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jmleedoさんのクチコミ(3ページ)全69件

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  • 交通機関
  • 観光スポット
  • 基本情報
  • 新旧本堂が対照的

    投稿日 2018年02月07日

    深川不動堂 門前仲町

    総合評価:3.5

    深川不動堂の創建は1703年であり、以来江戸の人々の厚い信仰を受けて来た寺院であるが、2012年に完成した新本堂は、壁一面が本尊不動明王の真言梵字で覆われている何とも大胆な発想の建物であり、内部も、1万体ものクリスタル製の五輪塔が両側に並べられた「祈りの回廊」等、一風変わったアトラクションが楽しめる。
    元々絶大な庶民の人気を誇った千葉県成田山の本尊不動明王像をこの地で出開帳したことから始まった歴史を持つ寺であり、人々の心を上手に掴みながら発展して来たとも言えるかも知れない。
    また、隣接して建つ旧本堂に鎮座する「おねがい不動尊」は、熊本県天草諸島に生えていた楠の大木を使用して造られた巨大な像で、どこか愛らしさを湛えた表情をしている。旧本堂は1951年に千葉県の寺院に建っていた地蔵堂を移築したもので、我々の想像する「本堂」そのものであり、新本堂と並ぶと同じ本堂とは到底思えないところが面白い。

    旅行時期
    2018年02月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    1.5
    人混みの少なさ:
    2.5
    バリアフリー:
    2.5
    見ごたえ:
    4.0

  • 生活の中の美がコンセプト

    投稿日 2017年11月26日

    サントリー美術館 六本木

    総合評価:4.0

    サントリー美術館のコンセプトは「生活の中の美」を愉しむ、とのことです。家で使うちょっとお洒落な食器、普段歩く街並みで見付けた内装のこだわった店等、美しい、とまでは行かなくても自分がいいと思った物を目にすると、心が豊かになった気持ちがします。それが「愉しむ」ことなのかも知れません。愉しむことから「本物」を求める思いが高まり、価値ある美術品に惹き付けられて行くのでしょうか。
    11月初め、最終日間近に「天下を治めた絵師 狩野元信」展を訪れました。元信(1477?~1559)は日本画の一大画派である狩野派の2代目ですが、父正信が基調とした中国風の「漢画」の要素に、土佐派が主流であった大和絵の画法を加え、石山本願寺障壁画、妙心寺障壁画などを手掛けました。
    元信の時に、「画体」を真行草の三つに単純整理したということを知りました。そして、彼は、最初は幕府、管領細川氏、次いで宮廷、公家、寺院とその時代に勢力を誇った様々なグループに躊躇せずパトロンを乗り換えて行ったそうです(というと刺激的な言い方になってしまいますが)。
    自ら分かり易いコンセプトを売り出し他と差別化した上で、力のある集団に取り入って行ったことが、後代の狩野派発展の基礎を築いたのではないかと思いました。そう考えると、やり手ビジネスマンみたいです。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    1.0
    コストパフォーマンス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    1.5
    展示内容:
    4.5
    バリアフリー:
    3.0

  • 現代的で荘厳なビルの参道

    投稿日 2017年11月25日

    築土神社 市ヶ谷

    総合評価:3.0

    目白通りから、九段坂に並行して走る中坂を50メートル強上ると左手に鳥居があり、そこから拝殿に辿り着くまでの参道は、太い柱が両側に何本も立ちビルを潜り抜けている。現代と伝統が渾然一体となり、驚く程の荘厳さだ。
    この神社の起源は940年に平将門を祀り創建された津久土明神であり、長い歴史を持つ。1946年に新宿区筑土八幡町から千代田区富士見町(現在は23区立として初めて中高一貫校となったことで知られる区立九段中等教育学校が建つ)、54年に現在地である同区九段北一丁目に移転し、周辺の九段北・南、飯田橋、市ヶ谷濠を越えて新宿区市ヶ谷船河原町辺りまでが氏子区域となっている。
    氏子たちが神輿を担いで地域を練り歩く「神輿渡御」は、毎年行われる「築土祭」で必ず行われる訳ではなく、周年記念の時だけのようだ。この地域は正に都心のど真ん中であり、住人も減りつつあるのだろうが、これからも続いて行って欲しい。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    2.0
    人混みの少なさ:
    2.0
    バリアフリー:
    2.5
    見ごたえ:
    3.5

