2006/09/01 - 2006/09/03
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mozartさん
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スイスのマッターホルン登山を夢見るよう
になって、
7月の赤岳登山を皮切りに
俄か山男となった私。
最初はジーパンで登って「山を舐めるんじゃない」
と言われてへこんだ私でしたが、今回、大盤振舞で
スパッツを買って臨んだ2泊3日の槍ヶ岳登山。
初日は天気予測が外れて朝から雨。
「雨の中の登山」は自分のポリシーが許さなかったの
ですが、翌日の好天を期待して決行。
おかげで、翌日は晴天の中の槍ヶ岳に辿り着くことが
できました。
雷鳥も見れて満足。
9/2の夕方にはブロッケン現象が起きていたそうですが
私は寝ていて見れませんでした。残念。
ナポリの丘を歩き回るよりは少し大変だったけど
頑張れば、上高地からの日帰り登山が可能だと
思いました。
今回必要だと感じた装備品は雨具(当たり前か)とヘッドランプ。
ヘッドランプは2千円くらいしますが暗い道を歩く場合は
両手をあける為に必須のようです。
登山ルート
<一日目>
上高地→河童橋→明神→徳沢→新村橋→横尾→一ノ俣→槍沢ロッヂ
<二日目>
槍沢ロッヂ→大曲→水俣乗越→(東鎌尾根)→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳
<三日目>
槍ヶ岳山荘→(槍沢)→大曲→槍沢ロッヂ→一ノ俣→横尾→新村橋→徳沢→明神→明神池→→河童橋→上高地
参考:http://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/
次のターゲットは剣岳。
日帰り登山を目指します。
お薦めコースを教えてください。
登山技術を磨いていつかはマーターホルンへ。
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-
沢渡の駐車場にあった足湯。
帰りはここで、足の疲れを癒します。 -
上高地バスターミナル。
7年前来た時は2時間待ちとかが
ざらだったけど、
今はトンネルが片道通行でなくなった為
30分待ち程度。 -
梓川沿いを歩きます。
07:00頃出発 -
河童橋へ
-
上高地は世界遺産じゃないようです。
-
河童橋
雨が降りだしました。 -
早朝でしかも雨降りの為
誰もいません。 -
梓川の水は濁っていません。
上流は雨ではない模様。
一縷の望みをかけて上流へと進みます。 -
明神へ
-
明神に到着
-
雨脚が激しくなってきましたので
引き返そうか悩みながら進みましたが
そうこうする内に徳沢に到着。
そう言えば、中学の時、井上靖の「氷壁」
を読みました。 -
徳沢到着
私のヤッケは雨具でないことに
気づきましたが既にシャツまでびっしょり。
おまけにリュックの中の着替えまでびっしょり。
次回はちゃんとした雨具を買わないと。
山を甘く見ていた私への天罰です。
私の脳裏には何故か悪夢の雪のフィレンツェが・・・
関連URL:
http://4travel.jp/traveler/mozart/album/10073787/ -
新村橋到着
-
新村橋
昭和初期の名登山家、新村正一の
功績を偲んで架けられた橋だそうです。
新村正一って誰? -
新村橋からみた梓川
-
整備された登山道。
横尾までだったらサンダルでOKかも。
ところで、この黒いゴムの板は何?
雨水を道端へ逃がし、道路が
川状態になるのを防ぐ為? -
横尾到着。
-
槍ヶ岳まで距離的にはちょうど中間地点。
でもこれから、勾配がきつくなります。 -
横尾大橋。
涸沢へと通じます。
帰り道、徳沢付近で
「横尾には何があるんですか?」との問いに
「もうちょっと行くと槍ヶ岳へ行けます」
と答えたけど。
「横尾大橋があります」って答えればよかった。 -
右へ行くと天気予報で有名な蝶ガ岳。
私は当然ながら左。 -
槍見河原。
雨で槍は見えず。
帰りには見えました。 -
雨は降り止みません。
-
川の水は濁っていないので
土石流は起こりそうにもありません。 -
一ノ俣到着
-
鉄の土台の強靭な橋
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二の俣到着。
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ちょっと危険な橋。
-
「もうすぐ槍沢ロッヂだ。がんばって」
との標識。
『ガン槍』というらしい。 -
標識どおり、槍沢ロッヂはすぐでした。
11:00前に到着しました。
雨が止まず、ここで今日は泊ります。
乾燥室があって助かりました。
中までずぶ濡れリュックサックも乾燥。 -
槍沢ロッヂの受付。
お風呂は16:00からとのこと。
何もすることがないのでお昼寝
していました。 -
山荘内はちょうど播隆祭の前夜際で
ビールが無料で振舞われました。
播隆とは「槍ヶ岳開山」をしたお坊さん
とのこと。
http://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/ -
二日目
槍を目指します。
昨日とは打って変っての晴天。
昨日、引き返さなくて良かった。
ロッヂから少し歩くと槍の穂先が。 -
庭園内のようにきれいに石が
敷き詰められた登山道。
ここだけなら、まだサンダルでOKかな。 -
ババ平。
槍ガ岳は全然見えません。 -
青紫の花はトリカブト。
根に猛毒があるそうです。
天然毒としてはフグ毒に次ぐ強さとされ、解毒剤は発見されていないそうです。
花言葉は
「美しい輝き」「厭世家」「人嫌い」「復讐」「騎士道」「栄光」
7月19日(女性大臣の日・戦後民主主義到来の日・北壁の日・ニカラグア革命記念日)の誕生花 -
大曲分岐。
水俣乗越→東鎌尾根から槍を狙います。 -
水俣乗越は結構急でしたが
分岐から30分で登れました。
ナポリのカンポ・ディ・モント美術館
へ行った際の高速道路そばの坂道に似てました。 -
東鎌尾根に出ました。
まだ、時間が充分あるので西岳往復を
考えましたが、早めの槍ヶ岳到着を
優先し、断念しました。 -
東鎌尾根は平坦な稜線かと思いましたが
結構急でした。 -
あの湖は高瀬ダム湖?
