ロバとラクダのシルクロード・中央アジア１　～ソウル経由でタシケントへ～

2009/05/01 - 2009/05/06

シルクロードやサマルカンドという言葉にノスタルジーを感じる人も少なくないはずだ。昔からあこがれていた中央アジアのシルクロードには、アジアとヨーロッパ、そしてイスラム世界が融合された世界があった。そのうえ、このあたりにはウズベク人、タジク人、カザフ人などいろんな民族がいて、その民族の居住地域ごとにソビエトが分割された経緯もあり、民族ごとに言葉も違う。

また、世界で３番目に大きかった湖であるアラル海が消滅しかかっている。そんな環境破壊などを垣間見ることができたのは衝撃であった。

そんなこんな状況であるが、道端でロバが一生懸命荷物を運んでいる姿が一番、印象的だったかも。

【行程】
５月１日
関空⇒ソウル・仁川空港⇒タシケント

５月２日
タシケント⇒ヌクス⇒ムイナク（アラル海・船の墓場）⇒ヌクス

５月３日
ヌクス⇒ウズベキスタン・トルクメニスタン国境⇒クフナ・ウルゲンチ⇒ダシュホウズ⇒ウズベキスタン・トルクメニスタン国境⇒ヒヴァ

５月４日
ヒヴァ⇒ウルゲンチ⇒タシケント⇒サマルカンド

５月５日
サマルカンド⇒ウズベキスタン・タジキスタン国境⇒ペンジケント⇒ウズベキスタン・タジキスタン国境⇒タシケント⇒ソウルへ

５月６日
ソウル⇒関空

エリア タシケント(ウズベキスタン)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: 大韓航空

いつものはるかで関空へ。ゴールデンウィーク間近だけど乗っている人は少なかったかも。

関空に到着するとまず目に付く看板。いつも旅が始まるという気持ちにさせてくれる。

新型インフルエンザがメキシコではやっているとか。そんな報道ばかりで不安がつのる。念のためマスクはしていた。久しぶりの大韓航空でまずはソウルへ。

関空連絡橋が綺麗に見える。

神戸空港はいつも写真を撮ってしまう。

機内食は軽食だった。

中国路線と違い、韓国路線は松江あたりを通る。手前が宍道湖で真ん中に松江、そして向こうに境港あたりが綺麗に見えた。

ソウル・仁川空港が近づくと、巨大な橋が見えてきた。ソウル市内から延々と空港まで伸びている。仁川空港ができてソウルに来るのは初めてだ。

乗り継ぎ方面へ行くときに、タシケント行きを確認。

綺麗な空港だ。しかもかなり広い。店も沢山あって十分に時間を潰せる。

韓国の伝統を紹介するコーナーもあった。こんな余興もやっていた。

で、お腹が空いたので、キムチうどんを食べる。これがなかなかおいしかった。

のんびりしていると、搭乗時間がとっくにすぎて、出発時間が迫っていた。焦って登場口に行くと、まだ大丈夫でよかった。ほとんど最後に搭乗。

あまり事前に調べてなかったので、中央アジアのことについて、スナックを食べながら勉強。行く前だと頭にも入る。

これが機内食。味はまずまず。

座席にはモニターがついておらず共同で見るタイプの飛行機。何故かベーブルースのビデオをやっていた。

ウズベキスタンに入国するには、２枚のカードを書く必要がある。しかも、荷物はいくつあるかとか、持っている貴重品（携帯電話やデジカメ）も記載する必要あり。少々、めんどくさい。今回はウズベキスタンに３回も入国したので、３回この用紙を書くはめになった。

だいぶ飛行した頃、天山山脈らしき山が見えてきた。中国の端っこだ。

そろそろ着きますよ〜。ソウルからは７時間のフライト。

タシケント空港に到着。さすがに首都の空港だけあって広いが、なんとなく田舎っぽさも感じる。夜の８時半だ。

なお、世界中で大騒ぎの新型インフルエンザ（豚インフルエンザ）の影響で厳しい検査を覚悟していたが、飛行機からバスにのり、それを下りると、マスクをした職員に渡されたのが体温計。それではかりながら数メートル進み、すぐに体温計を返却。それで体温がほんとにわかるのか！？と疑問をいだきつつ、それで終わったのでよかった。イミグレも思っていたよりスムーズで、着陸から45分ほどで空港からでることができた。

空港の外でガイドさんが待っていてくれて、そしてトイレに直行。このゲートにお金を入れる有料トイレだった。

空港内は撮影禁止だが、外はいいとのこと。文字が夜空に綺麗に映えている。

空港から１５分ほどのショドゥリク・パレスというホテルだ。

部屋は結構綺麗なのだ。

ベッドもこんな感じ。

で、これが外観。

さっそく街をうろつく。街のはずれなのか、かなり寂しい。

DVDショップらしき建物。

これが小さな売店。飲み物を購入。ミネラルウォーターなら1000スムなので70円ほどか。

近くの緑の光をした怪しい店に入る。メニューを見るがまったくわからず、ガイドさんに通訳してもらう。真ん中あたりの書いてあるKyk-と書いてある麺を食べるが、なかなかうまい（なんと読むかは忘れた）。

で、これがその麺。疲れた体にもやさしい味。

道の真ん中には路面電車も走っている。

ウズベキスタンのサッカーチーム。このチームとは違うが、元ブラジル代表のリバウドもウズベキスタンに来ているようだ。

ホテルの横がスタジアムになっており、６月にはウズベキスタンと日本のサッカーの試合があるようだ。ワールドカップ予選。ガイドさんも応援に来るって言ってた。

明日は５時にホテル出発でとても早い。なんだかんだで寝るのが０時になってしまった。起きれるかな！？