  • 曲亭馬琴が婿入りした「伊勢屋」のあった地

    投稿日 2017年11月23日

    滝沢馬琴の硯の井戸跡 神田・神保町

    総合評価:3.0

    曲亭馬琴(1767~1848)は「南総里見八犬伝」の作者として有名だが、周りの人々と反りが合わないことが多く、上手い人間関係が築けなかった人、という印象が強い。戯作者としての幅広い交遊の中で当然合わない間柄の人もいて、それが特にクローズアップしまった、ということだと思われる。
    この場所には、1793年に馬琴が婿入りした下駄屋「伊勢屋」があった。彼はここで執筆に専念し、商売を手伝うでもなかったので、姑からは嫌味を言われ続けたらしい。
    1824年神田明神下にある医師の息子宗伯の家に移るまで、ここに住み続けた。
    出世作となった読本「高尾船字文」が1796年発表、「椿説弓張月」が1807~11年刊行、「八犬伝」も14年の刊行開始なので、いずれもこの家で執筆に精出したことになる。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    2.5
    人混みの少なさ:
    3.0
    バリアフリー:
    3.5
    見ごたえ:
    3.5

  • 大山巌と品川弥二郎の銅像が立つ

    投稿日 2017年11月23日

    九段坂公園 市ヶ谷

    総合評価:4.0

    園内には、大山巌(1842~1916)と品川弥二郎(1843~1900)の銅像が立っている。
    大山は西郷隆盛の従兄弟に当たり、新政府陸軍の一員として西郷の起こした西南戦争の鎮圧に功があり、日露戦争では満州軍総司令官の任にあって、日本軍の勝利に大きな役割を果たした。
    喜怒哀楽顔に出ず穏やかな性格で、仕事も人を見ながら適切に部下に任せ、いざという時には自らが責任をとるというスタイルで、大いに慕われた人物である。
    また、品川は吉田松陰の松下村塾出身で、高杉晋作らと一緒に尊王攘夷運動に加わり、1891年松方内閣で内相に就任した。妻は山縣有朋の姉寿子の娘に当たり、内相就任は山縣から依頼されたものであった。
    靖国通りの向かいの靖国神社には大村益次郎の銅像も立っており、幕末から明治にかけて活躍した人物の像が集中しており、興味深い。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    2.5
    人混みの少なさ:
    2.5
    バリアフリー:
    3.5
    見ごたえ:
    4.5

  • 気付けば閉館時間

    投稿日 2017年11月21日

    靖国神社遊就館 市ヶ谷

    総合評価:4.5

    初めての訪問でしたが、展示資料等を細かく見ていたところ3時間近く経過してしまい、終盤のコーナーは急ぎ足で済ませることとなってしまい、閉館時間ぎりぎりに外に出ることが出来ました。
    戦没者が祭神として祀られる幕末、戊辰戦争以降第2次大戦までの様々の国事について、22もの展示コーナーが整えられ、個々の英霊のエピソードその他を交えながら、かつ全体像を概観出来るような工夫がなされています。所蔵品を羅列しただけでは、その品々の持つ本質的な意味がよく見えて来ないことが多いので、この展示方法は素晴らしいと思います。
    恥ずかしい限りですが、館内は地方の民営歴史資料館で時に見られるような?)陰鬱として古びた感じなのだろうと勝手に想像していましたが、非常にモダンで、軍事、歴史といった分野に興味が薄い人にも、入門し易い展示や内装となっています。(つくづく偏見と無知は恐ろしい・・・)
    また、皇室から下賜された品々等が特別室に展示されており、天皇が祭礼の際に勅使を派遣する勅祭社である靖国神社と皇室の所縁の深さを感じました。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    1.5
    コストパフォーマンス:
    5.0
    人混みの少なさ:
    1.5
    展示内容:
    5.0
    バリアフリー:
    3.0