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/All/All_1027.html -
西側の山。
笠ヶ岳? -
槍が見えてきました。
頂上はそんなに尖っていません。
もうちょっと尖らせてあげたい気も -
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-
東鎌尾根は簡単な縦走路だと思っていたのですが
豈はからんや、こんな梯子が、 -
槍ちゃんが近づきます。
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直角の鉄はしご、出現
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下からみたところ
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あんなところを降りてきました。
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富士山が見えました。
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ヒュッテ大槍の看板が・・
-
槍ヶ岳まであと1.3km。
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空気が薄い。
高山病になりそうです。
高山病にはバッファリンが一番
効くようですね。
中高年の方は皆、所持していました。 -
ヒュッテ大槍到着。
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殺生との分岐。
槍ヶ岳は上。 -
-
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ヒュッテ大槍が眼下に。
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槍ヶ岳分岐
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雷鳥発見
人懐っこく寄ってきます。 -
いよいよ槍ヶ岳山頂へ
-
槍ヶ岳山荘が眼下に
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直角なのに鎖も梯子もありません。
素手で登れって?? -
鉄梯子
-
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頂上はあと20メートル
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12:00ちょうど登頂成功。
3180m。
山頂のほこらです。
山頂は空いていたので、
ここでお昼を食べました。 -
東鎌尾根と前穂高岳
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常念岳
-
頭が白いのは燕岳。
山頂部分が花崗岩と風化による砂礫で
このような景観となっています。 -
槍ヶ岳三角点。
勝手に移動させないでください。 -
三日目。
御来光を前に念仏を唱える僧侶 -
御来光
05:21。
日の出の時刻は太陽の上辺が
地平線に一致する時刻です。
地平線上に雲がある場合は
判断が難しいです。 -
-
下山開始。
6:00。 -
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殺生分岐
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上を振り向くと槍があんなに小さく。
-
播隆窟(坊主岩小屋)。
-
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槍はどっかへ行ってしまいました。
-
槍沢大曲。
後は往路と同じ道をひたすら
下山。 -
槍見沢より
-
3年前にできた明神橋。
-
河童橋の方へ。
通りすがりのカップルがこのような会話を
女「何故、上高地の川の水は冷たいの?」
男「標高が高いところにあるからだろ」
女「そうかな?」
と納得していない様子。
無視しようと思ったけど。挨拶代わりに
「雪融けの水だからだよ」
と答えてあげました。
そしたら
「ありがとう」
と感謝し、納得していました。
彼氏の言ってることも一理あるんだよ。 -
明神池によっていくことに。
-
明神池。
入場料300円とるようになっていました。
ここでお昼。
鴨が寄ってきます。
非常に人懐っこいというか
腹ペコ状態でした。 -
河童橋に到着。
すごい人出です。
何人もの方に写真撮影を頼まれました
私は疲労困憊で立っているのもやっとなのに。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- naniwa ladyさん 2006/11/01 08:15:52
- おっはーーー8(*^o^*)8サザエ
- 槍ヶ岳、見せていただきました。素晴らしい景色ですね。信州、懐かしかったです。
実は初めて登山なるものをすることになりました。来週近場の山から、初体験です。友達に連れていってもらいます。ジーパンで行くつもりですが、ナメルナって怒られるでしょうか・・山はロープーウエイでは何回か行ったことがありますが、自分の足で登るのは始めてです。どうなることでしょう・・ワクワク??
もし、いい景色に出会えたらupします。またまたでーーす。
- mozartさん からの返信 2006/11/01 08:52:50
- : おっはーーー8(*^o^*)8サザエ
- naniwa ladyさん
書き込みありがとうございます。
何処の山ですか?
