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1日見学の締めくくりは「アンコール・ワット」。<br />午後からの方が写真が綺麗に撮れる為、見学者も集中します。<br />我が家は少し遅めに時間をずらし、団体が行き過ぎた後を狙いました。<br /><br />今回の旅行は、ゆったり余裕を持った日程に。<br />だから、アンコール・ワットは、空から、そしてライトアップも、と様々な視点で堪能。<br />このページでは、それらを含め、アンコール・ワットの魅力を記そうと思います。

1日でたっぷり周ったアンコール遺跡(アンコール・ワット堪能編)

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2008/12/21 - 2008/12/25

3322位(同エリア8648件中)

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shinchanmama93

shinchanmama93さん

1日見学の締めくくりは「アンコール・ワット」。
午後からの方が写真が綺麗に撮れる為、見学者も集中します。
我が家は少し遅めに時間をずらし、団体が行き過ぎた後を狙いました。

今回の旅行は、ゆったり余裕を持った日程に。
だから、アンコール・ワットは、空から、そしてライトアップも、と様々な視点で堪能。
このページでは、それらを含め、アンコール・ワットの魅力を記そうと思います。

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  • アンコール・ワットってどれほどの規模なのだろう?<br />そんな思いで、まずは空からその全貌を見てみることに。<br />「アンコール・バルーン」に乗るには、直接トゥクトゥクで乗り場まで向かいます。<br />チケットは一人15US$。<br />まるで、遊園地の乗り物に乗る感覚。<br />黄色いバルーンには、「ようこそ、歓迎」と日本語で書かれていました。

    アンコール・ワットってどれほどの規模なのだろう?
    そんな思いで、まずは空からその全貌を見てみることに。
    「アンコール・バルーン」に乗るには、直接トゥクトゥクで乗り場まで向かいます。
    チケットは一人15US$。
    まるで、遊園地の乗り物に乗る感覚。
    黄色いバルーンには、「ようこそ、歓迎」と日本語で書かれていました。

  • 15人定員の処、ちょうど誰もいなくて貸切状態。<br />係員から、「アンコールワットはあっちの方向だよ。」<br />と教えもらう。<br />フワッ、と浮き上がる感じがあって、ゆっくり上昇していきます。<br />どこまでも続く田園風景の中に、遺跡らしきものが見えてきました。<br />

    15人定員の処、ちょうど誰もいなくて貸切状態。
    係員から、「アンコールワットはあっちの方向だよ。」
    と教えもらう。
    フワッ、と浮き上がる感じがあって、ゆっくり上昇していきます。
    どこまでも続く田園風景の中に、遺跡らしきものが見えてきました。

  • まもなくすると…<br />うわっ、見えてきたゾ、アンコール・ワット!<br />長い参道が続き、その先に5つの塔が。<br />すごい、すごい!<br />超感動〜!

    まもなくすると…
    うわっ、見えてきたゾ、アンコール・ワット!
    長い参道が続き、その先に5つの塔が。
    すごい、すごい!
    超感動〜!

  • カメラをズームすれば、寺院の部分がよく見えます。<br />本当に森の中にあるのねぇ。<br />環濠を含むとかなりの規模。<br />早く中へ入ってみたいな〜。

    カメラをズームすれば、寺院の部分がよく見えます。
    本当に森の中にあるのねぇ。
    環濠を含むとかなりの規模。
    早く中へ入ってみたいな〜。

  • バルーンは約200m上昇した地点で、10分間ほど停留します。<br />その地点から、アンコール・ワットはだいたい写真のような感じで見えます。<br />東西に約1,500m、南北に約1,300m。<br />確かに広いです。

    バルーンは約200m上昇した地点で、10分間ほど停留します。
    その地点から、アンコール・ワットはだいたい写真のような感じで見えます。
    東西に約1,500m、南北に約1,300m。
    確かに広いです。

  • 反対側へ回ると、空港の滑走路が。<br />大きな川がゆったりと流れている様子も。<br />360°の大パノラマに感動しっぱなし。<br />これは本当にお勧めです。<br />シェムリアップへ訪れたら、是非乗ってみて下さい。

    反対側へ回ると、空港の滑走路が。
    大きな川がゆったりと流れている様子も。
    360°の大パノラマに感動しっぱなし。
    これは本当にお勧めです。
    シェムリアップへ訪れたら、是非乗ってみて下さい。