  • 英霊に捧げる献華

    投稿日 2017年11月20日

    靖国神社 市ヶ谷

    総合評価:3.5

    地下鉄九段下駅と市ヶ谷駅が最寄り駅であり、いずれも靖国通りを直進すれば境内が眼に入って来ます。
    以前初詣に参ったことがあり人出の多さに驚いた(人混みが苦手なので・・・)ことがありますが、今回は平常の土曜日であったため、参拝者は大勢いたものの、少し色付いた木々の並ぶ広い参道を気持ちよくそぞろ歩くことが出来ました。
    直径1.5メートルもの菊花紋章が扉に取り付けられた神門、そして中門鳥居をくぐり拝殿に向かうと、左手にガラスケースが設えられ、多くの生花の作品が展示されていることに気付きました。生花を英霊(祭神)に奉ることを目的に活動する「靖国神社献華協会」によるものだそうです。神道においては、芸能などを神に奉納し慰め楽しませるという考え方がありますが、目に鮮やかな生花も神を喜ばせる大事な品になるということを感じました。靖国神社では、神楽、能、相撲等の奉納祭事も行われています。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    2.0
    人混みの少なさ:
    1.5
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    3.0

  • 深い緑の中に眠る無名戦士たち

    投稿日 2017年11月18日

    千鳥ヶ淵戦没者墓苑 市ヶ谷

    総合評価:2.5

    深い緑に囲まれた苑内には、中心的存在である六角堂と呼ばれる納骨堂の建屋の他、休憩所、管理事務所等が建っている。
    当日は六角堂とその前の広場が慰霊団体の式典に使用されていたため、近寄ることが出来なかった。厚生労働省が主催し皇族がご臨席される拝礼式のような公式の式典の他、様々な民間団体等が環境大臣(国民公園として環境省が所管している)の許可を得て墓苑を利用しているようだ。第2次大戦で亡くなった莫大な数の無名戦士を哀悼する気持ちを多くの人々が持ち続けているということだろう。
    最寄駅は地下鉄半蔵門駅、九段下駅だがいずれも徒歩で10分以上掛かる場所にあり、電車でのアクセスはやや不便だ。自分は市ヶ谷駅から東郷元帥記念公園を経由して来たので、さらに遠かった。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    1.5
    人混みの少なさ:
    2.5
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    2.0

  • 菅原道真を祭神とする学問の神社

    投稿日 2017年11月11日

    平河天満宮 霞ヶ関・永田町

    総合評価:3.5

    休日に訪ねたところ、親子連れが拝殿の中で祈願していた。自分は外からお祈りしたので、まるで中にいる親子を拝んでいるような体裁になってしまった・・・。それは冗談としても、学問の神様菅原道真が祭神であり、進学期の子供たちにも関係の深い神社と言えよう。
    鳥居を潜ると、すぐ右手に常夜灯が立つ。これは道真950回忌の1852年に建てられたもので、千代田区民俗文化財に指定されている。
    また、そこから少し奥に入った左手には、撫でると学問が上達するという「撫で牛」の石像が座っている。これも常夜灯と同じく1852年に奉納され、150年もの間学問の向上を願う人々に撫でられ続けたせいか、かなり摩耗してしまっているが、却って愛らしく柔和な表情になっている。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    4.0
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    3.0

  • 最高裁判所の一角にある小公園

    投稿日 2017年11月08日

    三宅坂 霞ヶ関・永田町

    総合評価:3.0

    内堀通りと国道246号線の交わる三宅坂交差点に面して、三宅坂小公園という非常に小振りの広場がある。最高裁判所のある敷地の極一角を切り取ったような形をしており、植木の緑を挟んで真後ろにその威容溢れる庁舎を眺めることが出来る。
    また、周辺は皇居、国会議事堂、憲政記念館と錚々たる存在に囲まれ、正に東京、そして国の中心にいることを強く感じさせられる。
    訪れた日は休日であったため誰もいなかったが、ベンチも置いてあるので近辺を歩き疲れたら小休止することが出来る。
    また、広告を記念したという彫像や子供の小像、口から水が出るライオン像(今は枯れているが)など、全体的に上品な造りになっていることは場所柄に合っており、注目していいと思う。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    3.5
    人混みの少なさ:
    5.0
    バリアフリー:
    3.5
    見ごたえ:
    2.0

