夏休み2008（さらっとパリ）

2008/08/18 - 2008/08/22

７泊９日の夏休み旅行のうち、パリに３泊しました。

１日目　成田からロンドンへ
２日目　ロンドン滞在
３日目　夕方ユーロスターでパリに
４日目　パリ滞在
５日目　朝、ＴＧＶでニースへ
６日目　ニースで海水浴
７日目　午後、エールフランスでパリに
８日目　夕方、パリから帰国
９日目　成田着（翌日からお仕事でした。）

↑続けての３泊でなく、２泊したあと移動して他（ニース）で２泊してから、再び１泊して帰国しました。

フランスに行きたいと言い出した夫に、パリではどこに行きたいのか、と聞いたところ、「動物園」だというので、パリの動物園に行ってきました。

美術館にも行きたかったのですが、上野に行っても動物園にしか行かないのに、どうしてパリで美術館に行きたがるのかと言われると反論できません。
パリの動物園は昔はパンダがいたそうですが、今はいませんでした。

動物園の行き方をきちんと調べておかなかったのが失敗でした。

８月の終わりのパリは、お天気があまり良くなく少々肌寒く感じました。

いつものことですが、この旅も何だかウロウロとひたすら歩きまわった旅でした。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL

ロンドンのセント・パンクラス駅からパリに向かいました。
車窓から見るフランスの田園風景は美しいものでしたが、雲が多いのでお天気が心配でした。

ユーロスターはキャンペーン価格ですが、1stクラスを利用したので、食事が出ました。

パリ北駅に到着すると、多くの乗客が一斉に歩きタバコを始めたのは閉口しました。

パリはタバコを吸う人が多い街のように思いました。

地下鉄を乗りついで、ホテルにたどりつきました。
ホテル　フランス　ルーブルという小さなホテルです。

地下鉄オテル・ドゥ・ヴィル駅からとても近いのですが、小さい間口なのでうっかり通り過ぎてしまって　見つけるのに少々手間取りました。

ホテルの写真です。
ドアを開けたときに、なんか変な臭いがしました。
夫は湿った洗濯物の臭いかなと言っていましたが、禁煙の部屋を希望したのに灰皿があったので、ぬらした吸い殻の臭いだったのかな帰国した今でも考えてしまいます。
ファブリーズを持って行くと良いかもしれません。

臭いの件を除けば、バスタブもあるし、お茶セットもありますし、ちゃんとしているホテルだと思います。
冷えていない冷蔵庫にはいくつかの飲み物もセットされています。
臭いももっとひどかったら部屋を取り替えてもらうように交渉したかもしれませんが、しばらく部屋にいると慣れていくという感じのものでした。
でも、一旦部屋から出てまた帰ってくると「何の臭いだろう？」で窓を開け放っていました。
セィフティボックスを使うためにはレセプションで有料の鍵（３ユーロでデポジットは３０ユーロ）を借りる必要がありました。

ホテルに荷物を置いて近所を散策しました。
セーヌ川沿いには、人が沢山いました。
まず、サンルイ島経由でシテ島に行きました。
写真はノートルダム大聖堂の裏側です。

こちらは表からみたノートルダム大聖堂です。
ライトアップされていました。

翌朝はジョギングに行きました。
まずは、サンルイ島を一周してシテ島も一周した後、
セーヌ川沿いに走りました。

サンルイ島の外周です。ちょうどジョギングできるような遊歩道がありました。水面が近かったので、お魚も見えました。

川沿いにいろんな橋や建物を見ながらジョギングできました。

右手に大きな建物が見えてきたので、行ってみると予想通りルーブル美術館でした。
未だ開館時間ではなかったので、人はあまりいません。

しばし、ガラスのピラミッドなどを覗き込んでいました。

遠くに凱旋門が見えるので、チェイルリー公園を抜けてコンコルド広場の側まで行きました。

この辺りで、折り返して帰途につきました。
後でガイドブックを見てコンコルド広場ではないかと思いました。

途中の橋からグラン・パレが見えました。

オルセー美術館も外側から眺めました。

写真では判りにくいですが、二人の人がウエットスーツとシュケーケルを付けて泳いでいました。
後ろをボートが追いかけていて何かを探しているのかなと考えました。
何があったのかな？

セーヌ川沿いの遊歩道は走りやすいのか、沢山の人がジョギングしていました。

ジョギングを終えてシャワーを浴び、近くのカフェで朝食をとりました。

遅い朝食の後で動物園に向かいました。
動物園はガイドブックの地図の範囲外だったのですが、ヴァンセンヌの森にあると言うことは事前に判っていたし、最近読んだ「メトロでめぐるパリ案内」にメトロ１番線の終点はヴァンセンヌの森とあったので、迷わず終点のシャトー・ドゥ・ヴァンセンヌで降りました。
ところが、駅を降りてみても動物園はどこにも見えません。
親切な人に訊いてバスに乗ってZOOLOGIQUEで降りるように教えてもらいました。
森にある案内版を見るとZOOLOGIQUEはそれほど遠くないようでしたので、延々歩いてようやく到着しました。
メトロPorte Doree駅が近くにあったので、動物園に行かれる方はそちらを利用なさることをお勧めします。

