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長~い間憬れていた西安旅行がやっと実現しました。五泊四日ですが、正味三日間の西安旅行は、とても楽しいものとなりました。もう何時死んでもいい、という気分です(笑)。<br /><br />まずは、「中国では規模最大かつ完全な状態で保存されている古代城壁であり、世界一の古代軍事城壁施設でもある」と評されている明代城壁から紹介します。<br /><br />城熱中人の僕は、この城壁に魅了され、夜な夜なホテルを抜け出して城壁を見に行きました。<br /><br />ただ残念なのは、西安は、滞在中ひどいスモッグのため、写真もはっきりしないものになってしまったことです。<br /><br />

憧れの西安①:美しい西安城壁

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2010/01/09 - 2010/01/13

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sikizakura

sikizakuraさん

長~い間憬れていた西安旅行がやっと実現しました。五泊四日ですが、正味三日間の西安旅行は、とても楽しいものとなりました。もう何時死んでもいい、という気分です(笑)。

まずは、「中国では規模最大かつ完全な状態で保存されている古代城壁であり、世界一の古代軍事城壁施設でもある」と評されている明代城壁から紹介します。

城熱中人の僕は、この城壁に魅了され、夜な夜なホテルを抜け出して城壁を見に行きました。

ただ残念なのは、西安は、滞在中ひどいスモッグのため、写真もはっきりしないものになってしまったことです。

交通手段
観光バス
航空会社
中国国際航空

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  • HOTELに着いたのは深夜12時頃です。このように窓からライトアップされた望楼が見えました。<br /><br />今回宿泊したホテルは、幸運にも南門の南西にある GRAND PARK XIAN です。城壁散策には好立地です。<br />

    HOTELに着いたのは深夜12時頃です。このように窓からライトアップされた望楼が見えました。

    今回宿泊したホテルは、幸運にも南門の南西にある GRAND PARK XIAN です。城壁散策には好立地です。

  • まずは、地図で位置を確認です。<br /><br />西安は、このように旧市街を城壁が囲っています。これを城郭都市といいます。このような長方形の城壁は、現存する中では珍しいものでしょうね。<br /><br />HOTELは南門の南広場の斜め前です。

    まずは、地図で位置を確認です。

    西安は、このように旧市街を城壁が囲っています。これを城郭都市といいます。このような長方形の城壁は、現存する中では珍しいものでしょうね。

    HOTELは南門の南広場の斜め前です。

  • 南門周辺の上空写真です。<br /><br />現在では南門を囲むようにロータリーになっております。ここには信号はありません。これは革命後城壁に穴を開けて作ったとガイドさんが説明していました。<br /><br />「城壁の四面には主城門がひとつずつあり、門の上に正楼、箭楼、闕楼があり、三重の門になっていた。」と記録にあるそうですが、南門だけが今では三重の門です。<br /><br /><br />そして、この南門を援護するために左右に敵台敵楼(望楼の一つ)が置かれています。これは他の東西北の門と同じ構成です。<br /><br />

    南門周辺の上空写真です。

    現在では南門を囲むようにロータリーになっております。ここには信号はありません。これは革命後城壁に穴を開けて作ったとガイドさんが説明していました。

    「城壁の四面には主城門がひとつずつあり、門の上に正楼、箭楼、闕楼があり、三重の門になっていた。」と記録にあるそうですが、南門だけが今では三重の門です。


    そして、この南門を援護するために左右に敵台敵楼(望楼の一つ)が置かれています。これは他の東西北の門と同じ構成です。

  • この方が、南門全体の構造が分かり易いですね。<br /><br />西安とは、西を安んじる、つまり西の守りという意味だそうです。<br /><br />南門は、中華帝国西の守りに相応しい重厚な構えです。

    この方が、南門全体の構造が分かり易いですね。

    西安とは、西を安んじる、つまり西の守りという意味だそうです。

    南門は、中華帝国西の守りに相応しい重厚な構えです。

  • 西安初日、夕食までの間に少し時間が空いたので、早速城壁散策に出かけました。<br /><br />まずは、南門周辺を。<br /><br />HOTELの駐車場から南門の正楼(左)と闕楼(右)が見えます。心を躍らせながら、いざ出発!<br /><br />ひどいスモッグです。<br /><br />

    西安初日、夕食までの間に少し時間が空いたので、早速城壁散策に出かけました。

    まずは、南門周辺を。

    HOTELの駐車場から南門の正楼(左)と闕楼(右)が見えます。心を躍らせながら、いざ出発!