  • 花崗岩で飾られた司法の頂き

    投稿日 2017年11月08日

    最高裁判所 霞ヶ関・永田町

    総合評価:3.5

    最高裁判所庁舎は、桜田濠と内堀通りを挟んで皇居に面し、外壁を花崗岩で装飾した特徴的な建物で、日本の司法の頂点に聳え立っている。
    1966年に現庁舎の建設が決定し、隣接した敷地にある国立劇場とともにデザインが公募され、岡田新一の案が最優秀作品として採用されることとなった。校倉造を模した国立劇場、そしてこの最高裁判所と、いずれも特徴ある建物が、同時期にしかも国家機関の建物として出現したことは非常に興味深い。
    法廷等内部の見学も出来るようだが、スケジュールの都合上外観を仰ぎ見ただけであった。とはいえ、花崗岩の凹凸や色合いが風格を醸し出している外観を見るだけでも、十分価値のあるものだと思う。
    庁舎全体は7つの棟から成り、それぞれの建物自体も複雑な形態をしているため、(自分はしていないが)外周を歩きながら眺めれば場所によって違った姿が現れるのだろう。そういう楽しみ方もあると思った。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    5.0
    バリアフリー:
    3.5
    見ごたえ:
    3.0

  • 服部半蔵に由来する門

    投稿日 2017年11月04日

    半蔵門 四ツ谷

    総合評価:4.0

    長年東京に住んでいるので地下鉄の名に採用されている半蔵門の名は身近なものでしたが、名前の由来は服部半蔵に与えられた組屋敷が門内にあったからとのこと。「象が半分しか入れなかったから」という説もあるようですが、これはこじつけだと思われます。
    門は新宿通りが内堀通りに突き当たる半蔵門交差点から50メートル以上奥にありますが道路から先は中に入ることが出来ないので、遠くから眺めるだけでした。
    休日だったので、話に聞く皇居ランナーが非常に多く、ランニングの邪魔にならないよう気を使いました。
    それにしても、半蔵門の南側に広がる桜田濠の水に皇居の緑と日比谷辺りのビル群が映え、晴天の中得も言われぬ美しさでした。都心にこれだけの緑が残されていることは、素晴らしいと思います。
    ランナーの方々も走っていて気持ちのいいことでしょう。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    5.0
    人混みの少なさ:
    4.0
    バリアフリー:
    4.0
    見ごたえ:
    3.0

  • 秋晴れの文化の日に

    投稿日 2017年11月04日

    日枝神社 霞ヶ関・永田町

    総合評価:4.5

    文化の日に訪問した。当日は明治祭の祭祀の日に当たっており、雲一つない秋晴れの中社殿からは妙なる雅楽の音色が聞こえ、参道を白無垢姿の花嫁さんが歩く姿も見えた(結婚式場「日枝あかさか」が隣接している)。七五三のお祝だと思われるが参拝に来ている子供たちも多く、皆が晴れ晴れとした顔をしていたのが印象的であった。10月には「雅楽の夕べ」という催しがあったとのこと。中秋の名月を愛でながら、さぞ幻想的であっただろう。
    最初正面からではなく裏手の山王稲荷神社の側から石段を登って行ったが、朱塗りの鳥居の列と奉納された赤い幟の数に圧倒され、思わずシャッターを切った。人々の信仰の厚さを物語るものだ。
    心残りは宝物殿を見逃してしまったことだ。自分の調査不足を恥じるしかないが、江戸城鎮守であった歴史から、刀剣など徳川ゆかりの品が所蔵されている。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.5
    人混みの少なさ:
    3.5
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    3.5

