2006/11/04 - 2006/11/13
293位(同エリア412件中)
駄犬さん
新婚旅行に情熱の国イタリアでドライブ紀行!妻がふと抱いた不安は、現地イタリア人達の熱い走りに翻弄され現実と化した?ドキドキのイタリアはローマ・トスカーナ・ウンブリアのドライブ紀行その4 シエナ編
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー
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翌朝、宿泊したピッコロホテル・イル・パリオの外観です。思ったより小さなホテルです。
Piccolo Hotel il Palio
Piazza Del Sale 19, Siena, 53100, ITALY
+39-0577-281131
http://www.piccolohotelilpalio.it -
ホテルのフロントの付近。これが元修道院の建物と言われればそんな気がしなくもありませんが、まあその程度です。
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宿泊は朝食付にしましたが、朝食はホテルの中ではなく隣の別のバールに行ってくれとのことでした。バールで宿泊している旨を伝えるとこんな朝食(イタリアン・ブレックファーストとのこと)を用意してくれました。
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さてひとまずチェックアウトを済ませ、ホテルに荷物を預けたまま徒歩でカンポ広場へ向かいます。フロントのお姉さん曰く10分くらいで着くとのことだったのでシエナの街をぶらぶら歩きながら向かいます。街自体が観光地であるシエナの人通りは、小さな街だったモンテプルチャーノは当然ながら、ペルージャと比べてもとても多く見え、日本人のツアーの方々も大勢いました。
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さてこれをくぐるとカンポ広場...
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カンポ広場です。
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伝統の競馬レース「イル・パリオ」はこんなところを走るのでしょうか!?
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マンジャの塔です。今日のお目当てはここに登ります。
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小学生の遠足(?)でしょうか。イタリア人の子供だと先生も大変そう。この後彼らもマンジャの塔に登っていました。
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マンジャの塔は現役の市庁舎であるプッブリコ宮にあります。塔に上がるのは10時オープンで、一度に上に上がれる人数に制限があるようですので、入口付近で建物を見物しながら待機。
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プッブリコ宮です。
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同じくプッブリコ宮。現役の市庁舎がこんな歴史的な建物だってのもすごい話です。
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さて10時!市庁舎内にある市立美術館とマンジャの塔との共通チケット10ユーロを買い求め、上に登る最初のグループに入れました。少し後の人達は次のグループになってました。
この写真のすぐ後のところに鍵付ロッカーがあり、荷物を持っている人は置いていくように言われます(階段がものすごく狭いので)。デジカメくらいは持って上がっても大丈夫です。 -
上を見上げてみます。こんなところを上がってきます。
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塔の中の階段を見下ろすとこんな感じで狭いです!
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マンジャの塔の鐘です。
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そしてようやく塔の上に着きました。さすがに高い!
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マンジャの塔から眺めるシエナの街並みです。
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アメリカや香港からの来たらしき観光客の人達もいました。
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さて塔はこのあたりで降ります。
この後は市立美術館(Museo Civico)を見学します。美術館は写真撮影禁止で、監視カメラもありました。美術館の廊下はそのまま市庁舎につながっており、途中で順路を間違えて市役所の職員の方の喫煙所(日本のオフィスビルみたい。途中階の外のテラスのようなところにある)に迷いこんでしまいました。 -
さてマンジャの塔に登り市立美術館も見学したので、グラムシ広場の市営有料駐車場にとめておいたクルマをピックアップしに向かいます。と、あれっ?クルマをとめていたはずのところがマーケットになっている!?クルマが無い!!??