    ひどいスモッグです。

  • 城壁の外には、堀を廻らしています。<br /><br />中国では、これを堀と呼ばず、護城河というそうです。<br /><br />一説に、およそ「幅20m、深さ7m」だそうです。なんかもっと幅はあったような気がしますが‥。<br /><br />護城河にはつり橋が掛けられています。

    城壁の外には、堀を廻らしています。

    中国では、これを堀と呼ばず、護城河というそうです。

    一説に、およそ「幅20m、深さ7m」だそうです。なんかもっと幅はあったような気がしますが‥。

    護城河にはつり橋が掛けられています。

  • 堀の両側は環城公園として整備され、遊歩道が設けられています。<br /><br />曇っているわけではありません、とにかく、ひどいスモッグです。

    堀の両側は環城公園として整備され、遊歩道が設けられています。

    曇っているわけではありません、とにかく、ひどいスモッグです。

  • 南門の堀にかかる橋の欄干です。手前は龍のようです。<br /><br />この橋は革命後に掛けられたものです。

    南門の堀にかかる橋の欄干です。手前は龍のようです。

    この橋は革命後に掛けられたものです。

  • 橋の欄干に立つのは、狛犬??

    橋の欄干に立つのは、狛犬??

  • 南門南側の闕楼です。<br /><br />当初は箭楼と思っていましたが、いろいろ調べた結果、どうも闕楼のようです。<br /><br />南門では箭楼は現存せず、礎石のみが残っていました。<br /><br />攻撃にさらされるため、外側は壁になっています。窓から弓矢や鉄砲で反撃するんでしょうか、

    南門南側の闕楼です。

    当初は箭楼と思っていましたが、いろいろ調べた結果、どうも闕楼のようです。

    南門では箭楼は現存せず、礎石のみが残っていました。

    攻撃にさらされるため、外側は壁になっています。窓から弓矢や鉄砲で反撃するんでしょうか、

  • この城壁から突き出た部分は、「馬面」というそうです。<br /><br />「城壁は一定間隔ごとに馬面という突出部を持ち、これが堡塁の役目を果たして敵を側面から攻撃するのを助けた」そうです。<br /><br />その上には、宿泊、兵器保存、見張りに使う「敵楼」が建っています。日本でいう物見櫓ですね。

    この城壁から突き出た部分は、「馬面」というそうです。

    「城壁は一定間隔ごとに馬面という突出部を持ち、これが堡塁の役目を果たして敵を側面から攻撃するのを助けた」そうです。

    その上には、宿泊、兵器保存、見張りに使う「敵楼」が建っています。日本でいう物見櫓ですね。

  • 甕城の外壁です。<br /><br />この塀の向こうに、闕楼と正楼を結ぶ門内の通路があります。

    甕城の外壁です。

    この塀の向こうに、闕楼と正楼を結ぶ門内の通路があります。

  • 城壁には、このように穴があります。写真は南門東です。<br /><br />これは、交通量の増加に対応するため革命後に作られたものだそうです。<br /><br />ここを抜け城壁を越えて南門の北側へ

