ドロミテ・のんびりハイキング 10 燃えるローゼンガルテン

2005/07/09 - 2005/07/18

ローゼンガルテンの燃えるような
夕日をごらんあれ

エリア イタリア

バスでティレの谷
チプリアーノに到着しました。
チプリアナホフはフルリーナさんお勧めの宿で、バス停のま前のある花一杯の素敵なホテルです。

荷物をごろごろ引きずって入り口に向かうと、庭の方がなんか楽しそうな雰囲気です。・・・ＢＢＱをしていて、煙の中でお客さんが食事をしているようです。
　チェックインして通されたのは、バルコンからローゼンガルテンが見え、広くゆったりした素晴らしい部屋。馬のう●こをシコタマ踏んだ登山靴で入るのが、なんか申し訳ない気がします。不遜な靴をさっさと履き替え、先程の楽しそうな食事に参加です。
　

それよりも、何よりも、空が素晴らしく青い。ローゼンガルンの嶺々が白く浮き上がって凄いコントラストで目が眩みそう。。。。

今日はきっと夕焼けになるにちがいありません。
すごい絶景です。

まぶしい緑
白く輝くカーテンのような山

夕食はバーベキューです。
写真左にある炉で子豚、チキンを焼いています。
右側はお野菜の付け合せです。
ドレッシングも沢山あって目移りがします。

メニューもドイツ語、殆どの給仕の人も英語が喋れないので、わざわざ女将が英訳して説明してくれます。

みんな並んで
順番をまちます。

よだれが
でそう。

しかし、谷の入り口の
方角から風がきて
BBQの薪の灰が
舞っています。
ちょいと煙たいのだ。

ちょっとづつ
沢山とりました。

こんなに食べきれない。。。。
といいつつ
３杯もおかわりしました。

味は期待以上で、さすが４★というものです。個人的には、時間をかけて焼いた豚肉の塊のスライスが美味しく、忘れることが出来ないものとなりました。

この日、一番気に入ったのが
このおばちゃん。

無表情でワインのワゴンを
がらがら、がらがら押しています。
無表情具合が絶妙で
地面は砂利なのに
実に強引におして
賑やかに移動します。

ちなみに私達は
下戸なので
このスペシャル給仕に
あづかることは
ありませんでした。

　夜8時半、静かに夕焼けが始まりました。

ドイツ人の人がニコンのデジカメで連写しながら、うつくしい、うつくしい、どの瞬間も違う美しさだ〜とつぶやいています。

（※『ドイツ人はニコンが好き。日本人はライカが好き。他人の芝生は青い』が仲間内の定説）

空気が綺麗で、光を反射する山が美しいと、夏でもこんな美しく焼けるのか・・・

赤くなってきたきた

オレンジ色に。。。

紫の塔と呼ばれる岩山が
橙の塔に変身。。。

何も音がしないのに
ゴォーという音を立てて
燃えるように
赤に橙に光輝き
やがて
フゥと息を吹いて
ろうそくを消すように
色を失っていきました。

そして。。。

残照が
山の頂を染め
漆黒の闇に覆われました。

何か夢の中で
起きた出来事、
そんな感じがする
一日になりました。

この旅行記へのコメント （13）

• Reisernさん 2009/02/25 10:43:24

  文字通りバラ色に輝くRosengarten

  今日は
  バラ色に輝くこの一瞬に対面すると、人は云いようのない気持ちにさせられるでしょう。カヌ太郎さんの写真には月並みのことを今更申し上げてもお呼びではありませんので、何か良い言葉がないものかと、インターネットを探しましたがありません。代わってこの写真（http://www.natur-portrait.de/foto-257-mont-dolent-im-morgenlicht.html）にも負けない見事な光景を捉えています。
  

  カヌ太郎さん からの返信 2009/02/25 20:42:23

  RE: 文字通りバラ色に輝くRosengarten

  Reisernさん
  
  今晩は〜
  おたのしみいただいたようで
  光栄です。
  それに素敵な写真のサイトを紹介していただき
  ありがとうございます。
  
  ローゼンンガルテンの山焼けは
  このホテルから見ました。↓
  http://www.cyprianerhof.com/
  旅行前にこのサイトの一番上にあるオレンジ色の山をみて
  絶対色をかぶせていると確信していたのですが
  この目で見て本物であることがわかりました。
  
  人間のどんな英知と熟達にもとづく芸術作品も
  自然が創り出す風景には及ばないと
  思いました。
  
  また、いい風景を見つけたら教えてくださいね。
  
  カヌ太郎
  

• yukibxさん 2008/07/19 07:49:14

  ローゼンガルテン

  カヌ太郎さん
  
  旅準備でさぞあわただしい時をおくられていると思います。
  
  燃えるローゼンガルテンの写真とコメント、すごかったです。
  
  絶対、いかなければ、と思いました。
  
  ピレネーの旅、お気をつけて！
  
  yukibx

  カヌ太郎さん からの返信 2008/07/19 12:04:49

  RE: ローゼンガルテン

  yukibxさん
  
  こんにちは！
  ご訪問ありがとうございます。
  こちらは暑くて暑くて
  汗を流しながらパッキングをしています。
  
  ローゼンガルデン、見ていただけましたか。
  旅は一期一会、お天気もめぐりあわせ。
  赤朱色に輝く山並みを見れたのは偶然の賜物。
  まるで山が燃えているようでした。
  
