2010/07/15 - 2010/07/20
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sportcrossさん
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旅行2日目。
この日はホイアンより車で1時間ほどのところにある、
ミーソン遺跡へ行きました。
ミーソン遺跡は、
ヒンズー教のシヴァ神を祭ったチャンパ王国の聖地。
ホイアンから50kmのところに位置し、辺りは一面、密林。
そんな人目につきにくいこの場所を、
今から110年以上も前にフランス人が発見したそうです。
その後、
ベトナム戦争で遺跡の多くが破壊されてしまいましたが、
歴史的価値は非常に高く、国内外の団体によって、
今日まで調査と補修が続けられています。(もちろん日本も)
そして1999年、ユネスコ世界遺産に認定されました。
そんなミーソンへGO!
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★食いだおれベトナム・ホイアン&ホーチミンの旅:関連旅行記★
・vol.1:1日目いざ、ホイアンへ!
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10482151/
・vol.2:1日目ランタンの街・ホイアン
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10482152/
・vol.3:2日目ミーソン遺跡&トゥボン川クルーズ
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10482599/
・vol.4:2日目雨ニモ負ケズ、市街地散策&ホイアン三大名物制覇!
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10482601/
・vol.5:3日目ホイアン、ホイッホイッと大冒険!!
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10485757/
・vol.6:3日目ホーチミンへ移動とフエ宮廷料理に舌鼓
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10485758/
・vol.7:4日目ラクラク、ホーチミン早まわり(前編)
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10487614/
・vol.8:4日目ラクラク、ホーチミン早まわり(後編)
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10489159/
・vol.9:5日目帰国の日にクチトンネル&メコンデルタ観光(前編)
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10489224/
・vol.10:5日目帰国の日にクチトンネル&メコンデルタ観光(後編)=
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10489269/
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- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7:20
ホテルの朝食会場へ。
バイキング形式でメニューも豊富。
昨日あれだけ食べたのに、
胃袋は見事にリセットされていました(笑)
おかわりして、エナジーチャージしたところで・・・ -
8:20
(予定より10分遅れで)ホテルまで迎えにきてくれた、
ミーソン遺跡ツアーバスに乗り込み、出発です! -
10:10
ミーソン遺跡の入り口に到着。
遺跡の見学コースや見学における注意点の
説明がありました。
「ベトナム戦争当時、北ベトナム軍の拠点があったため、
地雷がまだ埋まっている可能性もあり、
コースから外れないこと。」
緊張感がでてきました。
とはいえ、遊歩道は1本。
道からはずれなければ大丈夫なのです。 -
この日はあいにくの雨天。
レインコートを持っていったので、見学は快適でした。 -
さて、このミーソン遺跡は、その昔、チャンパ王国の聖地でした。
チャンパ王国とは、2世紀〜15世紀にかけて、
ベトナム中部で繁栄した国で、
主に、海のシルクロードの中継地として
交易で富を得ていたそうです。
で、そのお金で、
同国が信仰していたヒンドゥー教の聖地を
つくっていき、神を崇めていたそうです。
もっと調べたら、
発見されていない遺跡が現れるかも?!
ちなみに、このミーソン遺跡は
カンボジアのアンコールワット遺跡群
インドネシアのポロブドゥール
とならぶ、東南アジアの三大遺跡のひとつに
数えられています。 -
遺跡はAからGまでの7つのグループに分けられており、
約20の建築物から構成されています。
ただ、遺跡がほぼ形を残したまま建っているのは
B,Cグループのエァリア。
その他はベトナム戦争時に破壊されてしまったそうです。 -
おぉーっ!