    城壁には、このように穴があります。写真は南門東です。

    これは、交通量の増加に対応するため革命後に作られたものだそうです。

    ここを抜け城壁を越えて南門の北側へ

  • 南門北側の正楼です。さすがに堂々としてます。<br /><br />さっきの闕楼とは異なり、壁にはなっていません。ここは城壁の内側だからでしょう。

    南門北側の正楼です。さすがに堂々としてます。

    さっきの闕楼とは異なり、壁にはなっていません。ここは城壁の内側だからでしょう。

  • 南門の正式名称は、永寧門と言うそうです。<br /><br />ここにそう書いてあるようです。<br /><br />

    南門の正式名称は、永寧門と言うそうです。

    ここにそう書いてあるようです。

  • 南門正楼を正面から

    南門正楼を正面から

  • 南門の樹木に巻きつけられたイルミネーション用のライト。<br /><br />これが夜になると、きれいに光ります。<br />

    南門の樹木に巻きつけられたイルミネーション用のライト。

    これが夜になると、きれいに光ります。

  • 樹木の小枝の先までも、イルミネーション用にライトが。

    樹木の小枝の先までも、イルミネーション用にライトが。

  • 門前の植え込みにも、このようにイルミネーション用のライトを廻らしています。<br /><br />

    門前の植え込みにも、このようにイルミネーション用のライトを廻らしています。

  • 堀の南側の道路を西に進み、左端の堀にかかる橋を渡ると朱雀門です。<br /><br />堀の両側は、環城公園として整備されています。<br /><br /><br />西安最初の夜散策は、この朱雀門を抜けず、その手前を城壁沿いに東へ歩きました。

    堀の南側の道路を西に進み、左端の堀にかかる橋を渡ると朱雀門です。

    堀の両側は、環城公園として整備されています。


    西安最初の夜散策は、この朱雀門を抜けず、その手前を城壁沿いに東へ歩きました。

  • いよいよ夕食後の城壁散策に出かけます。<br /><br />HOTELから城壁を右に眺めながら西へひとまず向かいます。

    いよいよ夕食後の城壁散策に出かけます。

    HOTELから城壁を右に眺めながら西へひとまず向かいます。

  • 最初の門、朱雀門まで辿り着きました。<br />

    最初の門、朱雀門まで辿り着きました。

  • ここから堀を渡り、城壁の真下の環城公園に入ります。城内には入りません。<br /><br />これを通って南門まで戻ります。

    ここから堀を渡り、城壁の真下の環城公園に入ります。城内には入りません。

    これを通って南門まで戻ります。

  • 所々に美しい望楼が闇夜に浮かんでいます。<br /><br />夜遅い上に寒いにもかかわらず環城公園に結構人がいます。そのほとんどがアベックです(羨ましい)。アベックがいるということは治安上も安全と判断し、さらに進みました。

    所々に美しい望楼が闇夜に浮かんでいます。

    夜遅い上に寒いにもかかわらず環城公園に結構人がいます。そのほとんどがアベックです(羨ましい)。アベックがいるということは治安上も安全と判断し、さらに進みました。

  • 敵台の上から望楼が<br /><br />城壁の高さは、約12mだそうです。

    敵台の上から望楼が

    城壁の高さは、約12mだそうです。

  • きれいです。城熱中人にはたまりません。

    きれいです。城熱中人にはたまりません。

  • ライトアップされた望楼

    ライトアップされた望楼

  • 感動に浸りながら歩いているうちに、南門が見えてきました。<br /><br />今度は南門周りを散策します。

    感動に浸りながら歩いているうちに、南門が見えてきました。

    今度は南門周りを散策します。

  • まずは、城門をくぐり城内に入ります。<br /><br />ここもイルミネーションできれいに飾られています。

    まずは、城門をくぐり城内に入ります。

    ここもイルミネーションできれいに飾られています。

  • 城壁を越えると右に南門正楼が見えます。<br /><br />正楼に近づくには、信号がないので車道を渡るしかありません。これは命がけでした。

    城壁を越えると右に南門正楼が見えます。

    正楼に近づくには、信号がないので車道を渡るしかありません。これは命がけでした。

  • 正楼正面の道路からの眺めです。

    正楼正面の道路からの眺めです。

  • 道路を渡り正面へ<br /><br />先ほどの昼間の写真と違い、イルミネーションがきれいですが、僕には、単に邪魔な存在に過ぎませんでした。<br />

    道路を渡り正面へ

    先ほどの昼間の写真と違い、イルミネーションがきれいですが、僕には、単に邪魔な存在に過ぎませんでした。

  • もう遅いので中には入れません。諦めて闕楼へ向かいます。<br /><br />1898年の義和団事件では西太后ら皇族が戦火の北京を逃れ、ここ西安に避難しています。<br /><br />どの門から西安城内に入ったのでしょうか?籠に乗った西太后一向がこの狭い門から出てきそうな‥‥、<br />いや、そんな雰囲気ではありませんね。<br />

