2008/12/21 - 2008/12/25
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shinchanmama93さん
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1日見学の締めくくりは「アンコール・ワット」。
午後からの方が写真が綺麗に撮れる為、見学者も集中します。
我が家は少し遅めに時間をずらし、団体が行き過ぎた後を狙いました。
今回の旅行は、ゆったり余裕を持った日程に。
だから、アンコール・ワットは、空から、そしてライトアップも、と様々な視点で堪能。
このページでは、それらを含め、アンコール・ワットの魅力を記そうと思います。
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アンコール・ワットってどれほどの規模なのだろう?
そんな思いで、まずは空からその全貌を見てみることに。
「アンコール・バルーン」に乗るには、直接トゥクトゥクで乗り場まで向かいます。
チケットは一人15US$。
まるで、遊園地の乗り物に乗る感覚。
黄色いバルーンには、「ようこそ、歓迎」と日本語で書かれていました。 -
15人定員の処、ちょうど誰もいなくて貸切状態。
係員から、「アンコールワットはあっちの方向だよ。」
と教えもらう。
フワッ、と浮き上がる感じがあって、ゆっくり上昇していきます。
どこまでも続く田園風景の中に、遺跡らしきものが見えてきました。 -
まもなくすると…
うわっ、見えてきたゾ、アンコール・ワット!
長い参道が続き、その先に5つの塔が。
すごい、すごい!
超感動〜! -
カメラをズームすれば、寺院の部分がよく見えます。
本当に森の中にあるのねぇ。
環濠を含むとかなりの規模。
早く中へ入ってみたいな〜。 -
バルーンは約200m上昇した地点で、10分間ほど停留します。
その地点から、アンコール・ワットはだいたい写真のような感じで見えます。
東西に約1,500m、南北に約1,300m。
確かに広いです。 -
反対側へ回ると、空港の滑走路が。
大きな川がゆったりと流れている様子も。
360°の大パノラマに感動しっぱなし。
これは本当にお勧めです。
シェムリアップへ訪れたら、是非乗ってみて下さい。 -
で、翌日の午後。
1日遺跡見学の後半は、憧れのアンコールワットへ。
ガイドは、「スケッチトラベル」の西村さん。
はじめは、参道の右手を環濠沿いへと案内されました。
ここはアンコールワットの全体が見渡せるスポット。
なるほどー、寺院の門の様子がわかるのね。
王の門から象の門まで。
目的に応じて設計も違うんですねぇ。 -
西参道前。
欄干の両脇には、ナーガ(ヒンドゥー教の蛇神)が出迎えてくれます。
ナーガ像はベトナムのダナン博物館にもあったなぁ。
次に見える風景に期待を馳せながら、約600mの参道を歩く。
この参道は、日本とフランスが修復に携わっているんですって。
途中、関わっている人達を紹介した掲示板がありました。 -
両脇にナーガが見守る西塔門。
この先に、中央祠堂があるのね〜。
ワクワク♪ -
と、その前に、ガイドの西村さんが西塔門の右側へと連れていく。
何?
そこには、大きなヴィシュヌ神の像。
ヴィシュヌ神はヒンドゥー教3主神の一つで、宇宙の維持や救済を司る神。
神鳥ガルーダに乗るらしい。 -
ついに、夢にまで見た光景が目の前に!