  • で、翌日の午後。<br />1日遺跡見学の後半は、憧れのアンコールワットへ。<br />ガイドは、「スケッチトラベル」の西村さん。<br />はじめは、参道の右手を環濠沿いへと案内されました。<br />ここはアンコールワットの全体が見渡せるスポット。<br />なるほどー、寺院の門の様子がわかるのね。<br />王の門から象の門まで。<br />目的に応じて設計も違うんですねぇ。

    で、翌日の午後。
    1日遺跡見学の後半は、憧れのアンコールワットへ。
    ガイドは、「スケッチトラベル」の西村さん。
    はじめは、参道の右手を環濠沿いへと案内されました。
    ここはアンコールワットの全体が見渡せるスポット。
    なるほどー、寺院の門の様子がわかるのね。
    王の門から象の門まで。
    目的に応じて設計も違うんですねぇ。

  • 西参道前。<br />欄干の両脇には、ナーガ(ヒンドゥー教の蛇神)が出迎えてくれます。<br />ナーガ像はベトナムのダナン博物館にもあったなぁ。<br />次に見える風景に期待を馳せながら、約600mの参道を歩く。<br />この参道は、日本とフランスが修復に携わっているんですって。<br />途中、関わっている人達を紹介した掲示板がありました。<br />

    西参道前。
    欄干の両脇には、ナーガ(ヒンドゥー教の蛇神)が出迎えてくれます。
    ナーガ像はベトナムのダナン博物館にもあったなぁ。
    次に見える風景に期待を馳せながら、約600mの参道を歩く。
    この参道は、日本とフランスが修復に携わっているんですって。
    途中、関わっている人達を紹介した掲示板がありました。

  • 両脇にナーガが見守る西塔門。<br />この先に、中央祠堂があるのね〜。<br />ワクワク♪

    両脇にナーガが見守る西塔門。
    この先に、中央祠堂があるのね〜。
    ワクワク♪

  • と、その前に、ガイドの西村さんが西塔門の右側へと連れていく。<br />何?<br />そこには、大きなヴィシュヌ神の像。<br />ヴィシュヌ神はヒンドゥー教3主神の一つで、宇宙の維持や救済を司る神。<br />神鳥ガルーダに乗るらしい。

    と、その前に、ガイドの西村さんが西塔門の右側へと連れていく。
    何?
    そこには、大きなヴィシュヌ神の像。
    ヴィシュヌ神はヒンドゥー教3主神の一つで、宇宙の維持や救済を司る神。
    神鳥ガルーダに乗るらしい。

  • ついに、夢にまで見た光景が目の前に!<br />うわぁー、綺麗だなー。<br />やっと見られたよぉ。<br />蓮の花は蕾んでいるけれど、聖池に浮かぶ尖塔の様子が美しい。<br />さすがは視覚的効果を考えて建築されただけのことがある。<br />記念撮影の定番スポットでパチリ。<br />年賀状に使おうっと。

    ついに、夢にまで見た光景が目の前に!
    うわぁー、綺麗だなー。
    やっと見られたよぉ。
    蓮の花は蕾んでいるけれど、聖池に浮かぶ尖塔の様子が美しい。
    さすがは視覚的効果を考えて建築されただけのことがある。
    記念撮影の定番スポットでパチリ。
    年賀状に使おうっと。

  • 西塔門からの参道の両側には、シンハなどの像もあります。<br />そして、この経蔵。<br />左右対称にあるのですが、左側は上智大学が修復に携わったそうです。<br />ちゃんと看板までありました。<br />日本、頑張っているなー。

    西塔門からの参道の両側には、シンハなどの像もあります。
    そして、この経蔵。
    左右対称にあるのですが、左側は上智大学が修復に携わったそうです。
    ちゃんと看板までありました。
    日本、頑張っているなー。

  • 北側の入口から入った第一回廊。<br />インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」が描かれたレリーフが続く西面。<br />いきなり、圧倒させられる瞬間。

    北側の入口から入った第一回廊。
    インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」が描かれたレリーフが続く西面。
    いきなり、圧倒させられる瞬間。

  • 南面には、アンコールワットを建造した、スールヤヴァルマン2世の行軍。<br />耳の長い顔がクメール(カンボジア)人で、ロン毛風がシャム(タイ)人ね。<br />兜みたいなものを被っているチャンパ(ベトナム)人もいる。<br />日傘が多いほど地位が高いんだとか。<br />あれれ!? 行列の後方になると兵士もダレ気味なのね。<br />