この女神像は、
カンボジアのアンコール遺跡で見た、
デバター像によく似ています。
★関連旅行記
http://4travel.jp/traveler/sportcross/album/10209631/ -
辛うじて何棟か破壊されず、残っていた祠堂
祠堂は「天・地・人」を三層で表現しています。
実はセメントなどの接着剤は
一切使わずに建てられたそうです。 -
レンガとレンガをすり合わせ、少しずつ、
ずらして積み上げ、屋根を支えているようです。 -
内部は、柱や梁など一切ありませんでした。
レンガの接着法やこの強度については、
まだ解明されていません。
とある研究者は、その謎の解明のため、
ダナン市内のレストランに、
自分の学説を実践して
チャムの塔を建てているらしいです。 -
説明する今回のツアーガイドさん。
英語、ベトナム訛り?で
あまりよく聴き取れなかったのが残念でした。
こちらは、火を焚いて堂内を明るくするところ。
ススがついていました。 -
チャンパ王国では古くから、
高度な建築技術をもっていたようですが、
遺跡内の建物を比較すると、
時代が経つにつれ、建物は高さを増していきます。
そして、建築技術が進むにつれ、
壁の厚さはだんだん薄くなっていくのがわかります。 -
そして建物だけでなく、
模様や彫刻も時代によって異なっていました。 -
復元を待つ遺跡物たち。
ところどころに置かれていました。
(つまづきそうでした・・) -
こちらは、ミーソン名物の石造物。
まず上に乗っているのが「リンガ」という、
男性のシンボル。
下の台は「ヨニ」と呼ばれる、女性のシンボル。
この石造物は、基本的に祠堂内に安置され、
王や王族による儀式に使用していました。
リンガに水をかけ、
ヨニの溝(画像右部)から流れる水を聖水と呼び、
儀式で使われていたそうです。
リンガのなかには、割とリアルなリンガも発見?! -
雨天の上、ツアーでまわったので、
あまりゆっくりと確認できなかったのですが、
チャンパ建築の特長は、中心に主祠堂が建ち、
それを囲むように副祠堂、小祠堂、付属の建築物、
さらに壁で囲まれているそうです。
さて、次は・・・ -
アプサラを踊るデバター像のレリーフ。
一部が破損し、お顔を拝見できないのは残念でしたが、
楽しそうです。 -
その他、遺跡内で発見されたレリーフ・像等が
展示されていました。 -
こちらは、シヴァ神の遣いとされる牛の像。
ヒンズー教では牛は聖なる動物なのです。
なので、牛肉を食べることはタブー。 -
ベトナム戦争では、北ベトナム軍が
このミーソン遺跡を拠点のひとつとしていました。
そのため、アメリカ軍が徹底的に攻撃し、
遺跡の多くが破壊されてしまいました。
壁の凹みは銃弾や爆風による損傷したものだそうです。
あぁ、痛々しい。 -
グループA。
草木にすっかりうもれて、
遠くからは遺跡なのかわからないほど。
ミーソン遺跡はおよそ70棟もの遺構が
埋もれているそうです。
チャンパ王国が繁栄していた当時のミーソンを
観てみたいような・・・
でもこの風景から
当時をイメージすることも楽しいかな★ -
たぶん、牛の像・・・ですが、
どうみても、ネコにしかみえません。。 -
グループE。
王がかわると、その都度新しい祠堂をつくったようです。
グループ=祠堂=一人の王がいたとのこと。
フランスの研究者は、
A〜Nまでのグループを発見しているそうで、
つまりはチャンパ王国が繁栄していた900年間で
少なくとも12名の王がいたということです。 -
2時間足らずの見学はこれでおしまい。
神秘的な雰囲気にうなるばかりでした。
さて、ここからはいったんバスにのり・・・ -
13:00
トゥボン川川岸へ。 -
そうです、ここからはトゥボン川クルーズ!
早速、船に飛び乗ります♪ -
飛び乗ったのはいいけど、あいにく雨天。
おかげで窓側にいると、半分濡れます(苦笑) -
ランチはこちら♪
野菜のあんかけ炒めがのったゴハン、
そしてバナナ1本。
ゴハンはあっさり味であっという間にペロリでした。 -
ベトナム中部の銘柄、ビア・ラルー。
味の薄いベトナムビールの中では、
まぁまぁコクがありました。 -
このツアーでは、2隻の船でクルージング。
この船、よく見ると・・・ -
ん?
ひょっとして足で運転?!
バカボンのパパ以来の光景です!!
食事をしながらの操縦、器用です。 -
船は下流へ。
-
ベトナム式の笠「ノン」をかぶった地元の人々。
何か魚でも獲っていうのでしょうか。 -
対岸を結ぶ、渡し船。
バイクや自転車などがびっしり積まれていました。
「沈まないかな」と少々心配しながら
眺めていました。 -
途中下車ならぬ下船で、地元の工芸品店へ寄ることに。
ツアーにこんなイベントが盛り込まれているとは。
「どーせ高いんじゃないの?」 -
店内では木彫りの彫刻から、
木の玩具まで幅広く展示・販売されていました。
でもさすがに、コレは買って帰れない・・・ -
そして店の脇には作業場があり、
せっせと商品製作に取り組んでいました。 -
しかしすごい。
これだけ彫刻するのに
どのくらいの時間がかかったんでしょう。 -
こちらは布製品等を製作する作業所。
商品に
「大きいポーチの中に小さいポーチが入っていて、
開けるとさらに小さいポーチが入っている」という、
"マトリョーシカ"か"こけし"かというようなものがあり、
外国人が「ワォ」と驚くと、
製作する女性陣がうれしそうにニコニコ。
言葉は通じなくとも、
驚くツボは一緒ですからね★ -
結局、
立ち寄った工芸品店の商品価格は一般的でした。
高からず、安からず。
さて、再び船に乗ります。 -
たかが船、されど船?
このクルージングでは様々な船をみかけましたが、
どれも個性的で色づかいもハッキリしたもの多し。 -
14:30
ホイアンの船着き場に到着しました。
ミーソン遺跡に川下り。
全てが日本では見かけない光景ばかり。
雨に降られど、ツアーに満足です!
さて、ホイアンの街ぶらでもしますか。
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