2011/08/14 - 2011/08/14
214位(同エリア756件中)
ヴォルさん
2度目のヴェルサイユ宮殿訪問の目的は2つ
1.誰もいない鏡の回廊へ行くこと
2.庭園、プチトリアノン、王妃の村里を散策すること
いずれも初回訪問時、ツアーでは実現不可能だったことです
4トラベラーぺこにゃんさんの誰もいない鏡の回廊の旅行記を拝見して衝撃を受けたのが2009年7月。庭園・プチトリアノン散策も私が実現したかったこと。次回は絶対実行するんだ!と思い始めてから構想2年。やっと実現できました\(^o^)/
↓庭園、プチトリアノン、王妃の村里、大トリアノンはこちら
パリ&ロンドン 2011夏 ヴェルサイユ宮殿-庭園編- ~癒しの空間散策は体力勝負!~
http://4travel.jp/traveler/wol/album/10616552/
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
■SNCF(フランス国鉄)
宮殿の最寄り駅はRER(高速郊外鉄道)C5線の終点ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ(Versailles Rive Gauche)駅(宮殿から600m)だけど、C線が一部工事中で不通とのこと。なので宿泊ホテルから乗り換えやすかったRER A線で向かうことに
シャルル・ド・ゴール・エトワール駅からデファンス(La Defense)駅までRER A線で向かい、そこから8:03発のSNCF(フランス国鉄)に乗り換えて30分弱 -
車窓から遠くにエッフェル塔が見えました
切符はパリ・ヴィジットのゾーン1〜6を持っていたので、一切買いませんでした。ヴェルサイユはゾーン4。SNCFは改札はないけれどヴァリデード(切符の刻印)が必要になるのでお忘れなく -
■ヴェルサイユ・リヴ・ドロワト(Versailles Rive Droite)駅
終点です。ここから宮殿まで1.2km
8:26着ヴェルサイユ リヴ ドロワ駅 駅
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バスで行ったら良かったみたいだけどイマイチわからなかったので、素直に歩きます
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■ヴェルサイユの街並み
途中でマルシェがありました -
色とりどり、フルーツ、野菜、お花、パンetc. 雑貨もあったようです
興味はあるけれど、時間がないので先を急ぎます -
緑のきれいな木立の道に出ました
要所要所で「宮殿はこちら」の標識が立っていますが、標識と標識の間が開くのでここに来るまでに「ホントに合ってる?」とちょっと不安になりました -
木立を抜けると見覚えのある景色。大きな観光バスが何台も止まっていました。前に来た時は私もあんなバスで来たんでした
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しかし広い(>_<) 先は長いです
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8:45頃着
チケット購入のための列はこの時点でも結構長い列ができていました
Aは事前にチケットを購入済みの場合の入場場所。4トラの皆さんのアドバイスに従い、チケットは事前にネットで購入しておきました
PASSEPORT GRANDES EAUX 25EUR
大噴水ショー、ヴェルサイユ宮殿、トリアノン、プチトリアノンの入場
※大噴水ショー 4〜10月の毎週土日ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿
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セキュリティを通過し、日本語オーディオガイド(代金はチケット代に含まれる)を借りて入場は9:15頃だったと思います
目的地はただひとつ。鏡の回廊です!他の部屋には目もくれず、先に入場した人達を抜いてずんずん進みます -
イチオシ
念願の誰もいない回廊に到着です!\(^o^)/
ぺこにゃんさんの旅行記で見たのと一緒♪
↓ヴェルサイユ宮殿を訪ねて 2009 (PART1 宮殿編) byぺこにゃんさん
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10341814/ -
あまりの感動にしばし固まって動けない私…。脳内では煌びやかな舞踏会や仮面舞踏会開催中(笑)
写真左に写っている男性係員の方に一応「写真撮ってもいいですか?」と聞いたら「もちろんだよ!この誰もいない状態を楽しんで!!」と言われました(^^) -
天井画はシャルル・ブランのオランダ戦争(1672-78)とフランドル戦争(1667-68)に焦点を当てたルイ14世の治世の歴史
シャンデリアは全部で24本。「かつては祝祭の夕べにだけ吊り下げられた」ってガイドブックに書いてあるけれど、ホントですか!?クレーンもない時代にこんなに重そうなシャンデリアを付けたり外したりなんてできたの??? -
シャンデリアがキャンドルの灯りだと、もっと柔らかい光で天井画を照らしたんでしょうね
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イチオシ
来た方向を振り返ってみました
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イチオシ
ウィーンのシェーンブルン宮殿はここを模して造られたんですよね
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本物のキャンドルを灯した状態で見てみたいな〜
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イチオシ
順当に(笑)周って来た一陣が到着されました。二人占め状態はこれにて終了。この時点で9:29
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庭園はまだ水溜まりやぬかるみが残ってるし、いつ雨が降るかわからないぐらいどんより…
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窓が額縁みたい
今回の目的に「庭園散策」もあるんだけど、覚悟して来たもののやっぱり広い(^_^;)
