2007/07/28 - 2007/07/28
406位(同エリア420件中)
まみさん
2007/07/28(土)第21日目:ブカレスト4日目
【宿泊:Hotel Central(ブカレスト)】
軍事博物館、中央市場散策、Silfidelor通りの正教会(入れず)、自然史博物館、ウニリャ百貨店でショッピングと夕食
明日に最終日に迎え、去年から通算すると7日目となる本日の最大の悩みは、妹のリクエストによる幼い甥・姪たちへのおみやげでした。
いかにも「外国のおみやげ」というのが分かる子供服が良いというのです。
だけど、子供たちはすぐに大きくなってしまいますし、汚しても気にならない、洗濯しやすい安物で良いというのです。
東欧旅行のおみやげとして、こんなに難しい注文があるでしょうか。
そうでなくても子供のファッションに馴染みがない私にとって。
そうでなくても身近にいないためサイズがよく分からない私にとって。
以前、オーストリア旅行のおみやげに、チロリアンな民族衣装の子供服を買ってあげたことがあります。男の子向けの皮製のジャケットとズボンでした。
ポーランドでも、民族衣装によく使われている刺繍や模様入りの子供服を買ってあげたことがあります。女の子向けにブラウスとスカートでした。
子供服だとそれほど価格は抑えられますし、その衣装を着た甥・姪の姿が見たかったためです。
反対に、大人に買ってあげても、日本で海外の民族衣装を着る機会など、ほとんどないでしょう。
しかし、これらのおみやげは、大人にも子供にもどちらかというと不評でした。
洗濯はできないわ、普段着にできないわ、形が子供には窮屈だわ、すぐに大きくなってサイズが足らなくなるわ。
それでも、なるべくリクエストに応えてあげたいため、午後、子供服を求めて、統一広場のウニリャ百貨店に行ってみました。
午前中に寄ってみたノルド駅近くの中央市場でも、子供服売り場には目が引き寄せられました。
ティミショアラに行く前日の一昨日は、ヴィクトリア大通りのヴィクトリア百貨店にも行ってみました。
今にして思えば、妹のリクエストに一番合う服は、市場にあったかもしれません。
だけど、軍事博物館を見学したあと、雲ひとつない炎天下でやっと辿り着いたものですから、くたくたで。
写真を撮る気力もなく、ましてや買い物をする元気なんて残っていませんでした。
市場めぐりは、元気なときでなくては無理ですね。
休めるところがどこにもなかったのもつらかったです。数少ないベンチは埋まっていて、空きそうにありませんでした。
一休みできたら、買い物したり写真を撮ったりする気力が戻ったかもしれなかったです。
次にリクエストに近かったのは、ヴィクトリア百貨店でした。ウニリャ百貨店よりは、という比較論ですが。
ただ、ヴィクトリア百貨店の最上階(3階か4階)の服飾売り場は、百貨店というより、イトーヨーカドーやファッションセンター「しまむら」に近かったです。
ルーマニアらしさはともかく、普段着にしても良いかもしれない、という服はありました。
しかし、子供服を求めての一軒目だったので、もう少しいくつか店舗を回ってからにしようと、決断を先送りにしました。
失敗しました。ティミショアラから戻ってきたら土日であったことを失念していました。
ブカレストであれば土日でも店が開いているところがあるので油断したのです。ヴィクトリア百貨店は、土曜は16時まで、日曜は休みでした。
16時というのは微妙なタイミングで、土曜日に行くことは叶いませんでした。
というわけで、結局、ウニリャ百貨店で買いました。
ウニリャ百貨店の子供服専用店舗は、まるで欧米のブティックのようでした。
買った服は欧米の子供服にも見えましたし、ひょっとしたら日本でもふつうに手に入りそうにも見えました。
もっとも、日本でついぞ見かけないような目立つ服は、既に自我が芽生えている甥・姪自身が嫌がるかもしれませんね。
デパートなんぞで買ったから、値段もそう安くはありません。
しかも、このユーロ高円安のご時世、ひょっとしたら日本で買ったほうがもっと割安だったかもしれません。
東へ東へと旅行するうちに悩むのが子供たち(甥・姪)へのおみやげ。
どの国のおみやげか判別できなくても、周りの大人には分かるもの、それでいて子供も喜ぶ子供だましなもの。
多少、手荒に扱われても平気な丈夫なもの、あるいはすぐに壊れても値段的にそう惜しくないもの。
そういうおみやげを見つけるのが難しくなってきました。
私自身が、東欧ということでおみやげにもフォークロア色の強いものを求め、おみやげ・おみやげした小物に見向きしなくなったせいで、見つけにくくなっただけでしょうか。
そして、海外に関心がなく、どの国のものであるか気にしない母へのおみやげも、いつも悩みのタネ。
当然、フォークロアの価値にも全く関心がなく、かといってブランドにも興味がないのです。
良いものについては喜んでくれると思いますが、そのへんのセールで売っているものと何度も比較されてしまった過去を思えば、ブランドゆえに高いものを買う気にはなれません。
母のおみやげは、旅行中にめぼしいものがなかった場合、帰りのフライトの乗り継ぎ空港か機内販売で買うことに、もはや迷いはなくなりました。
私の旅行先がルーマニアだろうとハンガリーだろうとポーランドだろうとチェコだろうと、おみやげは、Made in FranceだのMade in USAだったりします。
ただし、最低限、Made in Chinaは避けます。それだと、日本で買うのと大差なくなりますからね。
母は分からないなりにも、「海外のおみやげ」ということで、知り合いに自慢したいはずなのですから。
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ブカレスト・ノルド(北)駅正面
軍事博物館に向かう前に撮りました。
思ったより巨大な建物です。と
一昨日の晩、ティミショアラに向かう寝台車に乗る前に撮った噴水のある側は、どうやら正面ではなかったと、このときに判明しました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13944151/
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10245099/ -
ノルド駅、向かって左手
軍事博物館や中央市場の見学を終えて戻ってきたときに撮りました。
ここから地下鉄を使ってホテルに向かいました。 -
去年と違って、ディンボビツァ川沿いの歩道の違法駐車がゼロ!
