2009/03/14 - 2009/03/23
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tommy55さん
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ローマから入って、シエナ→フィレンツェ→ヴェネツィア→ミラノとジグザグに北上。
帰国後、「どこが一番よかった?」との質問をよくされますが、
街々に顔があって、どこも本当に素晴らしく、「1番」はなかなか選べません。
できれば、各都市最低3泊、2週間くらいは時間が欲しかったなぁ。
街も、美術館・博物館も、食べものも、何もかも大満足の旅でした。
今回は、旅行4日目のローマ→フィレンツェへの移動の途中で立ち寄った、シエナの記録です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス
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イタリア4日目も晴天に恵まれて気持ちの良い朝です。
今日は、ローマ→フィレンツェへの移動です。
この移動は、私達にとってはホテル1泊分以上の値段のJALユーロエクスプレスを奮発しました!!途中シエナ観光をしたかったことが決め手。高かったですが、ローマで力いっぱい観光して疲れてきたところでしたし、荷物の心配がなく日本語でガイドもしてもらえる観光バスは、ホッと寛げるひと時で、なかなか良かったです。
JALユーロエクスプレスは、私達が3泊した『ホテルSAVOY』から、徒歩5分ほどにある『ホテルVICTORIA』が集合場所。6組ほどで小ぢんまりと出発です。 -
車窓に眺めるのどかな田園風景。
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あれ?ここってもしかして北海道?
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あぁ、いやいや、やっぱりお城があるし、ここは北海道じゃないんだ…。
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えっと、ブドウ畑だったかな。オリーブ畑だったかな。
ガイドしてくれていたのだけれど…。 -
車窓から見た古い都市。今でも、40人ほどの人が暮らしているという。
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左下に小さくSIENAの標識。いよいよ、シエナに到着です。
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シエナ歴史地区に到着しました。
同乗の今日一日の旅仲間の皆さん。
女の子のお友達2人組、母娘、女性一人旅、幼児を連れたご夫婦、新婚さんぽいカップル、そして私達。
中央の女性は添乗員兼ガイドのマリアさん。
とてもきれいで流暢な日本語を話す方でした。 -
この門の向こうが、歴史地区です。わくわく。
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門を抜けたとたんに、この街なみ〜!!
自動車が似合わない感じですよ〜。
これがなければ、一気に時間旅行に旅立てそうですが。
でも、ここ(シエナ)でだって人々は生活していらっしゃるわけですし、自動車も必要ですよね・・・。 -
シエナは17のコントラーダという地区に分かれていて、それぞれの地区には印と旗があるそうです。
ここは、カタツムリ。 -
家の入り口にも、カタツムリが。
他に、ヒョウや、ワシ、牝狼などを見かけました。 -
小型車1台通るのがやっとというような細い路地を歩きながら、ふと上を見上げると、青空と風にたなびく旗が美しかったです。
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路地を抜けると、明るい広場にシエナの大聖堂(Duomo)がドド〜ンと迫力満点で登場です。
てっぺんにのったクレーンがちょっと邪魔^^; -
シエナの紋章は白と黒の盾型シンボル。
大聖堂は、そのシンボルカラーである白と黒の縞々模様で彩られています。 -
大聖堂内部。柱も白黒の大理石の縞模様。荘厳です。
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ピッコロミーニ図書館。
正面に、三美神。
それぞれに、愛、慎み、美を司っているという。
後ろ向きの女神が「慎み」かな、と思う。 -
図書館の見事な天井画。
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図書館の壁面は、ピントリッキオ作「ピウス2世の生涯」で彩られています。
平面の壁に素晴らしい立体感で描かれています。 -
そして、壁画の下には、美しい本が展示されています。
羊皮紙に記された特大の本。聖歌の楽譜のようです。
4線に角型ネウマで記されているこの楽譜、ローマカトリック教会ではグレゴリオ聖歌の記譜がこのようになされたそうですので、グレゴリオ聖歌なのかもしれませんね。
こんなすごいものが観られるなんて…! -