うわぁー、綺麗だなー。
やっと見られたよぉ。
蓮の花は蕾んでいるけれど、聖池に浮かぶ尖塔の様子が美しい。
さすがは視覚的効果を考えて建築されただけのことがある。
記念撮影の定番スポットでパチリ。
年賀状に使おうっと。 -
西塔門からの参道の両側には、シンハなどの像もあります。
そして、この経蔵。
左右対称にあるのですが、左側は上智大学が修復に携わったそうです。
ちゃんと看板までありました。
日本、頑張っているなー。 -
北側の入口から入った第一回廊。
インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」が描かれたレリーフが続く西面。
いきなり、圧倒させられる瞬間。 -
南面には、アンコールワットを建造した、スールヤヴァルマン2世の行軍。
耳の長い顔がクメール(カンボジア)人で、ロン毛風がシャム(タイ)人ね。
兜みたいなものを被っているチャンパ(ベトナム)人もいる。
日傘が多いほど地位が高いんだとか。
あれれ!? 行列の後方になると兵士もダレ気味なのね。 -
この回廊は、レリーフもさることながら、天井が美しい。
元々は朱色の砂岩が用いられていた様が伺える花模様。
状態がいいと思ったら、復元されたのだそうです。 -
さらに進むと、「天国と地獄」のシーン。
上から、極楽、審判、地獄の三段階に分かれています。
特に地獄の模様は、拷問の仕方がリアルで残酷…。
閻魔大王、コワイぞ〜。 -
外側へ目をやると、「レジェンド・オブ・アンコール」のバックヤードが見えました。
ふーん、こうなっていたんだ。
実は、夜のライトアップのせいで、虫が遺跡に集り、壁面には汚れが溜まっていました。
今、遺跡保存上の問題になっているそうです。
ショーを見ただけに、ちょっと複雑な思い…。 -
そして東面へと進むと、そこには「乳海攪拌」を描いたレリーフが。
ヒンドゥー教の天地創世の神話が、50m続きます。
綱引きしながら海中を掻き回す様子。
そうか、昨夜の「レジェンド・オブ・アンコール」(後述)で見たシーンだぁ。
ここからアプサラが生まれたというわけか。
神話の最後は、不老不死の妙薬「アムリタ」を得るんですよね。
写真は、乳海攪拌の中心場面でのヴィシュヌ神。 -
さぁ、次は第二回廊です。
ここから見る第三回廊は迫力満点。
やはり、是非とも押さえたい撮影スポットです。
中央塔は修復中で、足場が組まれていました。
ここも、日本のODAが活躍しているんだそうです。 -
という事で、残念ながら中央祠堂へと昇る名物の急階段は封鎖。
ここまで来たら、宇宙観を表した中心部まで登りかたったなぁ。
都庁の天辺に相当する高さ65mからの眺めは、さぞかし素晴らしいのでしょうね。
2009年春から解禁になる予定だそうですが、入場料を取るかどうかで揉めているんだとか。 -
第二回廊は、数々の美しいデバターに出会える場所でもあります。
髪型を見比べるのも楽しいです。
中には、“デパターが描かれるまで”的なものまで残っていました。 -
十字回廊には、沐浴の池跡があります。
その他、エコーの祠堂や千体仏などの見所も。
15世紀に最初にアンコールワットを訪れた日本人の落書きもチェック。
当時の日本人は、ここが「祇園精舎」だと考えていたらしい。 -
これでアンコールワット見学は終わり。
外へ出たら、薄っすらと夕景になりつつありました。
参道を歩く僧侶。
年格好といい、とても絵になります。
遺跡とはいえ、今でも地元の人々が参拝に訪れている寺院なんですよね。
ここへ来る時は、くれぐれも僧侶と同じオレンジ色の服は着ないように。
タブーだそうです。 -
参道の前は広い駐車場。
たくさんの車が停まっていました。
土産物屋も並んでいます。
現実に戻された気分でしたが、そんな時はもう一度後ろを振り返ってみましょう。 -
ここからは、先にも記した「レジェンド・オブ・アンコール」の紹介を。
11月末から1月末まで、期間限定で開催されるナイト・ショーです。
幻想的にライトアップされたアンコールワットを背景に造られた野外劇場。
レーザー光線などを駆使し、約1時間の演劇を鑑賞します。
開演は20:00。
ショーのみの場合だと60US$です。 -
ストーリーは、フランス人が密林の中から遺跡を発見する所から始まります。
そして、アプサラに導かれアンコール王朝全盛期へとタイムスリップ。
乳海攪拌のシーンで、次々とアプサラが生まれて来るシーンは華やかでした。 -
ショーが終わると、役者さんと一緒に記念撮影タイム。
我先にと、図々しく行かないと、いつまで経っても撮れません。
日本人の慎ましさは一時忘れましょう。
内容の割には、ちょっとお高い料金ですが、他では出来ない経験。
機会があったら、観に行って損はないと思いますよ。
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