2005/07/22 - 2005/08/11
158位(同エリア184件中)
極楽蝶さん
クラクフの2日目はレンタカーを借りて,ヴィエリチカと小ポーランドの木造教会,それにザコパネまで足を伸ばすことにした。日本を出発する前の予定では今日はアウシュビッツとヴィエリチカを廻ろうと考えていたが,前日クラクフで地図を買って,ルートを詳しく調べると,ヴィエリチカに最初に寄ってから木造教会やザコパネに行く方が良いこと,その上,翌日のレンタカーのチェックイン(午後5時)を考えると,初日に遠出をした方が安全だ。
それから,今日からワルシャワまで一緒に旅を続ける仲間が出来た。昨日,中央市場広場に面した日本食レストランで食事をしていたとき,ブラチスラヴァの駅で話をしたHさんと偶然に再会。旅程の話をしていると,同じようなところを観光することが分かり,一緒に旅を続けることにした。
朝の8時にHさんとホテルのロビーで待ち合わせをし,クラクフの空港まで車を取りに行く。今日は日曜日なので,ダウンタウンのオフィスが閉まっていて,空港でしか車を借りることが出来なかったのだ。クラクフ中央駅に行き,空港行きのバスを探すが,どれだか分からない。係員らしき人などに聞きながらやっとバスを見つけた。空港に着いたのは9時半ちょっと前。手続きをし,ようやく10時頃出発した。
ヴィエリチカに着いたのは10時45分頃。英語ツアーのチケットを買って,ツアーガイドに従って坑内に入る。正直言って,ここは世界遺産に登録されているから”ちょっと見てみよう”ぐらいの気持ちで,あまり期待はしていなかった。だいたい,岩塩の採掘場だから「大したことはネエだろ」と思っていたが,意外や意外,素晴らしかった。Hさんもホテルのフロントのお姉さんに「ここだけは絶対に行きなさい」と勧められたと言っていたが,まったくその通り。その採掘場の巨大さと言い,岩塩で作られている彫刻と言いどれもすごい。圧巻はツアーの最後の聖キンガ礼拝堂。岩塩を掘って作った最後の晩餐のレリーフや塩のシャンデリア,塩の床と,これが全部塩で出来ているのかと驚かされる。
次は木造教会。小ポーランドの木造教会群も世界遺産に登録されているが,点在しているため全てを見ようとしたら,3・4日かかると思う(レンタカーで)。なので,今回はデンブノの木造教会を目指す。ヴィエリチカから途中で見つけた木造の教会2つに寄りながら約3時間,やっとデンブノに着いたときは午後5時半を過ぎていた。そのため,教会の内部は見学できなかったのは残念だったが,石の教会ばかり見ていると,小さく素朴な木の教会はとても新鮮に見えた。
ザコパネだが。デンブノに行く前から雲行きが怪しくなり,ザコパネに行く途中から土砂降りの雨,その上ヒョウまで降って来たため,とても観光どころではなかった。
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ツアーガイドのおじさん
このツアーガイドのおじさん(名前は忘れてしまった),結構面白かった。なにせ,お約束の冗談の連発。ポーランドでもおじギャグは存在した。
ところで,この写真は聖キンガ礼拝堂のレリーフのひとつ。 -
塩の人形劇
塩で作った人形で何かの物語の場面を再現しているシーン。有名な物語だったが,思い出せない。まあ,そんなことはどうでもよく,これが塩でできていると想像できるでしょうか?
こんなのが,坑内にたくさんあります。 -
採掘現場の再現
さすがにこの人形は塩ではないと思う。採掘現場の再現では,このほかに馬を使った運搬の様子も再現されていた。ガイドのおじさんが,昔は人にとっても馬にとっても非常に劣悪な環境で,病気で死ぬ者が多かったと言っていた。 -
聖キンガ礼拝堂
ツアーの最後,地上から300メートルぐらいのところにある塩で作った礼拝堂。
歩いていくと突然空間が開け,この礼拝堂が飛び込んでくるから,みんなが「あ〜」と声を上げる。広さも相当なものだ。テニスコートであれば3面はとれると思う。 -
05聖キンガ礼拝堂 パート2
これは礼拝堂のフロアに降りたところ。光は塩でできたシャンデリアのだけ。とても幻想的な空間。床も亀の甲羅のような模様になっているが,これも全て塩。 -
塩のシャンデリア
シャンデリアの大きさが分かってもらえるだろうか? おそらく人の背丈より高さがある。シャンデリアの下から見上げてビデオを撮っている女性の大きさと比べてみてください。 -
最後の晩餐のレリーフ
塩を掘って描いた最後の晩餐。
ここで写真を撮るときは,絶対にフラッシュを使ってはダメです。フラッシュを使うと岩塩の色が出てしまいレリーフの凹凸感が現れません。暗いので手ぶれが辛いけど,是非ともノーフラッシュで撮ってください。
岩塩の色が分かるのは,このページの2枚目の写真で,人形劇を撮ったもの。岩塩はこんな色をしています。 -
聖クルス教会
ヴィエリチカからデンブノに向かう道沿いにあった木造教会(この教会は世界遺産に登録されていない)。
最初見たとき随分と手入れの行き届いた教会だと思ったが,看板の説明書きを読むと,この教会は数十年前に火事で焼け落ち,再建されたものだった。 -
聖クルス教会で祈る子ども達
教会を見学し始めたとき,先生らしき人に連れられた子ども達がやって来て,入口付近で祈りを始めた。 -
聖クルス教会の内部
帰ろうとしたとき,神父らしき人が来て「中も見なさい」というような合図をしている。行くと教会脇の入口を開けてくれ,中に通してくれた。外見の質素さからは思いもつかなかったが,内部は鮮やかな絵で埋め尽くされていた。 -
デンブノの木造教会
この教会は世界遺産に登録された教会群のひとつ。その中でも状態が良く,もっとも美しいと言われている。内部を見ることができなかったのは残念だったが,木製の塀に囲まれ,近くに澄んだ水の流れる小川があり,この教会の美しさを一層引き立てていた。
ここに行けば感じると思うが,この土地には石の教会は似合わない。この木造の教会が環境とひとつになっている。 -
デンブノの木造教会の入口の磔刑のレリーフ
教会の南側入口の上にあったキリスト磔刑のレリーフ。おそらくそんなに古いものではないと思うが,荒く削られた素朴な彫刻がこの教会にとても合っていた。 -
デンブノ村の家の煙突にできた鳥の巣
教会の前の家の煙突に鳥が巣を作っていた。スロヴァキアのコシツェの近くでも電柱の上に同じような巣があるのを見たが,こんなの日本では見たことがない。
これを見てもこの村がどんなに田舎なのかが分かってもらえると思う。
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