    南面には、アンコールワットを建造した、スールヤヴァルマン2世の行軍。
    耳の長い顔がクメール(カンボジア)人で、ロン毛風がシャム(タイ)人ね。
    兜みたいなものを被っているチャンパ(ベトナム)人もいる。
    日傘が多いほど地位が高いんだとか。
    あれれ!? 行列の後方になると兵士もダレ気味なのね。

  • この回廊は、レリーフもさることながら、天井が美しい。<br />元々は朱色の砂岩が用いられていた様が伺える花模様。<br />状態がいいと思ったら、復元されたのだそうです。

    この回廊は、レリーフもさることながら、天井が美しい。
    元々は朱色の砂岩が用いられていた様が伺える花模様。
    状態がいいと思ったら、復元されたのだそうです。

  • さらに進むと、「天国と地獄」のシーン。<br />上から、極楽、審判、地獄の三段階に分かれています。<br />特に地獄の模様は、拷問の仕方がリアルで残酷…。<br />閻魔大王、コワイぞ〜。

    さらに進むと、「天国と地獄」のシーン。
    上から、極楽、審判、地獄の三段階に分かれています。
    特に地獄の模様は、拷問の仕方がリアルで残酷…。
    閻魔大王、コワイぞ〜。

  • 外側へ目をやると、「レジェンド・オブ・アンコール」のバックヤードが見えました。<br />ふーん、こうなっていたんだ。<br />実は、夜のライトアップのせいで、虫が遺跡に集り、壁面には汚れが溜まっていました。<br />今、遺跡保存上の問題になっているそうです。<br />ショーを見ただけに、ちょっと複雑な思い…。

    外側へ目をやると、「レジェンド・オブ・アンコール」のバックヤードが見えました。
    ふーん、こうなっていたんだ。
    実は、夜のライトアップのせいで、虫が遺跡に集り、壁面には汚れが溜まっていました。
    今、遺跡保存上の問題になっているそうです。
    ショーを見ただけに、ちょっと複雑な思い…。

  • そして東面へと進むと、そこには「乳海攪拌」を描いたレリーフが。<br />ヒンドゥー教の天地創世の神話が、50m続きます。<br />綱引きしながら海中を掻き回す様子。<br />そうか、昨夜の「レジェンド・オブ・アンコール」(後述)で見たシーンだぁ。<br />ここからアプサラが生まれたというわけか。<br />神話の最後は、不老不死の妙薬「アムリタ」を得るんですよね。<br />写真は、乳海攪拌の中心場面でのヴィシュヌ神。<br />

    そして東面へと進むと、そこには「乳海攪拌」を描いたレリーフが。
    ヒンドゥー教の天地創世の神話が、50m続きます。
    綱引きしながら海中を掻き回す様子。
    そうか、昨夜の「レジェンド・オブ・アンコール」(後述)で見たシーンだぁ。
    ここからアプサラが生まれたというわけか。
    神話の最後は、不老不死の妙薬「アムリタ」を得るんですよね。
    写真は、乳海攪拌の中心場面でのヴィシュヌ神。

  • さぁ、次は第二回廊です。<br />ここから見る第三回廊は迫力満点。<br />やはり、是非とも押さえたい撮影スポットです。<br /><br />中央塔は修復中で、足場が組まれていました。<br />ここも、日本のODAが活躍しているんだそうです。

    さぁ、次は第二回廊です。
    ここから見る第三回廊は迫力満点。
    やはり、是非とも押さえたい撮影スポットです。

    中央塔は修復中で、足場が組まれていました。
    ここも、日本のODAが活躍しているんだそうです。

  • という事で、残念ながら中央祠堂へと昇る名物の急階段は封鎖。<br />ここまで来たら、宇宙観を表した中心部まで登りかたったなぁ。<br />都庁の天辺に相当する高さ65mからの眺めは、さぞかし素晴らしいのでしょうね。<br />2009年春から解禁になる予定だそうですが、入場料を取るかどうかで揉めているんだとか。

    という事で、残念ながら中央祠堂へと昇る名物の急階段は封鎖。
    ここまで来たら、宇宙観を表した中心部まで登りかたったなぁ。
    都庁の天辺に相当する高さ65mからの眺めは、さぞかし素晴らしいのでしょうね。
    2009年春から解禁になる予定だそうですが、入場料を取るかどうかで揉めているんだとか。

