2012/11/28 - 2012/11/28
1190位(同エリア8674件中)
はんけんさん
旅行2日目(実質初日)は、メトロポリタン美術館へ。
ニューヨークに来るのは6度目。メトロポリタン美術館も毎回来ているので、6回目の訪問です。初日にメトロポリタン美術館に来たのは、もちろん真っ先に来たい場所ということなのですが、もう一つ、ニューヨークシティパスを買いやすいということもあります。
ニューヨークシティパスは、ニューヨーク観光の主要6か所:メトロポリタン美術館、近代美術館(MoMA)、自然史博物館、エンパイア・ステート・ビル、サークルラインクルーズ または 自由の女神とエリス島、グッゲンハイム美術館 または トップ・オブ・ザ・ロック の6か所に入場できて、89ドル。すべて入場すると約70ドルの得となる上、一度購入してしまえば、その後はチケット購入後の長い列に並ぶ必要がないのでかなり便利です。メトロポリタン美術館は比較的チケット購入の列が長くないので、ニューヨークシティパス購入場所としてもお薦めです。
メトロポリタン美術館には9:30の開館時間から7時間以上もかけて堪能しました。今回、初めて日本語のガイドツアーにも参加して、新たな発見もあり楽しめました。
夜は、ホテルのテレビでロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式を見ました。キリスト教国のクリスマスへの盛り上がりの凄さを実感しました。
旅行日程
11/27 成田17:45→ニューアーク16:30 (UA78)
11/28-12/ 4 ニューヨーク観光
12/ 5 ニューアーク9:55→シカゴ11:38 (UA95)
12/ 6 シカゴ観光
12/ 7 シカゴ12:00→成田16:15+1 (UA881)
この旅行の初日からご覧になりたい方は、こちらをどうぞ
http://4travel.jp/traveler/hanken/album/10732452/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ユナイテッド航空
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-
地下鉄駅へ。
ホテルから歩いて2,3分の50 Street Station。
ニューヨークの地下鉄は、駅の中で上下線のプラットフォームを行き来できない駅があります。乗り換えが無い駅はむしろそういう構造の駅の方が多いかもしれません。UptownかDowntown、自分の行きたい方向の入り口から入らないといけません。今回は、Uptown方面を利用します。 -
自販機でメトロカードの七日券を購入。29ドル。
クレジットカードで購入する場合は、Zipコード(郵便番号)の入力が必要となります。ガイド本に「滞在ホテルのZipコードを入力すれば良いので、メモっておくべし」的なアドバイスがあったので、10019を覚えておいて問題なく購入できたが、なぜZipコードを入力する必要があるだろう?。 -
時差の影響で、かなりの早寝早起き。メトロポリタン美術館の開館時間9:30にはまだ時間があるし、朝から空腹なので、72nd Streetの美味しいホットドッグのお店「Gray's Papaya」へ。
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イチオシ
店の中はこんなトロピカルな感じ
映画「ユーガットメール」の中で、トムハンクスとメグライアンが、カウンタでホットドッグを食べながら「ここは、ニューヨークで一番おいしいホットドッグを食べられる」と語るシーンがありますが、そのロケがこのお店で行われたようです。 -
ホットドッグ2個とドリンク(パパイヤジュースをチョイス)のセットで4.95ドル。これが結構おいしいので、ニューヨークに来るたびに来てしまいます。
しかし、かなり値上げしましたね。前回(2007年)は、3.25ドル。その前(2005年)は、2.75ドルでした。3ドル前後だとかなりのお得感があるのですが、5ドル弱となるとお値打ち感がかなり薄れますねぇ。 -
地下鉄で86th Streeetまで行って、そこからバスでセントラルパークを横切ります。マンハッタンの横(東西)の移動は、バスを利用するのが便利です。セントラルパーク内は、渋滞は全く無かったのですが、セントラルパークまでの1km弱の距離を進むのに10分ほどかかりました。やはり、バスを利用するとどうしても渋滞との戦いとなってしまいますね。
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メトロポリタン美術館。開館15分前に着きました。
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美術館前で待っていても寒いので、セントラルパークを散歩して時間つぶしです。
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開館してすぐにニューヨークシティパスを購入。
ニューヨークシティパスは、
メトロポリタン美術館
近代美術館(MoMA)
自然史博物館
エンパイア・ステート・ビル
サークルラインクルーズ または 自由の女神とエリス島
グッゲンハイム美術館 または トップ・オブ・ザ・ロック
の6か所に入場できて、89ドル。すべて入場すると約70ドルの得となる上、購入した後は他のチケット購入のための長い列に並ぶ必要がないのでかなり便利です。メトロポリタン美術館は比較的チケット購入の列が長くないので、ニューヨークシティパス購入場所としては、良いと思います。初日にメトロポリタン美術館に来たのは、もちろん真っ先に来たい場所というのがありますが、もう一つ、シティパスを買いやすい ということもあります。 -
