2012/09/08 - 2012/09/11
246位(同エリア593件中)
冷風扇さん
バンコクから車で2時間弱でたどり着く、スパンブリー県のサムチュックにある100年市場(タラート・ロイピーตลาด100ปี)にいってきました。
名前の通り100年前の古い建物がそのまま残っている市場で、2009年度にユネスコのアジア太平洋地域の文化遺産保護プロジェクトコンテストで優秀賞を取ったそうです。
タイと中国の文化が融合した様な空間で、市場の脇に流れるターチン川から運び込まれた食材や日用品が地域の人々の生活を潤してくれていたことを思い起こさせます。
が、やっぱり私の関心事は食べ物なのでした。
ユネスコのせいかなんなのか、日帰りツアーの観光バスがばんばん着くので観光客向けの土産物屋や軽食堂はいっぱいあります。
2012年はひときわ目立っていたのは巨大つみれ(ルークチン・ヤク)でございます。
今更ですが、地域の富豪のご自宅など開放されているんですけど、入らなかったわ(笑)
サムチュック・タラートロイピーは2部構成でお送りします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
こちらはスパンブリー県の東部を南北に突っ切る様に流れるターチン川です。
スパンブリーは日本のガイドブックには地図上に地名がちょんと書かれているだけであまりなじみがありませんが、南にナコーンパトム、東にアユタヤ(とアントン)、西がカンチャナブリ。そして東南がバンコクです。
まわりの土地の紹介だけでおなかいっぱいでガイドブックはあまり取り上げないのかもしれません。 -
道路が整っていなかった昔はターチン川の水上交通を利用して物資を運搬していたので、このように川の畔に市場ができたのでしょうね。
バンコク近郊には水上マーケットや100年市場と呼ばれる古い市場は結構沢山残っているようですが、ここサムチュックもその中の一つです。
バンコクからはバスやロットゥーで来ることができますし、
旅行会社のスパンブリー県を一通り回るツアーに含まれています。
(100年市場、スパンブリー市街、ワットファイロンウァなどを回ったり、100年市場とアユタヤの水上マーケットに行ったり、パターンはいろいろ。) -
こちらはターチン川にかかる橋からのショットです。
両端に階段があり、真ん中はバイクが通れるスロープになっています。
階段をのぼっている方々は首から番号札を提げておられる。
観光バスで来たタイ人のツアー客です。
やっぱり賑わっている日がいいかなと思って日曜を選んでやってきました。
ターチン川の東側に国道が走っていて、大きな観光バスは路駐してます。
車社会の頃にできたところではないので大型車の駐車場を取るスペースがないのですね。 -
こちらは100年市場の西側です。
こちらにも幅20mくらいの川がありまして、
そこを渡ると市場になります。
ロットゥー(ワゴン車を使った乗り合い交通システム)はこの橋の目の前につきます。 -
市場の近くにはこのような看板が掛かっているので迷いません。
英語でもユネスコとかアワードオブ2009と表記してあるので、「ああ、ここか」とすぐ気づく。
(というか、外国人なのでとくに聞かなくてもロットゥーの運転手とかが「あっちだよ」って教えてくれます。) -
市場の中です。ソイ1かな。一番南側の露地です。
木造のいかにもレトロな雰囲気の建物に商店が並んでいます。 -
こちらはお菓子屋さんです。
観光客を目当てにしたお菓子屋さんがいっぱいある。
観光バスで来た人たちは迷うこともなく
ばんばんとお菓子を購入していく。
市場を訪れているほとんどのお客がタイ人で、
あとは西洋人を数人見かけただけです。
中国人、日本人、韓国人など、バンコクの町中ではやたらに東アジア系の外国人観光客にも会いますが、ここでは気がつかなかったですね。
バンコク近郊には日曜日だけ開かれる市場がそれこそ山の様にあるので、外国人観光客はばらけてしまうのかもしれません。
ここは水上マーケットじゃないのもあるのかも。 -
はい。では最初のグルメレポートといきましょう。
こちらがタイトルにも入れた巨大つみれやです。
ニサ・ルークチン・ヤクです。
ニサというのは店主の名前かしらね。
ルークチンがつみれで、ヤクが巨大という意味です。
(タイ語をいれると文字化けするのでカタカナ表記で。)
赤地の派手な垂れ幕に子供の頭蓋骨ほどの大きさの
魚のつみれにかぶりつく男の子や
巨大つみれの串刺しを掲げた女性が写っております。 -
こちらがショーケースに並べられた巨大つみれです。
なんかすごいことになってます。
直径は15センチくらいかな〜。
ソフトボールよりも大きく、バレーボールよりも小さい。
手でたねを成形している時重さで肩こりそうです。
職業病になりそうだ。 -
その巨大つみれやさんはソイ1に何店舗かあるのですが、
ソイ1は市場へのメインの入口から繋がっているため
お客さんでつねにごった返しています。
そこで、ぶらぶらと先に市場を散策した後に
市場の北西にある支店に入りました。
この市場は北の方に進むにつれて観光客向けのお店から
日用品のお店に変わっていくので、徐々に客足が減っていくのです。 -
常にお客さんで混み合っているお店なので従業員が注文を取っていられません。
その為、各テーブルに注文票が備え付けてあり、これを使って注文します。
「それに書いて!」
「・・・読めません。」
というわけで、指差し注文です。
すいている時間だったので迷惑にならずにすみましたが。
私が食べ終わって席を立つ頃には空席も出始めていたので、
タイ人のお客さんも注文票に書かずに注文していました。
左側にクイティアオ(麺)の食べ方が4種類あって、
1番上と3番目は汁系、4番目はヘーンなのでタレ系。
2番目はなんだろな〜。