  • 第二回廊は、数々の美しいデバターに出会える場所でもあります。<br />髪型を見比べるのも楽しいです。<br />中には、“デパターが描かれるまで”的なものまで残っていました。

    第二回廊は、数々の美しいデバターに出会える場所でもあります。
    髪型を見比べるのも楽しいです。
    中には、“デパターが描かれるまで”的なものまで残っていました。

  • 十字回廊には、沐浴の池跡があります。<br />その他、エコーの祠堂や千体仏などの見所も。<br />15世紀に最初にアンコールワットを訪れた日本人の落書きもチェック。<br />当時の日本人は、ここが「祇園精舎」だと考えていたらしい。

    十字回廊には、沐浴の池跡があります。
    その他、エコーの祠堂や千体仏などの見所も。
    15世紀に最初にアンコールワットを訪れた日本人の落書きもチェック。
    当時の日本人は、ここが「祇園精舎」だと考えていたらしい。

  • これでアンコールワット見学は終わり。<br />外へ出たら、薄っすらと夕景になりつつありました。<br />参道を歩く僧侶。<br />年格好といい、とても絵になります。<br />遺跡とはいえ、今でも地元の人々が参拝に訪れている寺院なんですよね。<br />ここへ来る時は、くれぐれも僧侶と同じオレンジ色の服は着ないように。<br />タブーだそうです。<br />

    これでアンコールワット見学は終わり。
    外へ出たら、薄っすらと夕景になりつつありました。
    参道を歩く僧侶。
    年格好といい、とても絵になります。
    遺跡とはいえ、今でも地元の人々が参拝に訪れている寺院なんですよね。
    ここへ来る時は、くれぐれも僧侶と同じオレンジ色の服は着ないように。
    タブーだそうです。

  • 参道の前は広い駐車場。<br />たくさんの車が停まっていました。<br />土産物屋も並んでいます。<br />現実に戻された気分でしたが、そんな時はもう一度後ろを振り返ってみましょう。

    参道の前は広い駐車場。
    たくさんの車が停まっていました。
    土産物屋も並んでいます。
    現実に戻された気分でしたが、そんな時はもう一度後ろを振り返ってみましょう。

  • ここからは、先にも記した「レジェンド・オブ・アンコール」の紹介を。<br />11月末から1月末まで、期間限定で開催されるナイト・ショーです。<br />幻想的にライトアップされたアンコールワットを背景に造られた野外劇場。<br />レーザー光線などを駆使し、約1時間の演劇を鑑賞します。<br />開演は20:00。<br />ショーのみの場合だと60US$です。

    ここからは、先にも記した「レジェンド・オブ・アンコール」の紹介を。
    11月末から1月末まで、期間限定で開催されるナイト・ショーです。
    幻想的にライトアップされたアンコールワットを背景に造られた野外劇場。
    レーザー光線などを駆使し、約1時間の演劇を鑑賞します。
    開演は20:00。
    ショーのみの場合だと60US$です。

  • ストーリーは、フランス人が密林の中から遺跡を発見する所から始まります。<br />そして、アプサラに導かれアンコール王朝全盛期へとタイムスリップ。<br />乳海攪拌のシーンで、次々とアプサラが生まれて来るシーンは華やかでした。

    ストーリーは、フランス人が密林の中から遺跡を発見する所から始まります。
    そして、アプサラに導かれアンコール王朝全盛期へとタイムスリップ。
    乳海攪拌のシーンで、次々とアプサラが生まれて来るシーンは華やかでした。

  • ショーが終わると、役者さんと一緒に記念撮影タイム。<br />我先にと、図々しく行かないと、いつまで経っても撮れません。<br />日本人の慎ましさは一時忘れましょう。<br />内容の割には、ちょっとお高い料金ですが、他では出来ない経験。<br />機会があったら、観に行って損はないと思いますよ。

    ショーが終わると、役者さんと一緒に記念撮影タイム。
    我先にと、図々しく行かないと、いつまで経っても撮れません。
    日本人の慎ましさは一時忘れましょう。
    内容の割には、ちょっとお高い料金ですが、他では出来ない経験。
    機会があったら、観に行って損はないと思いますよ。

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