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グラムシ広場の近く(エクセルシオールホテルの隣)に警察署があったので窓口で英語で聞いてみたら、毎週水曜日はマーケットになり駐車してあるクルマはレッカー移動したそうで、取り戻すにはここで罰金を払っていく必要があると言われました(市立サッカースタジアム併設の広場の有料駐車場にとめて駐車違反って何だよ!日本じゃ絶対あり得ねえ〜!と思いましたが、この国ではおそらくこれは普通で、仮に裁判で争っても絶対に勝てないと思い諦めました)。やむをえずその警察署の窓口で罰金(意外に安く35ユーロ)を払ったところ、クルマは市街地を外れた郊外のレッカー業者の駐車場にあるとのことでした。「この駐車違反の紙をタクシーの運転手に見せるとおそらく場所は知っているはずなので、タクシーで行きなさい」と言われました。
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あまりの予想外の事態に妻共々アタマがクラクラしつつも、昼過ぎでこの後クルマを取りに行くのに何時食事ができるかわからないので、マクドナルドで手短に腹ごしらえをし、タクシーをひろいます。
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女性のタクシーの運転手さんに駐車違反の支払いをした紙を見せ、レッカー移動したところに連れて行って欲しいんだけどと伝えると、「ああっわかるわよ」ってことで向かいます。
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そして…市街地を外れ郊外のレッカー業者の自動車整備工場に到着。タクシーの料金は7ユーロ程度でした。運転手さんにシエナの地図を見せ、今どのあたりにいるのか聞いてみたところ、シエナの北の外れにいることがわかりました。
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想定外の事態の連発だったため、もしここに自分のクルマが無かったら?と少々半信半疑ではありましたが、確かにここに自分が借りたナンバーのセアト・レオン号があることを確認しひと安心しました。
レッカー業者兼整備工場の事務所を訪ねていくと、経営者らしきおばさんが今まさにランチに出て行くところでしたが英語でその場で手続きをしてくれました(これは非常にラッキーでした。もしランチに出てしまった後であったら、現場にいたメカニックの方々は英語をしゃべれないかも知れず(多分ダメ?)、スムーズに手続き出来なかったかも知れません。あるいは経営者であるおばさんがランチから戻ってくるまで他に何もない郊外で待たされた可能性もあります。イタリアでそれって…何時間?)。レッカー移動の費用は警察への罰金とは別で、こちらは83ユーロ取られました。やれやれ。
なおレッカー業者名、住所はこちらです。
Siena Noleggi e Servizi srl
Via dell'Artigianato, 53100 Siena, Italy -
さてクルマでホテルへ戻って荷物をピックアップし、予定は大幅に狂ってしまいましたが、人里離れた山奥の僧院を見学に向かいます。
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たどり着いた僧院はモンテ・オリヴェート・マッジョーレ(Monte Oliveto Maggiore)です。地球の歩き方フィレンツェとトスカーナ版にも出ています。拝観者用の駐車場もあり、時間は限られますが一般に公開されています。
Abbazia di Monte Oliveto Maggiore, Asciano 53041 Siena, Italy
+39-0577-707018
http://www.monteolivetomaggiore.it/
僧院のホームページによれば拝観者向けの公開はこんな時間です。
09.15 - 12.00
15.15 - 17.00 (18.00 in summer). -
僧院へと続く入口の門です。
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門のところに食事ができるカフェがある、とのことでしたが、訪問時は閉まっていました。
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矢印の2方向に道は分岐し下り坂になっており、どちらを通っても僧院にたどりつけます。黄色の看板の注意書きは「信仰の場ですのでお静かにお願いします」という感じですね。
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坂を下りていくと僧院があらわれます。残念ながら塔が工事中でした。
この僧院の建立は14世紀とのことですが、建物はこのようにたびたび改修されているようで、いかにもという古さは感じませんでした。 -
僧院はあたりを静かな森に囲まれています。
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ちょっとふざけてみます。
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シエナではレッカー移動され嫌なことにもなりましたが、この静かな森に囲まれた自然の中へ来るとちょっとリラックスできました。
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こちらが僧院の入口。