    もう遅いので中には入れません。諦めて闕楼へ向かいます。

    1898年の義和団事件では西太后ら皇族が戦火の北京を逃れ、ここ西安に避難しています。

    どの門から西安城内に入ったのでしょうか?籠に乗った西太后一向がこの狭い門から出てきそうな‥‥、
    いや、そんな雰囲気ではありませんね。

  • 正楼の前を左に、城壁を抜けます。

    正楼の前を左に、城壁を抜けます。

  • 城壁を抜け堀の橋の上に来ると左、つまり東方向には、闇夜に浮かぶ望楼が美しく輝いていました。<br /><br />三脚が使えずしかも手がかじかんでいて、しっかり手ブレしてしまいました。

    城壁を抜け堀の橋の上に来ると左、つまり東方向には、闇夜に浮かぶ望楼が美しく輝いていました。

    三脚が使えずしかも手がかじかんでいて、しっかり手ブレしてしまいました。

  • 反対側、つまり西に闕楼<br /><br />明朝は、この町を首都応天府(現在の南京)の西の守りとして位置づけ、西安と改称し、このような堅固な城壁を作ったようです。<br /><br />その後、首都が北京へ移っても首都の西の守りに変わりはなかった。<br /><br />

    反対側、つまり西に闕楼

    明朝は、この町を首都応天府(現在の南京)の西の守りとして位置づけ、西安と改称し、このような堅固な城壁を作ったようです。

    その後、首都が北京へ移っても首都の西の守りに変わりはなかった。

  • 完璧と思われるほどの堅固な城壁ですが、明朝末に陥落しています。<br /><br /><br />明朝を滅ぼした李自成は、西安を陥落させた後北京に向かって進軍しています。<br /><br />

    完璧と思われるほどの堅固な城壁ですが、明朝末に陥落しています。


    明朝を滅ぼした李自成は、西安を陥落させた後北京に向かって進軍しています。

  • 正面は広場になっております。<br /><br />ここでは、時折イベントが行われるそうです。

    正面は広場になっております。

    ここでは、時折イベントが行われるそうです。

  • 5・6年前に行われた外国企業の要人を歓迎する行事の様子です。<br /><br />唐の時代の仮装をしているそうです。

    5・6年前に行われた外国企業の要人を歓迎する行事の様子です。

    唐の時代の仮装をしているそうです。

  • 近づいてつり橋を、<br /><br />この橋は最近のもののように見えました。戦争のときは、この橋を落として敵の侵入を妨げるのでしょう。

    近づいてつり橋を、

    この橋は最近のもののように見えました。戦争のときは、この橋を落として敵の侵入を妨げるのでしょう。

  • この窓から攻めくる敵兵向けて弓矢や鉄砲を射掛けるんでしょうか。

    この窓から攻めくる敵兵向けて弓矢や鉄砲を射掛けるんでしょうか。

  • 正楼と箭楼では、随分雰囲気が異なるなあ〜、なんて思いながら、箭楼に別れを告げてHOTELへ戻りました。すでに深夜の12時を過ぎていました。<br /><br />HOTELを出てから3時間過ぎていました。さすがに疲れました。<br /><br />※この時点では、これを箭楼と思い込んでいました。

    正楼と箭楼では、随分雰囲気が異なるなあ〜、なんて思いながら、箭楼に別れを告げてHOTELへ戻りました。すでに深夜の12時を過ぎていました。

    HOTELを出てから3時間過ぎていました。さすがに疲れました。

    ※この時点では、これを箭楼と思い込んでいました。

  • 西安三日目、最後の夜は、<br /><br />シルクロードの起点と言われる西門を目指して歩きました。少し遠出となります。西門まで3キロ前後です。<br /><br />つまり、右下の南門から城壁沿いに西へ歩き、さらに角台を北に歩いて西門へ。<br /><br />今回は、三脚を半分延ばしたまま持ち歩きました。これは三脚を護身用とするためです。