さて、そろそろ戻って順序どおりの見学をしましょう。ずんずん逆流していたら、係員さんに「これ以上は戻れません」って言われちゃいました。何処から見学開始かわからなくって(笑) -
■王室礼拝堂
宮殿付属の礼拝堂は二層構造が伝統的なんだそうです。2階が王族、宮廷要人専用席で、それ以外の人が1階席
正面はパイプオルガン -
■ヘラクレスの間
天井画はフランソワ・ルモンヌ「ヘラクレスの神格化」1736作 -
ヴェロネーゼ「パリサイ人シモン家の統治」
ヴェネチア共和国からルイ14世に贈られたこの絵画を飾るために改装された部屋だそうです。絵画のために部屋を改装…さすがですね -
■王の正殿
王の住居として使用された後、祝宴用の広間として使用されたため、王家のコレクションの中で最も美しい絵画が飾られていた部屋
王の正殿と言われるだけあって、ドアや壁がゴージャス☆彡
そして、どこかで見たことのある肖像画ばかり。みんなルイですよね?でも、誰が何世かイマイチわかりません(^_^;) -
■豊饒の間
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天井画はウアス作
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■ヴィーナスの間
夜会で軽食を摂る部屋
中央の像にだまし絵手法が使われてるらしいけど、どういうところが!?(^_^;) -
■マルスの間
ルイ15世妃でポーランド王女のMARIE LECZINSKA(1747年)
ここまで見学して来て思ったこと。この宮殿、王族、特に女性の肖像画が少ない。これもフランス革命&処刑の影響があるんでしょうか?ウィーンのシェーンブルン宮殿は肖像画がいっぱい。フランス最後の王妃アントワネットの母オーストリア女帝マリア・テレジアが16人の自身の子供をはじめ、至る所に飾っていたから。 -
■アポロンの間
玉座があった部屋
リゴー作ルイ14世の肖像画
フランス革命が始まる前までここに飾られていたそう。やっぱり革命と同時にあらゆる肖像画は外されたんでしょうね -
■戦争の間
オランダ戦争でのルイ14世の勝利と終戦時のナイメーヘンの和約をテーマとした部屋 -
オランダ戦争中にローマ皇帝の扮装をしたルイ14世のメダイヨン
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暖炉を塞いでいる国王の歴史を記述する女神クリオのメダイヨン
これは暖炉を使う時は外されたんでしょうか? -
■鏡の回廊
戻って来ました、この時10:00。真ん中に団体さんがいらしたりして、やっぱり人が多いです。これでも時間が早いので、まだ人が少ないんだと思います
初めて訪れた時はこれよりももっと人が多かった(>_<) その時は自分も団体の一人でしたが(笑) -
■牛眼の間
国王の起床と就寝の儀式の際の待合室
フランス国王と王妃は日常の全てが時間に追われる儀式づくしだったといいますよね。プライベートのない生活を送るなんて現代では考えられない -
今まで見て来たどの部屋よりも細工が凝っていました
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シャンデリアの形も色々
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観光客はどんどん増えます
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■王の寝室
この天蓋は夏バージョンの錦織。当時は冬になるとビロードに衣替え
王の起床と就寝の儀式を行った部屋…と言っても、ここで実際に寝ていたわけですよね
昔の建物では毎回思いますが、やっぱり昔の人は背が低かったみたいです。ベッドが小さい -
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ルイ16世、王妃アントワネット、王太子がヴェルサイユからパリに連行される前に群衆の前に姿を現したのは、この部屋のバルコニーから
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■平和の間
段々人が増えて、人混みを掻き分けて撮影するのに疲れ、天井画ばかり撮影していたことに気付きました(笑) -
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■王妃の寝室
王の寝室同様、金細工が目立ちます -
この柵の外側から、起床や就寝の儀式を見守るというか、見物する人達がいたわけですよね…近過ぎる
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マリー・アントワネット王妃の頭文字「MA」を組み合わせた彼女のシンボルマークが天井近くに
ヒビが入ってますが(^_^;) -
一見ゴージャスに見えるんだけど、造りそのものはなんとなく粗く見えるのは気のせいでしょうか
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ベッドの左側の暖炉前に出産用のベッドが置かれ、公開出産(>_<) ベッドの王妃を見ようと見物人は家具の上にまで上ったそうです。あり得ない…
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■大会食の間
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最後の王妃マリー・アントワネットの生家ハプスブルク家では、皇帝が出席するディナーでのみ用いられる門外不出のナプキンの折り方があります
ここに展示されているこの凝った折り方はフランス王家特別の物なんでしょうか? -
ヴィジェ・ルブラン夫人作「マリー・ワントワネットと3人の子供たち」
マリー・テレーズ、後のルイ17世、この時点の王太子、無人のゆりかごは絵の完成前に亡くなったソフィー王女 -
天井画は修復中でした
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小さく切った紙がペタペタ貼られてました。修復ってこんなふうにして行うんですね。でも、この紙の用途がわかりませんが
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初めてここに来た時は3月でまだ寒く、お花が全くなかったんです。やっぱり庭園はお花がないとね!