ニューヨークに来るのは6回目(冬は初めてです)、メトロポリタン美術館には毎回来ているので、6回目です。
今回は、初めて日本語のハイライトツアーに参加してみることに(参加費は入館料に含まれています)しました。「11:15から約1時間で7か所を回る」とのこと。ツアーの時間前はツアーで行かないところを重点的に鑑賞しようと思い、ツアーで周る場所を聞いてみると、その7か所がガイド任せなので、その時になってみないとどこに行くか分からないとのこと。従い、最も観たい19世紀欧州絵画のコーナーへ。 -
メトロポリタン美術館は、過去に2度ほど旅行記に書いていますので、今回は過去の旅行記に出てこない作品を中心に書いていきます。
ドガ -
マネ
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モネの作品群。
朝イチなので、ほぼ独占状態で鑑賞することができました。 -
ピサロ
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ゴッホ
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セザンヌ
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ピカソ
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ルノアール
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ゴーギャン
右の「杖」もゴーギャン作です -
イチオシ
スーラ
『グランドジャット島の日曜日の習作』、この後シカゴ美術館で本物を鑑賞する楽しみが高まりました。 -
ルソー
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マチス
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前回(2007年)の時は、クローズされていたこともあり、19世紀欧州絵画のコーナーをじっくり鑑賞していたらあっという間にツアーの時間になってしまいました。
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慌てて、正面入り口右側のツアー集合場所まで戻りました。
私を含めて10名の方が参加されました。
まずは、一階中央へ。通常は中世美術が展示されていますが、この時期は大きなクリスマスツリーが飾られており、毎年人気を呼んでいる様です。残念ながら撮影は禁止でした。飾られている人形もかなり精巧な作りになっており、とても見ごたえがありました。 -
次にスカルプチャーコート(彫刻中庭)へ。
ここでは美術館の成り立ちを説明されました。元々寄付を基に1870(?)年に成立したメトロポリタン美術館は、当初はダウンタウンにあった。10年後現在の地に移転 とのこと。その時は建物は現在よりも小さく、その後、増改築を繰り返して現在の姿になったと。で、右側にみえる煉瓦の壁が設立時の建物 とのこと。 -
次はアメリカの近代絵画へ。
ホッパーの『Table For Women』。
今一つよくわからない表情や、雰囲気など。虚無や孤独を描いたホッパーらしい作品 との解説でした。 -
イチオシ
次は、先ほどまでいた19世紀欧州絵画のコーナーへ。
モネ。葛飾北斎の浮世絵を参考にした構図。この7、8年後に「印象」を出展し、印象派の父になった と。 -
ドガ
この絵の女性は後(数か月後、数年後という説あり)から描いた と。
そのため、それなりに絵に溶け込む様な苦労をしており、例えば女性が主役とならないように斜めを向いていたり、花の色に合うつくりやバック・テーブルに合う色合いの服装や、机の上に手袋を置くなど。これにより「花を持ってきて疲れました」様なストーリーを後付した とのこと。 -
セザンヌ
とても奇妙な絵、段違いのテーブル、葉の生え方、リンゴの色 などいずれも不十分。これらが評価されたのは彼の死後。ピカソなどはセザンヌを「唯一のマスター」と言っており、後のキュービズムへの先駆となった との解説でした。 -
イチオシ
フェルメール
女性の被っているものの描写や透けて見える髪などなど細部にすごく凝っている。彼の三十数点の作品のうち、ここメトロポリタン美術館に5点(この日展示されていたのは3点)、フリックコレクションに3点と計8点もニューヨークにある とのこと。 -
そして最後は、、、、って7か所と聞いていましたが、結局8ヶ所回りましたね。
ラストはデンドゥール遺跡 この遺跡にはいつも表から観に行くので、ウラからこの部屋に来るのは初めてです。 -
アスワンハイダムの水没から保護するため、USAが経済面でかなりの援助をしたそのお礼に寄贈されたもの。どこに展示するか?で競争となった。その時の条件は「24時間誰でも見られることと、オリジナルと同様に東を向くこと」。メトロポリタン美術館は、室内展示ではあるが、ガラス越しにライトアップし夜中でも外から見られる構造としてこれに対応した とのことです。
東向きってことは、アブシンベル神殿の様に、春分・秋分の日に太陽の陽が奥まで差し込む造りになっていたのだろうか? だとしたら屋内展示にしてしまったことで、春分・秋分の日の楽しみは再現されていないってことですよね。
1時間の予定を15分もオーバして8か所、たっぷりと説明していただきました。ありがとうございます。 -
イチオシ
ツアーの流れついでで、エジプトコーナーで個人鑑賞を続けることにしました。エジプト旅行(2008年)後にメトロポリタンに来るのは初なので、色々と新たな視点で楽しめました。
ハトシェプスト これも前回(2007年)見られなかったものです。 -
ミイラの部屋。ゆったりと観られます。日本だったらこんなにゆったり観られないでしょうね、、、、。