  ピレネー出発まであと一週間、
  楽しい旅になるかな♪
  
  カヌ太郎

• シベックさん 2007/01/18 20:29:15

  ローゼンガルデン

  カヌ太郎さん、こんにちは。
  
  ローゼンガルデンの燃えるような残照拝見しました。
  切立った山容と紅に染まる山肌、スゴイの一言です。
  いい写真ありがとうございました。
  
  シベック

  カヌ太郎さん からの返信 2007/01/18 20:45:59

  RE: ローゼンガルデン

  シベックさん
  
  ご訪問いただきありがとう
  ございます。
  旅での出来事はまさに出会いの瞬間。
  ほんの数秒のことですが
  山に神が住むのではないかと
  思った瞬間でした。
  山に登っていると本当に
  稀にこんな瞬間がありますよね。
  
  カヌ
  

• のんじぇらさん 2006/06/18 14:32:32

  はじめまして！

  カヌ太郎さん
  
  ローゼンガルデン旅行記拝見しました｡
  これって山？という私たちの山の概念ではありえない
  風景に感動です｡
  夏の訪問、とっても気持ちよさそうですね。
  こんな景色を前にした食事もとても美味しそう。
  
  これからもオジャマさせていただきます｡
  
  　のんじぇら

  カヌ太郎さん からの返信 2006/06/18 17:33:52

  RE: はじめまして！

  のんじぇらさま
  
  こちらこそはじめまして
  よろしくおねがいします。
  ローゼンガルデンを見ていただきましたか。
  あの夕日の写真は一切色をいじっていません。
  さまざまな伝説にも登場するのもうなずけます。
  登ってよし、見てよし、歩いてよし
  様々な魅力があります。
  イタリア国鉄のボルツァーノ駅からも
  拝めますので、ぜひ夕刻に見てください。
  
  ところで
  のんじぇらさんのクロアチア旅行記
  食い入るようにみました。
  今私が行ってみたい国の第一位です。
  またいろいろ教えてくださいね。
  
  カヌ太郎
  

• ちょめたんさん 2005/10/28 22:35:15

  今晩は　カヌ太郎さん

  あんな綺麗な山の上でバーベキューいいですね〜気持ちよさそう。
  写真が一杯ありますね又見せて下さい。

  カヌ太郎さん からの返信 2005/10/29 09:42:19

  RE: 今晩は　カヌ太郎さん

  ご訪問と書き込み、
  ありがとうございます。
  イギリスの旅行記、拝見しました。
  すてきです。
  学生時代、POPSのバンドを
  やったりしておりましたが、
  ビートルズの熱狂的ファンが仲間にいました。
  彼からイギリスの話を聞いていつかは
  行ってみようと長い間、思っているのですが
  アルプスから抜けきれず
  ドーバー海峡を越えることが
  いまだ出来ずにいます（笑）
  
  カヌ
  
  
  

  ちょめたんさん からの返信 2005/10/29 11:22:40

  RE: RE: 今晩は　カヌ太郎さん

  どうかあの海峡を泳ぎきって是非辿り着いて下さい。写真を撮るのは難しいかも知れませんが　(@⌒▽⌒@)　また少し見せてもらって帰ります。
  ご返事有難うございました。

• フルリーナさん 2005/09/08 23:32:13

  毎日待ってたのよん。

  ため息だわ〜。
  真っ赤な山も、バーベＱも・・・。
  お肉のおいしそうなこと・・・・で、３回もおかわりしたですって〜！
  ずるいずるい！いいなああ・・・・・。
  ま、かわいいリスちゃんに免じて許してあげる（笑）。
  
  あ〜、それにしても、本当にラッキーだったわね〜。
  ホテルの写真集があったけど、こんな真っ赤なローゼンガルテンはなかった気がする。
  天気だけでなく、空気中のいろんな状態で微妙に色が違うって聞いたことあるけど、ほんとうにすごいラッキーだったのね〜。
  一年間、ドロミテのためにもしかして行いに気をつけてた？
  
  リベンジにいついけるかなあ・・・。
  来年はどこにお泊りの予定なの？

  カヌ太郎さん からの返信 2005/09/09 13:34:18

  RE: 毎日待ってたのよん。

  亀UPで申し訳ありません。
  また風邪をひいたようで
  気管支にきて息苦しく
  めっちゃblueです。
  
  旅は、一期一会の
  出会いの瞬間を
  大切にしています。
  雨の日は残念だけど
  雨を楽しみ
  晴れの日は
  お日さんを出来るだけ
  浴びるようにしています。
  
  あの場所で見た夕日は
  私の生涯でも
  忘れえぬものとなりました。
  目をつぶると今でも浮かんできます。
  
  まだみぬ風景を求め
  彷徨はつづくでしょう。。。