2011/01/06 - 2011/01/06
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yamada423さん
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春の七草(芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔)
Seven herbs of spring
1月6日小寒の午後、真冬の柔らかい日差しの中を例年通り七草の自前採集に行ってきました。小手指二丁目の自宅から南に向かい国道463号バイパスを越えて小手指古戦場周辺の水辺やあぜ道でセリ、ハコベ、ホトケノザを、その後若狭の農園でナズナ、ゴギョウ、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)を採集しました。昨年の写真も残しておきます。
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小手指の冬 春の七草2011(後半の写真)
小手指の四季シリーズのうち、今回は冬です。
初春と言いたいところですが小寒の今日から厳冬に向かい陽射しの明るさとは裏腹に寒さが身にしみます。
とはいえ年中行事の「七草粥」の必需品である七草は原則自前採集しているので、晴れた今日の午後に出かけて採って(撮って)きました。
セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ子鬼田平子)、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)これぞ七草。
ホトケノザだけは100%の確証はありませんが、葉の形や地面にぴったり着いて(田平子の字の如く)生えていたので多分そうでしょう。
表紙の写真のスズシロ(大根)の上のセリから時計回りに七草です。
七草は七種と書くこともあるようですが、国語が弱い私には良くわかりません(笑い)
今年は採集した七草だけではなく、生えている七草を写真で紹介します。
最後にお子さんへのお年玉に「おまけ」を付けました。
撮影 CANON EOS40D EF-S 17/85 IS USM yamada423
撮影場所 埼玉県所沢市小手指・北野・若狭地区
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2012.1.6(小寒)
農道のあぜ(側面)に咲いた春告げ花オオイヌノフグリ
その上がハコベです。
所沢市立北野中の南です。 -
埼玉県の木であるケヤキ(欅)と狭山茶の茶畑
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北野中(左)と北野小(右)が隣り合っています。
長女は両方を卒業しましたが、長男、次女は近くにできた北中小と北野中です。
北野中学校は2012年が創立30周年で地元有志がそれを記念して北野スカイツリーを建設しました。
竹製で1/50スケールの12.68mですがあまりの精巧さにびっくりします。
「北野スカイツリー 祝北野中30周年」
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10732832/ -
小手指古戦場跡の石碑の前にある案内標識です。
この周辺の春の風景を載せた旅行記があります。
小さな旅 小手指・北野の節分・立春の花/ミニかまくら 2011
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10542814/ -
高さ10mほどの塚の頂上に立てられた「白旗塚 浅間神社」の石碑
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農園に自生したナズナ
雑草といわれますが七草粥のために残しておきました。 -
ハハコグサ(ゴギョウ)
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大根も収穫時期を過ぎていますが七草の仲間です。
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農園にはこの時期には野菜はわずかしかありません。
右隅のブルーシートの中は雑木林の落葉を集めて敷き込んだ堆肥作りです。 -
ここからは昨年2011の七草の写真です。
春の七草
大根の上から時計回りに芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔 -
せり 芹
水辺に生える唯一の七草です。(ホトケノザも田んぼなどには生えるようです。)
毎年採るので根を残して摘んできました。春には再生します。
葉の形がよく似た毒のある植物があるので要注意です。
セリの香りがわかる人なら危険はないでしょう。 -
なずな 薺 (ぺんぺん草)
休耕畑や耕作放棄地などに群生する草で1辺が3mm程の三角形の実が三味線の撥に似ているのでペンペン草の俗名があります。
この写真の株は葉先の直径がCDほど(12cm)ですが牛蒡のようにまっすぐ伸びた根(牛蒡根)が直径とほぼ同じ長さです。引く抜くのは困難で、根元から刃物で切って採ります。
「草の根運動」とか「雑草魂」などの言葉はこの根の逞しさに由来すると思います。
なお雑草という植物分類はなく、人が勝手に付けた呼び方です。春の七草で雑草の汚名返上はスズナとスズシロだけで、野菜です。セリは辛うじて八百屋で売られています。七草セット用は別です。
畑にペンペン草を生やすのはなまけもの農民の印で、恥とされていました。 -
イチオシ
ごぎょう 御形 (ハハコグサ)
私の畑の隅に生えているハハコグサを七草粥のために雑草扱いせずに放置したところ、黄色い昨年の花の根元に新芽が出ていました。
