2025/05/04 - 2025/05/04
4386位(同エリア17307件中)
mitsuさん
- mitsuさんTOP
- 旅行記703冊
- クチコミ18件
- Q&A回答26件
- 386,984アクセス
- フォロワー147人
*:.。パリ教会めぐり・聖堂散策編 ☆.。.:*
5月4日(日)のパリ観光。不思議のメダイの聖堂をあとにした私は、次なる目的地「サン=シュルピス教会」へと向かいました。
一歩足を踏み入れると、そこには外観からは想像もつかないほど華麗な芸術の世界が広がっていました。
今回の散策では、教会の最奥に位置する、まばゆい黄金の装飾に彩られた「聖母礼拝堂」を中心に巡ります。天井に描かれたジャン=バティスト・ピエール作の壮大なドーム画や、巨匠ピガールが手がけた純白の「聖母子像」に差し込む神秘的な光の美しさには、ただただ言葉を失うばかりでした。
さらに、聖ルイ礼拝堂、聖アンナ礼拝堂、聖ジヌヴィエーヴ礼拝堂、そして聖マルタン礼拝堂といった各礼拝堂を厳かに彩る、職人技が光る繊細なステンドグラス。
シャベルを手に佇む庭師の守護聖人聖フィアクルの姿など、17世紀から伝わる貴重なガラス絵を一枚一枚じっくりと鑑賞しました。
エミール・バン、ルイ・ブーランジェ、アルベール・ティンバルといった19世紀の巨匠たちが遺した迫力ある巨大壁画から、4人の天使たちが守る華麗な天井ドームの意匠まで、光と影が織りなす美しい聖画と、深い信仰が息づく特別な空間をじっくりとお届けします。
全体の大まかな行程は以下になります。
今日は,★☆★です (^^)/
4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動とプチ観光
4/24(木) プラハ観光+コンサート
4/25(金) プラハ観光+コンサート
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) チェスキー・クルムロフ⇒プラハへ移動
5/1(木) パリへ移動,観光
5/2(金) パリ観光
5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
★☆★5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
天井ドームの華麗な意匠
見上げると、幾何学的な格子模様が円を描くように美しく施された、天井ドームの壮麗な景色が広がっていました。
ゴールドを基調とした細やかな装飾のなかには、イエス・キリストのモノグラムである「IHS」の文字が刻まれた丸いメダリオンが配置されています。 -
シャルル・ラリヴィエール作の天井壁画(左側)
先ほどのドームのすぐ左側の壁面に描かれた、大きなアーチ型のフレスコ画です。画家シャルル・ラリヴィエールが手がけた、臨終の場面、あるいは聖人にまつわる奇跡を描いたもの。
上空からは大きな翼を広げた美しい天使が光を伴って舞い降りてきています。 -
シャルル・ラリヴィエール作の天井壁画(右側)
ドームの右側に位置する、対となる大きな壁画です。青い衣をまとった聖母マリアのような人物が幼子を抱き、雲の上で天使たちに囲まれて祝福を受けているかのような姿が、とても豊かな色彩で描かれています。
下部には、光を放つその神聖な光景を前にひざまずき、畏敬の念を持って見上げる人々の姿があります。 -
聖ルイ礼拝堂のステンドグラスと聖人像
静けさが漂う礼拝堂の奥、大きなアーチ窓の下にぽつりと佇む白い聖人像です。
手前にそっと揺れる小さなろうそくの灯りが、堂内の厳かな雰囲気をいっそう引き立てています。
窓の中央には、ひときわ鮮やかな青い衣をまとった王の姿がステンドグラスに浮かび上がっています。 -
聖王ルイ9世のステンドグラス(拡大)
先ほどの窓の中央部分の拡大です。描かれていたのは、フランスの偉大な聖王ルイ9世。
