イヤイヤ２歳児／子連れバンコク

2007/01/01 - 2007/01/03

3歳目前の娘を連れて、お正月にバンコクで過ごした3日間をまとめました。
移動でつぶれてしまうので実質1日半ほどの滞在でしたが、乗り物好きな娘をトゥクトゥクやボート、電車に乗せて観光を楽しみました。
また、現地ツアーで水上マーケットに行ってきました。
ホテルはBTSチッドロム駅近くのホリデイ・イン。
プーケット旅行記からの続きになっています。

エリア バンコク(タイ)

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 鉄道 観光バス 船
• 航空会社: タイ国際航空

＜1日目＞
前日熱を出した娘は朝起きると下がっていたのでひとまず安心。
タクシーで空港まで向かう。
早朝にもかかわらず娘は元気に歌を歌っていた。

TG202便、9:10発の便でプーケットからバンコクへ。
何気なくダンナが読んでいた英字新聞をのぞくとなんとバンコクで連続爆弾テロと書いてある！！
記事を読むと大晦日の日にバンコクの中心街の数箇所で爆弾が爆破し、負傷者が数名、カウントダウンのイヴェントは中止になったそう。
爆破の一つはこれから泊まるホリデイ・インのそば…
北京で人民軍に地下鉄に閉じ込められた悪夢がよみがえってきてクラクラしてきたけど、周囲の客を見渡してもみんな平然としている。

できたばかりのバンコクのスワンナプーム国際空港へ着いても、普段となんら変らない様子。
昔、地下鉄サリン事件が起こったときもすごく不思議な感じがしたなぁ…
あのときは築地駅のそばで働いていて、高層ビルの窓からパトカーやテレビの中継者が集まる様子を眺めていたけど、大きな事件がすぐそばで起こったというのに、みんな普通に仕事をして普通に帰宅した。

到着ロビーを出たところにはリムジンタクシーが。
念のためリムジンバスがないのかインフォメーションで聞いてみると、1階に降りるとメータータクシーがあってそちらのほうが安いといわれた。
休日のせいか道がすいていてホテルまで300Ｂ。

ホリデイ・インはAgodaで予約。一泊US$97。（朝食なし）
チェックインしたら、スタンダードからスーペリアにアップグレードしてくれた!(^^)!
部屋はすごいふっかふかの絨毯でスタイリッシュな内装。
バスタブはないけど、アメニティは一通りそろっていた。
ここを選んだのはBTSのチッドロム駅に近い。
それからショッピングセンターにも近くて買い物や食事に便利。
翌日参加する現地ツアーの集合場所に近い。
値段が手ごろ、などなど。
子連れなので近場でなるべくすませられるようにということで決めた。

ランチを食べに、セントラル・ワールド・プラザのフードコートへ行き、コカ・レストランに入った。
でも、注文したのと違うのは出てきたり、注文がちゃんと入っていなかったりで、料理が出るまでにものすごーく時間がかかった。
多分、最初にオーダーをとった人が不慣れで入力を間違えたんだと思う。
その他の店員の対応もあまりよくなかったので、気分が悪かった。

娘の体調を考えてダンナと娘はホテルで休むことにした。
トイザラスでおもちゃを買ってあげ、ホテルへ。
私はひとり買い物へ出発。
ＺＥＮでトリンプを見つけたので、ブラを買った。
タイの女性のほうが日本人よりも胸が豊かに見えるけど、Ａ、Ｂカップばかりおいてある。
店員さんにサイズを言ったら奥から出してきてくれた。
一枚600-700Ｂくらい。日本で買う半額くらい！
おまけにレジに行くとクーポンがあると割引になると言う。
持ってないと答えると、隣に並んでいたお客さんから一枚もらって割り引いてくれた。
店員さんは英語が通じたし、親切な対応がすごくうれしかった。

