2007/07/26 - 2007/07/26
362位(同エリア420件中)
まみさん
2007/07/26(木)第19日目:ブカレスト3日目
【宿泊:一等寝台列車】
22:45発の急行列車(寝台)でティミショアラ着7/27の6:50(30分遅れの7:20に到着)
ヴィクトリア通りの正教会、百貨店ヴィクトリアでショッピング、聖Vineri通りのシナゴーグ見学、統一広場のミュージックショップでショッピング、大学広場近くの聖ニコラエ教会(Student Church)、国立美術館(2006年に訪れているので再訪)
先週、ルーマニア北部を旅行しているとき、テレビの天気予報から、ブカレストはさらに暑いのだろうとおののいていました。
ブカレストはルーマニア国内では南の方にありますし、首都なのでコンクリート・ジャングルですからね。
でも、この2日間、実際にはさほどでなくてほっとしました。
異常猛暑も少しはおさまったのでしょうか。
東京だって真夏の日中に出歩けば、このくらい、いや湿気がある分、もっと暑いくらいでしょう。
もっとも、一昨日、ヤシで会った日本人女性はすっかりまいっていて、私のことをタフだと言ってましたっけ。
彼女はふだんニューヨークに住んでいるので、日本の蒸し暑い夏を忘れているだろうから、その評価は割引いて考えるべきでしょうけど。
(ただし、私はニューヨークの夏を知らないので、あしからず。)
もっとも、この日の午後半日は、空調のきいた国立美術館の中にいました。
午前中も、シナゴーグを探しがてら寄った百貨店やショッピングモール、CDショップなど、冷房がきいていました。
そうなのです、午前中、つい買い物をしてしまった私。
今晩と明日の晩、2晩続けて寝台車利用で、今朝ホテルをチェックアウトしてスーツケースを預けた後、手荷物はあさってのチェックインまでずっと持っていなければならないというのに。
だって、ブカレストに戻ってくるあさっては、土曜日。
そして翌日日曜日の午後は、ついにこの旅行が終わる、つまり出国日なのです。
ブカレストには土日でも開いている店がないわけでないですが、それでも限られてしまいます。
また、ブカレストの国際空港もあまりおみやげの選択肢がないことを、去年(2006年)の経験から知っています。しかも、空港の物価は高い!
おみやげは、あちこちで手ごろなのを見かけたときに買っておけばよかったと今になって後悔しています。
ブカレストに民芸品ショップはありますが、全国各地の民芸品がいろいろあるけれど、代わりにそれぞれの品揃えは少なく、高いです。
おきれいにディスプレイされ、割高になった民芸品。そのふるさとの地方を回ってきた後では、どうしたって色あせて見えて、買う気がなくなってしまいました。
(これが最終日、ルーマニア・レウを使い切ってしまおうと思うようになると、ガラッと気分が変わるのですが。)
しかし、敢えて民芸品にこだわらなければ、おみやげがないわけでもありません。
たとえば、恩師のピアノの先生には、ルーマニア出身の作曲家であり、20世紀最高のヴァイオリニストと称えられたジョルジュ・エネスク(George Enescu、1881-1955)の交響曲集と、民族楽器ナイ(パン・パイプ)のCDを買うことにしました。
そして、統一広場近くの大型電器屋に入ったとき。
入口でまるで空港のようなセキュリティーチェックがあっても、もういちいち驚きやません。
国立美術館の見学も終えて19時すぎ、夕食はできるだけルーマニア料理にしたかったのですが、東欧の場合、郷土料理レストランは、きちんと狙っていかないと、見つからないものです。
きっと、あまり外食の習慣がなく、いわゆるその国の料理というのは、みな家庭料理だったからでしょう。
適当におしゃれな店を見つけたら、ピッツェリアでした。
ルーマニアには、いや東欧の都市には、ピッツェリアことイタリア料理店は多いです。
かといってスパゲッティはアルデンテではなく、日本のファミレスよりもたいてい柔らかかったり。
コーヒーは美味しかったですけどね。
(ただし、コーヒー党のわりには味にうるさくない私の評価ですので、あしからず。)
そんなこんだで、本日あまり汗をかかずにすみました。
一応、Tシャツの替えは用意してありますが、2晩続けて寝台泊ですから。
前回、目をつけておいたとおり、寝台車両には、片方のトイレにシャワーがついていたので、走り出してすぐに浴びに行きました。
ほとんど水シャワーでしたが、少ないとはいえ真夏に汗をかかないはずはなく、「ああ、気持ちいい、気持ちいい」とひとりごとが止まりませんでした。
一昨日の晩とうってかわって、この晩の車両は冷房がよくきいて、掛け布団代わりのシーツをしっかりかぶらないと寒いくらいでした。
それにしても、車両にはドイツ語表示ばかり。
ドイツ鉄道のお下がりなのかな(笑)。
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おお、こんなところにヤマハ楽器店!
