2010/01/09 - 2010/01/13
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sikizakuraさん
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後半は、二号坑展示館と銅車馬陳列館を見学します。
さすがに疲れてきたのか、ガイドさんの説明を聞き逃すこともしばしばとなりました。そのため前編に比べやや散漫な解説になってしまいました。
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三号坑展示館を出て二号坑展示館を裏から入ります。
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ここが裏口
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二号坑展示館の全景
一号坑の半分の面積とはいえ、かなり広い。6000?あるそうです。 -
二号坑全体の平面図
一号坑と編成が全く異なります。
図面下(南部分)は、戦車隊です。64台ある。
その上の三列は、前に戦車後ろに歩兵が従うという編成
最上部(北部分)三列は、前二列に戦車隊、その後ろに騎兵隊
また、右(東)に突き出た水色部分は、弩兵陣
という四部隊から編成されています。
黒い点に見えるのは、重装歩兵です。 -
馬俑が見えますが、ここは戦車と歩兵の部隊ではないかと思います。
ここも、すべて東を向いて立っています。 -
しまった、ガイドさんと離れてしまいました。
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戦車隊の残骸
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こちらは、重装歩兵の残骸でしょうか?
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筋に見えるのは、倍葬坑の上に渡していた棚木
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弩兵陣
弩兵とは、弩弓を持った歩兵 -
当時の弩の復元模型
弩と弓は同じではありません。簡単に言うと、弩には引き金が付いています。 -
二号坑から出土した弩
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弩に使う矢
大型(上)と小型(下)の二種類があり、大型はきわめて数が少なく、小型が多く発見されたそうです。 -
軽装の立射俑のようです。
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見学通路に展示してあった軽装の立射俑
弩兵陣の陣表にコの字に配列されていました。 -
重装の跪式射兵
跪とはひざまずくですから、 -
弩兵陣のうち、中の四列が跪射兵、外側にコの字に配列されているのが立射兵
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この跪射兵、じつによくできています。
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鎧の下に長衣を着ています。これは緑色だったそうです。
ズボンは藍色だったと。 -
鎧に色がまだ少し残っていました。
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靴底にはすべり止めも
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耳の形など、実にリアル
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二号坑で発見された中級軍吏
背中の背帯は、精美な花模様だったそうです。 -
穏やかないい顔してます。
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偉そうな顔、と思いきや。
高級軍吏だそうで。 -
この高級軍吏も二号坑弩兵隊の辺りで発見されたそうです。
もともとはかなりカラフルだったとか。 -
騎兵
これも二号坑から -
すでに、馬にくつわをはめてます。
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この時代、すでに鞍はあったようですが、鐙は無かったのでしょうか、
そうだとすると乗馬は難しかったでしょうね。 -
発掘当時の写真が見学通路に
2200年経ても、未だこれだけの色彩が残っていたとは。 -
二号坑展示館を出る前に、先ほど通ってきたところをカチャッ
-
二号坑展示館の正面から出てきました。
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前に見えるのが銅車馬陳列館
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階段上から振り返ると、先ほど見てきた一号坑展示館と二号坑展示館が並んで建っています。
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館内に入ると、この巨大な人形がお出迎え。
「この少女の人形、可愛くない」と思ったのは僕だけではないようです。 -
なんか書いてあります。
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発掘当時の現場写真が掲げてありました。
馬車は完全につぶれていたのに、馬は大丈夫だったんですね。
復元に八年近い歳月 -
これが、あの銅車馬
やや感動気味か、写真が手ブレ
これは立車または高車と呼ばれ、道を開くための先導者のような役目だったとか -
馬は、今にも動き出しそうな気配
1/2の模型で、青銅製。大量の金銀で装飾。 -
御者です。
立っています。 -
腰に付けている丸いものは、玉偑だそうです。
玉偑(ぎょくはい)とは
「即位・大嘗会(だいじようえ)などの儀式の際に、礼服につけた飾り。五色の玉を貫いた組糸五本を金銅の花形につないで胸から足先に垂らし、歩くと沓(くつ)先に当たって音をたてる。天皇は左右に二本、臣下は右に一本下げる。 」(大辞林より) -
後ろから
御者の背中には長剣 -
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つづいて、二号車の安車
これは始皇帝が乗ったものの模型と考えられます。 -
この二台の馬車は、始皇帝陵の西20m、深さ約8mの地中に埋まっていたそうです。
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馬の間から御者の顔が見えました。
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小窓が三方に
小さすぎるのでは、夏は暑そう -
引き戸のようです。
壁面にはきっときれいな模様が施されていたものと推測できます。 -
後ろが出入り口
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見ていて大変気になったのは、御者の座る場所
狭すぎませんか -
足はどこに?