  • 東郷平八郎邸宅跡が公園に

    投稿日 2017年11月18日

    東郷元帥記念公園 市ヶ谷

    総合評価:2.0

    日露戦争の日本海海戦で連合艦隊司令長官としてロシアのバルチック艦隊を破った東郷平八郎邸宅跡に、1938年記念公園として整備された。
    公園は急な石段を通じてかなり高低差のある上部と下部に分かれ、上部が旧邸宅、下部は以前から公園であったらしい。
    はっきり言ってしまえば、名に釣られて来てもごく普通の公園なので感想も何もないのだが、訪れた日が休日で天気晴朗(東郷に掛けて)であったことから、サラリーマン、主婦、学生など老若男女様々な人々が思い思いに休んでいた。公園としてのあるべき使命は立派に果たしている。
    園内で東郷に関係するものと言えるのは、上部の入口を入ってすぐ目に付く、旧邸宅にあったと言われる台座の付いたライオン像位で、少し寂しい。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    2.5
    人混みの少なさ:
    2.0
    バリアフリー:
    2.0
    見ごたえ:
    1.5

  • 千代田区内最古の寺

    投稿日 2017年11月17日

    心法寺 四ツ谷

    総合評価:2.5

    麹町大通りを挟んで上智大学の向かい側の路地を少し奥に入った所にある寺で、創建は1597年、千代田区内最古の寺といわれる。
    寺院の裏手に檀家の墓地があるのは至って普通の光景かと思っていたが、千代田区内ではこの寺だけとのこと。紀州藩主、8代将軍徳川吉宗に見出され埼玉県の見沼代用水開削に尽力した井澤弥惣兵衛(1654~1738)の墓がある。彼は治水技術の一派「紀州流」の元祖といわれる。
    本堂に向かって左手に塩地蔵と呼ばれるお地蔵様が立っている。名前の通り、塩を地蔵の身体の治したい部分に塗り付けると効果があるという。撫でたりさすったり、というのはよくあるが、塩を擦り込むというのはあまり聞いたことがない。
    境内に聖イグナチオ教会から昼を知らせる鐘の音が聞こえてくるのも、面白い取り合わせであった。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    3.5
    人混みの少なさ:
    3.0
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    2.5

  • イエズス会が開設した大学

    投稿日 2017年11月16日

    上智大学 (四谷キャンパス) 赤坂

    総合評価:2.5

    1911年にイエズス会のヘルマン・オフマンが開学したことに始まる上智大学の精神は、「他者のために、他者とともに」であり、キリスト教人間主義を教育の柱に据えている。隣接する聖イグナチオ教会とともに、イエズス会と関係が深いが、教会と大学は直接の組織上の関係はないという。
    当日は学園祭(ソフィア祭)を催しており、多くの人出で賑わっていた。来年の受験を目指していると思われる高校生の親子連れ、大学に入って初めての学園祭を満喫している1年生、そして慣れた風情の2年生以上と、人通りを眺めているだけで楽しめ、自らの学生時代(大学は違うが)を想い起した。
    四ツ谷駅からアクセスすると麹町大通りに面した北門から入るのが近く、入口も立派で近代的であるが、正門は細い通りに面して少し小ぢんまりしており、門の中央に鷲を象った校章が掲げられている。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    2.0
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    2.0

  • 聖堂での厳粛な祈り

    投稿日 2017年11月15日

    聖イグナチオ教会 四ツ谷

    総合評価:2.5

    教会の中心を占める主聖堂では、信徒の方が薄明りの中で真剣に祈りを捧げており、重い扉を少し開けて内部を眺めてからそっと外に出ました。非常に厳粛な雰囲気でした。
    教会名の「聖イグナチオ」とは、イエズス会の初代総長イグナチオ・デ・ロヨラのことであり、イエズス会は、欧州、後には世界各地に神学校を設立したことで知られます。我々にとっては、ロヨラの同志で、戦国時代の日本に布教したフランシスコ・ザビエルが有名でしょう。
    教会では、信者、あるいはキリスト教に興味を持った人に対し、様々な講座や催しを行っているようですが、興味深かったのは「傾聴ルーム」というものです。心の裡に秘めた悩みや苦しみを聞いて貰うことで、人間は自らの存在を認められたことを感じ、平静を取り戻して行きます。宗教という枠を超えた重要な取り組みではないかと思います。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.5
    人混みの少なさ:
    3.0
    バリアフリー:
    3.0
    見ごたえ:
    2.0

