2010/01/09 - 2010/01/13
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sikizakuraさん
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憧れの西安①:美しい西安城壁の続編です。
「城壁の四面には主城門がひとつずつあり、門の上に正楼、箭楼、闕楼があり、三重の門になっていた。」と記録にあるそうですが、今は南門だけが三重の門です。しかし箭楼は復元されておらず、その礎石だけが残っていました。
南門を紹介した旅行記は多いのですが、その構造を説明しているものがありません。城熱中人には物足りなく感じられました。そこで、南門登城にあたり、その構造解明に挑戦しました。
どうやって敵の侵入を防ぐのか、守りやすい仕組みはあるのか、南門に弱点はあるのかなどと考えながら門内を歩きました。
- 航空会社
- 中国国際航空
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まずは、南門の位置を確認します。
西安城壁全体図、その中央下のところです。 -
南門全体の構造を知るには、やはりこの上空写真は欠かせません。
堀を渡ると闕楼があり、門は三重になっており、内側に正楼が見えます。真ん中には箭楼があったはずですが、復元されてません。 -
これを真上から見ると、門が三重になっているのがよく分かります。
防衛のための甕城が二重に設けられています。かなり堅固な城門です。
ところで、甕城(おうじょう)とは
「中国の城郭や関所で、正規の城門外(まれに城門内側)に防御用の城門を二重(もしくは三重以上)にかけた半円形あるいは方形の小堡をいう。蘇州、北京、西安などの都市城壁に付属してみられる。」だそうです。 -
永寧門が国の史跡であることを示しています。
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城内、正楼から入場します。
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正楼前のチケット売り場です。
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正楼を抜けると、その上に永寧門とあります。
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その横には、唐代の守備兵の格好した二人が立ってました。
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左右には城壁に上る階段があります。
これは軍馬も登れるよう緩やかになってるそうです。 -
この階段を登り、城壁に上がります。
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その階段の上から城壁に囲まれた甕城内を撮影
この城壁の上には箭楼があったものと思われます。
城壁の向こうに闕楼の屋根が見えますが、そこに通じるはずの通路となる穴がありません。 -
まず、南門を城外から城内へ三つの門を抜けるルートを検証してみます。
永寧門(南門)の外、写真は闕楼です。
日本の城郭でいう高麗門にあたると言えるでしょうか。 -
敵兵はこの堀を渡り、最初闕楼を突破します。
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闕楼の内側
闕楼を突破した敵兵は、この外側の甕城に入ります。 -
外側の甕城は、少し低く作られています。
これは守備隊が攻撃しやすいようにしたものです。 -
ここも左右に階段があります。
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馬でも登れるように傾斜を緩やかにする工夫が施されています。
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南門最初の闕楼を突破した敵兵は、この通路を通って第二の甕城へ入ります。左が甕城の城壁になります。
闕楼を突破しても、そのまままっすぐ進めず、左右に迂回しなければならない。これは攻撃を困難にする工夫です。 -
これを城壁の上からみるとこうなっています。
上から攻撃しやすくなっております。 -
これを城壁の外から撮りました。
この塀の向こうが闕楼と正楼をつなぐ通路です。
不思議なのは、この塀があまりに低いことです。これでは簡単に越えられてしまう。創建当時はもっと高かったのでは? -
向こうの城壁にある穴が闕楼からの侵入口です。これは甕城の東西に空けられています。
つまり、闕楼を突破した敵兵はまっすぐ進むことは出来ず、箭楼を左右に迂回し、横から第二の甕城に侵入してくることになります。守備隊が城壁の上から攻撃しやすいような構造です。
甕城は、日本で言えば、枡形にあたります。 -
以上をまとめると、
攻撃軍は、赤い線で示した経路を通って城内に侵入することになります。
こうした構造は、唐の時代には無かったそうです。 -
さて、階段を登って正楼の横へ来ました。
外見は三層に見えますが、中は二階建てだそうです。今回は中に入っておりませんので確認はしておりませんが。 -
城壁の上、正楼より西の方向です。直線が2キロ続きます。
幅12メートル、かなり広いですね。 -
ズームアップすると、並ぶ望楼群が見えます。
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正楼の正面から城内を望みます。
約1キロ先に、鐘楼が見えます。夜この通りも散歩しました。徒歩で約10分の距離です。 -
城壁の角は、このように崩れかけているところもありました。
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これはゴミ箱、おしゃれ、金も掛けてますね。
そうと教えてもらわないと分かりませんね。 -
城壁の上をパトロールする公安の電気自動車です。
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これも電動自動車です。
観光電動車だそうです。これで城壁一周50元とか、 -
正楼の東側へ来ました。
塀が高い右側が外側です。 -
正楼の前突き出している城壁は、内側の甕城部分です。
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内側甕城の上にある釣鐘、その向こうには闕楼が見えます。
釣鐘は錆びてます。雨ざらしではね。 -
正楼と闕楼の間、かつてここには第二の門楼である箭楼が聳えていたはずです。写真に撮り忘れましたが、礎石を確認しました。
ここでは、旧正月のイベントに向け、何かを組み立てていました。 -