正座でしょうか?大変だあ。 -
あれ、足がない??超短足!!
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こんな風に展示してありました。
こういう状況では、写真撮るのが難しい。 -
高車は、警護用武器として弩弓と矢を備えていました。
その矢は、一部が別に展示されてました。 -
陳列館を裏から出てきました。
全部で丁度二時間の見学でした。 -
横を回って正面へ、
これから兵馬俑を見に行こうとされている方や、諸般の事情から行きたくても行かれない方のお役に立てばと思い作りました。
ながながとお付き合いありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- romanさん 2010/02/18 17:11:37
- 兵馬俑博物館
- sikizakuraさん はじめまして。
兵馬俑博物館の詳しいレポートを
ありがとうございます。
とってもわかりやすいです!
sikizakuraさんの感動が旅行記から伝わってきて
私も興奮しながら拝見させて頂きました。
よくぞ、これだけのモノを2200年前に創ったものですよね!?
やはり、ここはツアーでしか行けないですよね?
ガイドさんの説明がないとわからないですものね。
中国の凄さをまた改めて感じました!
いつか行きたいと思ってますので、
またお邪魔させて勉強させて下さいね。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
ろまん
- sikizakuraさん からの返信 2010/02/18 18:26:55
- RE: 兵馬俑博物館
- romanさん はじめまして。
ご訪問ありがとうございます。
> 兵馬俑博物館の詳しいレポートをありがとうございます。
> とってもわかりやすいです!
そう言っていただけると、苦労した甲斐があります。
> sikizakuraさんの感動が旅行記から伝わってきて
> 私も興奮しながら拝見させて頂きました。
ほんとに、すごいですよ。
> よくぞ、これだけのモノを2200年前に創ったものですよね!?
全く同感です。感心しながら見ました。
> やはり、ここはツアーでしか行けないですよね?
> ガイドさんの説明がないとわからないですものね。
僕なんかはガイドさんがいないとだめですが、4トラの旅行記を読んで
いると、個人旅行で行かれる方も少なくないようです。
できれば、次回は個人旅行で西安に行きたいと思っています。
> いつか行きたいと思ってますので、
> またお邪魔させて勉強させて下さいね。
是非、お出かけ下さい。西安シリーズはやっと半分まで来たところです。
いま小休止中です。行ったことのない人にもわかりやすいような内容にと
色々思案しながらの作成なので、なかなか前に進めません。
> これからもどうぞ宜しくお願いします。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
sikizakura
-
- ゆうこママさん 2010/02/14 19:55:33
- 西安はすごい
- 続けて拝見してます。
すごい旅行記ですね。
月並みな感想ですが、
やっぱり中国の歴史の長さ、奥深さにはかなわないなあ。
凄すぎます。
- sikizakuraさん からの返信 2010/02/14 21:10:52
- RE: 西安はすごい
- > 続けて拝見してます。
> すごい旅行記ですね。
長い間憬れていた西安ですから、旅行記もつい力が入ってしまいます。
西安の歴史に興味ある方に楽しんでもらえるよう頑張っています。
しかし、まずは文才が足りないから、うまく流れるような展開の旅行記を作れません。作ってからも何度も何度も手を入れてます。
そのため、計画している旅行記の半分しか出来ていません。
ツアーの順番ではなく、自分の興味の順番で作っています。
これから色々な仏像も紹介しようと思っています。
> 月並みな感想ですが、
> やっぱり中国の歴史の長さ、奥深さにはかなわないなあ。
> 凄すぎます。
たしかに、同感ですね。
これからもよろしくお願いします。
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