ヴィクトリア大通りにて
国立美術館へ向かう途中 -
共和国宮殿内の国立美術館、再訪!
ヨーロッパ絵画部門の入口
去年撮った国立美術館の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12299025/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12299026/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第21日目ブカレスト2日目(3):革命広場周辺+α」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10155080/ -
国立美術館の見学を終えて
入口のフェンスが閉められていきます
見学コースは、まずは教会関係の宝物から始まります。
手書きの豪華な聖書や司教のマント、イコンなどの宝物のほか、古い教会から集めたと思われるイコノスタシスのコレクションが特にすばらしいです。これだけでも入る価値はあります。
聖母子像のイコンを見ていると、チマブーエなどの聖母子像とよく似ていると思いました。
その弟子ジオットからルネサンス美術が始まり、西洋キリスト教美術は、むしろ画家の主観が重視されるといいった、中世美術や正教会のイコンの世界とは全く違う歩みを開始します。
去年見学した覚えのない宝物庫が2室ありました。ダイヤモンドのすばらしいアクセサリーが2つ、特に目を引きました。
美術部門では、ルーマニアの画家の名前のいくつかは、だいぶなじみになってきました。
でも、この国立美術館の展示作品で覚えのある絵は数枚程度でした。その意味でも、再訪の甲斐はありました。
いや、たとえよく見知った絵であっても、気に入ったものであれば、実物を目にする機会は何度あったってよいものです。
1室ですが企画展もあり、水彩画によるルーマニア風景でした。田園風景の中にはなつかしさを覚えるものもありました。
ヨーロッパ絵画部門は、去年と違ってゆっくり見学したつもりでしたが、30分くらいで終わりました。
去年(2006年)の国立美術館の詳しい感想コメントのある写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12299027/
関連の旅行記
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第21日目ブカレスト2日目(3):革命広場周辺+α」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10155080/ -
門が閉じた後の国立美術館
国立美術館と書かれた黄金プレートとお洒落な街灯と -
夕日を受けて輝く大学図書館の建物
国立美術館前の革命広場にて -
夕日を受けて輝くアテネ音楽堂
国立美術館前の革命広場にて
昨日も撮りましたけれど、あんまり美しかったものですから。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13869272/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13869273/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13869274/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13869275/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第18日目(1):通算5日目のブカレスト観光」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10241136/ -
ヴィクトリア大通りのいまいちな一角
美しく、観光目的の鑑賞に絶えうる建物と、こういう一角が混在するブカレスト。
こういう街角も、被写体として面白いといえば面白いです。 -
夜9時半のノルド(北)駅
22:45発の寝台車に乗る予定ですが、駅には早めの20時頃に到着しました。
寝台車に乗り込めたのは22時20分です。
どうせそそのくらいだと予測していましたから、駅に着いてもしばらくあたりをぶらぶらしました。
駅前の噴水のところで、夜のノルド駅の建物を撮影しました。
噴水の縁にカメラを置くことができたので、三脚要らず。 -
夜のノルド駅のホーム
私が乗る寝台車は、当然部下レスとが始発ですが、列車はまだ来ていません。
始発でも、発車時間よりせいぜい20分くらい前にしかホームに来ません。
ヤシでブカレスト行きの寝台車に乗ったときに経験済み。
駅構内の数少ないベンチで待つことにしました。 -
夜のノルド駅
スローシンクロで撮影しているため、動いている人と止まっている人では次元が違うように写るのが面白いです。 -
今夜の寝台車両、ティミショアラ行き
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今夜の寝台車
一等車両のコンパートメントでは室内で水が使えることを、おととい初めて気付きました@
ルーマニア鉄道の一等寝台車は2人部屋で、私の席は今回も使いやすい下のベッドです。
2人部屋は夫婦や友人同士でない限り、基本的に男女別に部屋割りがされます。
同室のルーマニア人女性は英語が話せたので、翌朝、おしゃべりがはずみました。
そしてティミショアラでは、セントラルまで行って朝食(マクドナルドですが)まで、一緒に行動しました。
私には珍しいです。
夜は……仕度をしたら、さっさと寝ます。同室者がいれば、なおさら。たいていみなさん、すぐに消灯したがります。
おかげで、寝台利用の日は、夜更かし常習犯の私でも夜中前に就寝というとても健康的な夜になります。
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