飛んできた落ち葉が霜よけになって元気です。
少しだけ摘んできました。
葉の表面はビロードのような繊毛があり緑がかった艶消しです。 -
はこべら 繁縷 (ハコベ)
文字通り重なるように繁っている様子がわかります。
狭山茶の本場のこの地区の、お茶畑の根元に繁茂している様子です。
昔は鶏の冬場の餌の野菜として刻んで与えたこともあります。
鶏を放し飼いにすれば自分でついばんで食べるので手間わかかりませんが、放し飼い出来る環境ではありません。 -
ほとけのざ 仏の座 (コオニタビラコ)
本物かどうかの自信は6割ぐらいです。
花に特徴があるので春になれば判るのですが3ヶ月先になります。
この写真で判定できる方は掲示板で教えてください。生えている場所は畑の縁です。
春の七草のホトケノザとは全く別種の「ホトケノザ(仏の座 Lamium amplexicaule L.)」とは、シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草です。別名、サンガイグサ(三階草)。
また花そのものがこのホトケノザとそっくりで、同じシソ科のヒメオドリコソウも春の野原でよく見かけます。春になったら紹介します。 -
すずな 菘 (カブ)
私の畑のコカブです。残り物で直径3cmほどです。カブは成長するとほとんど地面の上に出てしまいますが太さ3〜4mmの牛蒡根が地中深くの水分を吸い上げて生きています。小さくてもたくましいです。
このコカブは皮のまま丸ごと煮たり、オーブンで焼いたりしても柔らかく甘みがあり、大根のような苦味がなく、とても美味しいことを発見しました。
クリスマスのロースト・チキン(骨付きモモ)をオーブンで焼くときにシイタケなどと一緒に焼いたときです。
今年も栽培することに決めました。 -
すずしろ 蘿蔔 (大根)
私は普通の大根は栽培していないので、これは聖護院大根です。
直径は10cm以上あります。
七草の明日1月7日は七草粥を食べて、おせち料理の食べすぎで疲れた胃腸を休める日だそうです。美味しくできても七草粥を食べ過ぎては本末転倒ですね。
青臭い野草の味覚を楽しむためにも、出汁など使わないほうが良いでしょう。
私は野草料理の専門家でも何でもありませんが長年の経験からそう(草)思います。
読者の皆様の今年一年のご健康をお祈りいたします。
yamada423 -
最後にお子様へのお年玉の「おまけ」を紹介します。
七草摘みの途中で見つけました。
所沢市立北野小学校の脇の広場に造られたワラの恐竜「ワラゴンザウルス」(私の命名です)全長15mほどの大きさで中を下から子供が覗いていたので入れるのかもしれませんが、勝手に敷地に入ると不法侵入になるので確認はしていません。遊園地の恐竜と違って本物らしくないところが可愛くていいと思います。小さい子供でも怖がることはないでしょうね。
黄色い模様のある丸いのは恐竜の卵でしょうか。爬虫類ならそうかも知れませんが、哺乳類なら違います。わたしには知識がありませんので?です。
現代っ子はワラ(藁)を知らないかもしれませんね。稲の穂(実・種)を脱穀して取り除いもので、いわば稲作の廃棄物ですが、俵、縄、筵(むしろ)、雪囲い、しめ縄、などたくさんの用途があります。
麦のワラは麦藁帽子に使われますね。
この恐竜は北野小の東の学校農園?に作られたものですが、2012.10には北野小の南にスカイツリーができました。
「北野スカイツリー 祝北野中30周年」
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10732832/
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2012/02/15 10:17:31
- 大きなでーこん
- yamada423さん
カヴァ、見ていただき有難うございました。
それにしても、大きなでえ〜こん、ですねえ。あったかいものが食べたい季節です。 地中海もまた、雪でした。
大将
- yamada423さん からの返信 2012/02/15 17:53:16
- RE: 大きなでーこん
- 大将さん こんにちは
七草摘みへの投票ありがとうございます。
大きなでーこんって聖護院大根のことですね。たしかに大きいです。
隣の畑の人に余った種を分けてもらい作ってみたのです。
大きめに切って煮て食べるととても美味しかったです。
関東ではあまり畑で見かけませんが、京都や関西ではポピュラーらしいです。
地中海は対岸がアフリカで暖かいイメージしか持っていませんが雪も降るのですか。ブイヤベースとか美味しそうですね。
> カヴァ、見ていただき有難うございました。
ワインの醸造所はとても興味深く見ました。
私は1965に学生フランス工業視察団で一回りしたときにロワール地方(トゥール)のカーヴを見学したことがあります。地下トンネルに数百万本のワインの壜が斜め下向きに棚に並んだ光景を今でも覚えています。
スペインでも同じような規模で造られているようですね。
地下の施設もさることながら特徴のある地上の建物も魅力的です。
スペインはJTBの8日間ツアーでしか行ったことがありませんが、機会があったら訪ねてみたいです。真っ黒い葡萄ピノ・ノアールPinot Noirでロゼもできるとは驚きです。
写真を50年も前から撮っているので葡萄畑の黄葉を一度は撮りたいと思い2006年にブルゴーニュに行きました。ちょうど時期が合い、満足できました。
「ブルゴーニュの葡萄畑の黄葉とディジョン市内(フランスの旅2006?)」
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10500245/
yamada423
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