フルール・ド・リス(百合の紋章)がびっしりとあしらわれた気品ある青いマントをまとい、右手には王権の象徴である杖を、左手にはキリストの受難の遺物である「茨の冠」を掲げています。 -
シャルル・ラリヴィエール作の叙任式の壁画
壁一面に広がる、高貴な人物たちの集い。画家シャルル・ラリヴィエールによって、聖職者の叙任式や歴史的な誓いの場面がクラシカルなタッチで描かれたものです。
時の試練をくぐり抜けてきた天井近くの剥がれや、壁面の古びた風合いさえもが、この絵がこの場所で重ねてきた長い歳月をそのまま雄弁に物語っています。 -
シャルル・ラリヴィエール作の施しの壁画
先ほどの絵の向かい側に描かれた、同じ画家の手による巨大な壁画です。
高貴な服装をした騎士や聖職者が、貧しい人々や病人に手を差し伸べているような、慈愛の物語が力強く表現されています。
ベッドに横たわる人を見守る人々の表情まで克明に描写されています。 -
エミール・バン作「聖母の死」の聖画
19世紀の画家エミール・バン(Émile Bin)が1874年に描き上げた「聖母の死」を伝える大きな絵画です。
横たわる聖母マリアの周りを、悲しみに暮れながら祈りを捧げる使徒たちが取り囲んでいます。その上空には、衣服の柔らかなひだまで美しく描写された二人の天使が舞い降り、天国へと導く光を投げかけており、静かで深い悲しみと神聖なドラマです。 -
教区司祭の厳かな記念碑
堂内の大理石の壁にはめ込まれた、ブロンズと彫刻が見事な調和を見せる重厚な記念碑です。
上部には、何世紀にもわたってこの教会を支え、守り抜いてきた高名な教区司祭(キュレ)のレリーフが施され、両脇からは美しい二人の天使の彫像がその魂を優しく守るように寄り添っています。びっしりと並ぶ風格ある銘文からは、教会に生涯を捧げた先人たちへの深い感謝の念が伝わります。 -
エミール・バン作「聖母被昇天」の聖画
先ほどの「聖母の死」と並ぶ、同じくエミール・バン作の「聖母被昇天(アサンプション)」の鮮やかな絵画です。
使徒たちが驚きと畏敬の念を持って見上げるなか、美しい青いマントをなびかせた聖母マリアが、天使たちに抱かれながら天へと昇っていく奇跡の瞬間が描かれています。大地に残された純白の百合の花の白さと、天空に広がる輝かしい黄金の光が、奇跡の歓喜をドラマチックに伝えています。 -
まばゆい黄金に彩られた聖母礼拝堂の主祭壇
教会の最奥に佇む「レ・ヴィエルジュ礼拝堂(聖母礼拝堂)」の主祭壇を正面から見上げました。
18世紀の建築家シャルル・ド・ワリーが設計したこの空間は、まばゆいばかりの黄金の装飾に埋め尽くされています。
大理石の大列柱が支える豪華絢爛な天蓋の奥からは、神聖な光がまるで後光のように差し込み、つるされた幾つもの赤いランプが厳かな祈りの空間を優雅に照らし出していました。 -
天上界の奇跡を描いたドーム天井
祭壇の上部には、黄金の装飾に縁取られた壮大なドーム天井が広がっていました。丸いドーム一面に描かれているのは、画家ジャン=バティスト・ピエールが手がけた見事な天井画。 -
ジャン=バティスト・ピエール作「聖母被昇天」の天井画
描かれているのは、聖母マリアが天使たちに導かれて天へと昇っていく「聖母被昇天」の劇的な瞬間です。
湧き立つような雲の切れ間からまばゆい聖なる光が放たれ、その奇跡の光景を畏敬の念を持って見上げる使徒や聖人たちが、滑らかな色彩で克明に描写されており、しばらく上を見上げたまま時を忘れてしまいました。 -
聖母礼拝堂を彩る聖画とステンドグラス(右側)
祭壇の右側に広がる円形の壁面です。壁にはキリストの生涯にまつわる荘厳な絵画が掲げられ、その横のアーチ窓からは繊細なモザイク模様のステンドグラスを通して美しい外光が差し込んでいます。大理石の白い壁に配置されたゴールドのレリーフや、凛と佇む白い聖人像が奥行きを生み出しています。 -
歴史を内包する身廊と静かに並ぶ椅子
