ホーチミン72時間の旅(3)水上人形劇の後は夜のホーチミンをぶらぶら散歩し、昼間とは違った街の顔を楽しむ。

2009/05/30 - 2009/06/03

水上人形劇が終わってからブラブラと歩いてホテルに戻りました。午前中に人形劇のチケットを買いに来ていたので道は分かっています。途中には統一会堂がありましたが、日中見るのとライトアップした姿は違って見えました。続いて通りがかった大聖堂も煉瓦の色が赤く染まり美しい姿を現しました。遅い時間菜緒に郵便局が開いているのにもびっくりしました。ドンコイ通りをホテルまで戻りましたが、コンチネンタルホテルと歌劇場も真っ白く輝いていました。そのまま夕食に行きましたが、近くにある「フォー24」というチェーン店に入ってみました。これは仕事先の７＆Iというグループがこのチェーン店と提携していたからです。食後もホテルに戻るのはもったいなくて、近くにある人民委員会庁舎やホーチミン像を見て、レックスホテルのバーに立ち寄ってベトナムのこどもの日を祝いました。

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エアトリ

水上人形劇の劇場からはブラブラ歩いてホテルに帰る事にしました。午前中に一度歩いている道なので迷うことはありません。薄暗い通りですが、危ない雰囲気は感じませんでした。

塀をグルリと周るとライトアップした統一会堂が見えてきました。

統一会堂は南ベトナム時代の旧大統領官邸で市内のほぼ中央に位置します。ベトナム戦争では北ベトナム軍が1975年4月30日に侵攻しサイゴンは陥落してベトナム戦争は終結します。このフェンスを戦車が乗り越える映像は記憶に残っています。

1966年に南ベトナムの建築家のゴ・ベト・チューによる現代建築として建設され、ベトナム戦争終結まではベトナム共和国の大統領府及び官邸とされ使用されました。

公園のアベックの邪魔をしないように通り抜けて大聖堂まで戻ってきました。日曜日の最後のミサが終わった所でたくさんの人が教会から出てきました。

周囲はたくさんの人と同じくらいの数のバイクがひしめき合っています。

暗闇にライトアップされた大聖堂は煉瓦の色が赤く染まり、巨大な炎のようでした。

一転して郵便局の辺りには人はあまりいません。

日曜日の夜なのに扉が開いているのが不思議です。

この広場を見ている分にはここがベトナムだと感じさせないような建築が並んでいます。

ホテルまで戻ってきました。きれいにライトアップされた歌劇場が美しいです。

ベトナム国内にはフランス統治時代に建てられたオペラ座が幾つか存在しますが、その内の一つが市民劇場「サイゴンオペラハウス」で、地元の人にはは「市民劇場」と呼ばれています。

フランス統治時代の1897年から1899年にフランス人建築家であるウジェーヌ･フェレによって建てられたこのコロニアル様式のオペラ座は、パリのオペラ座「ガルニエ」に似せて造られたと言われる美しいファサードが特徴的です。

その脇に建つコンチネンタルも同じく白く輝いています。パリのホテル・コンチネンタルにちなんで名付けられ、フランス統治時代の1880年に建設された由緒あるホテルです。 第1次インドシナ戦争の期間のコンチネンタルは、特派員や報道関係者、政治家や商人が政治的経済的なニュースや時事問題について語りあうランデブー・ポイントだったようです。

その当時の雰囲気はカトリーヌ・ドヌーブの「インドシナ」という映画にも出てきます。映画の中のホテルはセットのようでしたが、映画に出てくるいくつかのロケ地を巡ったことがあります。

ホテルは1976年に一度閉鎖され、1986年に「ドンコイ・ホテル」として再開されますが、 1988年から1989年にかけて完全修復されて、1989年にホテル・コンチネンタルとして再開されます。 このホテルには2002年に一度宿泊し、今回が2度目になります。

ドンコイ通りのこの辺りから見るのが一番美しく感じます。

仕事をしている会社のグループがこの当時PHO24（フォー・トゥエンティフォー）というベトナムのチェーン店と提携していたので実際にベトナムの店に入ってみました。ベトナムでも少し高めの値段設定ですが、日本ではもっと高くなるので流行らないだろうなと思いました。

お店は清潔ですし、お味も良いのですがベトナムの雑多な感じは全くありません。

タイガービールと333を飲み比べ、フォーをいただきました。具材は後乗せなので自分の好みの味付けに出来ます。

食事の後はそのままグエンフエ通りに出てみました。レックスホテルが輝いています。

レロイ通りを挟んだタックストレードセンターは昔の色使いを感じさせます。

レックスホテルの屋上はオープントップのバーになっているので上がってみることにします。

2002年当時はもっと鄙びた雰囲気のホテルでしたが、ホテルのショップにロゴ入りのバッチャン焼きのお皿や灰皿が売っていたので買いに行った覚えがあります。

レックスホテルで一休みした後は人民委員会庁舎の方へ行ってみます。

この辺りもきれいにライトアップしていました。ホーチミン像の周りはすごい人だかりです。

今はデジカメで簡単に夜景の撮影が出来る様になりましたが、以前のフィルムカメラの時代では、帰国して現像してみてからガッカリしたことが何度あったでしょうか。

昨晩到着してようやく24時間が経過しました。さすがに歩き疲れたのでホテルに帰る事にします。今回のホーチミンの滞在時間は72時間なので時間を無駄には出来ません。

ホテルの部屋から眺めた中庭は中国風に緑色にライトアップしていて不思議な雰囲気です。北京で泊った竹園賓館という四合院のお屋敷ホテルも同じようだったと思い出しました。