2006/10/06 - 2006/10/17
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ペコリーノさん
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マローヤに来た理由は「セガンティーニの愛した風景」を見ることです。イタリア生まれのセガンティーニはこのエンガディン地方の風景を愛し、絵に描きました。セガンティーニが暮らした小屋などが残っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
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セガンティーニのアトリエは、バス停のすぐ近くにありました。夏季の月曜日は内部を公開しているとガイドブックには書いてありましたが、もう10月、入り口は閉まっていました。
セガンティーニのアトリエ 博物館・美術館・ギャラリー
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そこから山道を15分ほど登ったところに、古い城跡の塔が残っていて、そこに上るとオーバーエンガディン地方の美しい風景が見られるということでしたので、登ってみることにしました。
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石造りの古い城跡です
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荒れ果てた塔も、少しずつ修復がされているようで、塔の中の3階部分はセガンティーニの生涯を簡単に展示しています。塔の頂上へ上がると、意外にも4-5人の家族と2人の女の人がすでにいました。
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塔の上からの景色です
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景色は素晴らしい!
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空気も澄んでいて、本当に気持ちがいいです
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山の景色がすばらしく、明日私がポストバスに乗ってルガーノへ行くことになるのなら、このマローヤから九十九折の道を下っていくことになるであろう道が見えます。そして、まさにそのとき、黄色のポストバスが独特のクラクションをならしながら坂を下っていきました。
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逆光になりますがこちらの景色も最高
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こちらはシルス湖でしょうか。湖畔の風景が素敵です
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10月初旬のこの時期はまだまだ雪もなく、こんな風景です。
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山の木々は針葉樹なので紅葉はしませんね
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城の塔の雰囲気も写しておきましょう
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さて、バス停まで戻ることにします。
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塔からマローヤのバス停まで降りる途中、美しい景色のところがあったので写真を撮っていたら、塔のほうから50歳ぐらいの金髪の女性が下りて来ました。その女性も別のところから写真を撮っていたので、「こちらからの景色も美しいですよ。」と英語で話しかけると、その女性もニコニコしながら私のところへやってきて、「もう、本当にここは美しくって、一度来た人はまた戻ってくるものなのよ。」と言ったので、私も「実は私も、この近くは2度目なんです。」と答えました。その女性が「今日、日本人の女性が一人いるって聞いたけど、あなたはどこに滞在しているの?」と聞くので、「サメダンです。」と答えると、「それはすばらしい!」と言っていました。彼女はスイスを旅行して、山歩きをするのが大好きで「もう40回以上も来ているわ。」というので、私はびっくりして(あまりに英語がきれいなので、アメリカ人だと思って)「えぇ!どちらの国の方なんですか?」と聞くと「ドイツに住んでいる。×××って知っている?」と聞くので(×××というのは土地の名前ですが、忘れました。)「知りません。でも、ドイツなら近いですね。」という話をしました。
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バス停に到着して、バスの時間を見ると、後30分ぐらい待つようでした。どこかへ歩いていって喫茶店を探してお菓子を食べる時間はもう無いので、湖の近くを少し散歩しながら時間をつぶしました。この町はあんまりホテルなどは無い感じで、小さな集落はそこに暮らしている人たちの生活の場という感じでした。それにしても静かなところ。こんなところに育ったら、絶対悪い人間はいないな?。という感じです。
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こんな景色を毎日見ていたら、悪いことなんて考えなくなりそう
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まあ、それは観光客の勝手な妄想でもありますが。
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バスでサメダンまで戻ります
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本日はホテルのレストランがお休みなので、夕食を食べにサメダンの町に出てみました。私と一緒のホテルに泊まっている人は今日は同じ境遇なので、街中でレストランとメニュー(入り口の外にメニューが出ています)を見ながら、真剣に悩んでいる人が結構います。
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花屋さん
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あれ?こちらも花やさん?
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静かな夕暮れです
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壁に絵のある家がたくさんあります。スグラフィットというのでしょうか
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人様のおうちですが、じっくり見てしまいます
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こちらには文字が。素っ気ないようですが、とても素敵
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しかし、夕食はどこで食べよう。
スイス人の従弟は「おいしいピザやがある」と言っていましたが・・・ -
そういえばこちらは山の向こうはイタリアですね
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壁が厚いのは寒さをよけるためですね
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しかし、困った。
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サメダンは本当に小さな村なので、ちょっと歩くともう家は無くなってこんな風景です。
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近くの小さなパン屋さんでアップルパイを買ってあったので、これで夕食にしました。
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朝食は食べられますから、大丈夫。
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こんな素敵な街灯に灯がともりました
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山のふもとは夜が早くやって来ます。
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翌朝。
今朝もいい天気。月が白くきれいに見えています。 -
これでサメダンともお別れ。
駅舎のなかで、おじさんがあいさつしてくれています、けれど、写真撮影をしているときには気が付きませんでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ドロミティさん 2016/08/19 09:25:46
- 初めまして。
- ペコリーノさん、初めまして♪
大好きなエンガディンを楽しく拝見しております。ありがとうございます。
又、私の方へもご訪問してくださり、どうもありがとうございます。
マローヤ、去年少しだけ寄ったのですが、古い城壁は行きませんでした^^;
お写真を拝見して行かなかったことが残念でなりません。
また、ペコリーノさんの歩かれたスイスを拝見しにお邪魔いたしますので、宜しくお願いいたします。ドロミティ
- ペコリーノさん からの返信 2016/08/19 10:21:06
- RE: 初めまして。
- ドロミティさん、こちらこそはじめまして。
スイスというと、ツェルマットやインターラーケン方面が日本人には有名ですが、私はエンガディン地方が大好きで、こちらの方を旅行されている人がいると、「お!私と趣味が合うな〜」なんて親近感を持ってしまします。
「エンガディンハイキング」という言葉に惹かれて、ドロミティさんの旅行記を拝見しておりました。
でも、ドロミティさんほど、山歩きはほとんどしないんですけれど。
でも、山歩きをほとんどしなくても、美しい自然や、ひなびた山村、高所からの景色を楽しむことができるのが、スイスの良いところだと思っています。
観光地化はされてはいますが、他のスイスの観光地ほど俗っぽくない・・・というか、素朴なところがエンガディン地方の良いところだと思います。
> 大好きなエンガディンを楽しく拝見しております。ありがとうございます。
> 又、私の方へもご訪問してくださり、どうもありがとうございます。
「マローヤ」でマロン(栗)のお菓子、「バーミセリ」を食べる。
というのが、あの時の旅の目的だったのですが、なかなかうまくいきませんでした。
スイスはスイスフランの高騰で、もともと物価が高いのに、更に敷居が高くなってしまいました。でも、親戚も住んでいるので、そのうちまた行きたいと思っています。
私が行ったことのない、「ウンターエンガディン」の旅行記も楽しみに見させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
ペコリーノ
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