中央の広い身廊を見渡してみました。高い天井を支えるドリア式の巨大な角柱がずらりと並び、その奥には何百人もの参拝者を迎え入れてきた木製の椅子が整然と並んでいます。 -
聖母礼拝堂を彩る聖画とステンドグラス(左側)
礼拝堂の左側です。流れるようなドーム天井のカーブに沿って、こちらも美しい円窓や縦長の窓から優しく神秘的なパステル調の光が注いでいます。つるされた赤いランプが静かに揺れるなか、壁に飾られたドラマチックな聖画がその陰影を深く沈み込ませています。 -
聖母マリアの祈りの空間
椅子のならぶ参拝席越しに主祭壇を眺めてみました。高い天蓋から差し込む光の神々しさと、その前に集う人々の静かな祈りの時間が混ざり合っています。 -
巨匠ピガール作「聖母子像」の神秘的な輝き
天蓋の中央で圧倒的な存在感を放つ、ジャン=バティスト・ピガールが手がけた純白の大理石による「聖母子像」の拡大です。
雲の上に立ち、足元で邪悪の象徴である蛇を踏みつけながら、幼いイエスを抱きかかえる聖母マリアの姿が神々しく彫り込まれています。
背後から差し込む計算し尽くされた光の演出によって、大理石の衣服のひだがまるで本物の布のように美しくきらめいています。 -
黄金の装飾が織りなす天上界の立体美
最後にもう一度、美しい弧を描く右側の壁面とドーム天井の繋がりを見上げました。
随所に施された細やかな彫刻、格調高いゴールドの縁取り、そしてドームを支える梁の造形。これらすべての建築美が、中央の白い聖人像やステンドグラスの光と完璧に計算されて配置されていることに、当時の職人や芸術家たちのあくなき情熱とヨーロッパ建築の底知れない深さを改めて教えられた気がします。 -
聖アンナ礼拝堂の静謐な佇まい
窓の真下には、幼い聖母マリアに教えを説く母「聖アンナ」の白い大理石像が優しく佇んでいます。
細やかな格子状のガラスのちょうど中央に、鮮やかな色彩のステンドグラスがぽつりと浮かび上がっており、手前の陰影と相まって、神聖な空気に満ちていました。 -
聖アンナと幼いマリアのステンドグラス(拡大)
青いマントをまとって腰掛け、広げた書物を指差す聖アンナと、その教えを真剣な表情で見つめる幼いマリアの姿です。
ゴールドの美しい縁取りや、当時のガラス職人が1枚ずつ丁寧に組み上げた繊細なモザイク模様の美しさに、中世からの深い信仰のぬくもりを感じます。 -
ルイ・ブーランジェ作のドラマチックな天井壁画(左側):
礼拝堂を支える高いアーチ壁一面に描かれた、あまりにもドラマチックな巨大壁画です。
これは19世紀ロマン主義の画家ルイ・ブーランジェによる、聖人の生涯の一幕でしょうか。雲の上から舞い降りる天使たちのダイナミックな動きと、地上で祈りを捧げる人々の切実な表情。 -
ルイ・ブーランジェ作の歴史を物語る天井壁画(右側)
先ほどの絵の向かい側に描かれた、同じくルイ・ブーランジェの手による巨大な壁画です。
石造りの堂々たる神殿の階段を上っていく聖人の姿が、奥行きのあるクラシカルなタッチで表現されています。下部で見守る群衆の服装や、背景に描かれた古き良き街並みのディテールが素晴らしい。 -
4人の聖人と王家の紋章が輝く天井
天井を見上げると、ゴールドの縁取りがまばゆい、この上なく華麗な意匠が広がっていました。
中央の円形レリーフに美しく彫り込まれているのは、百合の紋章(フルール・ド・リス)をあしらった気品ある王家の盾。
それを囲むように4つの青い角丸の枠が配置され、それぞれ天を仰ぐ高貴な聖人たちの姿が豊かなフレスコ画で描かれています。 -
聖女ジヌヴィエーヴ礼拝堂のステンドグラスと彫像
パリの守護聖女を祀る「聖ジヌヴィエーヴ礼拝堂」です。大きなアーチ窓の奥からは、白を基調とした落ち着いたモザイク模様を通して、柔らかな外光が静かに差し込んでいます。その窓の下にひっそりと佇む彫像のシルエットと、中央にぽつりと輝くステンドグラス。 -
聖女ジヌヴィエーヴのステンドグラス(拡大)
