現不可能だったことです

中でも王妃の村里は宮殿の敷地内にいることを忘れるほど癒される自然に満ち溢れた場所。行くのはちょっと大変だけど、お薦めです！！

4トラベラーぺこにゃんさんの誰もいない鏡の回廊の旅行記を拝見して衝撃を受けたのが2009年7月。庭園・プチトリアノン散策も私が実現したかったこと。次回は絶対実行するんだ！と思い始めてから構想2年。やっと実現できました＼(^o^)／

↓宮殿内部はこちら
パリ＆ロンドン　2011夏　ヴェルサイユ宮殿－宮殿編－　～鏡の回廊へ一番乗り～
http://4travel.jp/traveler/wol/album/10596069/

エリア ヴェルサイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

■大噴水ショー

大噴水ショーは5月1日を除く、4月から10月末までの土日 11:00〜。ショーのある日は庭園に入るために料金が必要です。私達は事前にネットでPASSEPORT GRANDES EAUX 25EURを購入しましたが、庭園に入る所で購入も可能

↓参考にさせて頂いたぺこにゃんさんの旅行記
ヴェルサイユ宮殿を訪ねて 2009 (PART2 庭園・トリアノン編)byぺこにゃんさん
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10341890/

ヴェルサイユの宮殿と庭園 城・宮殿

最初に来た時は3月半ばで全くお花がありませんでした(T_T) お花が咲いているだけでテンション上がる〜！！

…が、このランダム加減(^_^;) これが自然ぽくていいのか、これぞフランスのアバウトさと見るべきか（謎）

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

ラトナの泉水

大噴水ショーは「水のミュージカル」みたいな謳い文句が付いていました。なので、かなり期待していたのですが、実際は12箇所ぐらいある庭園中の噴水を大音量のクラシック音楽をBGMに水をMAX出すだけ(ーー;) ミュージカルというぐらいなら、曲に合わせて水量や高さに緩急を付けたりするものでは？？？

…と思ったけど、噴水のからくりは300年前から変わってないらしい。そう考えるとこれでも素晴らしい！？

噴水も広い庭園内に点在していて、メインの通りから見えない所にあるので探すのも大変

噴水の配管は数ヶ所の大貯水池から引いていて、全長30kmにおよぶそう(@_@)

面白い形に剪定されてます

宮殿を振り返って。ここまで脇の噴水も見ながら30分歩いて来たけれど、まだまだ庭園の一角に過ぎません(＠_＠;)

広過ぎる庭園、完成までに40年かかったそうです(驚)

庭園内の道の全長20km、総面積800ha、東京ドーム2,000個分って言われても、よくわかりません(>_<)

アポロンの泉水

↑の写真の反対側を向いて。ここが「大運河」の始点。1,650mもある運河が庭園内に

終点は全く見えません(^_^;)

彫刻達の豊かな表情

父子の像って珍しくないですか？

彫刻達も最初に来た3月半ばは雪よけのため、袋みたいな覆いを被せられていて全く見ることができず、雰囲気も台無しでした。やっぱり季節を選んで来ないとね

庭園の一角（アポロンの泉水の右側）にはカフェや土産物屋さんもあります。時間が早過ぎて（11:40）開いてなかったけど

とにかく広い庭園内。徒歩だけでは無理(>_<)と気付きました

アポロンの泉水の近くにトラム停留所、カート、レンタサイクルあり

プチ・トラン（トラム）は時間によって停まる場所が違うようで、11:30過ぎにプチトリアノンまで行こうとしたけど、運行していませんでした。6.5EURで乗り降り自由

カートは国際免許が必要(>_<) こんなことなら、免許証持って来れば良かった。1時間35EUR

自転車を借りるためにはパスポートの原本が必要です。コピーでは借りることができません。グループの場合、誰か一人原本を持っていればOK。自転車返却までパスポートを預けます。クレジットカード使用可。半日15EUR。1時間6EUR

レンタルサイクル (ヴェルサイユ宮殿内) レンタル系（レンタカー・バイクなど）

■プチトリアノン

自転車を借りてやっと目的地に辿り着きました。プチトリアノンの入口前に自転車置き場があります。門の中まで入って行って大丈夫

やっと「愛の神殿」が見えるものの、やっぱりまた歩きます（既にこの時12:30）

小トリアノン宮殿 城・宮殿

アントワネットとフェルセンの密会の場所

天井もゴージャス☆彡

この後、本日の最後の目的地「王妃の村里」へ向かいます。…が、同行のemily121さんは「もう歩けない(>_<)」とのことなので、ここから一人で散策へ

私もできれば歩きたくないけれど、歩かないと目的は達成できないので、疲れた体に鞭打ちました(^_^;)