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ショップをちょっと覗いてから、
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地下のカフェへ。
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昼は軽めに。
約14ドル。 -
鑑賞再開。
ロダン『カレーの市民』これはレプリカ。本物はパリのロダン博物館だと思っていましたが、カレーの広場にあるそうです。 -
セントラルパークのオベリスクも見えます。
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マチスの特別展。本日は会員のみのプレミア鑑賞日。一般への公開は明日からとのことで、残念ながら鑑賞できず。うー、それを知っていれば本日はMoMAに行き、明日こっちに来たかも、、、、。
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アメリカ近代美術コーナーへ。
オキーフ -
特別展マチスの出口にて、図録などをパラパラと鑑賞
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ポロック
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ジャスパー・ジョーンズ
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ウォーホル
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George Bellowsの特別展。
残念ながら撮影禁止。 -
「Regarding Warhol: Sixty Artists, Fifty Years」というアンディ・ウォーホルと彼に影響されたアーティストの特別展。
かなり濃い内容でしたが、これも残念ながら撮影禁止。 -
他に、工業意匠系のアートも特別展示されていました。
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次に12ー19世紀欧州絵画コーナーへ。
レンブラント -
1300年頃に描かれた『聖母子』
メトロポリタン美術館が購入した最高額作品とのことですが、率直に、「これが?」と思ってしまいました。冷静に考えると、多くの寄付・寄贈作品で成立している美術館なので、そもそも購入作品が少ないということも理由の一つなのでしょうかね。 -
吹き抜けになっている欧州彫刻美術
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日本美術のコーナー
尾形光琳 -
東南アジア美術
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中近東美術
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アフリカ美術
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しっかし、本当に巨大美術館ですよね。7時間以上かけて、しかも後半はかなり駆け足での鑑賞だったのに、すべてを観るには至りませんでした。
それと屋上の彫刻展示は、セントラルパーク越しに摩天楼が見えて、結構好きな場所なのですが、残念ながらこの時期は閉鎖されているようで、屋上に上がることはできせんでした。 -
地下鉄での帰り際、86 Street Stationのすぐ真上にある、ベストバイに立ち寄ってみました。ホリデーシーズンという最も価格が安い時期に、今後のドライブ旅行用にガーミンのナビを購入しようかと。が、あまり安い機種はありませんでした。ベストバイは、割引率は高いのかもしれませんが、平均売価を高めにしたい戦略なのか、やや高めの製品が多く、劇的に安い製品は少ないようでした。なので、タイムズスクエアかエンパイア・ステート・ビル近辺の電気小売店で探す方が良い様に感じました。
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夜にホテルの部屋でテレビを見ていると、どうやら本日がロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯日の様です。ビリー・クリスタルやベット・ミドラーが出ていました。その後、ロッド・スチュアートが歌ったり、結構出演陣が豪華です。
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これは、さすがに寒いやろ、、、、。
この時、32F(=0℃)ですよ。 -
イチオシ
そして、最後にクリスマスツリーに点灯されました。
しっかし、キリスト教の国はクリスマスがいかに大事か ということを実感しました。だって、ツリーに点灯なんて、ものの数秒で終わってしまうのだけど、そこにお金をかけて1時間以上もテレビで生中継してしまうのだから。
しかも、この番組、金曜の夜に再放送していました。それだけではなくて実は、木曜、土曜、日曜の夜にも再放送をやっていてそれは見逃したのかもしれない。(んな訳ないか)
金曜の放送時には、水曜と明らかに同じ映像なのに、右上のLIVEの字もそのままで放送していました。ってLIVEちゃうやろ!。ひょっとしたら、LIVEだと思っていたこの日の放送も、実は再放送だったのかもしれない、、、、。
ホリデーシーズンのニューヨークとシカゴ03:MoMAとトップ・オブ・ザ・ロック
http://4travel.jp/traveler/hanken/album/10734026/
に続く。
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