初登山、楽しんできてください。
私の場合はマッターホルン登頂の為の修行ですので参考にならないですが、
登山は各々で楽しみ方があるので、他人がとやかく言う問題ではないと思います。もっともニュース沙汰になって、遭難になると多方面の方にご迷惑がかかるのでそれは戒めなければならないですが^^;
ハイヒールで登れる山もありますので、ジーパンも登る山の条件次第ですね。基本的にはジーパンは雨や汗に弱いですよね。
一番は天候に応じてですよね。
天気予報をよく把握して山を楽しんできてください。
旅行記楽しみにしています
♪mozart♪
-
- ハッチ88さん 2006/10/29 14:07:53
- すごい場所ですね
- mozartさん
こんにちは!
改めて旅行記を拝見させていただきました。
標高が高い山ともなると、植物も風景も普通の山とは違うんですね。
この場所凄いですねー、
こんな所でお昼を食べるなんて
なかなか出来ない経験です。
イタリア、流石芸術の街ですね!
建築物が芸術的です、いつかは訪れてみたいと思ってます、
旅行記を拝見した所、
旅行の際はいろいろ気を付けないといけないみたいですね。
- mozartさん からの返信 2006/10/29 18:54:01
- 返信: すごい場所ですね
- ハッチ88さん
書き込みありがとうございます。
私にとって登山も海外旅行も同じ旅行の一環です。
制限された条件下において己の能力と知力をフル回転させ
自分の希望する目的地へ希望とする時間に希望の内容で到達する・・・
なんてね。
平たく言えば自己への挑戦と自己の磨き上げ、研鑽かな。
危機管理対策の実施でもあります。
この意味では登山の方が厳しいですね。
海外では困れば曲がりなりにも地球人が現地にいるわけですから
登山で道に迷ったら訊く人はいません。
私は今年から登山を本格的(?)に創めたのでまだ登山技術は未熟ですが
考えられる危険を想定して予防策をとってきました。
たとえば、
10月以降は雪が想定されるので登山には行かない。
15時以降は行動しない。
天気予報で雨が予想される時は絶対登山しない。
って具合。
それでも登山って想定しない問題が生じて遭難する人が結構いますよね。
私としても更なる危機管理施策を模索しているところです。
すみません、自分の世界を語ってしまいました^^;
♪mozart♪
- ハッチ88さん からの返信 2006/10/31 01:17:35
- RE: 返信: すごい場所ですね
- mozartさん、すっかり山の魅力に魅せられてらっしゃるご様子ですね、
確かに、海外はなんだかんだで住人がいるので何とかなるけど、
本格的な山で何かあってもしゃれにならない、誰も助けてくれませんよね、
今年の夏に初めて富士山に登ったのですけど、
観光地化され、比較的整えられた富士山ですら所々、
ここで気を抜いたらどうなるだろう、、 と、ひやっとする場面が
ありました。
mozartさんの旅行記を拝見した所、90度の崖やら
絶景やらで、登山の中でもハードな経験をされていると思いました。
私はまだトレッキング初心者ですので、
mozartさんみたいな凄い経験はまだまだ出来ません、
これからも凄い風景の旅行記を楽しみにしていますね。
-
- 正夢さん 2006/09/06 12:52:03
- 槍は憧れです
- はじめまして。
松本平で生まれ育った私にとって槍ヶ岳は憧れの山です。
思わず拝見させて頂きました。写真とてもきれいですね。
去年、学校登山で行った燕岳以来、人生二度目の登山で常念に登りました。
山の良さを再認識。
ふもとに住んでてもなかなか行けないものなのです。
私もいつか槍の先に立ちたいなあ。
ちょうど来週、スイスへマッターホルンを見に行きます。
私はとりあえず見上げるだけでいいかな・・・。
MOZARTさんの夢、かないますように。
- mozartさん からの返信 2006/09/06 15:43:28
- 返信: 槍は憧れです
- どうかまさゆめさん こんにちは
槍ヶ岳って本当、綺麗ですね。
自然のピラミッドのような山容。
また、標高順位が5番目でありながら、近くへ行かないと
見えない奥ゆかしさ。魅力的な山です。
燕岳も魅力的、槍に登って、初めて見ました。
山頂付近が白いので特徴的です。
常念岳はその形が優雅な三角形ですね。
これは松本から見えますよね。
槍からの眺めも最高でした。
>私もいつか槍の先に立ちたいなあ。
登山道が整備されているので比較的容易ですよ。
時間があくかどうかの方が問題ですね。
>ちょうど来週、スイスへマッターホルンを見に行きます。
旅行記楽しみにしております。
日本人の多さにびっくりしないようにね。
私のも参考に
http://4travel.jp/traveler/mozart/album/10080256/
>MOZARTさんの夢、かないますように。
ありがとうございます。
夢実現目指してに精進いたします。
♪mozart♪
-
- とらいもんさん 2006/09/05 11:51:34
- 槍!
- MOZART
お返事有難うございました。
槍岳登山拝見いたしました。スッゴイすね!
私なんぞ、600Mの弥彦でもへコヘコしてるのに「槍」なんてトテモトテモです。
何しろハイキング程度なんですから。
ま、マイペースで行きます。
いなかより
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