こんなに人の少ない動物園は珍しいと思いました。
でも、ゆっくりと動物を見ることができるのがいいなと思いました。

キリンの赤ちゃんは可愛いです。

コビトカバのカップルです。
大きなカバもいました。

訪れる人の少ない動物園だと思いました。
動物の種類もずいぶん少なく感じました。
カンガルーや鹿、サル、ペンギン、キリンなどで
猫科の大型動物やゾウなどはいませんでした。

動物園を出て近くの商店街でメトロの駅と多くのカフェを見つけました。
そこで、昼食をとりました。

食事の写真を撮るのをすぐに忘れてしまいます。
これも、一口食べてから「あっ」と思って撮りました。

昼食後はヴァンセンヌの森でレンタサイクルを借りて公園をまわりました。

池の周りの小さな道に入り込んでしまったら行き止まりでした。

自転車を返して、メトロに少し乗るとあっと言う間にパリの中心に戻りました。
凱旋門の上に登れるようでしたが、行列をみてすぐに挫折しモンパルナス・タワーに向かいました。

モンパルナス・タワーのてっぺん209mのテラスです。
こちらには全く人気がないようで待たずに上に登れました。
入場料は10ユーロでした。
景色は抜群でした。
日本語のサイトもあります。
http://www.tourmontparnasse56.com/jp/

モンパルナス・タワーからの景色です。

歴史的な街並みでない近代的なビル群も眺めることができました。

降りてからそちらに向かうことにしました。

メトロ１号線でヴァンセンヌとは反対側の終点エトワールで降りて、真白な新凱旋門＝グランダルシュを見ました。

この辺りは新しいビルが多くオフィス街のようでした。
仕事帰りの人たちと沢山すれ違いました。

エトワール凱旋門と違ってモンパルナスタワー同様こちらにも行列がなかったので、中に入ってみることにしました。
ミュゼ・インフォマシオンという情報の歴史展が開催されていました。
古いコンピュータが沢山並んでいました。

確か、これは日本製（ブラザー製の）の古いポータブル電子計算機です。

新凱旋門：グランダルシュからの景色です。
真っ直ぐな道の果てにエトワール凱旋門が見えます。

エッフェル塔とモンパルナスタワーが重なって見えました。

ホテルに帰り、夕食にとるために街を歩きました。
いろいろなカフェを検討して、手軽に食べられそうなムール・フリッツのお店に入りました。
美味しかったです。

店に入ったとたん雨が本格的に降り始めたのですが、出る頃には止んでいてラッキーでした。

こちらがムール・フリッツを食べたカフェです。

パリ３日目はニースに向かう日です。

前日チェックアウトを７時にしたいとお話ししていたのに、６時５６分にフロントに誰もいないので困りました。オーイと叫んでいたら、出てきてくれましたが。
ニースに向かうＴＧＶは朝８時５分発でした。
出発ホームがなかなか表示されず、やっと表示されたときに夫がどっかに行っていて、この時も焦りました。

ニースでの２泊３日の滞在を経て再びパリに来ました。
今度はエッフェル塔の近くのホテルに１泊だけ滞在しました。
暑いニースに比べるとパリは寒かったです。

宿泊したアレスホテルは申し分のないホテルでした。
居心地良かったのと、翌朝かなり寒い朝だったのでジョギングをサボって寝坊していました。
ヨーロッパは８月でも早朝ジョギングにはウィンドブレーカーが必要ですね。

バスルームとトイレが分かれているのも良かったです。

パリに戻って最初の夕方に一度エッフェル塔の足下に行ってみました。
人が多かったので、したから見上げて「また今度」になりました。
高いところは好きなので一度は上まで登りたいのですが。

パリ最後の夕食でした。
この前に食べた魚のスープの方が美味しかったのですが、写真を取り忘れました。
お腹一杯になりました。

翌朝、だんだん晴れてきたのでホテルをチェックアウト前に再びエッフェル塔付近をお散歩しました。
このガラスとステンレスのモニュメントは、平和の壁：Mur pour la Paixという作品だそうです。
この壁には、日本語も含める49カ国語で平和と書かれているらしいです。

まるで、絵はがきのようなエッフェル塔でした。

昨夜並んで登っておくべきだったという長蛇の列です。

この日も下から見上げただけでした。

ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、地下鉄６番線に乗りました。
セーヌ河を渡るときに見えた中州の遊歩道です。
魅力的に見えたので、すぐにメトロを降りて歩きました。白鳥の小道：allée des Cygnesというそうです。

遊歩道を歩き終えて当初の目的地だったブローニュの森に向かうためにRERに乗りました。

ブローニュの森です。
テントウムシのように派手なカメムシを見つけたのですが、うまく写真を撮れませんでした。

ブローニュの森で見かけた白いすみれです。

森を出たところのメトロの入り口は素敵にアールヌーボーでした。

森の出口から凱旋門まで一本道でした。

シャンゼリゼ通りや脇道をお散歩しました。
美味しそうなチョコレート屋さんを見かけたのですが、溶けるからダメと止められて買えませんでした。

写真はチョコレート屋さんの近くで見かけた馬車です。

帰りの飛行機の機内食です。
なるべく眠るように努力しましたが、なかなか眠れませんでした。

帰りの機内食その２です。

旅の終わりは寂しいですね。