遥か彼方に見える目的地に少々不安を感じます

水車小屋

愛の神殿から10分弱歩いて到着

写真で見たり、話しには聞いていたけれど、自分の目で見て驚き倍増！今まで豪華絢爛さに食傷気味だったけど、空気まで違うのどかな「村」が現れました

階段のお花がとってもカワイイ♪

村里 史跡・遺跡

私室。使用人の部屋だったと思われます

建物の前に広がる畑は今もちゃんと耕作されていて、更にびっくり

空気が全然違います。マイナスイオンいっぱい

どんだけ広いんだっ！！とちょっと不安にもなってます(^_^;)

王妃の家

さっき宮殿で見た部屋とは全く異なります。アントワネットも農作業をしたというけれど、宮殿とここでは過ごし方も全く違ったんだろうな

りんご！

柿の木もありました

ししとう？

ここの畑の作物、どれもすごく質がいいというか、しっかりした大きさで傷もない。なす、カブ、キュウリ、ピーマンetc.

マルルボローの塔と酪農小屋

らせん階段にお花が飾られていて、超可愛い（*^_^*） 私の一番のお気に入りの建物

料理保温室

…って何？貯蔵庫ってことかしら？

鳩小屋

藁ぶき屋根です

桃！

ぶどう！

引いて見るとこんな感じで桃とぶどう

ワインもここで作っていたのでしょうか？

ここまで歩いて13:10

更に奥に広がる農場

ここは家畜小屋も兼ねてます

牛も肉用と乳用の両方がいるっぽい。豚もいました

ヤギ、ロバ、ヒツジ、馬　etc.

一通りの動物が揃っていて、ホントに自給自足

この辺りの外壁の向こうは駐車場。王妃の村里に直接アクセスできるようになっていました。車で来る人はここから入れば歩かなくて済むのね…

鳥類も鶏、鴨、雉…しかわからなかった(^_^;)けど、他にも数種類

王妃の家は既にあんなに遠く。ぐるっと回るコースになってます

ズーム！

この辺りから誰にも会わなくて、ちょっと不安に(^_^;)

温室群がありました。ホントに何でもある(驚)

さっきから驚いてばかりです(笑) ここは事前予約すれば見学可って書いてありました

ジュシューの館（研究センター）

蔦がびっしり

ジュシューの庭園

大きなセコイアの木が真ん中に

王妃の劇場

やっと人に出会いました(笑)　この時点で13:40

emily121さんをお待たせしてるから急いでるんだけど、走る気力と体力はなし。結構早歩きしたつもりなんだけど、とにかく広いし、遠い(>_<)

珍しくここは係員が外に立ってました。「フラッシュなければ撮影してもいいよ」とのことでした

ここから中には入れず、入口に柵がありました

アントワネット自身も舞台に立ったそうです。何を演じたんでしょう？

舞台中央上部には「マリー・アントワネット」の頭文字「ＭＡ」を組み合わせたシンボルマーク

小さな劇場なんだけど、オーケストラピットやバルコニー席もあって、本格的な造り

天井画もキレイでした

マリー・アントワネットとフェルセンが密会に使ったという「見晴らし台」と「岩場」に行こうと、係員の人に場所を聞いたら「どちらも工事中で立ち入り禁止」とのこと。残念

この植物はなんでしょう？バラだったらキレイだろうな〜。ちょっとした場所でも広い

フランス式東屋と庭園

振り返るとプチトリアノン

やっと帰って来ました！この時点で13:45

王妃の村里見学時間は1時間ぐらいだったということですね。実際はもっと長時間に感じました。かなり早歩きだったし

■プチトリアノン

やっと建物内見学です

王女や王太子のベビーカー？

建物の至る所に

ＭＡ

この建物は元々はルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人の発案で建てられたというので、アントワネットに贈られてから改修したのでしょうね