隣の伊勢丹をのぞき、さらに大通りを渡って向かいのビッグCやナライパンなどのショッピングセンターへ。
こちらにきたら庶民的な品揃えに。
娘の服など、ちょこちょこと買って、夕食は娘の体調を考えてホテルで食べることに。
でも、テイクアウトによさそうなものがみつからない…
結局ホテルの向かいにあるマックになってしまった。
マックでは飲み物はミロを注文したのにコーラが出てきた。
「ミロ」に変えてくれと言うと「Ｍサイズ？」と聞き返される。
必死に遠くの看板にあったミロの写真を指差すと、やっとわかってもらえた。
タイでは「ミロ〜」ロにアクセントを置き、語尾を長く伸ばすらしい。

食事を終えても長く昼寝をしてしまった娘はなかなか寝ない。
パパがうっかり「外に散歩でも行きたいな」なんて言ったもんだから娘もすっかりその気に。
仕方なくホテルの近くを散歩。
夜は露天がいっぱいでていて、安い衣類がたくさん売られていた。
しばらく歩くとマッサージ屋さん通りが。
前回バンコクに来たときバイヨーク・ホテルに泊まったことがあり、この辺来たな〜となつかしくなった。

＜2日目＞
午前中は現地ツアーで水上マーケットへ。
手配はネットでパンダバス。
http://www.pandabus.com/bus_list.php?brCd=bkk

現地ツアーは他にもタコ、ウェンディ、HISなどいろいろあるけど、プランや料金が若干違う。
今回は水上マーケットだけ行きたかったので、パンダにした。
集合場所は隣のインターコンチ。
二つのホテルはビルの中でつながっているのでクーラーがきいた中、歩いてこられる。

ツアーは大きな観光バスだった。
（人数によってはバンなどで迎えに来ることもある）
乗り物好きな娘は目がキラキラ。
乗ったらどんどん歩いて行っちゃって、一番後ろの座席に座った。
すると、前に1歳後半くらいの子と、5歳くらいの子を連れた家族が座り、バスの後ろが子連れ席になった。

バスは高速を走り、ビル群を抜けていった。
しばらく乗ると、景色は田舎になっていく。
まずはココナッツ．ファームへ。
ここでトイレ休憩＆買い物。
ココナッツからできたお砂糖を試食したら、けっこうおいしかったので買ってしまった。
白い砂糖と茶色い砂糖の2種類がある。
形は全部いびつだけど、角砂糖になっていてそのままお菓子代わりに食べてもおいしい。
家に遊びに来たお友達に出したらけっこう好評だった。

そして、次に水上マーケットへ。
最初はエンジンボートに乗って走る。
これがけっこうスピードが出て、風を切って気持ちいい。
ところどころ、普通の住宅がある中を疾走して行く。
そして、マーケットへ到着。
ここでエンジンボートを降りてしばらく自由行動でお買い物。

まずはラーメンのようなスープに入ったヌードルを食べた。
一杯50Ｂ。
これが、予想をはるかに上まわるおいしさ！
少食な娘も「もっとちょうだい」と食いつきがよかった。
また行ったらぜひ食べたい

次にココナッツ・ジュース。
娘は一口飲んで、あとは見向きもしなかった。
まあ、確かにそんなにおいしいジュースではないかもね。

そしてランブータンとマンゴスチンを2個づつ買おうとしたら360Bと言われた。
あわてて返そうとすると「How much?」と聞かれ、ダンナは100Bと答えてしまった。
ラーメンが1杯50Bで果物4つで100Bってちょっとどうなんだろう？

再び集合すると手漕ぎボートに乗ってゆっくり川を走る。
船の回りには物売りのボートが近づいてくる。
でも、いかにも安っぽいおみやげなどで買う気がしなかった。
ところが、船着場のみやげもの屋で娘は木でできた色鉛筆をほしがる。
200Bが50Bに下がったけど、100円ショップでもっといいものが買えそう…
でも娘は色鉛筆を全部持って「虹色えんぴつ〜」とうれしそう。