    西安三日目、最後の夜は、

    シルクロードの起点と言われる西門を目指して歩きました。少し遠出となります。西門まで3キロ前後です。

    つまり、右下の南門から城壁沿いに西へ歩き、さらに角台を北に歩いて西門へ。

    今回は、三脚を半分延ばしたまま持ち歩きました。これは三脚を護身用とするためです。

  • HOTELから西に約2キロ、角台に着きました。町を囲む長方形の城壁の角になります。<br /><br />西安城の四隅にある角台の一つ、ここだけは、美しい円形です。なぜ?<br /><br />これも、絶対に見たかった場所の一つです。<br />

    HOTELから西に約2キロ、角台に着きました。町を囲む長方形の城壁の角になります。

    西安城の四隅にある角台の一つ、ここだけは、美しい円形です。なぜ?

    これも、絶対に見たかった場所の一つです。

  • これが上空から見た城壁の南西角です。<br /><br />角台が丸くなっているのがよくわかります。その西側は堀を挟んで環城公園の一部です。<br /><br />ここで不思議に思ったのは、城壁と堀の間に平地があることです。これでは攻められやすいと思うのですが‥‥。日本の場合、堀は城壁の真下まで掘られています。

    これが上空から見た城壁の南西角です。

    角台が丸くなっているのがよくわかります。その西側は堀を挟んで環城公園の一部です。

    ここで不思議に思ったのは、城壁と堀の間に平地があることです。これでは攻められやすいと思うのですが‥‥。日本の場合、堀は城壁の真下まで掘られています。

  • ここは、角台前の環城公園です。ここからの眺めはすばらしい。<br /><br />ものによっては、これを「角楼」と紹介していますが、正確には角台です。角楼は角台に建つ楼閣を意味し、現存していません。<br /><br />そういう私も、当初これを「角楼」と思っておりましたが、帰国後疑問が湧いてきて、いろいろ調べまくりました。

    ここは、角台前の環城公園です。ここからの眺めはすばらしい。

    ものによっては、これを「角楼」と紹介していますが、正確には角台です。角楼は角台に建つ楼閣を意味し、現存していません。

    そういう私も、当初これを「角楼」と思っておりましたが、帰国後疑問が湧いてきて、いろいろ調べまくりました。

  • その美しさに見とれていたら、公園入口の鉄扉を閉められてしまいました。<br /><br />「しまった!」と、急いで鉄扉まで行き係りの人に解錠してもらいました。

    その美しさに見とれていたら、公園入口の鉄扉を閉められてしまいました。

    「しまった!」と、急いで鉄扉まで行き係りの人に解錠してもらいました。

  • 角台から城壁沿いに北に約1キロ歩くと、西門が見えてきました。<br /><br />ライトアップされきれいです。<br /><br />鉄柵の向こうが、環城公園です。この時間では中に入れません。

    角台から城壁沿いに北に約1キロ歩くと、西門が見えてきました。

    ライトアップされきれいです。

    鉄柵の向こうが、環城公園です。この時間では中に入れません。

  • これが西門周辺です。<br /><br />南門同様に、現在はロータリーになっています。違うのは門が二重にすぎない点です。<br /><br />「城壁の四面には主城門がひとつずつあり、門の上に正楼、箭楼、闕楼があり、三重の門になっていた。」と記録にあるそうですが、南門だけが今では三重の門です。<br /><br />闕楼の部分は取り壊されたのでしょうか。<br /><br />西門の左右に、西門を側面から援護するための敵台・敵楼があります。これは南門も同じ構成です。<br />