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受付には誰もいませんでしたが、僧院の中には見学者が我々のほかに4〜5人いました。拝観料などは特に取っておらず喜捨(任意寄付)のようでした。
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入口を奥へ進むと15〜16世紀に描かれた36の場面による「聖ベネディクトの生涯」のフレスコ画に飾られた回廊があります。
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白い僧衣を着た修道士さん。
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傷みが進んでしまっている壁画もあります。
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奥の礼拝堂では、男性の声で独特の節回しの賛美歌が歌われている最中でした。
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僧院の庭に住み着いていたネコです。やたらと人懐っこかったです。
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さて本日の宿泊地であるフィレンツェに向かいます。途中の丘陵地に荒れ果てた一軒家を見つけますが、ダイアン・レインの映画「トスカーナの休日」じゃないけどこんなのを買って住めるように修復しようとしたら大変じゃないかな。
シエナからモンテ・オリヴェート・マッジョーレを訪問する場合、SR2を通ってBuonconventoから行く(こちらが圧倒的に速い)よりは、往路か復路どちらか田舎道のSS438とSS451でAscianoを通るコースで行くと、アップダウンがある丘陵地帯を通るまさにこれぞトスカーナ!という風景を見ることができます。我々は復路に通ってみましたが夕方で急いでいたこともありあまり写真は撮らなかったものの、昼間だったらこれはまさに絵葉書のような風景を見れたと思いました。残念! -
トスカーナの夕暮れです。
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さて高速道路のS2を走ってフィレンツェに着きましたが、またもや?高速の出口からチェントロまでの間の一方通行路だらけの道に迷って時間を浪費することになりました。またフィレンツェくらいの規模の地方都市では夕刻は現地の人も早く帰宅したくなるのか、2車線のはずの道路で勝手に3車線で信号待ちをしたり、標識を見ながら道を探している我々のクルマを次々あおるように抜いていったり、昼間とはまるで人格が変わったようなイタリア人の運転ぶりを目にしました。「気分が運転に出る」というのはまさにそうでしたね。単純と言うか何と言うか。
フィレンツェのホテルはアルノ川に近いサンタ・マリア・ノヴェッラ地区のホテル・アルジェンティーナにチェックインしました。建物は古いのですが中はきれいにしているホテルです。
HOTEL ARGENTINA CURTATONE
Via Curtatone, 12 - Firenze, Italy
Tel. 055/2398616
Fax. 055/216731
http://www.hotelargentina.it/
なおクルマは「バレーパーキングでホテルに預けられます」というので預けましたが、チェックアウト時の請求が2日で48ユーロとイタリアにしてはちょっと高かったです。 -
洗面台です。前日、前々日のホテルより1ランクきれいです。
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夕食はイタリア料理に挫折し、ホテルの建物の1階にあった中華にしました(ホテルのレストランではないようです)。でも中華とワインの組み合わせってそんなに悪くないですね。この日は疲れていたのであまり写真がありません。
お店の情報はこちら。
Ristorante Cinese Nin Hao Di Ye Song
Borgo Ognissanti, 159/R
50123 Firenze (FI), Italy
TEL: +39 055 210770
翌日から連泊して花の都フィレンツェを観光します!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ミセスたかぼう さん 2010/04/05 09:06:33
- レッカー
- はじめまして。
楽しく旅行記拝見させていただきました。
これから、トスカーナドライブを控えています。
駐車場の件は本当に参考になりました。
大変でしたね。でも、前向きに旅行を楽しまれ、
素敵です。
- 駄犬さん からの返信 2010/04/12 00:22:17
- RE: レッカー
- こんにちは。返事が遅れました。
旅行記をご覧頂きありがとうございます。
イタリアはいろいろハプニングが多いと思いますので
時間は余裕あるプランを組まれたほうが
良いかもしれませんね(自分の反省ですが)。
楽しいハプニングもあると思いますので
ぜひ思い出に残る旅行をなさってください。
> はじめまして。
> 楽しく旅行記拝見させていただきました。
> これから、トスカーナドライブを控えています。
> 駐車場の件は本当に参考になりました。
> 大変でしたね。でも、前向きに旅行を楽しまれ、
> 素敵です。
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