真下では、こんなものも作っていました。
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馬面という突き出し部分です。
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馬面の上に建つ望楼(敵楼)
手前の小さい建物はトイレになってました。 -
一階はお店になっています。
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その横はレンタサイクルです。真冬は景気が悪いのでしょうか、自転車が沢山あります。
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塀の内側、すなわち城内の町並み
町並みを保存しているのでしょうか -
城壁から書院門街の一部が見えました。
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城壁の外側は、塀が高くなってます。
女性がカメラを構えている内側の段は、城壁を登ってきた敵兵を突き落としやすいように作られたものとか。
「内側には女壁とも言われる低い壁がある。突出部分はなく、兵を防ぎながら行き来し、その間に下へつき落とす。」とは、これのこと? -
「城壁上部の外側には矢除けの低い壁がある。これは垜壁とも言う。全部で5984ヶ所ある。上に突出部分があって、矢を放ったり見渡したりすることができる」
この凹部分のこと? -
塀から乗り出し城壁の外側を、
突き出した馬面と望楼が並ぶ光景は感動的です。 -
堀(護城河)を挟んで両側に環城公園が整備されています。
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この城壁の下を、西安最初の夜に歩きました。
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なごり惜しいのですが、次の予定もあるので出ることにしました。
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この旅行記へのコメント (6)
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- Rockyさん 2010/02/04 19:04:30
- 感動的です
- sikizakuraさん、こんにちは
>突き出した馬面と望楼が並ぶ光景は感動的です。
素晴らしい眺めですね!1票
チエンマイからRocky
- sikizakuraさん からの返信 2010/02/04 20:51:22
- RE: 感動的です
- Rockyさん、こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
> 突き出した馬面と望楼が並ぶ光景は感動的です。
同感です。西安城壁ではゆっくりしたかったのですが、ツアーだったので自由時間しか散策できませんでした。次回は個人旅行で、と思ってます。
清き一票をありがとうございます。
> チエンマイからRocky
えっ、チェンマイにいらっしゃるんですか、いいですね。
これからもよろしくお願いします。
東京からsikizakura
-
- サボ10さん 2010/02/04 04:39:03
- 西安
- 始めまして。
我々も2002年9月13日、14日と西安に行きました。
でも、sikizakuraさんのアルバムを見て、同じ場所かなぁと思うくらいで、見覚えのある写真がありません。
我々は近鉄のツアーに参加し、北京、西安、上海と回ったのですが、西安では テラコタ兵士のある博物館を訪ね、そこで不味いうどんを食べ、夜は Serena Western Restaurantで餃子を食べています。 宿泊したのは Hotel Royal Xian(西安皇城賓館)
多分西安だったと思いますが、Hua Qing Chi、楊貴妃が住んでいた家も訪ねています。
お土産店で長時間過ごし、見る場所も制限されている ツアーはこれが最初で最後。
行く機会の無かった場所をsikizakuraさんのアルバムで楽しみました。
- sikizakuraさん からの返信 2010/02/04 20:44:55
- RE: 西安
- はじめまして、ご訪問ありがとうございます。
> 我々も2002年9月13日、14日と西安に行きました。
> でも、sikizakuraさんのアルバムを見て、同じ場所かなぁと思うくらいで、見覚えのある写真がありません。
そうですか、西安旅行の定番観光地がまだ登場しないからだと思います。
> 我々は近鉄のツアーに参加し、北京、西安、上海と回ったのですが、西安では テラコタ兵士のある博物館を訪ね、そこで不味いうどんを食べ、夜は Serena Western Restaurantで餃子を食べています。
僕も、西安の麺類については、美味しいとは思いませんでした。
> 多分西安だったと思いますが、Hua Qing Chi、楊貴妃が住んでいた家も訪ねています。
華清池ですね。今回行きました。
> お土産店で長時間過ごし、見る場所も制限されている ツアーはこれが最初で最後。
全く同感です。格安旅行の場合、行きたくもない土産店で無駄な時を過ごさなければならないですが、これはやや苦痛ですね。今回の西安旅行は下見のつもりでツアーに参加しました。次回は個人旅行しようと思います。
> 行く機会の無かった場所をsikizakuraさんのアルバムで楽しみました。
そう言っていただけると嬉しいです。これから、ツアーで訪れた観光地を一つづつ旅行記にしていくつもりです。
これからもよろしくお願いします。
-
- escomさん 2010/02/03 20:14:06
- 「城すき」にはたまりません!! お寄りいただきました escom と申します。これからも楽しみ!!
- 城の成り立ち、時代背景、技術の進歩・・・により「さまざま」なんですネ!!
詳しい写真と、解説・・・恐れ入谷の水天宮!!
by escom これからも宜しく!!
- sikizakuraさん からの返信 2010/02/04 05:33:27
- RE: 「城すき」にはたまりません!! お寄りいただきました escom と申します。これからも楽しみ!!
- escomさん、おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
城熱中人らしい旅行記をと、意気込みましたが、どうもイマイチで。
構成も、文章自体も稚拙で、これでは、我が学園の学生に突っ込まれるなあ〜、などと思いながら、どうしようか迷っています。
これからも、よろしくお願いします。
sikizakura
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