    これが西門周辺です。

    南門同様に、現在はロータリーになっています。違うのは門が二重にすぎない点です。

    「城壁の四面には主城門がひとつずつあり、門の上に正楼、箭楼、闕楼があり、三重の門になっていた。」と記録にあるそうですが、南門だけが今では三重の門です。

    闕楼の部分は取り壊されたのでしょうか。

    西門の左右に、西門を側面から援護するための敵台・敵楼があります。これは南門も同じ構成です。

  • 環城公園に入れないので、やむなく道路から眺めるしかありません。<br /><br />左から箭楼・正楼・望楼(敵楼)です。西門には闕楼はありません。

    環城公園に入れないので、やむなく道路から眺めるしかありません。

    左から箭楼・正楼・望楼(敵楼)です。西門には闕楼はありません。

  • 西門の箭楼と堀の間が、空き地になっています。この広さから推測すると、当初はここに闕楼が建っていたのでは?それが、後世になってなんらかの理由で取り壊されたのでしょうか?

    西門の箭楼と堀の間が、空き地になっています。この広さから推測すると、当初はここに闕楼が建っていたのでは?それが、後世になってなんらかの理由で取り壊されたのでしょうか?

  • ここを抜けて城内に。

    ここを抜けて城内に。

  • これが、西門の正楼です。<br /><br />西門の周辺では、写真を撮っていると、現地の人が寄ってきて話掛けるので、ゆっくり写真も撮れず困りました。<br /><br />紺色の人民服を着た老人が多かったですね。女性は誰も話しかけてくれませんでした。

    これが、西門の正楼です。

    西門の周辺では、写真を撮っていると、現地の人が寄ってきて話掛けるので、ゆっくり写真も撮れず困りました。

    紺色の人民服を着た老人が多かったですね。女性は誰も話しかけてくれませんでした。

  • ちなみに、これは昼間の西門正楼です。<br /><br />この正楼から「ローマが見える」そうです(笑)<br />目を閉じれば見えるかも知れません。<br /><br />シルクロードは、「長安〜ローマ」と思っていましたが、現地のガイドさんは、「ローマ〜長安〜平城京」だと説明していました。日本人観光客向けのリップサービスでしょうか?

    ちなみに、これは昼間の西門正楼です。

    この正楼から「ローマが見える」そうです(笑)
    目を閉じれば見えるかも知れません。

    シルクロードは、「長安〜ローマ」と思っていましたが、現地のガイドさんは、「ローマ〜長安〜平城京」だと説明していました。日本人観光客向けのリップサービスでしょうか?

  • 夜も遅くなったので、鐘楼を経由してHOTELまで戻ることにしました。<br /><br />

    夜も遅くなったので、鐘楼を経由してHOTELまで戻ることにしました。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • 鴨川の夕立!さん 2010/01/30 22:42:00
    すばらしいですね!
    こんばんわ
    時々お見えいただいているようですね
    ありがとうございます。
    西安ですか・・・素晴らしいライトアップですね!
    定年になったら一度は中国に行ってみたいです!

    sikizakura

    sikizakuraさん からの返信 2010/01/30 23:39:49
    RE: すばらしいですね!
    こんばんは、
    ご訪問ありがとうございます。

    > 時々お見えいただいているようですね

    京都の紅葉や雪景色の魅力をうまく写真に表現しておられるので、ちょくちょく拝見させていただいております。これからも寄らせていただきます。

    > 西安ですか・・・素晴らしいライトアップですね!

    西安城壁のライトアップはきれいでした。しかし、それをうまくとらえきれませんでした。いいカメラを重い思いをしながら持っていったのですが、出来はイマイチなので、少し心残りがあります。

    > 定年になったら一度は中国に行ってみたいです!

    是非おすすめします。

  • beijing-fanさん 2010/01/24 22:24:44
    ご苦労様です。
    sikizakuraさん

    今日は!