ツアーは帰り道、木彫りの高級家具の店でトイレ休憩。
その後みんなが居眠りをする中、興奮したのか娘は眠らず、もうすぐ到着というあたりでようやくお昼寝。
眠った娘を抱えてホテルの部屋へ。
近くてホントよかった〜

娘がお昼寝から起きたので、ゲイソーンのカフェレストランへ行った。
カオ・パット・クン（エビチャーハン）、パットタイ（タイ風焼きそば）、ソンタム（パパイヤのサラダ）、スイカジュース、チョコシェイク、ビールで1,000B弱。
おしゃれな雰囲気のレストランだった。

ちょっと観光にでも行こうということになり、BTSでチッドロム駅からサオアーン・タクシン駅へ。（料金は一人30B。）

ここからボートに乗ってチャオプラヤー川を上った。ダンナと二人できた5年前とはうって変わってきれいなボート乗り場になっていて誘導員までいたのでびっくりした。

ボートで寝釈迦仏で有名なワット・ポーへ。（15B。）
娘は一応大きな仏像に感心したものの、親が期待したほど喜ぶ様子もなかった。
が、予想に反しその後待ち構えていたお布施にはまった。
お金を渡すと椀に入ったたくさんコインがもらえ、それを壁に沿って配置してある108個の鉢に入れていく。
これが娘には遊びのように思えたらしい。
コインを入れ終わると「空っぽ〜。もう一回やる！！」と駄々こねが始まった。
すると、お寺の人が両手にいっぱいコインを持ってきて娘のお椀に足してくれた。
有り難い。でも、他にも同じようにやりたがる子供がいるのかな？

遅めの出発だったので、もう夕方。
まだ行ったことのないスアンルン･ナイトバザールでぶらっとショッピングして夕食をとることにした。
お寺を出るとトゥクトゥクが待ち構えていた。
もう娘は乗る気満々。MRT（地下鉄）に乗るため、ファランポーン駅まで行きたいというと300Bと言われた。
けっこうねばって100Bになった。
娘が乗りたがってるから分の悪い交渉だわ…
乗ってからも大興奮。
子供の目線だと視界が開けて景色がよく見える。

トゥクトゥクを降りてからMTRでファランポーン駅からルンピニー駅まで。（20B）
ここで初めてトークンをみた。オセロみたいな形だ。
乗るときはスイカのようにかざすとゲートが開き、降りるときは穴に入れる。
ナイトバザールに着くと大きな観覧車があった。
娘と二人で乗った。
大人100B。子供（90センチ以上）60B。
娘は90センチは越えてたけど、係りの人がタダでいいと言うので無料。
この観覧車はけっこう回転が速い。
無造作に途中で止まり人を乗り降ろしするので、一体何周するのか見当もつかない。
３周目に入ったとき恐れていたことが…
一番てっぺんで止まった（涙）
かせに揺れて思わず「こわい」と言うと、反対側に座っていた娘がイスから降りて私の肩をポンとたたき、「大丈夫だよ！」だって。
頼りにはならないけど、心が和んだ。
ちょっと怖かったけど、夜景がとてもきれいだった。

お店をブラブラし、フードコートへ。
ここはプリペイドでクーポンを買い、クーポンを使って食事をする。
とりあえず、200Bをクーポンに変えた。
ラーメンのようなスープヌードルとグリルド・ポーク（ライス付）、スイカジュースとチャンビール2杯、そしてデザートのアイスを食べたら、ぴったり使い切った。
食後、ホテルまでタクシーで帰った。

＜帰国＞
朝5時半。まだ真っ暗な中タクシーで空港へ。
娘は起きたときは不機嫌だったものの、タクシーを見ると「昨日はピンク（のタクシー）だったけど、今日はみどりだね！」と元気に乗り込んだ。
30分くらいで到着。料金は400B。
TG676便。8:20発のフライトで帰国。