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■戴冠の間
ここはナポレオン一色 -
ダヴィッド作「ナポレオンの戴冠式」大きさ:6.1m×9.3m(@_@)
本来戴冠は教皇が行うはずが、ナポレオン自らが皇妃に戴冠
こちらがレプリカで、ルーヴル美術館に所蔵されているものが本物。レプリカは何処かを変更しなくてはならないということで、ルーヴルの物と微妙に異なります
・左側に立つ女性達(ナポレオンの妹3人、皇妃の連れ子、兄嫁)のうち、左から2番目の妹のドレスがピンク
・中央の高い位置に座っている女性がナポレオンの母親。ヴェールを被っています -
こちらはルーヴル美術館所蔵の本物
・左側に立つ女性達(ナポレオンの妹3人、皇妃の連れ子、兄嫁)のうち、左から2番目の妹のドレスが白
・中央の高い位置に座っている女性がナポレオンの母親。ヴェールを被っていません -
カメラ(…じゃないけど)目線のジョセフィーヌ
-
最後に肖像画がいっぱいの部屋がありました。でも知らない人ばかり
10:30になったので、11:00からの大噴水ショーに備えて庭園へ
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この旅行記へのコメント (4)
-
- イロコさん 2013/06/25 17:35:42
- 壁にかかっていた白いフープドレスの肖像画はどこに行ったのでしょうね。
- 大会食の間の壁には依然マリー・アントワネットの白いフープドレスの
肖像画がかかっていました。
今はタペストリーが飾ってあるようですね。
あの白いフープドレスの肖像画はどこに行ったのでしょうね。
宮殿も何年か経つと飾り付け(?)が変わったりしていますね。
その時に見られない物もあるんだろうなと思いました。
- ヴォルさん からの返信 2013/06/25 22:24:23
- RE: 壁にかかっていた白いフープドレスの肖像画はどこに行ったのでしょうね。
- イロコさん、いらっしゃいませ(^^)
> 大会食の間の壁には依然マリー・アントワネットの白いフープドレスの
> 肖像画がかかっていました。
> 今はタペストリーが飾ってあるようですね。
確かに宮殿の売店で購入した2010年の日本語版「ヴェルサイユ見学」では
大会食の間に飾られています。この旅行記のタペストリーの場所です。
気になって以前訪問した時の写真を見返してみました。
やはり大会食の間のタペストリーの場所にありました!
> あの白いフープドレスの肖像画はどこに行ったのでしょうね。
> 宮殿も何年か経つと飾り付け(?)が変わったりしていますね。
> その時に見られない物もあるんだろうなと思いました。
一般的な話しになりますが、単純に配置換えの場合もあれば、
修復に出されたり、貸し出されたり(例えば美術館のヴェルサイユ展とか)、
所蔵品が多い場合は順に出したり閉まったりetc.の場合があるようです。
この旅行記の時はどのような理由だったのかはわかりません。
そう言えば、この時この肖像画を観た記憶がありません。
様々な団体客と何度も一緒になったので、混んでいて見逃したのかどうなのか^^;
観ていたら気になって写真撮ってると思うのですが…。
イロコさんの書きこみのおかげで、この肖像画のことを思い出すことができました。
ありがとうございましたm(__)m
ヴォル
-
- m.4*さん 2011/11/03 08:05:06
- 映画三銃士をみてきました
- おはようございます^^
貸切のヴェルサイユ、最高ですね!うらやましい。
パリは2度訪れていますが、まだ未踏の地です。
先日、映画三銃士をみてきました。内容はさておき、美しい映像にまたはやくヨーロッパへ行きたいという気持ちが一層高まりました。
パリはやはり特別な街ですね。
おとぎの国・・・。
これからもヴォルさんの旅行記、楽しみにしております^^
- ヴォルさん からの返信 2011/11/03 11:03:52
- RE: 映画三銃士をみてきました
- m.4*さん、いらっしゃいませ(^^)
> 貸切のヴェルサイユ、最高ですね!うらやましい。
> パリは2度訪れていますが、まだ未踏の地です。
素晴らしかったですよ〜♪ これも4トラベルのおかげ。
こちらで情報頂いていなければ、チャレンジしようとは思いませんでしたから(^^)
パリから公共交通機関で1時間弱で行けるので、機会があれば是非!
> 先日、映画三銃士をみてきました。内容はさておき、美しい映像にまたはやくヨーロッパへ行きたいという気持ちが一層高まりました。
> パリはやはり特別な街ですね。
> おとぎの国・・・。
今年は三銃士流行ってるんでしょうか。
映画にミュージカル作品が2種類、全3作品公開されました。
以前ウィーン近くの地底湖(ゼークロッテ)に行った時
1993年公開の映画『三銃士』のロケに使ったゴンドラがそのまま置いてありました。
この時まで『三銃士』も、ロケ地になったことも知りませんでした(^_^;)
美しい場所だと、映画やドラマのロケ地も気になっちゃいますね。
今回はパリで訪れる先々で三銃士に出て来る地名や役名が気になりました(^^ゞ
2011年の映画『三銃士』、こちらも気になっていたので、
情報ありがとうございます☆ 美しい映像なんだったら観に行こうかな…。
やっぱり何処を切り取っても美しいヨーロッパ、いいですよね!
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします♪
ヴォル
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