  • 大久保利通哀悼碑の建つ公園

    投稿日 2017年11月14日

    清水谷公園 赤坂

    総合評価:3.0

    1890年に開園した公園で、園内には1878年にすぐ近くの紀尾井坂で殺害された大久保利通を記念する碑が建てられている。非常に大きな碑で上部に龍の彫物が施されている。現在は周囲を柵で囲われているため碑にあまり近寄ることは出来ないが、千代田区教育委員会が解説板を設置し、碑の裏面に彫られている碑文(漢文)を現代文で説明している。区内の小中学生の学習に資するためだろうか、親切で分かり易い説明であった。碑文の内容は、当然ながら大久保に対する賛辞に始まり賛辞に終わっている。
    また、公園の北西側、道路に近い所には池があり、周辺のビル街とは別世界の静けさが漂う。ただ、公園の多くが池や清水谷の斜面を利用した遊歩道、記念碑などで占められ、寛げるスペースは少ないようだ。

    旅行時期
    2017年11月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    3.5
    人混みの少なさ:
    4.0
    バリアフリー:
    2.0
    見ごたえ:
    3.0

  • 様々な伝統芸能を守る活動

    投稿日 2017年11月05日

    国立劇場 霞ヶ関・永田町

    総合評価:4.0

    国立劇場は独立行政法人日本芸術文化振興会が運営し、歌舞伎、能楽、文楽等を始めとして後継者が少なくなっている伝統芸能についても、担い手の養成活動を行っています。
    建物は正倉院の校倉造を模したもので、非常に特徴的です。今後大規模改修工事が行われるそうですが、伝統を踏まえた外観は是非とも残して欲しいものです。ちなみに会員組織は「あぜくら会」と言うそうです。
    細かい話ですが、敷地内に赤と緑の細長い旗が数多く立っており、そこに国立劇場の紋章が記されており、個人的にデザインが好ましく思いました。奈良薬師寺東塔の天女の姿をモチーフにしているとか。
    実は公演を観に行った訳ではなく、午前中に行ったので、館内に入れず(当然ながら)観客もいませんでしたが、午後の公演の関係者と思われる方々が楽屋に入る姿や、花屋、舞台芸術関係業者の車が楽屋口近くに停まっている光景など、劇場独特の雰囲気を感じました。

    旅行時期
    2017年11月
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    5.0
    バリアフリー:
    4.0
    見ごたえ:
    4.0

  • 今は開かない跳開橋

    投稿日 2017年07月31日

    勝鬨橋 月島・勝どき

    総合評価:4.5

    隅田川の最も下流に架かる橋で、中央が割れて下の川を運航する船を通すことが出来る跳開橋である。
    袂にある「かちどき橋の資料館」に寄って少し勉強したところでは、いわゆる可動橋(名前の通り水運を確保するために橋桁などが移動する橋)には、跳開橋の他に、橋桁が水平移動して仕舞い込まれる引込橋、橋桁がそのまま上昇する昇開橋、橋桁が川の流れと平行方向に移動する旋回橋などがあるそうだ。
    かつては1日5回開閉していたそうだが、当然その間橋の通行が出来なくなる訳で、現在は常時閉鎖されており、普通の橋と何ら変わらない。
    そんな中で、この橋の跳ね橋としての機能を復活させるべく運動しているグループがあるようだ。さすがにしょっちゅう上げ下げする訳には行かないだろうが、技術遺産のアピールという点でも、大きなイベントの際などに限ってデモンストレーションするのもありだと思う。

    旅行時期
    2017年05月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    4.5
    バリアフリー:
    3.5
    見ごたえ:
    5.0

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