右手に勝利を象徴するパーム(椰子)の葉を、左手に大きな剣を手にした高貴な聖女の姿。足元には邪悪な者を踏みつけるドラマチックな描写があり、格子状に組まれたガラス越しに伝わってきます。 -
アルベール・ティンバル作の荘厳な宗教行列の壁画
壁一面を埋め尽くすように描かれた、圧巻の巨大壁画です。これは19世紀フランスの画家アルベール・ティンバル(Albert Timbal)が1864年に手がけたもの。
黄金の聖遺物箱を担ぎ、紫や白の典礼服をまとった聖職者や聖歌隊が厳かに行列をなして歩く姿が、とても克明に描写されています。 -
アルベール・ティンバル作の奇跡を伝える壁画
先ほどの行列の絵と向かい合う、同じくアルベール・ティンバルの手による巨大な壁画です。
青いマントを羽織り、凛とした姿で階段の上に立つ聖女が、集まった大勢の病人や貧しい人々に奇跡の手を差し伸べているような場面が描かれています。 -
天使たちが守る華麗な天井ドーム
まるで万華鏡のように美しい幾何学模様が円を描く天井ドームです。赤とゴールドを基調とした細やかな格子の意匠が中央の美しい薔薇のレリーフへと集まり、その四隅を「S」のモノグラムが気品高く飾っています。
ドームを支えるアーチの根元には、大きな黒い翼を広げた4人の天使の姿があり、それぞれが神聖な文字の書かれたリボンを掲げて天井を守っています。 -
聖マルタン礼拝堂の静謐な佇まい
手前の重厚な木製の壁には、光を放つキリストの聖画や美しい花が飾られ、厳かな祈りの空間を演出しています。
格子状の大きな窓からは、白を基調とした繊細なモザイク模様を通して柔らかな外光が静かに差し込んでおり、堂内を優しく包み込んでいました。 -
庭師の守護聖人・聖フィアクルのステンドグラス(拡大)
描かれていたのは、1692年に作られたという歴史ある「聖フィアクル」のステンドグラスです。
アイルランドの王子でありながら王位を捨てて修道士となり、のちに「庭師や野菜を育てる人々の守護聖人」として慕われるようになった人物。
足元には放棄した富の象徴である「王冠」が転がり、右手には大地を耕すためのシャベルを携えています。
背景に広がるのどかな教会の景色や、衣服の滑らかな質感の描写に、中世の職人たちのあくなき情熱と深い信仰の歴史を感じます。
見どころが尽きないこの素晴らしい教会です.
次回が最後となります。
ここまで見てくださりありがとうございました。
つづく
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
オランダ,チェコ,フランス,ドバイ周遊34日の旅-13
-
360。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-99 サン=シュルピス教会-2 ☆.。.:*
2025/05/04~
パリ
-
361。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-100 サン=シュルピス教会-3(最終) ☆...
2025/05/04~
パリ
-
362。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-101 パンテオン-1 ☆.。.:*
2025/05/04~
パリ
-
363。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-102 パンテオン-2 ☆.。.:*
2025/05/04~
パリ
-
364。*:.。オランダ,チェコ,フランス35日間の旅 ☆パリ-103 パンテオン-3(最終) ☆.。.:*
2025/05/04~
パリ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ オランダ,チェコ,フランス,ドバイ周遊34日の旅-13
0
31