ルーマニアの都市、特にブカレストとブラショフは歩道に駐車する車がひどくて、まともに歩けない状態であることが多かったのですが、今年はうって変わって、違法駐車がゼロです。
びっくり!
取締りが厳しくなったのか、あるいは、たまたまこのときだけのことだったのか。
土曜日ですしね。
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http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12222374/
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シルフィデロール通り(Str. Silfidelor)の市庁舎の近くの正教会
地下鉄イズヴォル(Izvor)駅で下りて、ホテルに向かう途中で見つけました。
午前中の観光と炎天下の徒歩でくたくただったのですが、正教会となれば寄ってみたくなります。
撮影意欲が刺激され、ちょっとだけ元気が戻りました。
中には入れませんでしたが、入口ポーチの比較的新しい色鮮やかな壁画に心慰められました。
いや、主題が「最後の審判」という、人間にとって厳しく恐ろしいものなので、「心慰められた」というのもヘンですね@ -
入口ポーチの天井壁画
主題は、最後の審判です。
キリストの右にマリア、左に洗礼者ヨハネ。キリストの足から地獄の火の川が流れています。
ヴォロネツ修道院の壁画がモデルではないでしょうか。よく似ていると思いました。
比べてみてください。
……ここの部分だけ比較では、微妙?
ヴォロネツ修道院の外壁の「最後の審判」の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13190149/
そのうち、同じ部分の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13190151/
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ただ、もっと似ていたのは、ヤシの大聖堂の敷地内にあった聖堂内の壁画の方だったかもしれません。
こちらは残念ながら写真を撮ることができず、記憶がすでに曖昧です。 -
入口ポーチの「最後の審判」の壁画
最後の審判のために、角笛を吹いて死者を甦らせる天使と、天秤をもって審判する天使
ヴォロネツ修道院の外壁の「最後の審判」のうち、角笛を吹く天使のいる部分の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13190152/
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入口ポーチの「最後の審判」の壁画
天国の鍵をもって、天国へ行くべき人たちを導くペーター
真っ赤な天使ミカエルが門番をしている扉の向こう、洗礼者ヨハネがいるところが、天国です。
ヴォロネツ修道院の外壁の「最後の審判」のうち、ペーターと天国が描かれた部分の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13190165/
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入口ポーチの「最後の審判」の壁画
天井から脇までずらっと描かれた聖人列伝
洞窟に住む聖者は誰かしら。聖イリエと読めるのですが、真ん中の単語が分からないです。 -
入口ポーチの「最後の審判」の壁画
地獄へ堕ちた人々
ヴォロネツ修道院の外壁の「最後の審判」のうち、地獄の赤い川が描かれた部分の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13190150/
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フモール修道院の外壁の場合
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13274964/
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モルドヴィッア修道院の場合
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13274997/
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カラフルな教会の扉
-
レジーナ・エリザベタ通りでは、今日はなぜか、やたらとルーマニア国旗@
土曜日なので車の往来が少ないのは納得できるのですが。
このたくさんの国旗は何を意味したのでしょう。 -
いろんなコレクションが楽しめた自然史博物館
ホテルにチェックインした後、午後、行きました。
入場料は6レウでした。
(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)
特別企画でさまざまな熱帯魚の展示があったようですが、おそらく時間は足らないと思い、そちらには入りませんでした。
「勝利広場のすぐそばにある博物館。1908年に設立された歴史ある博物館で、館内には多様な静物の剥製や骨格標本、ホルマリン漬けなどが所狭しと展示されている。その範囲は現在ルーマニアに生息するものはもとより、世界中の陸上生物、海洋生物、恐竜やマンモスといった古生物など、非常に多岐にわたっており、興味深い。生物以外には、各種鉱物の展示や鍾乳洞を再現した展示などがある。」
(07〜08年版「地球の歩き方」より) -
夕日に照らされた国民の館
地下鉄イズヴォル(Izvor)駅を出たところ
買い物もすんで、ホテルに戻る途中です。
国民の館は去年(2006年)見学しました。
やはり初ブカレストとなると、まず国民の館に飛びつきたくなります。
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チシュミジウ公園、入口すぐのところ
ブカレストで有数かつ最大の公園といえばヘラストラウ公園が挙げられますが、ちょっと郊外ですからね。
この公園はホテルに近いです。
まだ明るかったので寄ってみました。
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古代風の壷の展示がお洒落
「チシュミジウ公園
町の中心部からやや西にある緑豊かな大きな公園。公園内のチシュミジウ湖ではボート遊びができる。散歩道沿いにはたくさんのベンチがあり、広場はにぎやかな子供たちの遊び場になっていて、のどかな雰囲気だ。昔ながらの記念写真屋もいる。ブカレストの喧噪に疲れたときの休憩には最適だ。」
(07〜08年版「地球の歩き方」より) -
ボートの浮かぶ湖
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カモたちも一休み
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公園にはベンチがたくさん
この連なりが気に入ったので、人がいなくなる隙を狙って撮りました。
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