    もう一部作が出来上がっていたんですね。
    気がつきませんでした。城壁熱中だとは知りませんでした。

    ニックネームを城壁フェチと名乗っていらっしゃる女性がいらっしゃいますよ。

    見事に、城壁の写真ばかりですね。恐れ入りました。
    僕は西安の後、平遥の古城にも出掛けています。そちらもご覧下さい。

    ばっちしの解説付きで素晴らしいです。既に僕の投票を上回っています。まいりました。もちろん投票しましたよ。

    続きを楽しみにしております。

    sikizakura

    sikizakuraさん からの返信 2010/01/24 23:12:43
    RE: ご苦労様です。
    こんばんは、

    まずは、清き一票をありがとうございました。

    この第一部は、先週の月曜から書き始め、一週間掛けて今日(24日)完成に漕ぎ着けました。それは、どう構成しようか随分悩み続けたからです。

    貴兄のように楽しい旅行記をと最初は挑戦しましたが、どうしても無理でした。試行錯誤の結果、やはり自分の持ち味を出すしかないという考えに至りました。

    そして、城熱中人らしく、かつ、西安城壁を見たことの無い人でも分かり易い内容のものにしようと決めました。その結果できあがったのがこれです。またもや、社会見学のレポート風になりました。

    > 僕は西安の後、平遥の古城にも出掛けています。そちらもご覧下さい。

    そうですね。平遥の古城もすでに何度か拝見しています。これからも時々拝見させていただきます。

    > 続きを楽しみにしております。

    ありがとうございます。がんばります。
  • jiuさん 2010/01/23 19:57:41
    西安城壁を堪能されてますね
    sikizakuraさん、こんばんは。お邪魔します。

    夜な夜な城壁の見回り(?)をされるとは、気合の入れようが
    違いますね。(^^) おかげで城壁を旅行記でたっぷり見ることが
    出来るので感謝!です。

    私は寒さを口実にして2日目の夜に南門に行っただけですから。
    そうそう、その時は道路を渡るのが大変でした。

    旅行記の続き楽しみにしています。

    jiu

    sikizakura

    sikizakuraさん からの返信 2010/01/24 09:08:46
    RE: 西安城壁を堪能されてますね
    jiuさん、おはようございます。

    jiuさんの西安旅行記8部作を読ませて頂きました。完成させるにはさぞ大変だったでしょうね。僕の方は、まだ一作目の途中で止まってしまいました。

    一作目だけは、西安に行ったことの無い人にもわかりやすいものにしようと思い試行錯誤をしておりました。そこで大事なことに気づきました。西安の歩道上にあった街の地図の写真を一枚も撮ってきていませんでした。鼓楼裏の露天街で西安の地図を売りつけられた時、買っておけばよかったと反省しておりました。

    それでも、jiuさんのメールに励まされ、朝早く起きてまず一作目を完成させようとしたのですが、今度は、4トラのこのサイト上でトラブルが生じたようで、写真が登録できない状態になっております。出鼻をくじかれてしまいました。

    > 夜な夜な城壁の見回り(?)をされるとは、気合の入れようが
    > 違いますね

    アベックが多かったので、なんとかと間違えられないか心配しましたが、石を投げられることも無く無事に帰還しました。

    > 私は寒さを口実にして2日目の夜に南門に行っただけですから。

    写真拝見しました。僕のよりきれいだったのでショックでした。カメラだけはいい物を選んで、重い思いをしながら持ち運んだのに。

    > そうそう、その時は道路を渡るのが大変でした。

    車道横断は、日本人にとっては命がけですよね。でも、何度か渡っているいるうちにコツを掴みました。その後は逆にスリルを楽しんできました。

    > 旅行記の続き楽しみにしています。

    ありがとうございます。頑張ります。

    ところで、 jiuさんは、長崎住まいだそうで、羨ましいですね。長崎は今日も雨ですか?(済みません、つまらない親爺ギャクをつい‥)。うちの学生にも長崎出身が何人かおります。その一人が正月に長崎に帰省したといってお土産を買ってきてくれました。お返しに西安のお菓子を渡したら、喜んでくれました。

    僕の旅行記は学生も見るので、内容には自分なりにいろいろ気を使ってしまい、なかなか先に進みません。でも、なんとか完成させるよう頑張ります。

    ありがとうございました。
    sikizakura


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