最初は農婦の恰好をしていたけれど、王妃たるもの…！とお咎めを受けてドレスに描き直されたという絵はこれですね

宮殿本館（って言っていいのかな？）と比べると質素だけれど、やっぱり煌びやかな内装

王妃の村里とのギャップが…。村里の建物は内部に入れないので、内装がどんなだったかはわかりませんが

ドアにもフェミニンな彫刻

アントワネットは小さい人だったんでしょうか？一説には「く」の字になって眠っていたともありますが

軍服！に反応する私(笑)

emily121さんをお待たせしているので、超特急で建物内を見学。見学時間10分ぐらい(^_^;)

プチトリアノン＋王妃の村里は、工事中の所がなくて、ゆったり見学するには2時間以上時間を取ったほうが良さそうです。私は心が折れて少々端折りました

■庭園

emily121さんと合流して、サイクリング。自転車は座ってるから楽です(笑)

途中これまた広大な所で羊さん達が草を食んでいました

■大トリアノン

行くつもりはなかったんだけど、自転車という便利な物をゲットしたので、折角だから大トリアノンにも行くことに

建物全体がピンクの大理石

内部はファッションの展示をしてました。内部は撮影禁止。企画展なので、展示は変わるみたいです。最近のファッションでした。悪くはないけど、古典的なファッションの展示でも良かったかな〜

内部の調度はナポレオン1世当時の物だそう

大トリアノン宮殿 城・宮殿

自由過ぎる(笑)植栽のフランス式庭園

ピンクの大理石

ここの見学は30分ぐらい

■庭園

運河まで戻って来ました。自転車があって良かった！なければプチトリアノンに行けても、王妃の村里は無理だったかも

写真はこの日の昼食＝ソフトクリーム。疲れ過ぎて食欲なし(^_^;) 暑くてすぐに溶けて来た(>_<)

運河の対岸にポニーに乗った女の子

運河では貸しボート、運河の周りはジョギングする人も多数

高校生ぐらいのカップルがボートに乗ってたんだけど、男の子が操縦下手過ぎ(^_^;) 周りのおじさま達がアドバイスしたり、壁にぶつかりそうになるボートを押し返してあげたり、他のボートが気を遣って避けてあげたり。彼女はあんな彼でいいんだろうか…と余計な心配しちゃいました(笑) 草食系男子は万国共通なのかしら？

しばし休憩の後、プチトランに乗って、宮殿前に戻りました（15:45）。宮殿前の乗り場では、この行列(＠_＠;) 歩いたほうが早いんじゃない？

プティトラン その他の交通機関

噴水前にも午前中と比べ物にならないくらいの人がいました

うわーーー、何処を見ても人、人、人。大型観光バスの台数もすごい。やっぱり朝から来て正解です

Versailles-Rive Droite駅に8:30ぐらいに着いたから、たっぷり8時間弱をヴェルサイユで過ごしたことになります。1日かけるつもりで来て良かった！満足しました(^^)

帰りは正門前のバス停からバスに乗り、メトロ9号線Pont de Sevres駅まで。30分ぐらいでした

この日は12km近く歩いてました(^_^;)

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2011/11/03 18:59:10

  どんだけ広いの

  こんばんは、ヴォルさま。
  
  噂には、聞くけれど、その広さに脱帽ですね。
  これは、フランス何回目。。。とかの訪問時とか、
  滞在日数がかなりある時でないと全部回るのは不可能。。。
  
  12キロ歩くて、どんだけ〜って感じです。
  まるで、ヴェルサイユ村のようですね。
  
  誰もいない鏡の間、、、、言葉が出ないだろうなぁ。。。
  ここは、早起きして朝一番にいく価値ありですね♪
  
  
  たらよろ

  ヴォルさん からの返信 2011/11/04 00:06:00

  RE: どんだけ広いの

  たらよろさん、いらっしゃいませ(^^)
  
  > まるで、ヴェルサイユ村のようですね。
  
  まさにそうです、ヴェルサイユ村！
  っていうか、村より大きいかも　＞　東京ドーム2,000個分(驚)
  
  確かに覚悟を持って旅程を決めて行かないと
  回るのは無理でしょうね、1日かかりますもの(^_^;)
  今回は最初からこの散策を目的に旅程を組んでいたので
  思う存分体力の限り(笑)散策楽しめました(*^^)v
  
  誰もいない鏡の回廊も見応え充分！
  早起きの価値ありです。
  
  ４トラの皆さんのおかげで充実した観光できました♪
  
  ヴォル