もっともっと図書館でゆっくりしていたかったけれど、そこは団体行動、聖堂内に戻りました。
美しいステンドグラス。 -
祭壇に施された素晴らしい彫刻。
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さぁ、これで大聖堂ともさようならです。
床の絵は保護のために覆われていて、毎年7月〜10月の間だけ、保護をはずして公開されるとのこと。ここも、ぜひぜひゆっくり訪れたいものです。
この大聖堂、横には、拡張工事の途中1348年のペスト大流行で住民の2/3が死んでしまったことから、未完のまま放置されているファサードがのこっています。回廊は美術館として使用されているようですが、このファサードはガイドさん曰く、地元の人々から「カッコ悪い」と称されているそうです。 -
ここにも、牝狼と双子の像が。
古代ローマ帝国の祖ですからね…。
ローマからこっち、ずいぶん観たなぁ。
ここから、カンポ広場へ向かいます。 -
大聖堂の後ろ側の急な坂道を下り、お店が立ち並ぶ華やかな通りの中の正面の真っ暗な門をくぐります。
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お店が軒を連ねる道をずっと下って(この写真は道の下から振り返って撮りました)いくと、いよいよカンポ広場に出ます。
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さぁ、シエナといえば、このカンポ広場。
ここで、パリオも開催されるのですね。
日差しがさんさんと降り注いで暖かそう。
あとで、絶対この広場に座ろう! -
滞在時間は短いのですが、とりあえず「シエナ色」を満喫するために、マンジャの塔に上ることに。広場の正面にあるプッブリコ宮殿は現在も市庁舎として利用されていて、その鐘楼がマンジャの塔。イタリアで二番目に高い 102 メートルという高さを誇っています。
当然エレベーターはないので、頑張って上ります!! -
この通り、中の階段はとても狭いので、人がすれ違うのもなかなか大変。…ということで、一度に上れる人数が限られているのです。私達の時は、10分待ちでした。
だいぶ上った気がしましたが、上を見上げるとまだ半分も上っていませんでした…。 -
2/3くらい上りました。
写真の真ん中あたりに、城壁が見えます。
シエナの旧市街は丘の上に作られていて、周囲は中世の城壁にぐるりと囲まれている、というのがよくわかります。 -
カンポ広場一望です。
風がすごく強い! -
シエナ色一色の風景。満足。
時間も限られているので、上にいた観光客の皆さんと写真を撮りあって、即降りはじめます。 -
大聖堂が見えます。未完のファサードも、ここから観るとなかなか良いです。物悲しい感じで。
あれだけの高さのもの、出来上がっていたら、シエナの展望もまた違ったものになっていたのですね…。 -
あぁんな高いところに上っていたんですねぇ。
てっぺんに見える白い部分は頂上ではなくて、全体の高さの4/5くらいの部分。あの上に鐘があるのですよ。 -
マンジャの塔から降りてきたら、もう集合時間までは1時間弱。時間もないので、手近な広場周りのお店でランチにすることに。結構混んでいるので、テラス席はいっぱいで、青空の下で食べることにしました。
日焼け止めは朝塗ったけど…。ちょっと焼けそう。 -
白ワインのハーフを頼んだら、デキャンタではなくて、ちゃんとお店の名前のエチケットつきハーフボトルがでてきてちょっとびっくり。
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ピッツァ1枚とサラダを2人でシェア。
ピッツァは日本の宅配ピザのMサイズくらい。
大きいので、二人で分け分けしても十分おなかいっぱい。
カンポ広場には、お持ち帰り用のパニーノや、小さいポテトコロッケのようなスナックを売っていたりするので、レストランに入らなくても軽いランチは可能ですが、やっぱり、ちゃんと食べてよかった。 -
イタリアに来てからというもの、生にんじんのサラダを毎日食べてるなぁ。美味しいけど。日本にいるときは、彩り程度に少し入れることはあっても、生にんじんをメインに据えたサラダはあまり食べたことはなかったけれど・・・オリーブオイルとビネガー、塩のシンプルな味付けには意外と合うんですね。好物になりつつあります。
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すっかり好物になった、ガス入りのお水。
お口の中がサッパリとするので、お料理の味をリセットして次のお料理へ。美味しい食事のパートナーとして最適。
帰国後、ネットで買って、食卓のお供にするほど気に入りました。 -
お店は広場前にある「IL CAMPO」。
開放感があって、広場で座った気分になれて、良かったです。 -
マンジャの塔についている時計。
針が1本しかない♪のである。
時間は・・・なんとなぁく、わかる。
この後、ジェラートを買って、無理やり広場に座って5分で食べ、時間ピッタリに集合場所に合流。(ジェラートの写真を撮る余裕は無し。)
バスに戻って、ウトウトしながらフィレンツェへ向かいました。
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