そしてそれぞれ麺の種類(センヤイとかセンレックとか)を選んで、数字を記入するみたいだ。 -
私はびろびろめんのセンヤイにしました。
米粉を使った幅広麺なのですが、食べながら群馬のひもかわを思い出しました。
つるつるっとした食感が口の中で心地よくて私は好きだな〜。
選んだのは麺だけだったんだけど、「こいつらタイ人じゃないから」と無難にクリアスープ仕立てにしてくれたっぽい。辛さの調整はテーブルの上の調味料で自分でできるからです。
辛いタレがよければ、辛いタレの入った鍋を指さすといいでしょう。 -
こちらはセンミーかな。細い麺です。
日本のそうめんくらいの太さの米麺。
ちなみにこのお店のスープは干しエビがタップリはいっていてうまみは充分足りています。
日本人なら味をあまり足さなくてもそのままいける。
つみれなどは味がしっかりついているからダシの味で食べれちゃう。
(私は七味感覚でほんのちょっとナムプリックとプリック・ポンを入れただけ。)
もやしなどの野菜と麺にスープをかけてつみれをのせて完成です。
麺の量はほんの少しで、日本の麺類と比べると1/4くらい。
正直、麺をもっと食べたいと思った。
(でも麺を2倍にして!というタイ語の能力がない。) -
頼まなかったのでお店の写真をお借りして・・・。
このつみれやの名物にもなっている巨大つみれ。
私は普通サイズのつみれがぽんでしたが、
この麺にお好みで巨大つみれを乗せることもできるようです。
とあるタイ人のカップルは、二人でそれぞれ普通サイズのつみれのせの汁麺を頼んでいて、巨大つみれは辛いタレがけにしてを二人で食べておりました。
4人連れくらいならみんなでワイワイと食べるのにいいかもしれませんが、二人で食べるのはかなりの勇気がいる。
このお店のインパクトのある商品を出したことで、メディア取材がいっぱい来ているみたいでお店はテレビタレントらしき人の写真だらけでした。
私は巨大つみれは注文を断念したため写真はありませんが、
巨大つみれ麺はどんなものか知りたい方は下記のURLでも見てください。
実際に食べたタイ人のブログです。
http://www.unigang.com/Article/655 -
後ろ姿を失礼。日曜の忙しい日だったので、子供たちがお手伝いをしていました。
席に座るとこの子たちが氷をいれたコップやお水を運んできたり、お客さんが帰るとテーブルを片付けたり、かなり働き者だった。
で、お客がとぎれたら、自分でつみれを焼いて食べ始めたと。
まかないが毎日つみれなので、ぼくちゃん、なんだかぷくぷくしてます。 -
これが子供たちが食べていたつみれ団子です。
串に刺したつみれを軽く炙って貰って食べあるくこともできます。
団子の大きさも数種類ありますね。 -
こちらはタイのマーケットでよく見かける
竹筒で蒸し焼きにした糯米です。
私はまだ食べたことがありません。
これもこのお店にうっていました。 -
つみれの試食の横にこの竹筒ご飯の試食もあった。
ココナッツミルクで炊いた甘いお菓子だったと思いますが、
食べてないのでこれ以上のコメントは差し控えます。 -
お持ち帰り用セットです。
ビニールの中に大量のつみれが入っています。
でも中身の半分は空気です。
中にビニールに入れたたれも一緒にはいっています。
この他、麺とタレとつみれを1人前ずつにセットしてくれたりもします。
みんなこのつみれをばんばか買ってましたよ。
一人2袋とか3袋とか。家でたべるんでしょかね。 -
こちらは冒頭にも載せた巨大つみれです。
ビニールのパッケージが違うのはお店が違うから。
(これが最もつみれがはっきりと写っていたので。)
巨大つみれが町の名物になりつつあるのか、
いろんなひとがつみれやを経営しております。 -
ニサ・ルークチン・ヤクの市場北西の支店の外観です。
どこの支店で食べても味は同じでしょう。たぶん。
経営者が違うところと比べると使っている調味料とかの配合が違うかもしれません。
もし日曜とかの昼にいかれる方は混みますので、事前に注文品を決めてからいくといいかもしれません。
(アップした注文票のタイ語を解読してから行ってみてください。ツアーのガイドさんに聞いておくとか。)
一応、この市場は平日でも開いているようですので、平日や食事時を外していった場合は、余裕を持って食べられるかも。
中国系の人たちがタイで作った味だよなぁと思いながら、
クイティオに舌鼓を打ちました。
(本音を言えば、もっと麺を食べたかったが。)
長くなりましたので、サムチュック100年市場レポートは次に続く。
(サムチュックの行き方などの情報も次に詳しく書きます。)
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この旅行記へのコメント (3)
-
- ハイ!トクちゃんさん 2012/12/01 06:26:13
- お品書き
- ナムサイ 透明なスープ
トムヤムナムサイ トムヤムスープ
ナムトック 血の入ったスープ
トムヤムヘン 汁なしトムヤム
だと思います。
- ハイ!トクちゃんさん からの返信 2012/12/01 06:31:39
- RE: お品書き
- > トムヤムヘン 汁なしトムヤム
ヘントムヤムでした
- 冷風扇さん からの返信 2012/12/05 12:28:59
- RE: お品書き おお。ありがとうございます。
- アップだけしておいて横着してしらべてませんでした。
ありがとうございます。
というわけで、もし、サムチュックの市場でめんやさんに行くことがあれば、
いただいた情報を元に注文をするとスムーズに行きそうです。
(特に土日の混んでいるときに行かれる場合は。)
トクちゃんさん。
フォローして頂いてありがとうございました!
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